サカナクション 山口一郎先生
生放送教室に登場!!

生放送教室 2015.9.24 木曜日

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『 教頭、ケータイ忘れたってよ 』

携帯を家に忘れてきてしまったあしざわ教頭。
でも悪いことだけじゃなかったみたいです。
みんなも携帯から離れる時間が少しあるだけで、新しい世界が見えるかも??

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今夜のSCHOOL OF LOCK!は
サカナクション 山口一郎先生が生放送教室に登場!!
しかもサカナLOCKS!の時間も、
一緒に生放送教室より、授業をお届けします!!

サカナクション先生は9月30日(水)に映画「バクマン。」の主題歌にもなっている
ニューシングル「新宝島」をリリース。

ということで、今夜は2つの授業テーマを設けて
生徒からメッセージを募集したいと思います!

まず1つ目は!
「サカナクション 山口一郎先生にインタビューしたいインタビュアー募集」
生徒の君がインタビュアーとなって、
一郎先生本人からいろいろ話を聞き出して欲しいと思う。

新曲「新宝島」の話、何故半年間も歌詞が書けなかったのか?
その間どんな生活を送っていたのか?などなど
音専誌のライターのように、色々と聞き出して欲しい!

そして2つ目の授業テーマは!
「LIVEで聴きたいサカナクションの曲」

10月3日(土)から
「SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour"」がスタートしますが、
今回のツアーで君が聴きたいサカナクションの楽曲を教えて下さい。

その曲を聴きたい理由とか、
ライブの序盤・中盤・後半どの辺りで演奏してほしいとか
この曲からこの曲に繋げて欲しい!
なんていうマニアックなお願いでもいいぞ!

学校掲示板もしくはメールから書き込んでね!!

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生放送教室にはサカナクションの山口一郎先生が登場!!

一郎先生「こんばんは!! サカナクションの山口一郎です!」

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とーやま校長「すごく凛々しい表情で、一点を見つめてご挨拶をされましたが…(笑)」

あしざわ教頭「いつもとは違う感じがしますね!」

一郎先生「緊張してます…」

あしざわ教頭「両手も最大まで広げて、机をがっしりと掴んでいますね(笑)」

とーやま校長「だって、何回も生放送教室ではやられていますよね? 慣れてるんじゃないですか?」

一郎先生「今日の為に生放送教室をやってきたはずなのに、緊張してます!」

とーやま校長「緊急学級会とかも、中々の回数でしたよ?」

一郎先生「あれは僕の土俵だから。サカナLOCKS!の中なので緊張しないんですけど、今日は校長と教頭の土俵ですから」

一同笑い

とーやま校長「でも、一郎先生はわが校にとって何年に渡るってくらい大切な仲間ですし、今だって一郎先生の土俵ですよ!」

一郎先生「いいんですか? ……チャオ!

とーやま校長「チャオ!!」

あしざわ教頭「来た! 本日1発目のチャオいただきました!!(笑)」

とーやま校長「良かった〜(笑) こうして生放送教室に登場していただくのは1年以上ぶりですね」

一郎先生「そんな気がしないですね」

そんな、お久しぶりな一郎先生ですが、サカナクション先生は来週9月30日(水)にニューシングル『新宝島』をリリースされます!!

とーやま校長「サカナLOCKS!でも話されていましたけれど、今回も歌詞を書くのに半年ほどかかったと…」

一郎先生「半年間、完全に引きこもっていましたからね。その前に『グッドバイ/ユリイカ』、『さよならはエモーション/蓮の花』という両A面シングルを2枚出しているんですよ。その2枚は内向的というか、自分の内面をしっかり歌おうというモードになっていたんです。
『サカナクション』というアルバムで沢山の人に知ってもらえたから、ここからは自分たちの中で今までとは違うアプローチで音楽を届けていけたらな、という気持ちだったんです。でも、外に向けて作る分かりやすい曲とか、アッパーな曲とか、表向きな曲というもの対して踏み込めなかったんですね」

とーやま校長「そういう話もされていましたよね」

一郎先生「今回『バクマン。』の主題歌ということで、元気のある曲にしないといけないなっていう所で苦しみましたね。どうやって今まで避けてきた道を歌詞で拓くか。そこを悩みましたね」

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とーやま校長「でも、サカナクション先生はMステとかにも出演されてきているじゃないですか」

