今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
今夜のSCHOOL OF LOCK!は
マンツーマン黒板逆電!!!!
さかた校長の退任まであとわずか。
今夜は、さかた校長に聞いて欲しい悩み、愚痴、教えて欲しいことなど、いつも通り生徒と電話で話をしつつ、校長が1人1人の生徒に向けて黒板を書いていきました( ˘ω˘ )
1人目に電話をした生徒は、吹奏楽部として2週間後に大きな大会があるけど部員同じ方向を向いていなくて困っているという RN:
パンダっ子。3日前に行われた吹奏楽の県大会はどうにか乗り切ったものの、次は全国がかかった中国大会!! 所属している吹奏楽部は結構な強豪校で1、2年生をあせて50人がいる。コロナでなかなか集まれないなか部員みんなの心がバラバラになってしまっていて困っていると話を聞かせてくれました。そんなRN:
パンダっ子に向けた黒板は校長のコチラ!!!
2人目に電話をした生徒は、好きな人がいるけど全然話せないでいるという RN:
いちごみるく割。陸上部でマネージャーをしている RN:いちごみるく割は、同じ部活の先輩に一目惚れして以降、先輩のことが大好き!! でも先輩はあまり女子と話すタイプではないので自分がマネージャーとして接しても先輩にかわされてしまって全然話せず、、困っていると気持ちを聞かせてくました。そんなRN:
いちごみるく割に向けた校長の黒板はコチラ!!!
3人目に電話をした生徒は、芸人になりたい気持ちがあってさかた校長に芸人のリアルを教えて欲しいという RN:
ミドりモンスター。将来はお笑い芸人になりたいと思っていて、本格的にその道に進もうと思っているので、お笑いが大好きなさかた校長に芸人として生きるとは何なのか?質問をしていきました。そんなRN:
ミドりモンスターに向けた校長の黒板はコチラ!!!
4人目に電話をした生徒は、昔っから泣き虫で、すぐに泣いてしまうのでどうにか感情をコントロールして、泣き虫を卒業したいという RN:
真っっっっっ赤な青りんご。誰かに怒られたり何か上手くいかない時があるとすぐに泣いてしまったり、自分よりももっと頑張っている人がいるのに自分が、その人よりも先に泣いてしまう事を悩んでいると話を聞かせてくれました。そんなRN:
真っっっっっ赤な青りんごに向けた校長の黒板はコチラ!!!
さかた校長の退任まであと2日……! 楽しく笑っておくり出そう(^◇^)!!!
マンツーマン黒板逆電!! みんなに向けて黒板書きます!!
『 黒板 』
さかた校長「我がSCHOOL OF LOCK!、黒板ね。最初と最後にメッセージなどを書かせてもらったりしてるんだけど。あのね、いつも同じ1個を使っているって思っている生徒もいると思うんだけど」
こもり教頭「多いんじゃない? だってオープニングで書いたのを消してるじゃない、最後」
さかた校長「消して書いて。次の日にはまた消して書いてって思っているかもしれないけど、実は、黒板、めちゃくちゃあんのよ。いやほんと、新しいもの、古いもの…歴史が16年あるから。すごいあるの。(黒板たちを見て)うっわ!」
こもり教頭「俺、初めて見たよ。その色の黒板」
さかた校長「緑色だけど“黒板”って言ってるじゃない? マジ、黒。漆黒。宇宙ぐらい黒いのが。黒々しい。何これ? 明治時代とかに使われていた黒板じゃない?」
こもり教頭「そんな感じだよね」
さかた校長「それぐらいの黒板もあれば…」
こもり教頭「傷だらけの黒板もあるね。どーやったら、そんな…」
さかた校長「おいこれ、花山薫より傷あるぞ。『グラップラー刃牙』の」
こもり教頭「わかりづら〜〜」
さかた校長「これはね、何度も消して書いてって…ん? チョークでつく傷か?」
こもり教頭「(チョークが)のりづらいでしょ?」
さかた校長「のりづらいというか…(黒板を書く音)…なぜか今、俺、ひらがなで“たべた”って書いたんだけど。さっきおにぎり食べたからかな?」
こもり教頭「アニキがくれたね。差し入れのね」
さかた校長「でっかいおにぎり。俺たち腹減ってないって言ったのに、くれたおにぎり」
こもり教頭「“梅とめんたいこ、どっちがいい?”ってね」
さかた校長「どっちも赤いヤツもらっておいしかったんだけど。その傷だらけの黒板もあれば、様々な黒板があるわけよ」
■
そんなにあるの!
