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本日は『高橋優★卒業LIVE』スペシャル!! 今夜の生放送教室は、2012年3月3日(土)に福島県立原町高校で行なわれた SCHOOL OF LOCK!×高橋優 もうひとつの卒業式 〜福島県 南相馬〜 ★SOL×高橋優 もうひとつの卒業式〜福島県 南相馬〜 このの模様をお届けしていく。 "もうひとつの卒業式" は、震災で全国各地へ離ればなれなってしまった生徒たちが、地元・福島に帰って行なった卒業式のこと。 SCHOOL OF LOCK!と高橋優先生は、その式に参加させてもらって、いっしょに卒業生を祝わせてもらった。 今夜は原町高校の卒業生たちの声、卒業式の様子、高橋優先生が卒業生に囲まれながら演奏した『卒業LIVE』の模様をオンエアしていく! みんなも今夜のオンエアを聴いた感想を学校掲示板に書き込んでほしい。 そしてそして、原高の生徒のみんなからの書き込みも待ってるぞー!! |
3月3日(土)。 福島県・南相馬市にある、原町第三小学校の体育館にいました。 前日から福島には大雪が降って、浜通り地方と呼ばれる福島の海側エリアにも、何年かに一度と言われるぐらいの雪が積もりました。 この日、校庭に真っ白な雪が積もった体育館に集まったのは、今年の春、福島県立原町高校を卒業した生徒たち。 原町は、海水浴場もすぐ近くにある、海沿いの町。 1年前の3月11日、地震と津波の被害を受けた家も沢山あります。 原町高校も、授業が再開したのは去年の10月からでした。 原高に引き続き通った生徒、近くの相馬高校で授業を受けた生徒、全国の色んな所に引っ越していった生徒…。 原高での最後の一年間を、離れ離れで過ごしたまま、卒業の時を迎えました。 そして、SCHOOL OF LOCK! と高橋優先生は、離れ離れになった彼らが1年ぶりに集まる『もうひとつの卒業式』を手伝うために、福島に行ってきました。 |
今回の『もうひとつの卒業式』は、ハッキリ言って、予算0円でした。。。もちろんそれでもやるつもりだったんだけど…そんな時に、何も言わずに力を貸してくれたお釈迦様のような方々が!! ★今年のバレンタイン、スイーツ部の『ハートフルバレンタイン2012』でコラボしてくれた…不二家さん!!!! ★『9mmとコピバンライオット』では、会場を貸してくれた上にイベントの手伝いもしてくれた…日本工学院さん!!!! ★『お絵描きSTUDY』でコラボして、オリジナルのシャーペン Dr.Grip(ドクターグリップ)を作ってくれた…パイロット・コーポレーションさん!!!! ★去年の閃光ライオットでは、野音のRIOT PARKでSCHOOL OF LOCK! のサテライトスタジオを作って盛り上げてくれた…東放学園さん!!!! 皆さんのおかげで、体育館の飾りつけや卒業証書などを作ることができました!! 本当にありがとうございます!!!! |
SCHOOL OF LOCK!×高橋優 もうひとつの卒業式 〜福島県 南相馬〜 ★SOL×高橋優 もうひとつの卒業式〜福島県 南相馬〜 これが行われることになったキッカケは、色々ありますが… 遡れば1年前。 SCHOOL OF LOCK! と高橋優先生は、渋谷のWWWというLIVEハウスで『卒業生限定LIVE』を開催することになっていました。 あれが…2011年3月16日。 震災があって、みんなの安全を確保できないので、残念ながら中止になりました。 その日、優先生は生放送教室に来て、生徒のみんなのために思いっきり歌ってくれました。 |
そして、これは記憶に新しいと思うけど、SCHOOL OF LOCK! の学校掲示板に書き込まれた、生徒のみんなの『ほんとのきもち』を受けて、生徒のみんなのための歌を、優先生が作ってくれました。 それが、今年の1月にリリースされた、優先生のシングル。 『 卒業 』 去年の12月。 優先生は、完成した『卒業』を生放送教室に届けに来てくれたんだけど…その時に、こんなことを言っていました。 〜2011年12月8日の生放送授業より〜 とーやま校長「また卒業LIVEやりたいなぁ…って思ったりしますか?」 優先生「それは思います。卒業式ができなかった学校もあったので、そういう方々に、区切りというか いい節目というか、何かやれるならやりたかったなっていう想いは強いですね」 とーやま校長「行けるなら行きたいですよね」 やしろ教頭「ね! 行きましょうよ」 MY GENERATIONのように募集するわけでもなく、やりたいなっていう気持ちを言っただけだったけど、この話を受けて、「私たちは今、こんな感じで過ごしている」と教えてくれたのが、原町高校の3年生でした。 そして、色んな点と点が結ばれて、福島に向かいました。 |
今回の『もうひとつの卒業式』は、俺たちや高橋優先生が主催したものではありません。 「震災で離れ離れになってしまった友達と、最後は一緒に卒業式をしたい」 と言ってくれた、原町高校の卒業生たちが主催したものです。 |
メールでみんなに連絡を取ってくれたり、早朝から体育館の飾りつけをしたりしてくれたのは、実行委員の3年生18人でした。 そして、3月3日(土)の正午。 原町第三小学校の体育館に、卒業生たちが集まり始めました。 |
