4月27日 「傷つくことが怖い」

新しい生活が始まってほぼ1ヵ月経とうとしているけど・・・

これを聞いてる生徒みんなが、新生活を満喫してればそれでいいんだけど、学校掲示板を見てると、なかなかそうもいかないみたい。

「学校が好きじゃない」
「学校休んじゃいました」
「学校を辞めようと思ってる」

これから2時間の授業で電話できるヤツは、1人か2人。
どうしたらいいのか自分でもわからないヤツがいたら・・・校長&教頭と話そう!

他の生徒のみんな!
学校掲示板を見て「こいつ元気ないな!」とか「この子大丈夫かな?」って思って、何か声かけたくなったら、書き込みにレスをしてあげて。学校掲示板はみんなの教室!
「おはよう」っつって、挨拶するぐらいでもいいんだから、ヨロシク!!

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今、SCHOOL OF LOCK! に関わりの深いアーティストのライブが続々と行われております・・・ッ!! 全国ツアー中のRADWIMPS先生、チャットモンチー先生・・・そして!!

日本武道館でこの週末、我が校の開校当初から屋上の團長として登校していて、現在無期停学中の、氣志團の復活ライブもあったぞーーッ!!!

教頭がそのライブに行って来たらしいんだけど、いつもみたいなおちゃらけた雰囲気とは一変、音楽をドドンと前に出したライブだったそうだ! アンコールを受けて、ラストは「愛 羅 武 勇」!!

会場が一体になった、そんなライブだったんだってさ〜!!

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今日は、新しい生活に疑問だったり、不安を抱えちゃってる生徒にガチンコで電話していきます。

RN 弱虫男 秋田県 15歳

中学の時に、陸上をやっていたRN 弱虫男。
部活の挫折から、全てがどうでもよくなって不登校になってしまった。高校も受験して入学したものの、不登校時代の記憶が邪魔して、みんなの顔色ばかりを伺ってしまう・・・

校長「もう休んじゃったり?」
弱虫男「はい、3日休んじゃいました・・・」
教頭「何してんの?」
弱虫男「寝てました。あとケータイいじったり、音楽きいたり。親には仮病つかってます」
校長「仮病か・・・でも、うっすらわかるだろうな。」

不登校になるのが怖いはずなのに、学校を休んでいる自分がいて、学校に行っても本当の自分じゃない気になってくる・・・弱虫男はそう話してくれました。

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校長「友達と話したりしても楽しくないの??」

弱虫男「楽しくないですね。みんな笑ってれば、俺も笑わなきゃみたいな。誰も傷つけないようにある程度距離をおいて・・・自分らしくふるまえなくなっちゃいました。」

校長「本来の自分はどんな人間だと思ってる?」

弱虫男「どんな人間・・・。もっと弱いですし、もっと・・・話したいんです・・・でも友達の前では強がってます。」

校長「逆だったらショックだろうな。すごくお前を信頼してて、聞いてもらいたくて話したのに、お前は相手に合わせてるだけで、相槌うってる事に気づいたらショックだろうなって・・・。」

弱虫男「・・・・・・」

校長「そんなに怖いか?・・・何が怖い??」

弱虫男「多分、傷つくことが怖い。後先考えて素直になれないんですよ。」

校長「でもよ、これはね、傷つかないと強くもなれなかったりするぜ。それって転ぶの怖いから歩きませんって事じゃない。そしたら走れないってわけだしさ。」

弱虫男「・・・・・・」

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将来の夢は映画監督になることだと語ってくれた弱虫男。
「映画」で人の心を動かすためには、人に対して本音を言い合うことが必要とされる。全部わかってるけど、ぶつかっていく勇気が出ない。

教頭「うん、なんか多分弱虫男はさ、良くも悪くも賢いんだろうな。どうしたい? 弱虫男は何がほしい??」

弱虫男「・・・強さです。相手を守れて、自分も目の前のものと戦える "強さ" がほしいです。」

校長「うん。"強さ" ってさ、すげーカッコイイ強さとすげーかっこ悪い強さがあんじゃん?
例えば、コンプレックスがあったりして、それを大事に守ってるとずっと弱いままだけど、出していくことで強さに変わったりするじゃない? お前もさ、一個弱さをさらけ出していっていいんじゃないかな? それで誰も傷つけることはないと思うよ。」

弱虫男「・・・・・はい。」

いきなり自分を変えるなんて、誰にだって難しい事。
でもちょっとでもいいから、自分が思ったことを感じるままに出してみてみて。また電話するから、気持ちの整理をしてみよう!