1枚だと思ってた、、
タオルとからあげ。
女性/17歳/熊本県
2021-09-28 22:01
さかた校長「いや、そうよ。そりゃそうなのよ。そう思うよ」
こもり教頭「今、現に教頭も思っているもん。あ、こんなあるんだって」
さかた校長「今、俺の後ろに黒板が並んでるけど。教頭数えてみて」
こもり教頭「10枚!!」
さかた校長「まだまだあったりするのを、今、早急に集めたのだけで10枚」
こもり教頭「これね、話していい? あまりにも黒板消しが汚かったらしくて、それを見かねて、Perfumeのあ〜ちゃん研究員が黒板消しクリーナーをプレゼントしてくれたことがあったらしい」
さかた校長「そんなことある? 普通職員が用意するならわかるけど。なんで研究員のあ〜ちゃん研究員が」
こもり教頭「(笑)その場で、ポチっとしてくれたらしいよ」
さかた校長「マジ? これ、普通の学校にあるような。ちょっと動かしてみる? スイッチ、オン!」
<ウィーーーーーーーーーン>
さかた校長「うわーー」
こもり教頭「そう、これこれ!」
さかた校長「ちょっと待って、エモいな。これはこれでエモいよ」
こもり教頭「今日、この黒板消しの音学校で聞きましたって生徒多いんじゃない?」
さかた校長「窓開けてパンパンってやってたけど、クリーナー導入されたら、こんなにキレイに。掃除の時、“黒板消し消し担当”みたいのあったよね。クリーナーするだけの。楽でいいなって思っていた」
こもり教頭「え〜俺、手が汚れるからイヤだったなー。すごい汚れるよね」
さかた校長「うわ、見て、きれー!! 黒板消しが、あ〜ちゃん研究員のおかげで新品に生まれ変わりましたわ」
こもり教頭「でも、黒板がね…」
さかた校長「黒板は拭いても傷が浮かび上がるだけで、直らないからね」
こもり教頭「職員がさ、校内でかき集めてくれたわけじゃん。だからすごいのも出てくるわけですよ」
さかた校長「“これは消すな、大切に大切に守っていかなきゃいけない”って黒板があって、それがね、かわいい熊さんのイラストが描いてあって。
『世界はファイターたちのパレードだ』って。なんとこれ、
『3月のライオン』を描かれた、羽海野チカ先生!」
こもり教頭「それは消しちゃダメだ」
さかた校長「周りの色が落ちている感じから、けっこう時は経ってるけど、綺麗に残ってるね」
こもり教頭「それだけじゃないんですよ。残しておかなきゃいけないのは。これは特に!」
さかた校長「これはね!残ってるなかではホヤホヤな。
『俺の10年は君の人生だ』。
これは
とーやま元校長が、最後の日に書いた黒板!」
こもり教頭「なんか、俺たちがここでアッサリ読むのもなんかダメだと思うのよ」
さかた校長「だって残ってるし。ちゃんと消してないから、最初に書いた、オープニングのさ、日付もちょっとうっすら残っているっていう…」
こもり教頭「“2020331”ね」
さかた校長「これがなんか、その日に書いたんだっていう。奇跡的に残っているから」
こもり教頭「あ、また来た、1枚」
さかた校長「
『笑ってサヨナラ』」
さかた校長「これも元とーやま校長が書かれたやつで。1月か? 2020年の3月いっぱいで退任するから、みんなに向けて、“俺は最後は笑ってサヨナラしたいんだ”っつって、号泣しながら帰ったらしい。
おい、泣いてんじゃないか。さすが、とーやま元校長。ベタ、わかってますから。吉本新喜劇やってますから」
こもり教頭「ただ、なんか『笑ってサヨナラ』の黒板がすごくキレイ」
さかた校長「キレイなんだよなー」
こもり教頭「おそらく封をあけて3回目くらいの。で、消してはいけない文字を刻み込んでしまったっていう」
さかた校長「あ、これが一番新しいね。
『SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS! これからよろしくお願いします』。学校の絵があって。
賀喜遥香先生の」
こもり教頭「1回目の時のじゃない?」
さかた校長「遥香先生がね、けっこうロゴっぽく、“SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS!”って書いてくれて、その下に学校のイラストが描いてあるんだけど、時計見て下さい!! 10時なのよ〜!」
こもり教頭「かわいーー!」
さかた校長「“かわいー”じゃなくない? すごい、さすが! 粋だねー!だろ?」
こもり教頭「かわいー!!」
さかた校長「ま、学校(のイラスト)可愛いけどね。時計の感じがいいよね」
こもり教頭「ちょっと斜めっているところがいいよね」
