今夜の授業は「未確認クリニック スペシャル!」
今月11日に行った、蔦谷好位置先生による音楽の授業をお届け!
生放送教室 2018.11.27 火曜日
『 わかってるよわかってる、早くだろ早く 』
■ 早く!!
SCHOOL OF LOCK!!早く!早く!
RADの新曲!!!!!!
TakaとRADの化学反応!!!!!!
はーーーーやーーーくーーー!!!
みどりの悪魔
男性/16歳/愛知県
2018-11-27 20:15
男性/16歳/愛知県
2018-11-27 20:15
あしざわ教頭「"叫べーー!"みたいなテンションで言っちゃってるじゃん(笑)」
とーやま校長「みんな待てないんだね。
"今日(オンエア)行くよ"って言った瞬間から、掲示板もみんなこの声だな!」
<生徒たちが集まってくる音>
とーやま校長「早いな!」
あしざわ教頭「すごいスピード(笑) みんな転ぶなよ!」
さあ、ついに今夜、
RADWIMPS先生が12月12日にリリースするニューアルバム「ANTI ANTI GENERATION」から、
『IKIJIBIKI feat.Taka』フル音源を初オンエア!
とーやま校長「みんな用意はできてるかな?
鹿児島のRN 怪獣Bも行けるかな? 書き込みを読ませてもらった!
お前はお前で自分のペースで頑張って行けばいいんだぞ!
一緒に新曲聴くから行こう!!」
あしざわ教頭「起立! …礼!」
とーやま校長・あしざわ教頭「叫べーーーーーー!!!!」
♪ IKIJIBIKI feat.Taka / RADWIMPS
とーやま校長「あのね、しゃべりたくない…」
あしざわ教頭「なんで!?(笑)」
とーやま校長「こんなに興奮してる時に言葉なんて出せないでしょ! みんなも同じだと思うな。
さっきのRN みどりの悪魔も『TakaとRADの化学反応』って言ってて、たぶん俺もその言葉を言ってるの。
…って思ってたけど、俺の今の感覚はもう『化学反応』じゃないな!
もうね、RADWIMPS先生フィーチャリングTaka先生の大爆発!」
あしざわ教頭「大爆発!」
とーやま校長「まさか、俺は4つ打ちで来るとは到底思ってなかった!
途中までは、"RADにも聴こえるし、ワンオクの曲にも聴こえるから、拮抗して『50』と『50』かな?"って思ったんだよ。
でも『50』なんて数値じゃないね! 『100』と『100』でもない、『10000』と『10000』ぐらいがドカンとぶつかってる!
見たことないし聴いたこともない! 何だこれ!」
あしざわ教頭「俺は"祭りだな"って思っちゃった。
"矛盾とか不安とか色んなものあるかもしれないけど、一緒に踊ろうぜ"って言われてるような、祭りに巻き込まれた感じ!」
■ あ、声でんし
かっこよ、あ、耳が事故起こしてる
ミックウィンプス
女性/14歳/愛知県
2018-11-27 22:06
女性/14歳/愛知県
2018-11-27 22:06
あしざわ教頭「今、校長と同じ状態(笑)」
とーやま校長「そうだね」
あしざわ教頭「みんなもヤバイことになってる(笑)」
とーやま校長「待望のニューアルバム"ANTI ANTI GENERATION"が来月の12日にリリースになるんだけど、これが…いやー、スゴイね!
RAD先生のアルバムは、SCHOOL OF LOCK!の生放送で3枚ぐらいお話とかさせてもらったりしていて、"まだ先あるの!?"っていつも思うわけ!」
あしざわ教頭「何が来るか本当にわからないからって意味で、毎回"怖い"って言ってません?」
とーやま校長「そうそう!
感覚としては、"『人間開花』の先ってもうないでしょ?"って思っちゃってるの!
でも、これはとんでもないのが広がってるね!」
あしざわ教頭「そうですね…!」
とーやま校長「そこがどんな景色なのかわからない!
焼け野原になってまた次に行くかどうなのかとかわからないけど…。
ダメだ! 興奮だ!」
改めて、RADWIMPS先生のニューアルバム「ANTI ANTI GENERATION」は
12月12日リリース!
とーやま校長「さあ、今夜は"音楽"の授業を行います!」
「未確認クリニック スペシャル!」supported by JASRAC!
とーやま校長「俺たちSCHOOL OF LOCK!は、毎年夏に、10代のアマチュアミュージシャンだけが参加できる音楽フェスを行なっています。
それが、未確認フェスティバル!」
あしざわ教頭「全国の10代が、自分たちが鳴らしたい音だけを武器に、新木場STUDIO COASTのステージを目指す、SCHOOL OF LOCK!夏の恒例行事です!」
とーやま校長「このフェスを行なっている意味は、みんなに、自分でも知らなかった"未確認"な自分に気づいてもらうこと!
つまり、未確認フェスは、オーディションではありません!