あしざわ教頭「紅白とかもそうですよね」

とーやま校長「でも、“自分たちの音楽とは何か。”っていうせめぎ合いとずっと闘われているアーティストだなあと思っていて、今回の『新宝島』も、イントロの瞬間はサカナクション先生が次に行こうとしているゴールやその過程、全てにモヤがかかっている状態で見えて。曲が進むにつれ試行錯誤しながら進んでいて、アウトロでそのモヤが全部開けて『新宝島』が見えるっていう曲だなぁって思ったんです」

一郎先生「正直、この曲で脱皮した感はありますよ。自分たちの船の舵を別の方向に向けていたのを、この曲をきっかけに、“また新しい所へ向かっていこう!”っていう気持ちがこの曲ににじみ出ていると思いますね」

とーやま校長「また新しいサカナクション先生が俺たちの目の前に現れたな! って思いましたね」

一郎先生「今回、すごい研究したんですよ。J-ROCKというジャンルの音楽を片っぱしから聴いて“どんな曲が今の時代に違和感があるか”とか、“どんなイントロだと引っかかるかな?”とかを研究しました」

とーやま校長「どういうものが生まれたんですか?」

一郎先生「この時代、フェスが主体になっていて、フェスの中で通用する曲がメインになってきているな、というのが感じられたし、自分たちはそこから逸脱して曲を作ってきた事でどういう結果になったかっていうのも分かってきたんです。今回、表向きに分かりやすくテンポの速い曲をやるにあたって、良い違和感のある物をやるにはどうしたらいいのかなっていうのが分かってきましたね」


♪  新宝島  / サカナクション


とーやま校長「カッコイイなあ〜!」

あしざわ教頭「サビの“丁寧、丁寧、丁寧〜♪”という所が筆を進める時に描き直すみたいに聴こえて、それをイメージされているのかな? と思ったんですけど…」

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一郎先生「歌で丁寧に歌うとか、丁寧に描くとかって、作る人間にとって重要な部分だったりするじゃないですか。気持ちを込めて丁寧に作る、描く、歌うというのが重要だなぁと思いましたね」

とーやま校長「『新宝島』にはDVDが付いていまして『バクマン。』の大根仁監督による『新宝島カラオケ映像』という特典映像がついています。それとは別に『新宝島』はミュージックビデオがありまして…実は教頭と一緒に観させて頂きました!!」

あしざわ教頭「観ましたよ〜!」

とーやま校長「あれは……思わず声出たよね?」

あしざわ教頭「二人してワーワー言ってました(笑)」

とーやま校長「僕たちの世代にドンピシャな映像で、でも改めて観るとすごく前衛的で、若い人が観たらお洒落って思うかもしれない! あれはまだ公開前なんですよね?」

一郎先生「Youtubeとかは26日からとかかな?」

とーやま校長「必ず見て欲しい!」

あしざわ教頭「それこそ良い違和感を感じられるんじゃないでしょうか?」

一郎先生「船出感あるでしょ? 監督は『バッハの旋律を夜に聴いたせいです』を撮ってくれた田中裕介監督なんですけど、綿密に打ち合わせをしましたね」

とーやま校長「さらに、カップリングの『聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに』こちらはまだオンエアー出来ないんだけど、これもめっちゃスゴイぞ!!」

一郎先生「『新宝島』は『バクマン。』の主題歌であって、作品としてコラボしているものじゃないですか。だけど、今のサカナクションのリアルをカップリングに込めようということで作ったので、生々しさはあるんですよ」

とーやま校長「恵比寿のLIQUIDROOMで、この曲を聴けたら最高すぎるでしょ!」

あしざわ教頭「僕も、それを想像したらすごいイイなぁって思いました! 夜に聴くのも良いですよね〜」

とーやま校長「良い音楽体験が出来る曲ですね! 夜が更ければ更けるほどイイね!」

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そして、サカナクションの山口一郎先生を迎えて、こちらの授業をお届けします!

サカナクション 山口一郎インタビュー!

とーやま校長「生徒の君がインタビュアーとなって、一郎先生本人からいろいろ話を聞き出して欲しいと思ってます。みんな緊張してるかな〜?」

まず、最初にインタビューをする生徒は…!