さかた校長「これがたぶん、(残している黒板のなかでは)最新かな。
僕も生放送中にチラッと言ったけど、あまりにもこの黒板欲し過ぎるってことで、これは消しちゃダメだって、
銀杏BOYZ・峯田和伸先生の黒板を個人的に持って帰りました!」
こもり教頭「痺れるね〜。なんて書いてあったか教えてよ」
さかた校長「
『キープ オン 大好き。』」
こもり教頭「あれシビレたよね〜。書いた時」
さかた校長「峯田先生、僕も今だに、キープオン大好き! 去年の10月に、
峯田先生が来たの。
これ、チョークを消したくないからさ、ラップとかをつけるもの擦れて怖いからって、手持ちで帰ってさ。一緒に帰ったじゃん? マジ変な目で見られたよね。夜の通行人に、“なにあの2人、『キープオン大好き』って黒板持って。え? コイツ、隣の男にプロポーズしてる?“って。けっこう長い時間、歩いたから」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「だいぶ恥ずかしい。あの時は嬉しさが勝ってたけど。タクシーに乗り込んだ時も恥ずかしかったよね。これは部屋に飾ってるね」
こもり教頭「それはいいね。擦れてない?」
さかた校長「擦れてない。そのエリアに入らないようにしてる。あんまり行かない、部屋の隅に飾ってる。キレイに残っているよ。1年弱経つけど」
こもり教頭「それはすごいわ」
さかた校長「黒板のチョークって、消さなきゃ残るんだって。さまざまないろんな歴史があるけど、黒板に向かい合った夜も、しっかり真空パックで閉じ込められている気がして。黒板ってやっぱね、エモいっすわ」
♪ BABY DON'T CRY / 東京初期衝動
さかた校長「東京初期衝動先生、俺、大好きで。東京初期衝動先生も銀杏BOYZが大好きで。ガールズバンドだけど、“銀杏イズム”をね。“キープオン大好き”の話からの東京初期衝動先生は、個人的にグッときたね。めちゃめちゃ嬉しいです」
さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK!は、こちらの授業をお届け!」
『マンツーマン黒板逆電』!!!
さかた校長「今夜は、僕が1人1人の生徒に向けて黒板を書いていきたいと思う」
こもり教頭「生徒は校長に聞いて欲しい悩み、愚痴、教えて欲しいこと、なんでもいいのでメッセージを送ってきてください。
これ、どうします? 万が一、(黒板が)足りないっていうことも」
さかた校長「確かに、逆電バンバンしてたら、足りなくなるから。消さなきゃいけないから」
こもり教頭「どれからいきます?」
さかた校長「すみません、とーやま元校長。え〜っと、『俺の10年』」
こもり教頭「それ、ダメだよ!」
さかた校長「『笑ってサヨナラ』? 俺的には、こっちの方が…」
こもり教頭「『俺の10年は君の人生』は、ダメよ。あったあった、これ、消せる」
さかた校長「『たべた』? いや、『たべた』はちょっと…」
こもり教頭「絶対コレだろ。絶対こっちだよ」
パンダっ子 広島県 17歳 女性
さかた校長「パンダっ子は、吹奏楽部に所属してるんだけど、どういったポジション?」
パンダっ子「トランペットをやっています」
さかた校長「じゃあ、トランペット歴、何年になるの?」
パンダっ子「7年近くですかね」
こもり教頭「すごいね〜〜」
さかた校長「じゃあ、高校でもトランペットを続けていきたいかなって吹奏楽部を選んだんだ。吹奏楽部って何人くらいいるの?」
パンダっ子「50人近く1、2年生でいます」
さかた校長「大所帯の、すごい強豪校なんじゃないの?」
パンダっ子「はい。先輩方が築き上げてきた伝統でいくと、けっこう強い方です」
さかた校長「そりゃそうだろ〜〜。そんな中で今、どんな悩みがあるの?」
パンダっ子「今、コロナがあって練習の時間が思うように取れないっていうのがあって。大会があるんですが、なかなかみんなが心を1つにするのが難しくて、悩んでいます」
さかた校長「そっか。今、練習時間は?」
パンダっ子「短いと1時間ぐらいしかできなかったりとか」
こもり教頭「おのおので練習に向き合うと、コミュニケーションを取る時間もないしね」
さかた校長「個別パートの練習で終わっちゃうのかな? せーので合わせる時間も必要だしね。1時間じゃ、短い?」
パンダっ子「短いです」
こもり教頭「しかもこのコロナ禍で、先輩からの引継ぎもうまくいかなかったのかな?」
パンダっ子「はい。けっこう難しいかなって思います」
RN パンダっ子の部は、すでに県大会にも出て、なんと中国大会への進出も決まっているそう!