ただ、応募してくれた生徒の中には、プロのミュージシャンを目指している10代もたくさんいる!」
例えば、
「今組んでいるバンドでメジャーデビューしたい」
「いろんなミュージシャンに必要とされるベーシストになりたい」
「音楽プロデューサーになって、ヒット曲を産み出したい」
「レコード会社のスタッフとして、音楽を様々な人に届けたい」…
あしざわ教頭「音楽といっても、いろんな関わり方がありますよね」
とーやま校長「夏が終わった後も、音楽を続けているお前のための音楽の授業、それが、『未確認クリニック!』」
あしざわ教頭「そうなんです! 今月11日に行いました!」
とーやま校長「今回、パートナーとなってくれたのは、毎年、未確認フェスもサポートしてくれている、音楽の著作権を管理するJASRAC!」
あしざわ教頭「毎週水曜日の松田LOCKS!でもおなじみです!」
とーやま校長「そして、授業の内容は、音楽のプロ集団agehaspringsがサポートしてくれました!」
agehaspringsは音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、
そして、アーティストのAimersさんも在籍している、
プロの音楽クリエイター集団!
あしざわ教頭「agehasprings Open Lab.という音楽のワークショップも定期的に開催していらっしゃいます!」
とーやま校長「今回の未確認クリニックの特別講師を務めてくださったのが、
そのagehaspringsに所属している音楽プロデューサーであり作曲家の蔦谷好位置先生!」
あしざわ教頭「未確認フェスティバルの特別審査委員長でもいらっしゃいます。
この未確認クリニックには校長も参加したんですよね?」
とーやま校長「もちろん参加させてもらった。
蔦谷先生が、結構全てに近いぐらいしゃべってくださって、そのしゃべった内容はその日集まってくれたみんなに伝授されていくもの。
もちろん、まだまだ蔦谷先生もお話しがあるんだろうけど、出し惜しみなく未来のアーティストたちに届てくれた感じかな。
みんなもすごい"ガップリ"(ガッツリ+たっぷり?)で、めちゃめちゃ前のめりで、食いつきながら蔦谷先生の言葉を聞いてた時間だった」
あしざわ教頭「いい時間ですね!」
とーやま校長「今日はそんな未確認クリニックの模様を時間の限り届けていく!」
あしざわ教頭「楽しみです!」
まず、10時台は、蔦谷好位置先生が
音楽プロデューサーになるまでの話を届けていくぞ!
そして11時台には、蔦谷好位置先生が今年の未確認フェスティバルで
"個人賞"を受賞したメンバーたちと一緒につくった"ある楽曲"も初オンエア!
とーやま校長「これは音楽の授業でもあるんだけど、何かを成し遂げようと思っている生徒みんなに聴いてほしいと思っている!
よろしく!」
授業の感想は学校掲示板もしくはメールで待ってる!
♪ Answer / 向井太一 feat.KREVA
とーやま校長「最高だね! めちゃめちゃカッコイイ!
色んなものがめちゃめちゃ拓けるね!」
あしざわ教頭「めちゃくちゃカッコイイ! 何これ!(笑)
ワクワクするわ!」
とーやま校長「おととい、蔦谷好位置先生と飯食いに行って、結構蔦谷先生は2件目でベロンベロンに酔っぱらって。
そんな中でも、一番最後に"あとちょっとだけ時間もらってもいい?"って言って、この曲についての話をしゃべってくださったの。
この曲は向井太一先生、KREVA先生、蔦谷先生で作曲されていて、編曲も蔦谷先生がされている。
…ってぐらい熱がこもってる曲で、やっぱ聞く通りめちゃめちゃカッコイイ曲だなって思った!」
あしざわ教頭「はい!」
向井太一先生の2ndアルバム「PURE」は、11月28日リリース!
さあ、今夜は、音楽プロデューサー・作曲家の蔦谷好位置先生による音楽の授業!
「未確認クリニック スペシャル!」supported by JASRAC!
とーやま校長「今月の11日、蔦谷先生が我が校の生徒に向けて行なってくれた、授業の様子を届けていこうと思っております!
当日の授業は、この生放送教室のある、東京・半蔵門で行ったんだけど、集まってくれたのは、全部で大体30人くらい、かな。
今年の未確認フェスのファイナリストだったり、ファイナルに進むことはできなかったけど、LIVEステージまで進出したアーティストだったり。
とにかく、本気で音楽をやっている10代だけがいる空間!」
あしざわ教頭「熱量がすごそうですね…!」
改めて、蔦谷先生は、米津玄師先生だったり、back number先生、
他にもYUKI、Superfly、ゆず、エレファントカシマシ、
木村カエラ、 Chara、JUJU、絢香…(敬称略)
日本トップレベルのアーティストの皆さんの曲をたくさん手がけている、音楽プロデューサー!
とーやま校長「なんだけど…。
実は、蔦谷好位置先生、プロデューサーになる前は"CANNABIS"というバンドで、20代の時に一度デビューされてるわけなのさ。
音楽プロデューサーになったのは29歳の時らしい。
じゃあ、どういう経緯で今の仕事に就いたのか。
みんなと同じ10代の時はどんなことをしていたのか。
まずは、その話を聞かせてもらいました」
おなじみ、"こういちーー!"の掛け声で現れた蔦谷先生。
とーやま校長「今日は"音楽"の授業。
生放送にも何度も来ていただいていまして、SCHOOL OF LOCK!では声を届けてもらってますけど、今日はもっと具体的な…。
もっと蔦谷先生のお話も聞いていきたいですし、これからプロになっていくアーティストもいると思うんで、そんなみんなに向けても、これからの武器になるようなお言葉をいただけたらありがたいなと思っています」
蔦谷先生「はい、わかりました!」
とーやま校長「どうでしょう? この面々、みんなの顔つき。
もちろん蔦谷先生もお会いしたことのあるアーティストもたくさんいると思うんですけど…」
蔦谷先生「僕がみんなぐらいの歳の時は、プロになりたいって気持ちももちろんあったんですけど、とにかく音楽をやるのが楽しくて。
あとは、あんまりいい言い方じゃないですけど、世の中をだいぶ斜めに見てたんで、こういう会とか"ああ?"って思ってたんですよ。
僕はそういうタイプだったんです。そういう気持ちで聞いていただいても全然構わないです。
ただ、参考になる話もあると思うし、みなさんと僕はそもそも人間が違うので、全然参考にならないこともあります。
自分の中で、頭で変換して、"自分だったらこうするだろう"とか、"なるほど、これはちょっと盗んでもいいかな"みたいな話ができればなと思っています」
とーやま校長「ありがとうございます!」
さあ、ここからは蔦谷好位置先生と一緒に授業を進めて行く!
