9月12日  本物の講師シリーズー日産自動車
 ゼロ・エミッション『未来の車』

今夜は "本物の講師シリーズ" の授業!
未来の車を研究する日産自動車から、
澤田先生を迎えて『未来の車』
の授業をお届けするぞ!!


未来の車は空を飛ぶ事が出来るのか?
自動運転出来る車は?
枯渇すると言われている石油(ガソリン)に変わるエネルギーとは?
環境に優しい車のあり方とは?
国連が提唱している「ゼロ・エミッション(排出物ゼロ)」とは?
…などなど、未来の車の姿・今の車の姿について勉強していきます!

生徒の君からも "未来の車" に関する質問メッセージを募集中!!

SCHOOL OF LOCK!
解散…してしまいました!!!!!
毛皮のマリーズ先生!

とーやま校長「先週、本当に電撃的な発表で…、志磨先生の声明を聴かれた方も多いと思います、、、ビックリしたよね」

やしろ教頭「ビックリですよ。。」

とーやま校長「DVDを改めて見たけど、ここで終わってしまうのかという気持ちでいっぱいです」

やしろ教頭「今回のアルバムも良かったしなぁ…。でも色んな歌がそういう風に聴こえてしまったり…」

とーやま校長「…今年は解散が多いよね」

やしろ教頭「うん」

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「教頭はマンボウが好きっていう話がチラホラ聞こえてきてるけど…」

やしろ教頭「なれるならなりたいね(笑) でもいきなりマンボウにはなれませんし…、時期が来たら意識し始めようかな(笑笑笑)」

とーやま校長「マンボウだってことを!?」

やしろ教頭「教頭のマンボウになるかもしれないしぃ、結局人間なんて全部海産物だと思ってますから。いつしか海に帰ろうと思ってますよ。生徒のみんなも、色々とありがとうね。本当にありがとう!」

♪ ビューティフル / 毛皮のマリーズ

とーやま校長「自分の好きなものが、結構無くなったりしてますが…。その人達がその先に美しいものを見ているのであれば、応援するしかないと思っています」

やしろ教頭「僕も、死ぬまで生きることだけだと、思います」

SCHOOL OF LOCK!
さて! 今夜のSCHOOL OF LOCK!は、久々の『本物の講師シリーズ』の授業!!

これは、その道の専門家を呼んで授業をお届けするスタイルのこと! 今までは "英語の先生" "海洋学の先生" …などによる授業がありました。

そして今回は…『未来の車』の授業をお届け!!

たぶん生徒たちのほとんどは、まだ車の免許を持っていない年齢だと思うけど、18歳を超えたら車の免許を取る生徒も多いはず!

とーやま校長「当たり前に存在しすぎてて意識してないかもしれないけど、 "車のない世界" ってもうあり得ないよね!」

人を運ぶ、モノを運ぶ、物流は日本の血液!!
どんなにネット社会になっても、人と実物のモノだけは運べません。
馬や車など、移動手段は昔から欠かせないモノなんです!

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「でも、今の車の燃料であるガソリン、つまり石油はいつか必ず尽きると言われてるし…温暖化とか地球環境の事、二酸化炭素をずっと放出し続けるのはどうなんだ?って意見もあると思う。だからと言って、大昔の不便な生活に突然戻れるかというと、それは決して進化ではない!環境に優しく、そしてより快適な暮らしに進化していくのが "科学" の役目だったりするしね」

というわけで!今回は、生活の中でも身近な『車』を題材に、これからの事を考えていきます!

そして、日産自動車から本物の講師として "澤田先生" を迎えて、色々なお話を聞いていくぞ!!

きっと知らないことが沢山あるはず!
生徒の君からも『未来の車』に関する質問メッセージを募集しています!!

SCHOOL OF LOCK!
みんなー! 本物の講師、来てるぞーーー!

澤田先生「日産自動車 ゼロ・エミッション事業本部の、澤田理代と言います」

とーやま校長 & やしろ教頭「よろしくお願いしまーーーーす!」

うわあああ〜!
美人な先生が生放送教室に来てくださったーーー!
生徒のみんな! 車の先生って事で、男の先生が来ると思ってたでしょ(笑)

やしろ教頭「私もです(笑)」

とーやま校長「俺も50代の銀ブチメガネの男の方が来ると思ってたら…女性だったとは!」

澤田先生は、作られた車を、どうしたら買ってもらえるか、使ってもらえるかを考える仕事をしております!