こもり教頭「それってすぐ?」
パンダっ子「けっこう近いので、やっぱり本当に短い中でやりきっていくっていうので、心を1つにするのが、やっぱり温度差とかも出てしまって、難しいなって思っています」
こもり教頭「50人みんなの熱量がバラバラだから。一体感が出てないんじゃないかって悩みなんだね?」
さかた校長「中国大会はいつ?」
パンダっ子「2週間後です」
こもり教頭「あ〜、もうすぐだね〜」
さかた校長「そこを、うまいこと上位に入れば?」
パンダっ子「全国大会に繋がります」
さかた校長「そうか。じゃあ、今、1つになって仕上げたいね。大事な時期だね。先輩としてパンダっ子は、後輩たちとのコミュニケーションはどうなの?」
パンダっ子「やはり、そういう大会に向けたものになると、厳しくなっちゃうし、そうなっちゃうんですけど…。やっぱりそこがすごい難しいですし、フォローもしていくっていう中で、本当に自分が先輩としてうまくやれているかなってところも、本当に悩んでます。
同じ学年の中でも、コロナのなかで出会ったメンバーってあまり近しくなれなかったりして、ほんとに難しいなぁって思います」
さかた校長「そうな。なんにせよ、時間が足りないって状況で、思いを伝えるにもね、本来時間をかけて育むものだったりするからね」
こもり教頭「じゃあ、今一番の不安っていうのは、50人の心を1つにするにはどうしたらいいんだろうなっていうのが、一番強い悩みってことかな?」
パンダっ子「はい」
さかた校長「なるほどな」
こもり教頭「では、校長、パンダっ子に向けた黒板をお願いします」
さかた校長「よし! 了解しました!」
こもり教頭「じゃあ、パンダっ子に向ける、黒板のメッセージは…!」
『 最高の音でひっぱる 』
さかた校長「50人っていう、すごい大所帯の中で、なかなか時間が取れずに気持ちがバラバラになっていて、みんなが不安な中、パンダっ子ももちろん不安な中でやってると思うんだけど。
パンダっ子はわかると思うけど、そういった思いって、全部、楽器の音に出ちゃうと思うのよ。だから、みんなのことを思って行動するのはもちろん大切だけど、まずは、何よりパンダっ子が、このメンバーの中で1番最高の音が鳴らせるように、しっかり準備して整えて。まず君が最高の音を鳴らすことで、言葉や思い以上のものを君の音から気付かされると思うんだよ。
まずは1番気持ちよく感情を乗せた最高の音を鳴らして、それがどんどんみんなに伝染して、2週間後には、全員が自分のために、それがみんなのためになるような音を鳴らした時に、最高の結果が待っていると思うから。まずは君が最高の音を鳴らすんだ!」
パンダっ子「はい! わかりました! 頑張ります!」
♪ Surges / Orangestar feat.夏背&ルワン
さかた校長「あと2週間後に(吹奏楽の中国大会が)迫っているからね。絶対に伝わるものが、きっとあると思うんだよね!」
こもり教頭「あります」
さかた校長「自分の思いを全部、音にぶつけてほしいな。全国行けよ!」
こもり教頭「頑張って!」
それでは、次の生徒の話を聞いていこう!
いちごみるく割 福岡県 16歳 女性
こもり教頭「いちごみるく割が、黒板を書いてほしいっていう、悩みごとはなんなんだろう?」
いちごみるく割「今、自分、好きな人がいるんですけど」
こもり教頭「おほっ!」
さかた校長「いい出だしだ!」
こもり教頭「いいよ〜いいよ〜〜〜」
いちごみるく割「で、その人と全然話せないんですよ」
さかた校長「あ〜…そうか。どういう人なの?」
いちごみるく割「部活の1個上の先輩なんですけど、全然女子と関わりがない人なんで、話すきっかけもないので、全然近づけなくて、困ってます」
さかた校長「何の部活?」
いちごみるく割「陸上部のマネージャーしてます」
こもり教頭「陸部!」
さかた校長「そしてマネージャー!! その先輩は、競技は何をやってるのかな?」
いちごみるく割「短距離です」
こもり教頭「カッコいいヤツや〜〜〜ん!!! カッコいいんでしょ? だって」
いちごみるく割「はい!」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
さかた校長「教頭、何言ってるんですか、当たり前じゃないですか。みたいな」
こもり教頭「いいよ〜。ほんと、好きな人には思っていること伝えた方がいいんだから!」
RN いちごみるく割が先輩を好きになったきっかけは、陸上部の体験入部に行った時に走っている先輩を見て…一目惚れだったんだそう!