とーやま校長「蔦谷先生が10代の時。
みんなと同じぐらいの歳の時には、どんなことをしていたのか、というと…」
蔦谷先生は1976年、札幌生まれで、現在42歳。
小さい頃からピアノを始められていたそう。
とーやま校長「これは親の…?」
蔦谷先生「最初は親が無理やりですよ。無理やりやらされて、ちょっと嫌だと言うか。
自分で言うのもアレですけど、音楽センスはまぁまぁだったと思うんですよ。
それは小さい頃からちょっとは気ついてるんだけど、楽しくはないんです。バイエルとか譜面通りずっとやらされて。
そんなに面白いものではなくて、あとは、男の子なんで、周りはみんなサッカーやったりして遊んでるのに、俺はピアノ教室に通わなきゃいけない、みたいな。
ちょっと自意識過剰もあるけど、少し恥ずかしい気持ちもあった…みたいな感じがありましたね」
とーやま校長「そこから、小学校4年生にして、パソコンで打ち込み!」
蔦谷先生「これは結構重要ですね。
うちはファミコン買ってもらえなかったんですよ。
その代わりに、よくわからない、安い"MSX"ってパソコンがあったんです。
でもカセットとかないから何もできないんですよ。
ただ自分で10何とか20ってプログラムを打つ、みたいな。
それで俺は曲を作ってたんです」
とーやま校長「それは、誰かに教えられて、ですか?」
蔦谷先生「いや、本を買って"こうやってやるのか"みたいな」
とーやま校長「へ〜!」
そこから時を経て、
1995年、北海学園大学に入学され、
ジャズ研究会に所属していたそう。
とーやま校長「ずっと音楽が好きな少年のまま」
蔦谷先生「そうですね。ずっと好きでしたね」
とーやま校長「そんな中、大学3年の2月に、後にメジャーデビューも果たす"CANNABIS"を結成されている、と」
大学を卒業後、2000年に
ワーナーミュージック・ジャパンよりデビュー!
蔦谷先生「この辺が、たぶんみんなと同い年ぐらいですよね?
このバンドを結成して、ここから僕は結構とんとん拍子だったんです。
(曲を)作ったら全部送ってたんですけど、色んなレコード会社とか事務所から、必ず返事が来たんです。
最終的には、札幌の250人ぐらい入るライブハウスでワンマンをやったんですけど、そこの100人ぐらいが東京から来た関係者で、みたいな。
"これはもう売れたな!"みたいな! だいぶ調子に乗ってたんです」
とーやま校長「(笑) その当時は」
蔦谷先生「そうです。
で、ワーナーに決まったんですけど、もう面接みたいな感じで各社全部来てるんですよ。"どこにする?"みたいな。
僕は同時、キリンジとテイ・トウワさんが大好きで、同じレーベルがあるってそれだけの理由でワーナーにしました。
それで、最初に"コンベンションライブ"っていうのがあるんです」
とーやま校長「お披露目ライブみたいな」
蔦谷先生「そう! 色んなラジオ局とかテレビ局の人とか、ライターさんとか数百人が来て、また"あ、これは売れたな!" またそれです」
とーやま校長「(笑)
鼻伸びっ放しだったんですね」
蔦谷先生「そう!