えるふぁばぐりどるぼーん 鹿児島県 16歳 女性 高校2年生

とーやま校長「サカナクション先生が大好きか!」

えるふぁばぐりどるぼーん「大好きです!!」

一郎先生「ありがとう〜!」

えるふぁばぐりどるぼーん「中学2年生から好きで、最初はサカナLOCKS!がきっかけでした。一番好きな曲は『シーラカンスと僕』です!」

とーやま校長「今日は、一郎先生にインタビュアーとなってインタビューするんだけど、緊張してる?」

えるふぁばぐりどるぼーん「緊張してます!」

一郎先生「厳しく行きますよ!」

一同笑い

とーやま校長「より硬直しちゃいますよ(笑) じゃあ、えるふぁばぐりどるぼーん記者。頑張ってインタビューしてくれ!」

えるふぁばぐりどるぼーん「はい。……チャオ!」

一郎先生「チャオ!!」

えるふぁばぐりどるぼーん「一郎先生に質問です。一郎先生がよくおっしゃっている良い違和感っていうのがよく分からないんですけど、それを教えてほしいです!」

とーやま校長「先ほどのお話にも良い違和感のお話は出てきましたよね」

一郎先生「例えばなんだけど、長袖でもなく、半そででもない。7分丈のシャツがあるじゃん。中途半端だけど、その違和感が良かったりするんだよね。だから、自分が好きなものには良い違和感があるんじゃないのかなって思っているんだ」

えるふぁばぐりどるぼーん「うう〜ん…」

一郎先生「難しいかな…。柿ピーにチョコをコーティングしてあるお菓子知ってる? あれって良い違和感じゃないかな。甘さとしょっぱさが混ざっている訳で、それって普通は考えない組み合わせだけど、それがアリだったりする。そういうのが僕の思う良い違和感かな」

えるふぁばぐりどるぼーん「ああ〜!!」

とーやま校長「柿ピーで分かった(笑)」

一郎先生「音楽も、フォークソングとかは弾き語りで聴いていてもいいけど、そこにピアノの音が入ってきたり、街の雑踏や、綺麗な音が入ってくるだけで急に雰囲気が変わるでしょ? そういった違和感がフォークソングの中に入り込んでいることで良いって思ったりする人もいるんだよね。それが、音楽での良い違和感だと思うな」

えるふぁばぐりどるぼーん「じゃあ、ちょっと聞きたいんですけど…」

あしざわ教頭「いいぞいいぞ!」

えるふぁばぐりどるぼーん「昔『笑っていいとも!』にサカナクション先生がゲストで出られた時に、一郎先生が“良い違和感”って最初に言ったんですけど、その時の良い違和感ってどういうものなんですか?」

とーやま校長「覚えてらっしゃいますか?」

一郎先生「覚えてますね〜。テレビとかにも余り出ていなかった、そんな5人が北海道から東京に出てきて、音楽をやって、あの『テレフォンショッキング』の席に座っているっていうって事が先生にとって良い違和感だなって思ったの。その違和感を好きだって言ってくれる人達がテレビの向こう側にいるとして、そういう人たちがサカナクションを応援してくれるんじゃないかな」

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一郎先生「僕たちの姿を観て、不思議な感じするって思ってくれた人達は、僕らの曲を聴いてくれた時に面白いって思ってくれたり、イイねって言ってくれるような気がしたんだ。それを狙って出たのもあった」

えるふぁばぐりどるぼーん「へぇ〜!!」

一郎先生「僕らはテレビに出る時には必ず、そういう違和感を出す時にしか出ない!」

とーやま校長「そうなんですね!」

えるふぁばぐりどるぼーん「なんか、名言…!」

とーやま校長「今の話聞いて、スッキリした感覚ある?」

えるふぁばぐりどるぼーん「ずっと心の中で引っかかっていたので、スッキリしました!」

一郎先生「何となく好きだなって思うもの沢山あるじゃん? 音楽や漫画とか色々…。そういうものが何となく好きじゃなくて、“何で好きなのか”って考えていくと、違和感についてもっと理解できてくる気がするよ。それを探していくっていうのが、音楽の楽しみ方の一つだったりするんですよ」

あしざわ教頭「これは、イイ事聞いた!」

一郎先生「違和感に対して自分の中で考えてみて、好きだなっていう所まで行き着けたら、より好きになれるし、自分の中でも広がるって事なんですね。これ、えるふぁばぐりどるぼーん記者、良い質問だったね!」

あしざわ教頭「僕たちもスッキリしましたね!」

えるふぁばぐりどるぼーん「1月の鹿児島のライブ行きます!」

一郎先生「おお! じゃあ、鹿児島で会おう!!」

えるふぁばぐりどるぼーん「はい! ありがとうございました〜!!」


いつもならサカナLOCKS!の時間なんですが、本日はサカナクションの山口一郎先生が生放送教室に来ているということで、引き続き一緒に話を聞かせてもらうぞ!