さかた校長「走っている時〜〜!! もう1番カッコいいからね。何かに夢中になっている時がね。それで、陸上部に入って、マネージャーになったんだ?」
いちごみるく割「はい」
さかた校長「女子とあんまりコミュニケーション取らない先輩って言ってたけど、いちごみるく割は、マネージャーとして接することはあるんじゃないの?」
いちごみるく割「それが、あんまりないんです。夏休みの練習の時に、マネージャーが氷嚢作るんですよ。それを1回、持ってったんですよ、先輩のところに」
さかた校長「おお〜〜〜!」
こもり教頭「いいじゃなーい!」
いちごみるく割「でも、それを、“今は大丈夫”みたいな感じに言われて」
さかた校長「あ〜。どんな感じで言ってた?」
いちごみるく割「なんかもう、女子と接する時、冷たいんですよ、ほんとに」
さかた校長「はいはいはい。いらっしゃいます。冷たい感じで、“今、大丈夫だから”みたいな感じで」
こもり教頭「そういう男性、いらっしゃいますね」
さかた校長「わかりましたよ〜〜」
こもり教頭「あ、もう見つけましたか?」
さかた校長「見つけました」
こもり教頭「それでは校長先生、いちごみるく割に向けた黒板、よろしくお願いします!」
さかた校長「はい!」
こもり教頭「では、黒板、お願いします!」
さかた校長「はい、いちごみるく割に向ける、黒板のメッセージ、読み上げたいと思います」
『 思春期男子は基本そう 』
いちごみるく割「(笑)」
さかた校長「これ、マジそうなんだよ。いちごみるく割に対してだけだったら、また違うんだけど、全ての女子にぶっきらぼうっていうのは、俺もそうだったけど、照れて照れてしょうがないんだよね。しかも周りに男子とかがいると余計。ほんとに恥ずかしいのよ。好意をもらって、なんでありがとうって素直に言えないんだろうって。氷嚢渡したの、いつ?」
いちごみるく割「夏休みです」
さかた校長「絶対(氷嚢)いるからね、夏休み。絶対に暑いけど、“いや、大丈夫だから”っていうふうに、ちょっとカッコつけたいってのがあんのよ。マジであるのよ。それでも、いちごみるく割の優しさは届いているけど、もうちょっとガッツリいってもいい。マジで嫌がってはないし。ただね、ほんとに恥ずかしくて、恥ずかしくてしょうがないのよ。しかも、この黙々と個人競技で短距離を究めようとする職人タイプの子は、不器用なのよ〜」
こもり教頭「そうだね」
さかた校長「だから、今後もマネージャー業として、先輩が引退までまだあるから、少しずつでもいいから、“はちみつレモン作ったんですけど、どうですか?”とか」
こもり教頭「あ〜ジャブね〜。大事ね〜」
さかた校長「これから冬に向けて、冷やさないように、上着のジャージとか、“バスタオルあります”とか。これね、届いてないフリしてめっちゃ刺さってるから。向こうには。で、気付いた時に、“あれ? なんかいちごみるく割にだけは、素直に話せるな”」
こもり教頭「あ〜〜そのパターンあるねー!」
さかた校長「このパターン、マジであるから! 走ってる姿がカッコいいって思えたのは、いちごみるく割にとってめちゃめちゃ武器だから。何より、その子の自信のものを好きになったわけだから。そのまま愛して、気付いた時にはケアしてあげて。“男ってみんなそういうもんだから”って思いつつ、ガンガンにちょっとアタックしてみてくれよ!」
いちごみるく割「はい!」
さかた校長「大丈夫だ、頑張れよ」
こもり教頭「頑張って!」
いちごみるく割「はい! ありがとうございます!」
♪ Cupid's arrow / さとうもか
さかた校長「いちごみるく割の矢は刺さりまくってるからね。引き続き、ちょっと遠くからでいいから、矢をバンバンに放って、射貫いてほしい」
さあ、引き続き生徒たちの悩みに、黒板でガンガン答えていこう!
私は学校に自転車登校しています。
通っている学校行くまでには大きな坂を2本登らないといけません。2本目の坂は、誰もがこげなくなるような、超急で長〜い坂なのですが、1本目は、男の子や脚力のある女の子は、降りて自転車を押さずに登り切っています。
でも私は、いつも残り80mぐらいのところで諦めて降りています。全部登り切ったほうが達成感もあるし、いい1日をスタートになるので、なんとしても登り切りたいんです。
こんな坂を上り切れない私に、黒板を書いてほしいです。
ミサキ
16歳/兵庫県
さかた校長「わかりました。初めてのパターンかも。こういう相談」
こもり教頭「それでは黒板、お願いします(笑)」
『 おりていい。 』
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「あの〜これね、深いよ」
こもり教頭「いや、深いよ。だいぶ深い」
さかた校長「もう1本登りきってるなら、2本目は、頑張らずに手前で降りていい」
こもり教頭「んあ〜〜」
さかた校長「押していい。そっちのほうが汗もかかないし。1日の始まりから爽やかに行けると思うし。もうどうしてもどうしても目標として努力を積み重ねてだったらいいけど、こういう、別に降りても解決できることだったらね、ガンガン降りていい。
何よりね、俺、最近、電動自転車を買ったんだけれども、道具が変わればこんなことなんだって思ったから。手法を変えれば、こんなにイケるんだって思ったから。
降りれるなら、降りて楽しちゃったほうがいい。ミサキ、大丈夫。歩いていこう!」
■
マンツーマン黒板逆電
私はちょうど次の日曜から修学旅行です!!
受験前にしっかり青春したいんです笑
校長といったら青春なので修学旅行の青春の極意を教えて欲しいです!
例えばこれを楽しむべき!とか教えて頂ければ幸いです!!