で、実際に亀田誠治さんのプロデュースで、デビューシングルをやるんです」
とーやま校長「デビューシングル亀田誠治師匠ってとんでもないですよ!」
蔦谷先生「で、売れなくて。
2ndシングルも亀田さんがやるってなって、その亀田さんが作ってくれたアレンジを、亀田さんが帰った後に、レコーディングスタジオで全部勝手に自分で録りなおして、それで勝手にリリースしたんですよ」
その話に、ざわめく会場内。
とーやま校長「全員ドン引きですよ」
蔦谷先生「だから、ヤバイヤツだったんです。
ヤバイヤツの話だと思って聞いてください(笑)」
一同笑い
♪ How To Love Me / CANNABIS
蔦谷先生「そんなことがあって、でもそれも売れなくて。
契約が結局2年。メジャーの契約は大体そんなもんですけど、2年で、最初は数百人来てた関係者が、最後のこの辺(26歳ぐらいの時)は、お客さん4人とマネージャー1人とメンバー5人、みたいな。
お客さんよりこっちのが多い」
とーやま校長「バンドの中とかはどんな雰囲気だったんですか?」
蔦谷先生「バンドはもう酷い感じでしたよ。
僕はずっと続けたくて解散したくなかったんですけど。一応、育成金みたいな感じで数万円だけもらうんですよ。みんなバイトしなきゃ食っていけないんで。
でも俺はバイトしないで、着メロとかカラオケとかそういうのを作って生活してました。
とにかく音楽に関係あることしかやりたくない、みたいな感じでやってたんですけど、まーバンドは無理なんで解散しちゃってですね…。
あの時はしんどかったですね」
とーやま校長「じゃあ、バンドのメンバーとかとも、もちろん衝突もたくさんありました?」
蔦谷先生「うん。今でも仲がいいんですけどね。
やっぱり周りが"もうお前ら続けられないだろ"、"解散させる"と大人の人から言われる、みたいな感じでした」
とーやま校長「聞いてるみんなもだんだん伏し目がちになってきてるけど…」
蔦谷先生「すいませんね…。でもこっからちょっと明るくなって行くんで(笑)」
とーやま校長「確かに(笑)
じゃあ、着メロを作るとか、そういうことで生計を立ててたってことですか?」
蔦谷先生「そう。でもやっぱりそれはすごく嫌だったんですよ。
この時に、"嫌だけど、自分にとって何が嫌なんだろう?"、"音楽できなくなっちゃうのが一番嫌だな"と思って。
"何が一番好きだろう?"、"作曲したりしてるのが好きだし、アレンジも好きだし、LIVEしてるのも好きだから、全部できる仕事って何かな?"って考えたら、"プロデューサーだ!"と思ったんです。
元々そういうのに興味があったんで、何とかやる方法がないかと思って、この頃に、自分で名刺代わりに一枚のサンプルCDを作って、それを何枚もコピーして、色んなところに電話しました。
名刺をもらった数百人、全員に電話しましたよ!」
とーやま校長「22歳メジャーデビューの時の(もらった名刺)。
どんな反応だったんですか?」
蔦谷先生「12人ぐらいしか会ってくれなかったですね。
でも会ってくれなくてもCDを送ったりしたんですけど、まぁもちろん聴いてもらってないと思いますね」
とーやま校長「あの時はちやほやしてくれたのに」
蔦谷先生「そうですね。でもそういうもんですからね。
その時はやっぱりムカついちゃうんですよ。"なんであの時は会ってやるって言ったのに…!"とか思うけど、結局売れなかったのは自分のせいなんで。
人のせいにしちゃいがちなんですけど、まぁ頑張るしかない、と。
2年ぐらいですかね、そうやって色んな人に出会うたびに(CDを)渡したりしました」
とーやま校長「蔦谷先生は、その時期にどういう葛藤で、どういうふうに前に進んで行ったんですか?」
蔦谷先生「自分の中でどう、とかじゃなくて、結果として、負けは負けじゃないですか。
負けが続くと自信って持てなくなっていっちゃうと思うんですよね。
でも、この辺は本当に負けが続いて…。
僕は自分の曲にすごく自信があったんです。いい曲作ってると思ってるけど、誰からも"いい"って言ってもらえないどころか、聴いてももらえないんで、これはどうしたもんかと思って。
心が折れる時はあったけど、何とかそこは"音楽が好き"っていう気持ちだけで続けてたところがありました。
と同時に、"聴いてもらえないのには何か理由があるだろう"と思って、やっぱ人と話す時とか、亀田さんに対してとか、この頃すっごい生意気だったこととかも改めていこうと思いました。
もし今、みんな自分が生意気な気持ちであるとしたら、ずーっとこの先、とがった気持ちって、絶対に持ち続けた方がいいと思うんです。
その表現の仕方って、若い時は衝動だったりいろんなぶつけ方があると思うんだけど、言い方を変えるだけで、自分の正直に生きる道ってある、というか。
正直に生きるために、下手なプライドは捨てた方がいい、とか。
捨てた方がいいプライドと、絶対曲げちゃいけない、守らなきゃいけないプライドっていうのを、この辺で自分で選び始めた感じです」
とーやま校長「このグラフで言うと、26歳でバンド解散。
人生最高から一転、"死にたい"グラフになってるわけですけどもですよ!
ここから4つ目のポイントになるのかな?」
蔦谷先生「この2年間ずっと色んな人に渡して、ほとんど聴いてもらえなかったんですけど、その中に、自分の中で色々いい曲って入ってたと思うんですよ。
聴いてもらえない中、今の事務所(agehasprings)の社長に、今の会社の専務がサッカーかなんかしてて知り合ったんですよ。
で、音楽のことがこうで、って話したら初めてちゃんと聴いてくれて、一週間後に会うことになって、"お前の曲いいから。ちょっと上に聴かせるわ"って"またちょっと曲作って来て"みたいな感じで。
"本当かよ?"って、いつもみんなに聴いてもらえなかったから、信用してないんですよ。
でもそうしたら、そのアーティストが"めちゃくちゃいい"と。"私はあなたの曲に出会うのに10年待ってた"ってYUKIが言ってる、って。 "本当かよ?"ってまた思うんですよ」
とーやま校長「(笑) まだ信じることができない?」
蔦谷先生「そう、信じられないなと思って。
ここの2年間でいっぱい色んな人に渡したのに、みんなそれを聴いてくれなかったし、聴いても別に"いい"って言ってくれなかったんですよ。
たまたま、うちの社長とYUKIさんは"いい"って言ってくれただけで、これはやっぱりタイミングもあると思います。
あとはそのもっと手前で違う人が"いい"って言っても、それがYUKIさんほどのポップアイコンじゃない人で、インディーズで何か小さくリリースされたら、たぶんみんな知ってる曲にはなってないですよね。
だからすごく運が良かったと思うんだけど、やっぱり繰り返したことが良かったんだな、と思いました。
この時、もう貯金が2000円ぐらいしかないんですよ、僕」
とーやま校長「ええ!? 29歳ぐらいの時!」
蔦谷先生「そう。2000円しかないんですけど、もうリリースされてるんですよ。
印税って入ってくるの半年以上先なんで」
とーやま校長「でも2000円って…!」
蔦谷先生「だけどその2000円しかない時に、渋谷のスクランブル交差点歩いたら、あのでっかいビジョンがあるじゃないですか。
あそこでYUKIさんの『JOY』がかかってて。
あそこって何千人って人が歩いてるじゃないですか。
でもみんな"あれ、知ってる!"、"いいよね!"みたいな感じになってるんですよ!