とーやま校長「何の因果か、1年間会えなくなってしまったけど…みんな、友達の姿を見つけた瞬間に、体育館の入口に走って迎えに行ってたね。挨拶もできずに別れちゃった友達もいっぱいいるだろうな…」 この日、原町高校の体育館は、高校入試の準備期間に入っていたため、卒業生たちの自主的な行事のために使うことができず、歩いて10分ほど離れた "原町第三小学校" の体育館を借りて開催。 この日集まった生徒の数は、元2年生 237人中、117人。 |
やしろ教頭「半分しか集まれなかったか…という気持ちもありますけど、よく半分集まりましたよね」 色んな事情で、来たくても来れない生徒もいる中、開催された『原町高校 もうひとつの卒業式』です。 |
〜もうひとつの卒業証書授与式〜 やしろ教頭「来れなかった120人も、聴いてほしいってワガママは言わないけど、今日この授業を聴いてたらいいなってすごく思います。来れなかった120人の分の想いも一緒に届けましたしね」 とーやま校長「うん。もちろんみんな、それぞれが3年生として過ごした高校で、すでに卒業証書をもらってるんだけど、俺たちが渡したのは、『もうひとつの卒業証書』」 |
あなたは、大切な仲間たちと離れて、 高校生活最後の一年間を過ごしました。 しかし、あなたは、どんな時も、 汗と涙と思い出がたくさん刻まれた 原町高校の生徒であり、 一生消えることのない仲間の絆とともに、 未来への一歩を踏み出したことを証します。 2012年3月3日 SCHOOL OF LOCK! 高橋優 とーやま校長「3月3日、この場所にいた生徒も来られなかった生徒もいるけど、紛れもなく、みんな原高の生徒です」 |
やしろ教頭「遭わなくていいことに遭ってしまったから…ちょっとでも多く得してほしいと思っていて。だから、 "母校が2つある!って、胸張って言える" って書いてくれてるのが、すごく嬉しい」 とーやま校長「3月11日のことは忘れられないし、当然いい思い出じゃない。だけど、3月11日を始まりの日にするって言ってくれた生徒もいるし…あの日はあの日だけど、今年の3月11日とか来年の3月11日とかは、もっと色んなことで沢山埋めていくことができる。それをみんなと一緒にできたらいいなって思います」 やしろ教頭「無理な話かもしれないし、何を言ってるんだって思われるかもしれないけど、東北の人たちには、忘れられるんだったら忘れてほしいというのが本心。それで、周りの人が忘れないようにしていきたい」 とーやま校長「俺もこうやって喋らせてもらってるから、宮城とか福島で見たことはできるだけ喋っていこうと思う」 やしろ教頭「こうやって喋られる立場だから、沢山のことを見ていきたいですね」 |
そして…1年ぶりに再会した原高の卒業生の前で、アコギ1本でスペシャルLIVEをしてくれた、高橋優先生! ステージの上でじゃなくて、みんなと近いところで歌いたい!…と言って、下まで降りて、みんなは座って優先生を囲みました。 |
♪ 想いよ、届け (Live@もうひとつの卒業式) / 高橋優 |
途中、サプライズで『想いよ、届け』のコーナーもありました…!! さらに式は進んで、卒業生代表 桑折奈々恵ちゃんによる、『もうひとつの、卒業のことば』 |
「私は原町高校に入学して本当に良かったと思っています。みんなと出会えて良かったと思っています。一生、原高生です。」 そう、涙ながらに届けてくれました。 卒業式の最後は、とーやま校長の黒板。 原町高校のみんな、そして来ることができなかった原町高校の卒業生へ、とーやま校長が届けたい想い。 |
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まずは卒業おめでとう。 4月から福島県の学校に行ったり働くヤツもいるだろうし、 他の県の学校行くヤツもいるだろう。 生きていれば楽しいことだけじゃない。 そんなことはみんなも分かってると思うし、 辛いこともしんどいこともある。 …でもそんな時は、 今周りに座っている友達のことを思い出してほしい。 一人じゃないんだよ。絶対に一人じゃない。 横にも前にも後ろにも仲間がいる。 これから辛かった時は、 今日、3月3日のことを思い出してほしい。 去年の3月11日から、1年が経とうとしていて、 今日こうして原高の卒業式に参加することができた。 みんなは、これから色んなことに挑戦していくはず。 その時は、目がくらむくらいに光っていてほしい。 輝いていてほしい。 君たちが輝くことは、福島が輝くことです。 福島が輝くことは日本が輝くことです。 そして、日本が輝くなら世界も輝く。 未来は、君たちのこれからにかかっている。 だから、君たちの未来をこれからもずっとずっと応援し続けます。 原高生のみんな! 改めて…卒業おめでとう!! |
原町高校の校門をくぐると、大きなキンモクセイの木が、1本生えています。 毎年卒業生は、この木の下で卒業アルバムの集合写真を撮ります。 今年、原町高校は、この木の下で集合写真を撮ることができませんでした。 『もうひとつの卒業式』終了後、歩いて原高に向かい、特別に許可をもらって、キンモクセイの下で写真を撮りました。 |
卒業おめでとう!! |
22:06 福笑い(Live@もうひとつの卒業式) /高橋優 22:41 卒業(Live@もうひとつの卒業式) / 高橋優 22:52 友へ / 高橋優 23:12 時の針 / Perfume 23:27 想いよ、届け(Live@もうひとつの卒業式) / 高橋優 23:39 少年であれ(Live@もうひとつの卒業式) / 高橋優 23:49 卒業 / 高橋優 23:52 この声 / 高橋優 |
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