甘香
女性/14歳/東京都
2021-09-28 18:18
さかた校長「なるほど、修学旅行!」
こもり教頭「校長と言ったら、青春ですからね、極意、教えてください」
さかた校長「青春はね〜。一瞬一瞬の積み重ねだからね」
こもり教頭「お〜、言うじゃないですか! 黒板、お願いします」
さかた校長「修学旅行に限定して」
『 非日常を撮る 』
さかた校長「多分、みんなが好きな人も、友達も、普段は制服か部活の恰好だったりするけど、修学旅行は、俺はスキーだったから、スキーウェアだったのよ。好きな子とかが。こんなんね、見れないのよ。海に行きますって子も、水着じゃないけど、足をちょっと裸足にした状態? 見ないじゃん、普通の学校生活で。もったいないのよね。これって、振り返ってみた時も、その思い出のアルバムが目立ってキラめくから。これはね、めちゃくちゃ写真撮ってほしい。“撮るの多いよ〜”って言うけど、大体の人が、終わった後に、もっと撮っときゃ良かったって」
こもり教頭「間違いない! 多く撮れば撮るほどいい」
さかた校長「で、撮られた側の生徒は、感謝しかないから。その景色も、撮った君だけのモノだから。また思い出になるのよ〜。いろんな街の変なところでもいいから。非日常を撮って、大切にして、青春を謳歌してほしい!」
さて、今週の
『sumika LOCKS!』は、校長の退任前のご挨拶もかねて、4人そろって生放送教室からお届け!
授業テーマは生放送教室と同じく、
『掲示板逆電』!!!
さかた校長・こもり教頭が見守る中、
sumika掲示板に書き込みをくれた生徒に逆電をしていきました。
1人目の
RN おとうた、2人目の
RN しーぽっぽは残念ながら電話に出れず…。
生放送はこういうこともあります!(笑) 書き込みありがとう!
そして3人目は、物議を醸したあの
「石」について書き込んでくれた
RN フラミンゴのリンゴ!
■
「石」やってみました
sumika先生、この前の放送で書き込みをよんでくださって ありがとうございました!
今日、ほんと奇跡的に家族で川の近くのところでBBQしに行ったので、あっ!チャンスだ!と思って妹と一緒に小川先生の言っていた「石」やってみました。あれ面白いですね!普通に楽しかったですし妹も楽しんでました。
小川先生にご報告
少し離れたところにいた大学生ぐらいの4人組の人も「石」みたいなやつやってました!めっちゃびっくりしました!これもう少し競技人口いると思います!
フラミンゴのリンゴ
女性/13歳/東京都
2021-09-25 19:15
とうとう「石」をやった、そしてやっている人を目撃したという生の声が届きました!!!
小川先生の「フラミンゴのリンゴにとって、『石』はどんな存在?」という無茶振りに対し、「妹との大切な時間です」と100点満点な回答をくれたRN フラミンゴのリンゴ、貴重な報告をありがとう!(拍手)
続いての逆電は、
RN 抹茶好きのだまだま。
■
部活の悩み
sumika先生こんばんは!生放送教室嬉しいです!
わたしは今吹奏楽部に所属していてトロンボーンを演奏しているのですが、コロナの影響もありなかなか部活が出来ていません。高校に入ってからトロンボーンを始めたのですが、唯一同じパートだった友達が辞めてしまい楽器のことで相談できる人がいなくなってしまいました。
sumika先生は楽器を始めたての頃に挫折してしまった事などはありますか?またうまくいかないときにどのようにモチベーションを上げていたか教えてほしいです!
抹茶好きのだまだま
女性/16歳/東京都
2021-09-28 20:12
黒田先生から「うまくできるところをやって、“楽しい! できた!”と1回気分が良くなったところでできなかったところを練習する」というアドバイスをいただきました。RN 抹茶好きのだまだま、頑張ってね!
そしてさかた校長との最後のトーク…。
さかた校長「何回も来ていただいたし、生徒たちに想いを届けてもらってるし、笑いも届けてくれるし。“みんなで笑った”っていう瞬間を何度も作ってくれるから。sumika先生、曲以上の力を与えてくれて、本当にめっちゃ嬉しいですよ!」
片岡先生「めちゃくちゃ楽しい時間でしたね。本当に大好きでした」
さかた校長「僕はもう、安心してるんで(笑)」
一同笑い
片岡先生「寂しいよ、でも」
さかた校長「めちゃくちゃに楽しんで、これからも生徒のことをよろしくお願いします!」
sumika先生「はい、任された。よろしくお願いします!」
ということで、今週の
『sumika LOCKS!』はここまで!
sumika先生、ありがとうございました!
それでは引き続き、本日の授業『マンツーマン黒板逆電』をおこなっていきます!