誰も"俺が作ったんだよ!"っていうのに気付いてないけど、それがすごく嬉しくて。
嬉しいのと、今までの悔しかった気持ちと、色んな複雑な感情になって、泣きながら歩くっていうちょっとエモい瞬間がありました(笑)」
♪ JOY / YUKI
とーやま校長「自分の信念を張り続けた結果、出会うことになって。
で、この『JOY』からYUKIちゃんのシングルを、たぶん何作も連続で蔦谷先生が手掛けることになったの。
俺の見解だけど、YUKI先生のエレクトロ路線に道が開いたのは、たぶん『JOY』からだと勝手に認識してるんで、もしかしたら蔦谷さんなくしては、今のYUKIちゃんはないのかもしれない」
あしざわ教頭「スゴイですね…!」
とーやま校長「張り続けるのがすごい大事だなって思った!
トランプだとして、自分のカードの数値が『5』だとする。
そんなに高くないから出し続けたら"負け"、"負け"、"負け"だけど、でも相手によって勝ち負けは変わるわけ。
そのカードを折れずに出し続けた結果なのかな、と話を聞いてて俺は思うんだな」
あしざわ教頭「もちろん尖ってた時期もあると思うけど、根本の部分は変わってないですもんね。
自分がやりたいこととか、音楽に対しての熱量とか、そういった部分が全く変わってないから、そこが大事なんだなって改めて思いましたね」
■ 未確認クリニック!
今回参加させていただきました!
ほとんどの人が未確認フェスティバルに応募していて、自分は場違いなんじゃないかと思ったけれど笑
いろんな話を聞けて勉強になりました。
そして音楽が好きな人がいっぱいいる!と嬉しい気持ちもありました。
まだ応募をしたことのない未経験な私ですが、未確認の自分の為にも頑張ります!
和楽器で目指せ未確認フェスティバル!!!
白狐卯(ビャッコウ)
男性/16歳/千葉県
2018-11-27 22:24
男性/16歳/千葉県
2018-11-27 22:24
とーやま校長「ありがとう! いいね!」
あしざわ教頭「一個スイッチ入った!」
とーやま校長「そこで生まれたものを今も持続してるだろうけど、そのアウトプットの仕方も蔦谷先生はこのお話の中で言ってたと思う。
それをネガティブに下向きな感じで出すこともできるけど、そうじゃなくて、ちゃんと上向きに出すことがたぶん大事で、そのやり方も絶対にみんなあるはずだから!
"ちくしょう、悔しいな。やってられないよ"っていうのを少しでも、陽のプラスの方に持って行くことができたらいいのかなって思っている」
蔦谷好位置先生は、今年の未確認フェスティバルの時に
授賞式のステージの上で、急きょ"個人賞"をつくってくださった。
未確認フェスティバルの"個人賞"とは、バンド単位ではなく、
"ベストギター"や"ベストドラム"など、個人への賞のこと。
とーやま校長「その場で"個人賞を受賞したメンバーと、一回、実際一緒にスタジオに入って、その後焼き肉を奢ります"と話をしてくれてたんだけど…」
あしざわ教頭「これ、結局どうなったのかめちゃくちゃ気になります。
生徒もたぶん気になってると思う」
とーやま校長「蔦谷先生は、後日、あのメンバーと一緒に、本当にスタジオに入って…。
なんと、"ある曲"のレコーディングを行ってくれました!」
続いては、未確認フェスティバル個人賞受賞!
特別蔦谷バンド、レコーディング報告会!
とーやま校長「蔦谷先生は、今年の未確認フェスティバルの閉会式の場で、急きょバンドだけじゃなくて"個人賞"を作ってくださって、実際表彰してくださったんですよ」
その時選ばれたのが、
ベストギター賞 エルモア・スコッティーズ くぬぎみなと
ベストベース賞 TRANS LUCENT LADY かなは
ベストドラム賞 The Shiawase 山本真綺
とーやま校長「改めて、あれはどのような想いからですか?」
蔦谷先生「去年も思ったんですよ。
バンドとして賞を獲れなかったとしても、プレイヤーとして素晴らしい人がたくさんいるなと思ったんです。
音楽ってもちろん、バンドで成功したりするのもあるし、俺みたいに作曲家とかプロデューサーになる人もいるし、そうじゃなくて、セッションミュージシャンとかサポートミュージシャンとして大成する人もたくさんいるんで、色んな可能性を閉ざしたくないな、っていうところですね。
本当に、"君の演奏は素晴らしかったよ"、ってそれだけです」
そして、蔦谷先生とこちらの3人で、
9月にスタジオに入り、レコーディングを行った!