やしろ教頭「なんですかね、車のマネージャーさんみたいなこと?」

澤田先生「そうですね(笑) そうかもしれないです」

SCHOOL OF LOCK!
早速「未来の車」の話を聞いていきたいと思います!

とーやま校長「今現在も、車は進歩を続けていますよね? 10年前と今で大きく変わった事は?」

澤田先生「環境に優しい車が増えたことかなと思います。石油に頼らない、CO2(二酸化炭素)の排出を少なくする車が出てきたのが、ここ10年の傾向ですね」

やしろ教頭「僕らが子供の頃は、全く聞かなかった話ですねぇ」

澤田先生「そうですね。日産も昨年12月に "電気自動車" を発売しまして、エコカーの促進を目指しています」

とーやま校長「電気自動車って、『EV』ってやつですよね?」

澤田先生「そうです!100パーセント電気で走る車、 "究極のエコカー" と呼ばれています。 "ハイブリット車" は、ガソリンと電気の2つで動いている車です」

やしろ教頭「ほぉぉおお!」

"ハイブリット車" と "電気自動車" の違いとは…
ハイブリット車はガソリンが主となって動くので、ガソリンスタンドで給油をしなければいけないが…電気自動車(EV)は、お家で充電して走らせることが出来る車なのだ!!

とーやま校長「お家で充電する時は、どんな機械を使うんですか?」

澤田先生「電気自動車用の新しいコンセントをつけてもらうことで充電することが出来ます」

とーやま校長「おお! そのEVはもうすでに走っているんですか!?」

澤田先生「走ってますよー! もう、お願いしますよ〜(笑)」

とーやま校長「え゛ッ(恥)!!」

昨年12月に、日産から発売された "LEAF" (電気自動車)は、日本では5000台以上。
アメリカやヨーロッパの一部も合わせると、13000台以上が世界で走っているとのこと!

澤田先生「エンジン音が無いので、近くに行ってもとても静かなんですよ」

とーやま校長「そうなんだ…!」

SCHOOL OF LOCK!
現在、他のメーカーさんでもEVの開発は進んでいるそうで…

やしろ教頭「 "CO2をいかに減らしていくか" ということですか?」

澤田先生「そうですね。ご存知だと思うのですが、地球は今すごく大きな問題を抱えていて、車の燃料は石油ですが、このまま使い続けると無くなってしまう可能性がある、限りある資源なんですね。今のスピードで使っていくと、残り50年しかもたないという話もあります」

採掘出来る場所も限られているし、安定していない資源。
さらに排出される二酸化炭素が温暖化を導いてしまう…。
自動車メーカーとしては、この問題に真剣に取り組まなければ!ということで、他社も含めてEVの導入を進めているとのこと。

とーやま校長「このEVが普及していくことで、世の中はどう変わりますか?」

澤田先生「色々な変わり方をするけど、石油からの脱却というようになっていくし、もっと皆が温暖化に気を配るようになったり、環境問題に真剣に取り組むようになると思うんです」

とーやま校長「ガソリンスタンドも、 "電気スタンド" みたいになったり…?」

澤田先生「目指してます! EVは、普段生活する分には十分に使えるけど、遠出をする時、色んな所に充電出来る場所があると便利ですよね」

もちろん、現在も充電出来る場所を増やす活動をしていて、コンビニやスーパー、カフェテリアなどに作ろうとしているそうです!

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「澤田先生は、 "ゼロ・エミッション事業本部" と言っていましたが…、ゼロ・エミッションってどういう意味ですか?」

澤田先生「 "エミッション" が "排出" という意味なんですね。で、 "ゼロ" がついて… "排出ゼロ" という意味です。排出ゼロの自動車の開発と販売をしています。それ以外にもEVの充電ポイントの担当もしています」

とーやま校長「充電ポイントが普及している街はありますか?」

澤田先生「例えば…神奈川県は充電ポイントが沢山ありますね。あとは沖縄県。本島に浮かぶ島の中で220台のEVレンタカーが走っています。沖縄は環境に優しい島作りを目指しているので」

やしろ教頭「車だけで済む話じゃないですよね。色んなことが変わるよね!」

澤田先生「そうですね。EVにはバッテリーを積んでいるんですけど、使った後のバッテリーを蓄電池として使ったり、車だけではなく、EVがどうやったら世の中に普及するか、その後どうやって使っていくかに、色んな国や地方自治体、大学などと手を組んで進めています」