一郎先生「僕の土俵ですよ!」

あしざわ教頭「急に顔つきが違う!(笑)」

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この時間は、いよいよ来週末10月3日(土)よりスタートとなる「SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour"」について、色々と話しを聞いていきたいと思います!

とーやま校長「サカナクション先生としては1年半ぶりのライブということですが…」

一郎先生「デビュー以来、というかバンド始めて以来ですね。こんなにライブしていなかったのは」

とーやま校長「ツアーの最初はサカナクション先生の地元、札幌のきたえーるですが、そこでベース草刈先生が復帰されますね!」

一郎先生「はい! 今までのライブではZepp札幌だったんですよ。草刈の復帰初日を札幌のきたえーるで迎えられるという事で、相当、気合い入っています!」

とーやま校長「いつも以上にお祝いっていう感じの空間なんでしょうね! そして、きたえーるを皮切りに様々な会場でやられますが、地元札幌のライブは特別なライブになったりする感じですか?」

一郎先生「やっぱり、札幌は僕達の地元だし、想い掛けないことをやっちゃおうかな、と」

とーやま校長「ヒント、欲しいなぁ…」

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一郎先生「イイっすよ(あっさり)」

あしざわ教頭「ええっ! 流石だ…!!」

一郎先生「札幌初日のライブ終了後に『GO TO THE FUTURE』という曲の弾き語りをやっちゃいます!」

とーやま校長「それ、言っちゃっていいんですか?」

一郎先生「『懐かしい月は新しい月』の映像に入っているんですけど、アマチュア時代、僕たちのホームとしてるライブハウスで『GO TO THE FUTURE』をレコーディングして弾き語りしたんです。それをドキュメンタリーの映像の中で再現しようというのを前回やったんですよ。今回はアリーナでやっちゃおうと!」

とーやま校長「めっちゃ貴重じゃないですか!」

一郎先生「札幌の初日でしかやりませんよ!」

とーやま校長「じゃあ、ライブ終わりまで目を離せないですね」

あしざわ教頭「これはファンからしたら堪らないですよね」

とーやま校長「セットリストとか…教えてもらいたいなあ…。多分、俺の予想だと『新宝島』やるね(小声)」

あしざわ教頭「それはやるでしょ(笑)」

一郎先生「やりますよ」

とーやま校長「ほら! 俺のセットリスト決めおじさんの本領発揮だよね。俺の一言でやることにしたんだから」

一郎先生「はい。それでやることにしました(笑)」

あしざわ教頭「ウソォ! 校長すごいな(笑)」

とーやま校長「さらに、ツアーの最初はアリーナの会場ですが、ホールの会場もありますよね。ホールとアリーナで演出は変えますか?」

一郎先生「仕込みとか、映像の規模も違うし、持ち込める量が違うから、全然演出違いますよ。今回のアリーナツアーでは、共演者がいます」

とーやま校長「共演者!?」

一郎先生「GOCOOという、和太鼓グループとコラボします! 『NF』という僕達がやっているクラブイベントがあるんですけど、それに出てもらったんです。そしたら余りにも良くて、先生も興奮して踊りまくっちゃったから。それを皆に体験してもらおうと思ったんです」

あしざわ教頭「和太鼓の演奏がサカナクション先生の演奏に混ざるっていうことなんですか?」

一郎先生「そこは…(ごにょごにょ)だから、初日って特に緊張感があるんです。ホールはホールでまた違う演出もするので、楽しみにしていて欲しいですね!」

あしざわ教頭「良い違和感があるんじゃないでしょうか!」

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さらに今夜は、生徒から2つ目の授業テーマとして、「LIVEで聴きたいサカナクションの曲」というのを募集してました。
掲示板に届いた書き込みを紹介していくぞ!!