蔦谷好位置先生
TRANS LUCENT LADY Ba. かなは 18歳
The Shiawase Dr. 山本真綺 20歳
エルモア・スコッティーズ Gt. くぬぎみなと 20歳
まずはみんなでセッションをしたぞ!
とーやま校長「まず、9月のこの日は、何のレコーディングを行ったんですか?」
蔦谷先生「僕は、諭吉佳作/menの曲がすごく素敵だなと思ったんです」
諭吉佳作/menは、未確認フェスティバル2018の審査員特別賞を受賞!
当時15歳!
蔦谷先生「あの時、演奏が終わったら、校長が振ってくれてコメントをするじゃないですか。
だいたいコメントなんですけど、僕は彼女に質問ばっかりしたんですよ」
とーやま校長「確かに、インタビューでしたね」
蔦谷先生「そう。"作った音が自分の頭に鳴ってるのと、出てる音って一致してる?"とか、"人とやるっていう選択肢はないの?"とか。
色んなことを聞いたんです。
彼女は、言葉のセンスとメロディのセンスが素晴らしいなと思うのと同時に、たぶん、まだまだ機材とかテクニックがそこまで追いついてなくて、やりたいことを全部できてないんじゃないかなっていう感じがしたんです。
ただ、トラックとかも、原石として、めちゃくちゃ輝いてるんです。
例えば"人がやったらこんなふうになるよ"っていう一個の提案だけしてあげて、そうすると"あ、私の曲ってこんな可能性もあるんだ"って気付いていただけたらそれだけでいい、っていう感じです。
僕のこのアレンジが完璧とかそういうことじゃないんで、色んな可能性があるよっていうのを閉ざして欲しくないな、それだけです」
とーやま校長「これは諭吉佳作/menの『非常口』っていう曲なんですけども、蔦谷先生がアレンジしてくださって、特別賞受賞した3人が実際に演奏をして、で、蔦谷先生が最後に仕上げてくださった?」
蔦谷先生「そうですね。 持ち帰って(やりました)」
まず、諭吉佳作/menのオリジナルの『非常口』。
♪ 非常口 / 諭吉佳作/men
蔦谷先生「すごく独特ですよね」
とーやま校長「そうですね」
蔦谷先生「色んなノイズとか入れて、たぶん表現したいことがたくさんあるんだなって思うと同時に、このメロディすごい素敵なんだけど、このコード感とかわざとふわっとさせてるんだろうけど、ふわっとさせるのも他のやり方もあるんじゃないか? みたいな。
あとは、僕はまた違うコードが流れて来たんで、"こっちも良くね?"みたいな」
とーやま校長「へー!」
蔦谷先生「別にごり押しするわけじゃないんですけど、そんなのもやって…あ、ここがすごいいいんですよ!」
とーやま校長「具体的にどこがスゴイんですか?」
蔦谷先生「それまで、そこまで細かくないんだけど、ここで16で刻むメロディになっていて。
ちょっと上昇していくようなメロディが、後付けですけど、言っちゃうと高揚感があってエモいな、と。
でももっとエモくできるな、みたいな感じですかね」
続いて、蔦谷先生がアレンジして、特別賞を受賞したみんなが演奏したバージョン!
♪ 非常口 (arranged by 蔦谷好位置) / 諭吉佳作/men&焼肉パンク党
蔦谷先生「こっちもまぁまぁ良くないですか?」
とーやま校長「"まぁまぁ"どころか、オリジナルももちろんですけど…」
蔦谷先生「もちろん!
でも原曲がいいからこうなるんですよ。諭吉佳作/menが作ったメロディと歌詞が素晴らしいんで」
とーやま校長「だって、流れた瞬間に口半開きになって"わー"ってなってるヤツも何人もいました」
蔦谷先生「本当?
こういう初聴きの出す時って、いまだに緊張するんですよ! "大丈夫かな?"みたいな」
とーやま校長「へ〜! こんだけのキャリアがあってもですか!」
蔦谷先生「だって汗出てきましたもん。余裕で出て来たのにな…」
とーやま校長「僕は、すごくよりクリアに、パキっとなったなっていう印象だったんです」
蔦谷先生「そうですね。
僕のやる仕事って、曲の中の句読点をはっきりさせてあげる仕事でもあるんですよ。
なかなか自分で作ってても、それを客観的に見れない人もいるんで、それで一緒にやりましょうって言ってくれる人が多いんですけどね。
この場合、諭吉佳作/menは、僕がいいって言ったサビの部分で転調してるんですけど、その転調の仕方っていうのを、たぶん頭の中ではイメージしているけど、"なぜ転調してるのか"とか、"どうしたら綺麗に転調になるのか"ってあんまり理解しないでやってると思うんです。
そこをこうやってやってあげることによって、すごく伝わりやすくなりますよ、っていう、あくまで提案です」
とーやま校長「真綺ちゃん、当日のレコーディングはどんな感じだったの?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「私ははじめ、めちゃくちゃ緊張してたんですよ。
それで、このスタジオに着いて"さあやりましょう"(諭吉佳作/menの曲を録る)ってなる前に、"ちょっとセッションしましょう"ってなったんです」
とーやま校長「全くフリーでやってみようってこと?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「はい。
私がはじめにリズムを叩いて、そこからみなさんが入ってくださってセッションしたんですけど、それがすっごく楽しくて、それで一気に緊張が抜けて、叩かせていただきました」
とーやま校長「そういうセッションは大事なんですか?」
蔦谷先生「そうですね。音を出してる時は年齢とか関係ないんで、"まずはミュージシャンなんで音を出しましょう"っていう自己紹介みたいな感じでアップですね。準備運動みたいな感じです」
とーやま校長「ちなみに、真綺ちゃんはThe Shiawaseのドラムじゃん。ボーカルの陸(仲井陸)は今初めて聴いた?