車は色んなところに移動できるもの。
環境問題に取り組みながら、移動する喜びを次の世代に伝えていきたい!
そう思ってEVの普及に取り組んでいる、と澤田先生。

やしろ教頭「何の進化もなかったら、もしかしたら "車禁止" ってことになるかもしれないもんね」

澤田先生「そうですよね。今一生懸命始めることが、すごく重要になっているんです」

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「電気を作る方法は、実は色んな方法がありますよね。太陽光とか…火力とか…」

澤田先生「電気は "2次エネルギー" といって、作る元にすごく選択肢があるんです。石油は輸入が重要になるけど、電気は太陽、大地、風だったり、色んなものから作り出すことが出来るので、すごく良いんです」

とーやま校長「EVによって、車以外の生活も変わるし、考え方も変わるよね」

澤田先生「そうですね。太陽光発電があると、太陽の出方が気になったりだとか…」

やしろ教頭「うんうん」

しかしながら、電気というものは留めておくことが出来ないもの。
そこで活躍するのが "蓄電池" だと、澤田先生。

澤田先生「日産LEAFには、普通の家庭が使う2日分の電気(24kw)を積めるんですけど、EVに溜めておいて、それを後で使うことも考えられているんですね。近い将来、それが出来るようになるんです」

とーやま校長「EVが普及すると、建物や道路も変わりますよね?」

澤田先生「変わりますね。変えたいです!EVは排出ガスが無いので、ビルの中にどんどん入っていけるんです。今、日本のビルは狭かったりするけど、EV用に広くなっていくと、マンションの5階まで進んでいけるようになったり…。高齢化社会なんかにはすごく便利になりますよね。車が入っていける前提で街や建物の構造を考え直していく、良い機会になります」

救急車がオペ室まで直行出来たり、リビングに車を入れることも可能に…!

やしろ教頭「外国人の生活と一緒ですねぇ」

澤田先生「そんな感じですね(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「ところで、さっきから気になってるんですけど…澤田先生の横にさっきからいる、巨大なコンセントみたいなのは、、、何ですか?」

澤田先生「あっ、これですか?これは…新しく日産ゼロ・エミッションのキャラクターに就任した、 "PLUG(プラグ)君" です!」

PLUG君「@▼※□" $#▲!」

!? 喋  っ  た ! ! ! ! !

とーやま校長「おーい! PLUGくーーん!」

PLUG君「◎\:# "&■)" ◎△!」

とーやま校長「ん? "みんなPLUG君をよろしくね!" って言ってるな、これは」

やしろ教頭「ウソでしょ(笑) 通訳出来ちゃう系!?」

PLUG君「☆〜%◎◎◎△〜〜↑↑!」

とーやま校長「よーしよし! そうか〜! SCHOOL OF LOCK! に来れて嬉しいかぁ〜!」

やしろ教頭「懐かれてるよ…(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
この後も、澤田先生と一緒に「未来の車」について勉強していくぞ! みんなも、純粋に思ってること、何でも質問してきてくれ!

SCHOOL OF LOCK!
大量に届いている質問の中から、いくつか澤田先生に答えてもらいましたぞ!


おはよう
本当に未来の車は空を飛ぶのでしょうか?

りいぷー
女/15/神奈川県
2011/09/12 11:02


澤田先生「なかなか難しい質問が来ましたねぇ…」

とーやま校長「どうでしょうか…?」

澤田先生「今そういう車はないと思いますけど、地上のどこかでは研究が行われていると思います。でも、今は地上で交通ルールがありますけど、飛ぶようになったときにどういうルールを作るか。信号を空に作るのか? 誰が取り締まるのか?…ということにもなりますよね」

やしろ教頭「空だと道がないわけですしね」

澤田先生「特別な免許が必要になるかもしれないですね」


未来の自動車
ある小説で、『行き先を言うだけで、あとは自動運転してくれるから乗ってるだけでOK。人の手で動かさないから事故も皆無になる。』ってありました。そんな車って実際作れるんですか?

びびっち@
女/17/新潟県
2011/09/12 16:50


澤田先生「はい! 作れます」

とーやま校長 & やしろ教頭「おっ!」

やしろ教頭「断言!!」

澤田先生「実際に開発をしている会社もあります。人工知能を積んで、魔法のように周囲の状況を理解して、完全に安全な運転が可能になるのでは…?と言われています」

やしろ教頭「ナビでも車間距離を測れたりできるので、その延長線上なんですかね?」

澤田先生「そうですね。前の車との車間距離が近過ぎたり車線から出たら口証を鳴らす、というのは自動運転の手前ですね。それが進むと、事故が無くなるかもしれないですね!」

とーやま校長「そういう研究をどこかでしているんですか?」

澤田先生「しています。それが何年後に実現するか? よりも "こんな車があったら…" という研究をしている部署はあります」

SCHOOL OF LOCK!
イエローハット 大分県 13歳 男
未来の車で「水だけで走る車ができる」っていうのを聞きました!!しかも、もうできてるって本当ですか???