ライブで歌ってほしい曲!
やっぱりアルクアラウンド→アイデンティティの一番盛り上がる流れがたまらなく好きです!
あとはやっぱり最後のナイトフィッシングイズグッド、または目が明く藍色がいいです
どっちも聴きたいと思ってしまうので、出来れば最後にNFIG、アンコールのラストに目が明くを演奏して欲しいです!
それと今回は新曲の新宝島はもちろん、ミュージックや夜の踊り子などがどう演奏されるのかもめちゃくちゃ楽しみです!
ライブ楽しみにしてます!!!
プラチナの卵
男性/18歳/広島県
2015-09-24 22:00



あしざわ教頭「一郎先生が悶絶しております(笑)」

一郎先生「先生が一番のサカナクションファンですからね! 一番のファンがセットリストを考えている訳ですから、ファンの皆さんの意見はすごく分かるんです! 僕達のライブって、セットリスト決めたらそれをあまり変えないんです」

とーやま校長「ツアー中でも?」

一郎先生「ツアー中でもずっとやり続けていたんだけど……今回ちょっと変えていこうかな!」

校長・教頭「おおおっ!!」

一郎先生「やりたい曲がいっぱいあるんですよ」

とーやま校長「ファンの人からしたら、すごく嬉しいよね!」



サカナクション
Aoiがききたい!俺サッカーが好きでこの曲がJリーグの試合の最後に流れているのを何回も聞きました!この曲は聞くと落ち着けていいんすよね(笑)中盤に歌って欲しい!
エスパルス小僧
男性/17歳/静岡県
2015-09-24 07:33



一郎先生「あの曲、テンポが速いんで、その後にやれる曲が限られてくるんですよね。次に聴く曲遅く感じちゃうでしょ? だから、場面と場面を切り替える時にかかる可能性がある曲ですよね」

とーやま校長「壮大なメロディとかが次に来るっていう時には、すごい良いですね!」

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ライブについて!
大阪城ホールライブ参加します!
サカナクションのライブは初めてです!
最初の方ははグッドバイNEXTworldremixで一気に盛り上がり、中盤はアルクアラウンドなどでさらに盛り上がり、最後は目が明く藍色などの曲でゆったり終わる、そんな感じがいいなーって思ってます。
セフイロス
男性/15歳/大阪府
2015-09-24 22:18



一郎先生「ああ〜」

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とーやま校長「一郎先生が頭抱えてます…(笑)」

一郎先生「…分かる!!」

とーやま校長「分かる!(笑) 先生に迷いが生じてますよ!」

一郎先生「気持ちが揺れます…。昨日までずっとセットリストを考えていたので、頭のモードがまだ残っているんですよ。一つだけ言えるとしたら、先生達、Mac5台用意しました!」

とーやま校長「いつも、目の前で横1列で並ばれていますよね。あれカッコイイんだ〜! ってことで、『SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records  launch tour"』いよいよ10月3日(土)よりスタートだ!!


続いて、「サカナクション 山口一郎インタビュー」!第2弾!!

まだまだ一郎先生にインタビューしたい! という生徒が沢山いるので、どんどん話を聞かせてもらおう!

サカナサキ 大阪府 18歳 女性 高校3年生

とーやま校長「サカナサキは、いつくらいからサカナクション先生が好きなの?」

サカナサキ「中3の終わりから好きで、元々サカナクションという存在は知っていたんですけど、深夜番組に一郎先生が出ていて、そこで一郎先生の人間性に惹かれて、動画とかを見始めたのがきっかけです!」

一郎先生「テレビから興味を持ってくれたってことなんだ?」

サカナサキ「そうです!」

とーやま校長「これから一郎先生にインタビューするんだけど、どう? 今の気持ちは」

サカナサキ「緊張してます!」

とーやま校長「そうだよね〜。でも、一郎先生もガチガチだから(笑)」

あしざわ教頭「頑張れ!」

サカナサキ「はい! では、インタビューさせていただいてもよろしいでしょうか?」

一郎先生「チャオ!」

サカナサキ「あっ…チャオ!!(笑)」

一郎先生「お願いします!」

サカナサキ「今、サカナクションは再始動して新しいことにチャレンジしているイメージがあるのですが、不安はないのでしょうか?」

一郎先生「その不安が無かったら、新しいことにチャレンジする気持ちが湧いてこないと思うんですね。僕は、不安っていうのは自分の信念を呼び起こす重要なファクターだと思っていて。もちろん、チャレンジする時には不安だらけですよ。『グッドバイ』や、『さよならはエモーション』を出す時も、先生達からするとすごい新しいことにチャレンジしたことだったんです」