The Shiawaseは、爆発とか、"ドカンといったれ!"みたいなイメージのバンドだと俺は思ってるんだけど、その陸として、ドラマー真綺ちゃんの今の音はどんなふうに聴こえたの?」
仲井陸(The Shiawase/VoGt.)「綺麗になってるなー、と思いました」
一同笑い
とーやま校長「知らない真綺ちゃん?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「そうですね。綺麗だなーと思いました」
とーやま校長「(笑) ありがとう(笑)
で、真綺ちゃんは、あとは当日現場で蔦谷先生からどういう指示を受けたの?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「最初、後ろを叩いてみようかな、とか色々考えながらいて、一回目叩いたんですけど、"もう少しタイトに、クールなヒップホップな感じでやってください"って言われたんで、戻して、結構フィルとかも自由に入れさせてもらって(笑)」
とーやま校長「フィルは、タムを入れるみたいなこと?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「そうです。タムとかは元々から入ってたやつもあったんですけど、それの間、間に、ちょっと自分なりにアレンジして、色々自由にさせていただきました」
蔦谷先生「すごいかっこよかったです」
とーやま校長「蔦谷先生はその場その場で他のみんなにも"ここはこうしてみようか"みたいなアドバイスを入れてくって感じだったんですか?」
蔦谷先生「事前に設計図と言うかデモを作ってったんです。
これを聴いといて弾けるようにしといてもらって、そっから自分の好きなパターンとかフレーズをどんどん入れてって、みたいな感じでした」
とーやま校長「真綺ちゃん。俺はレコーディングの現場には行ったことないんだけど、セッティングとかも全部自分でやってるの?」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「そうですね。スタジオの中にもドラムセットがあって、ギターのみなとくんとかなはちゃんも一緒にいて、蔦谷さんもいらっしゃって、ひとりずつレコーディングしてやりました」
とーやま校長「蔦谷先生からはそういう指示もあったんですか?」
蔦谷先生「そうですね。"もうちょっと絞って"とか、"そこはひずみをもうちょっと増やして"とか、そんなちょっとしたことですよ」
とーやま校長「大体、どれぐらいの時間だったんですか?」
蔦谷先生「4時間ぐらいですかね。セッションも入れて。
このあと、関係ないセッションもして…」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「(笑)」
とーやま校長「関係ないセッションもしたの?」
蔦谷先生「早く終わったんで、もう一曲作ったんですよ」
とーやま校長「焼き肉の前にもう一曲?」
蔦谷先生「そう」
バンド名は、
その名も、焼き肉パンク党!!
蔦谷先生「焼き肉を食べるけど、ちょっとパンキッシュな気持ちでいこうか、みたいな」
とーやま校長「焼き肉パンク党のタイトルは?」
蔦谷先生「『焼き肉パンク党のテーマ』っていうのをやりましょうって」
♪ 焼肉パンク党のテーマ / 焼肉パンク党
とーやま校長「わー、かっこいい!」
蔦谷先生「肉をむさぼり食ってる感じがちょっと出てますよね。
腹減ってる感じがあるでしょ」
とーやま校長「これがLIVEになったら、ハラミをぶちまけたりとか」
蔦谷先生「そうですね(笑) そんなバンドいましたね。臓物を投げるバンド(笑)」
山本真綺(The Shiawase/Dr.)「(笑)」
あしざわ教頭「いや、めっちゃかっこいい! 何これ!」
とーやま校長「焼き肉パンク党」
あしざわ教頭「いつの間にかバンド名がそういう名前になってたんですね(笑)
蔦谷さんのすごさを改めて(感じた)。
それこそハッキリさせるっていうこともそうですけど、そのすごさをわかったと同時に、諭吉佳作/menのメロディってめっちゃ素晴らしいんだなっていうのと、諭吉佳作/menの歌がこんなに素敵なんだなっていうのを、再確認させてもらった感じですね。
他のメンバーも素晴らしい音だったし」
とーやま校長「蔦谷先生もそれをおっしゃってたけどね。
"メンバーがいてできた"っていうものだし」
あしざわ教頭「めっちゃ感動した! かっこいい!」
とーやま校長「諭吉はもちろんだし、みんなも中にはたぶんあるんだよね。
それを自分で、文字通り確認できてるかできてないか」
あしざわ教頭「もしかしたら方法もわかんないしね」
とーやま校長「うん。
自分では全くいいと思ってないところでも、もしかしたら蔦谷先生のような方が見てくれたら、"ああ、めっちゃそれいいじゃん!"ってなることも多々あるだろうしね」
あしざわ教頭「そうね!」
そんな諭吉佳作/menからメッセージをもらっているぞ!