ミドリモンスター 北海道 17歳 男性
さかた校長「高校2年生、17歳。相談したいことは?」
ミドリモンスター「芸人の顔を持つさかた校長に、芸人として生きることはなんなのかってことを教えてほしいです」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「いやいや、ちょっと待てよ。『プロフェッショナル(by NHK)』じゃねーかよ、お前。いきなり」
こもり教頭「教えて下さいよ(笑)」
さかた校長「まぁ、お笑い好きではあってね、お笑いの仲間たちと、校長以外のところでは、お笑いの仕事をしたりしているけれども」
こもり教頭「なんでミドリモンスターは、芸人として生きる、みたいなことを聞きたいの?」
ミドリモンスター「去年のM1で、野田クリスタルが17歳で芸人を始めたってことを知ったんですよ」
さかた校長「あ〜、マジカルラブリーさんね」
ミドリモンスター「はい。そこから芸人になろうと思ったんですが、もともとはゲームの技術者を目指していたので、今、どっちを目指そうか悩んでいるので、芸人の心得を教えてほしいなって思いました」
こもり教頭「ゲーム技術者っていう夢もあるんだ」
さかた校長「だって、マジラブの野田さんもめちゃめちゃゲーム好きで、ずっとやってて」
こもり教頭「そっかそっか。ゲーム、作ってるもんね」
さかた校長「ゲーム作って、売っちゃってるからね。“野田ゲー”っていうね。だからまあ、どちらも兼ねられるっていうことを、野田さんが示したんだけど。
ミドリモンスター、お笑いはいつぐらいから好きなの?」
ミドリモンスター「お笑いは、3年前くらいから好きになりました。テレビとか見てて好きになりました」
さかた校長「いろんなお笑い番組あるけど、ネタを見たりとか、コーナーとか、ロケとか、トーク番組とかあるけど、何が一番好きなの?」
ミドリモンスター「ネタですね。やっぱり」
さかた校長「ネタなんだ。なるほどね。周りにお笑い好きの友達はいないの?」
ミドリモンスター「Twitterで、一緒にネタを作ってる人がいるだけです」
さかた校長「えっ! すごくない? 実際に会ってはないけど、ネタを連絡を取りあって共同制作している感じか?」
ミドリモンスター「そんな感じです」
こもり教頭「ネタって漫才ってことでいいんですか?」
ミドリモンスター「漫才です」
さかた校長「出会ってなくてネタ作るって、難しそうだけど、うまくいってるの?」
ミドリモンスター「今のところはうまくいってます」
さかた校長「何本くらい作ってるの?」
ミドリモンスター「4月から作り始めて、もう10本以上あると思います」
さかた校長「えーーーっ! すごいやん! 月1本以上作ってるってことじゃん? 作って、人前で披露みたいなことは?」
ミドリモンスター「まだしてないです」
さかた校長「してみたいなって気持ちはあるの?」
ミドリモンスター「あるんですけど、相方がいないんです、一緒にできる」
さかた校長「そのTwitterの人は遠いんか?」
ミドリモンスター「はい」
さかた校長「一緒にってならない?」
ミドリモンスター「ならないですね」
さかた校長「一緒にやってくれる人を見つけるのに、俺もめちゃめちゃ苦労したからね。お笑い好きっていう人はいっぱいいるけど、いざ、やるかっていうところに踏み込む、そこがけっこうハードルが高くて、中高、友達を誘ったけど断られて、大学でやっと今の、一緒にやってる相方を見つけたから。時間はかかった。
ミドリモンスターは、将来的にはゲーム技術者もお笑いもいいかなって思ってるんだね?」
ミドリモンスター「はい」
さかた校長「人前でチャンスがあったら、ネタやりたい?」
ミドリモンスター「はい」
さかた校長「その“はい”、ちょっと緊張する?」
ミドリモンスター「めっちゃ緊張します」
さかた校長「ま〜一発目はそうよ。今でも俺も舞台によっては緊張するしね。好きな芸人さん、いるの?」
ミドリモンスター「すゑひろがりずさんですね」
さかた校長「(笑)すゑひろがりずさん、あの〜古典というかね、昔の言葉を使うっていうね。ちょっと変わった感じの笑いの取り方というかね」
こもり教頭「狂言みたいなね」
さかた校長「めちゃめちゃ苦労してたからな〜、すゑひろがりずさんも。あまりにお客さんこなくて、“地獄変”って、“地獄”をライブタイトルに入れるくらいの…。そこから今はもうすごい人気だから。こういうドリームはあるよね」
こもり教頭「じゃあ、さかた校長、ミドリモンスターに向けて、黒板をお願いします」
さかた校長「わかりました。芸人として生きるというか、芸人として11年目に思う、1番の特権? 芸人になったらこんな嬉しいことがあるよっていうのを、届けようかな」