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弱虫男の話を聞いて、共感した生徒ちゃんからの書き込みがきてるよ。


僕も同じです
逆電の話を聞いて、すごい共感しました。僕も素の、本当の自分がだせなくて、いっつも友達に合わせて、(とりあえず嫌われないように、それなりに仲良くできればいいや…)とか思ってました。だから中学の頃は本気でぶつかり合える親友がいませんでした。高校では変わりたいと思って、自分を出したいんだけど、相手のことを考えてしまってなかなかだせていません。こんな弱い自分に勝ちたいです(;∩;)。

グレーのパーカー
男/15/島根県
2009/04/27 23:14

学校
弱虫男さんの気持ちすごい分かる。俺も学校では他の人と上辺だけ接して、自分を出さずに過ごしてきて。友達はいないって思ってる。校長の言葉が突き刺さった。 でもこれからも学校には行く。なんでっかっていうのはよくわからないし、行かない理由ばっかだけど、親のこと考えたら行かなきゃって思う。

両津
男/17/兵庫県
2009/04/27 23:21


この書き込みをどんな気持ちで見てるのかな?
再び弱虫男に電話をつないでいきます。

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校長「思い出したわ、弱虫男は俺の高1の時に似てる。
俺もまわりの顔色伺ってたわ。すっげぇ仲いい親友がいて、そいつにそれ以上の大親友ができるっていう事件が起きたわけ。それで「俺1人!?」っつって、顔色伺ってたよ。」

教頭「弱虫男はさ、1人でいると楽なの?」

弱虫男「はい・・・というか、ほとんど1人です。影薄い方なんで、何人か一緒にいても「いたの?」みたいな感じで言われます。」

教頭「そういう時辛いの?」

弱虫男「辛くはないけど・・・もっとはしゃぎたいというか」

教頭「なんだよ、はしゃぎたいんじゃん!! あのさ、どんなに頭よくても、自分を動かさなくていい理由を正当化するためにつかってる頭なんて、何にも答え出してないと思う。もっと欲求に従った方がいいよ。」

弱虫男「・・・・・・・」

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教頭「もっと遊び心持って考えよう!
俺ゲームの主人公だったら色んな事させてるよ、少なくても "三日間寝てる" なんてコマンドは選ばない。弱虫もそうだろ?」

弱虫男「はい・・・」

教頭「いいんだよ、やっちゃっていいんだよ。本当に!」

弱虫男「・・・・・・・・・」

校長「やれば?」

弱虫男「何からやればいいですか? 何から始めたらいいですか?」

教頭「極力周りに合わせないことじゃん? その場のノリを大切にすることも大事だけどさ。思いつく範囲でいいからやりたいこと言ってみ?」

弱虫男「騒ぎたい」

教頭「誰と?」

弱虫男「友達と・・・」

教頭「あとは?」

弱虫男「バカやりたい、笑いまくりたいです!」

校長「そしたら何で我慢してたんだろうなって事なんだろうな。」

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もっと自分を出していいよ。
弱虫男の望むものは、きっとその延長にある。
実はもう終わりの時間がせまってるんだけど、
もうちょっと校長・教頭と一緒に話そっか。

だから、最後の黒板も今日はなし。
何から始められるか、ゆっくり考えていこう。


今夜のFAXイラスト
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RN みぁみ 秋田県

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RN どっぴ

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RN Clown 佐賀県

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RN Madder glow 岩手県

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RN チャドリーキャノンズ

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RN にんどり 東京都

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RN ちしゃ*レタス 京都府

本日の逆電リスナー!!
RN 弱虫男 秋田県 15歳

ON AIR LIST
22:06 愛 羅 武 勇  / 氣志團
22:15 俺の右の心臓  / STAN
22:26 春風  / ゆず
22:52 ある光  / No Regret Life
23:02 I do it  / ステレオポニー
23:08 Night Flight  / RIP SLYME
23:23 スポンジ・ボブのテーマ  / RIP SLYME
23:51 ノック  / BUFFALO SOUL

みんな弱虫なの!!
俺も君も!!
でも それで 終わりじゃないの!!
続きがあるの
続きが見たいの
だから生きてくの!!

やましげ
校長

教頭
頭大切だけども、
頭大きすぎるのダメ。
頭はハッピーために使おう!!

教頭のやしろ

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