今回、個人賞の受賞者さんと蔦谷好位置さんとがわたしの曲をアレンジし演奏してくださり、とても嬉しかったです。
今でもまだその事実に驚嘆しています。ありがとうございます。
これまでに、自分の曲をバンドで演奏していただく経験はなかったので、とても新鮮でした。
わたしの打ち込みには無い生の圧力とでも言うのか、お洒落さの中に熱を感じて、こういった形の音も素敵だなと思いました。
ファイナルステージ当日に蔦谷さんがおっしゃった「アレンジを別の人にしてもらう」ということ、それによって広がる可能性について手応えを持って感じることができました。
音楽のやり方において、視野が広がったと感じています。
とーやま校長「蔦谷先生、この"未確認クリニック"も、もうお時間が来てしまいました!」
授業の最後は、恒例の黒板を書いていただいたぞ!
『 捨てるプライド 守るプライド 』
蔦谷先生「自分でやってるとどうしても頑なになっちゃうと思うんです。
それは大事なところもあるけど、ちょっと俯瞰(ふかん)で自分のことを見てみよう。
そうした時に、"あれ? 本当にそこ必要なのかな?"
さっきの、僕が本当に売れてなかった時、本当に捨てた方がいいプライドだらけの人間だったんです。
亀田さんに対しても失礼だったし…。いまだに亀田さんに会ったら平謝りです。
その時に亀田さんの曲を勝手に直して、リリースしたバージョンがMDでしか残ってなくて、MDプレーヤーを人に借りて聴いたんだけど、 それがめちゃくちゃいいんですよ!
だから当時はそういう耳で聴けてないだけで、先入観なんですよ。
感情的になるのはもちろん大事。感情的にならないと音楽なんて作れないと思うけど、ちょっと俯瞰で立ち止まって見て。
守った方がいいプライドと、捨てるプライド、自分で選んで行くと進みやすくなるんじゃないかな、と思います!」
とーやま校長「蔦谷先生、今日は本当にありがとうございました!」
蔦谷先生「とんでもないです!」
とーやま校長「俺として個人的に、一回焼き肉奢らせてもらっていいですか?」
蔦谷先生「校長から奢っていただけるんですか?(笑)」
とーやま校長「僕のお礼として…。ランクはどれになるかわかりませんよ? もしかしたら松屋になるかもしれません」
蔦谷先生「なるほど、松屋行きましょう!(笑)
焙煎七味が美味しいんですよね!」
とーやま校長「(笑)」
蔦谷好位置先生、「未確認クリニック」、本当にありがとうございました!
♪ ROOFTOPS ft.Satoshi Fujihara [from Official髭男dism] / KERENMI
とーやま校長「蔦谷先生の別名義、KERENMI! すごいね!
そしてこの蔦谷先生の、『捨てるプライド 守るプライド』という言葉。
まぁみんな色々考えること、思うことあるだろうし、"全然捨てられてないものもあるな"、とか。
この言葉によって"ここは絶対にどんなことがあっても死守しなきゃいけないとこだな"とか、今日でわかったかもしれないし。
これを聴いてくれてるみんな、そして当日集まってくれた、中でも、今年の未確認フェスティバルのファイナリストだったりとか、3次審査まで進んでくれてるヤツもいて…。
広島からも、あの藍色モラトリアムのRN 合唱少女のとみーも時間かけて来てくれてさ。
話聞いて、"これじゃまだまだ自分たちは勝てないな"って思ったんだって。
終わった後、悔しくてちょっと泣いたらしくて…」
あしざわ教頭「なるほど…!」
とーやま校長「実際、大阪会場一緒だった、anicaとかdj東とも会えてよかったなっていうのもありつつ、やっぱりファイナル行けてないっていう悔しい気持ちがまだあるから、広島に戻ってから"絶対行きたいね"って話をメンバーとしたりして。
そういう決意もちゃんと固まってるから、すごいいい時間だったなって思う」
とーやま校長「聴いててもすごい素敵な時間でした!」
未確認クリニックは、今後も定期的に開催していく予定!
次の機会には、ぜひ君に参加してほしい!
あしざわ教頭「校長先生、結局焼き肉ってどうなったんですか?」
とーやま校長「野暮だねぇ…。それはもちろん、そうでしょう…!」
<焼き肉パンク党のみんなが焼き肉を食べている音声>
ひとりずつ肉の感想を言ったり、
蔦谷先生がそれぞれの焼き肉の食べ方の総評をしたり…。
そんな音声を聴きながら、
みんな、また明日ーーー!!
【FAXイラスト】
RN ハムカツ御膳
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【本日の放送部員】
FRONTIER 岡山県 15歳 男性
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:02 IKIJIBIKI feat.Taka / RADWIMPS
22:13 Answer / 向井太一 feat.KREVA
22:25 秒針を噛む / ずっと真夜中でいいのに。
22:38 How To Love Me / CANNABIS
22:46 JOY / YUKI
23:10 PARTY IS OVER / [ALEXANDROS]
23:22 Fish Tacos Party / [ALEXANDROS]
23:33 非常口 / 諭吉佳作/men
23:35 非常口 (arranged by 蔦谷好位置) / 諭吉佳作/men&焼肉パンク党
23:43 焼肉パンク党のテーマ / 焼肉パンク党
23:48 ROOFTOPS ft.Satoshi Fujihara [from Official髭男dism] / KERENMI
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ここから始まるみんなの物語が楽しみです。
校長のとーやま
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やっぱ未確認のアーティストってすげえ!
そして、蔦谷先生はとんでもなくすげえ!
教頭のあしざわ
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