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一郎先生「『サカナクション』というアルバムで自分たちの世界観を作ったのにも関わらず、そこから逸脱して内向的な曲をシングルとして出すって自分たちにとってチャレンジだったんです。その時は不安もあったし、苦しかったけど、今こうやって『新宝島』っていう曲を作れたりしたのも、その不安があったからだと思うんです。ネガティブに捉えてしまうとどんどん沈んでいってしまうけど、僕にとって不安っていうのは重要なものなんですよ」

サカナサキ「ありがとうございます!」

とーやま校長「不安を打ち消そうとしなくても、良かったりするものなんですか?」

一郎先生「不安って、なくてはならないものだと思うんです。不安が無いと楽観的になって、全然違った未来になるし。不安を持つことで、危機感を持ったり、新しいものに対して向き合えたりするんじゃないかな。生きていく内に必ずあるものだから、それとどう向き合っていくか、受け入れていくかっていうのが大事だと思います」

サカナサキ「はい!」

一郎先生「僕は、失敗してもいいと思っていて。人生は快速電車じゃなくて、各駅停車の方が良いと思うんです。一つひとつクリアしていって、そこの駅で色んなものを吸収して、最後に自分の目指している駅に辿り着ければいいんです」

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サカナサキ「なるほど…」

とーやま校長「同じ時にスタートしたのに、隣の電車はすごいスピードで前の方に行ったと思って不安になることってあるじゃない。そう思わないでもいいってことですかね」

一郎先生「思わないでも良いですね。遠回りすることの方が、近道になることの方が多いと思う。色んな物を吸収して、人よりも遠回りして進んでいく方が、人間として豊かだと思うな」

サカナサキ「ありがとうございます!」

とーやま校長「サカナサキは、何でこの質問をしたの?」

サカナサキ「来年の春から音楽系の大学に進むことになって、そのきっかけがサカナクション先生のライブの裏側を見せてもらった時にPAの方やレコーディングエンジニアの方の映像を観て、私も音楽に関わる仕事に就きたいと思ったんです!」

RN サカナサキは、音楽はずっとやってきていたけど、大学では触れたことのない音楽にも触れる機会が増えると思い、それを不安に感じて一郎先生にインタビューしてみようと思ったそう!

一郎先生「じゃあ、これから音楽の人生が拓けていくんだね! 大学に行ったら色んな音楽が好きな人がいるんだろうね。僕は音楽って平等だと思っていて、どんな音楽やジャンルでも全てに良さがあると思うんだ。その良さにどれくらい気づけるかっていうのが音楽を仕事にするうえで重要なんじゃないかと思う」

サカナサキ「はい!」

一郎先生「難しくて、この音楽よく分からないなぁって思っても、差別しない事。ちゃんと自分の中で考えるのが大事かな」

サカナサキ「分かりました!」

とーやま校長「この先、そういう学校に通って、色んな悩みとか必ず生まれると思うけど、その時こそ、一郎先生が言ってくれた言葉は全部太字だね! サカナサキの為の言葉だと思うよ!」

サカナサキ「ノートに書いておきます!」

とーやま校長「そうだね!(笑) ちなみにツアーには参加するの?」

サカナサキ「大阪城ホールに観に行きます!」

一郎先生「PAの近くに行ったらいいよ! 今回、PAが二人いるんですよ」

とーやま校長「そんなことがあるんですか?」

一郎先生「共演者のGOCOOさんのPAもいるから、今回PAのコラボもあるんです」

とーやま校長「すごい!! 面白そう!」

サカナサキ「しっかり見ておきます! 楽しみにしてますー!」

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最後に一郎先生にインタビューした生徒は…

くまの音楽隊 愛知県 16歳 女性 高校2年生

とーやま校長「早速、一郎先生にインタビューいっちゃおうか!」

くまの音楽隊「ハイ!! 山口一郎先生は、音楽を作っていく中で音楽を嫌いになったことはありますか?」

とーやま校長「その質問をしようと思った理由ってある?」

くまの音楽隊「私は今、吹奏楽部に入っているんですけど、高校生になってから音楽があまり好きじゃなくなってしまったんです」

中学までは楽しかったが、高校になってからは発表の機会も減り、どこに向けてやっているのか分からなくなったりして、ハリが無くなってしまったそう。
最終的には音楽を聴きたくないという思いにまでなってしまったというRN くまの音楽隊。