澤田先生「なるほど…」

やしろ教頭「イカダじゃん(笑) どういうことですか?」

澤田先生「もしかすると若干違うかもしれないですけど… "燃料電池自動車" はもう出来ています。タンクに入っている水素と空気中の酸素で電気を作ってモーターを動かすんですが、その排出物が "水" なんですね。排出物は水だけなので、環境にすごく優しい車なんです」


電気自動車
今のところだとまず、電気を作るのに二酸化炭素が出てしまうのでは?

トンビ
男/17/新潟県
2011/09/12 23:06


澤田先生「正しいご指摘です。どのエネルギーを作るときも二酸化炭素は出てしまいます。でもそれを徐々に、太陽だったり植物だったり自然のものにシフトしていくと、限りなくゼロに近づけることができます。みんなが急に生活を変えることはできませんが、徐々にゼロにしていくのが大事ですね」

とーやま校長「国単位で変えていかなきゃいけないってことですね。一人ひとりが大事にしていけばできるってことですからね!」

澤田先生「できる! できると信じています」

SCHOOL OF LOCK!


すごい
自分が想像していた未来の車の世界よりもすごい世界が研究されてるんですね。車の進化で私達の世界もかなり変わっていくんでしょうね。話し聞いてて面白い。
ミキミッキー君
男/19/埼玉県
2011/09/12 23:42


とーやま校長「確かに、僕らが考え方を一緒にすることによって、夢のような話が実現する可能性もあるということですよね?」

澤田先生「ありますね! 例えば、木のようなソーラーパネルが地下に繋がっていて、その上にEV専用レーンがあると、今開発中なんですが "非接触充電" と言って、コンセントを刺さなくても接触するだけで充電できる…。つまり、充電をしながら走れます!」

その他にも、普段の電気使用量を管理したり、今晩はどれだけ電気を蓄えておけばいいのか?どれだけ使っていいのか? など、家と車のIT技術を繋げて、電気をより有効に使えるようにできるとのこと。

そのために、住宅メーカーとも手を組んだりして、環境に優しくて新しい街づくりを目指しているんだって!

今は夢のようなことでも、まだまだ可能性は沢山あるんだね!!

SCHOOL OF LOCK!
聞きたいことは尽きないけれど、そろそろ黒板の時間です…。今日はもちろん、澤田先生に書いてもらいます!

本日のまとめ by 澤田先生
SCHOOL OF LOCK!
私がすごく大事にしている言葉です。
"明日世界が終わっても、今日私は林檎の木を植える" という、有名な言葉があるんです。

明日世界は終わらないけど、今、私達が目の前にある問題は、
厳しい状況にあります。
だからと言って、そのまま待っているわけにはいかなくて、
私達はやらなきゃいけない。
私達にとっての林檎の木は、「EV」なんです。

自動車会社で、これからも移動する喜びを提供していきたい。
「EV」を出し、社会を変えていきたい。

1個1個の小さい取り組みですが、林檎の木を大事にして、
このラジオを聴いているみんなにとって、
地球全体にとって、
充実した環境社会を作っていければいいな、と思っています。

SCHOOL OF LOCK!
やしろ教頭「エネルギー問題は大事じゃないですか。ガソリンや原子力を…、自然エネルギーに移行していくべきだと思うし、変わっていけばいいですよね」

澤田先生「はい!」

とーやま校長「PLUG君もありがとね!」

PLUG君「☆〜%◎0◎△〜■*♪」

とーやま校長「そうか、楽しかったか! よーしよし!」

やしろ教頭「…(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
澤田先生! 未来の車の話、ありがとうございました!!
ゼロ・エミッション!!!!!


本日のFAX
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RN めぐ 北海道

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RN ゆかっちょ

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RN ラジオネーム教えてね♪

on air list
22:06 ビューティフル / 毛皮のマリーズ
22:24 休日ヨーグルト / 寸止海峡
22:49 Parachute / トクマルシューゴ
23:03 オワリはじまり / かりゆし58
23:12 スターライトパレード / SEKAI NO OWARI
23:41 Radio Earth / avengers in sci-fi
23:51 幸せはタイヤを穿いてやってくる / 槇原敬之


本物の講師シリーズの楽しさったら!!

校長のとーやま
校長

教頭
未来の話たまらん!!

教頭のやしろ

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