くまの音楽隊「今は少し聴くようになったんですけど、そういう時はどうしているのか教えてほしいです」

一郎先生「先生は音楽を嫌いになったことはないけど、外に向かって音楽を作るっていう気持ちがイヤになったことは何度もありますよ。例えば、シングルを出すにしても発売日が決まっていたりするんだよ。その日のために音楽を作らないといけなかったり、嬉しいことにタイアップのお話をいただけたりしたのね。そういう時に自分の作りたい気持ちとは違うものを作らなきゃいけなかったりする時もあったんだ…」

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一郎先生「すごく有難いことだし、期待に応えたいって思うから頑張るんだけど、どこかで引っかかっちゃっていたんだよね。本当は、自分の作りたい時に音楽を作って、皆に聴いてもらって、皆の気持ちを代弁したり、音楽で色んな気分を共有できたらいいなって思っていたのに、どこか、そことは違う所で音楽を作っている自分がイヤだなって思っていた時があったのね」

くまの音楽隊「ああ〜…」

一郎先生「でも、僕は音楽に本当に救われてきたから、音楽をやっていなかったら、皆とこんな風に話したり、皆と繋がることも出来なかったなって思うんだ。だから、救われた分、音楽でお返ししないとなっていう気持ちを思い返すと、また頑張れたりしているね」

くまの音楽隊「ありがとうございます!」

一郎先生「でも、音楽って気まぐれだよ? 楽しい時も、楽しくない時もある。先生だってそういう時あるよ。そういう音楽の気まぐれに付き合ってあげるっていう事も、音楽を楽しむ上で大事な事だと思うな」

とーやま校長「これは、くまの音楽隊も良い意味で力抜けたんじゃないかな?」

くまの音楽隊「はい!」

一郎先生「たまに違う楽器をやってみるとかね。先生も、歌が作れなくなると歌の入っていない音楽を作ったりするよ」

とーやま校長「くまの音楽隊は、サカナクション先生のライブは行くの?」

くまの音楽隊「名古屋の1日目に行きます!! めっちゃ楽しみにしてます!」

一郎先生「先生、ガイシホールは目標にしていた会場だから、思いっきり気合い入れてライブするからね!」

くまの音楽隊「待ってます!」


本日の授業もそろそろ時間になってしまいました…!
最後の黒板は一郎先生にお願いいたしました。

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『 音を楽しむ 』

色々考えすぎていた所があるなって、今日みんなの話を聞いていて思いました。
『さよならはエモーション』とか作っていた時は本当に切羽詰まっていたし、伝え方っていうのを難しく考えていたんだなと思った。
『新宝島』を作ったことで一皮むけたというか、皆に向かってちゃんと音楽を作ろうっていう気持ちになれたんです。
なので、もっと音を楽しむっていう事を意識してレコーディングもライブもこれから頑張っていきたいと思います!

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山口一郎先生、本日はありがとうございました!!
またぜひ遊びに来てください! サカナLOCKS!もよろしくお願いします!

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【FAXイラスト】

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RN 勝丼

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RN コナ@


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【逆電リスナー】
えるふぁばぐりどるぼーん 鹿児島県 16歳 女性
サカナサキ 大阪府 18歳 女性
くまの音楽隊 愛知県 16歳 女性

 
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【オンエアリスト】
22:04 君のほんの少しの愛で / sebuhiroko
22:25 漂流教室 / 銀杏BOYZ
22:37 新宝島 / サカナクション
22:51 シーラカンスと僕 / サカナクション
23:23 GO TO THE FUTURE (2006 ver.) / サカナクション
23:39 ミュージック (Cornelius Remix) / サカナクション
23:50 新宝島 / サカナクション
 
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一郎先生、俺ほんと好きなんすよ。
 
校長のとーやま
 
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音楽の本来の楽しさ。
物を作る事。
何だか色々な事に気づかせてくれました。
山口一郎先生ありがとうございました!
 
あしざわ教頭
 
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