『 一番笑う仕事 』
ミドリモンスター「お〜〜〜!」
さかた校長「芸人さんは人を笑わせる仕事だとみんな思っているかもしれないけど、俺もそう思って、芸人の道を志して入ったら、全然違っていて、めっちゃ笑うのよ。っていうのも、人前ではお客さんを笑わせるかもしれなけど、そこに至るまで、面白いネタを作って、ミドリモンスターも、Twitterで一緒にネタを作っている人と話したりする中で、おもろいボケだったり、ツッコミだったりを交換したりする中で、笑ったりする。
何より、芸人は、ライブや劇場の裏側の楽屋で、毎日めっちゃくちゃ笑うのよ。誰かのミスだったりドジを笑い飛ばしたり、エピソードトークや、ネタの相談をしたりもするし、ネタをしてる時も、相方のボケやツッコミで笑う時もあるし、俺は、芸人になって一番良かったなって思うのは、おそらくこの世にある職業の中で、一番めっちゃめちゃ爆笑している。もう嘘みたいな爆笑する時もある。もうヤバい、ヤバい、って。脳みそぶっ壊れそうになるほど、腹抱えて笑う瞬間が、多分、めちゃくちゃあるのよ。これを味わったら、もうやめられないんじゃないかなって思っている。俺も思ってるし、他の芸人さんも思っていると思う。
ミドリモンスター、今すごい緊張して不安だと思うけども、初めてライブをやった時のその情景とかを、芸人になった時にみんなに話したら、“ふざけんなよ。なんだよ、それ(笑)”って笑い飛ばされるし。お前も、恥ずかしかった過去が全部ひっくり返って、みんなを笑わせるすげぇ武器になるから」
ミドリモンスター「はい」
さかた校長「芸人という仕事はね、めっちゃめちゃ爆笑する、最高の仕事だと思うよ」
ミドリモンスター「ありがとうございます」
♪ ドリームビート / Wienners
さかた校長「この曲、俺がライブとかに出ていく時の音楽“出囃子”にも使っていた。もし、ミドリモンスターが初めてライブに出るって時、この曲、良かったら。マジ出やすいから!」
どんどん行くぞ!
真っっっっっ赤な青りんご 福岡県 17歳 女性
さかた校長「書き込みありがとう。福岡か。(同郷)嬉しいね。何か悩みごとだったり、相談したいことがあるの?」
真っっっっっ赤な青りんご「はい。私、昔からけっこう泣き虫で、小中高と泣かなかった年がないくらいなんです。泣き虫を卒業したいと思っていて。感情のコントロールの仕方とか、すぐ泣かないように強くなるにはどうしたらいいかを教えてほしいです」
さかた校長「それはもう、物心ついた頃から?」
真っっっっっ赤な青りんご「はい、けっこう昔から」
こもり教頭「そっかー。でも…我々も泣きますけどね? 特に教頭は泣き虫だからね、教頭、昨日も泣いているからね」
さかた校長「うん、そうな。放送を聴いている生徒たち、真っっっっっ赤な青りんごも、わかってると思うけど、俺も……バシャ泣きしてるからね」
こもり教頭「そういえば、小中高で泣かなかった年なんて、僕もなかったね〜」
真っっっっっ赤な青りんご「ほんとですか?」
こもり教頭「めっちゃ泣いてたねー」
さかた校長「けっこう節目節目でね。あんまり人前で泣くことはなくても、1人で泣くことは、めちゃめちゃあったから。別に俺は、泣くことがマイナスとは思わないけど」
こもり教頭「そうね」
さかた校長「真っっっっっ赤な青りんごは、悲しい時に泣いちゃう? 嬉しい時にも泣いちゃったりするの?」
真っっっっっ赤な青りんご「感動してとかもあるんですけど、ちょっと怒られた時とか、自分がうまくいかなくてモヤモヤした時に泣くことが多くて。そこに関しては、自分より頑張っている人もいるのに、自分なんかが情けないなと思います」
こもり教頭「そんなことないと思うけどね〜。だって、“頑張っている人がいるから泣いちゃダメ”なんてルールはないと思うけどね」
さかた校長「うん。涙は、言うなれば現象のひとつであって。例えばみんなが“悲しい”という感情のマックスが100だとして、100になっても涙が出ない人もいれば出る人もいて。悲しみの感情のマックスは、みんなあるわけよ。だから特別、真っっっっっ赤な青りんごが、人よりそういうところをセーブできていないとかではなくて、ただただ涙がいっぱい出てくるという、俺と教頭と同じ、特殊能力を持っているっていう」
こもり教頭「そうだと思う。これってある種の特殊能力だからね〜」
さかた校長「溜まっているものは流さないとダメだから!」
こもり教頭「うん。ある種、すぐ汗をかくのと一緒だから」
さかた校長「そうそうそう。心の汗とはよく言ったもので」
真っっっっっ赤な青りんご「(笑)」
こもり教頭「ということで、校長! 黒板をお願いします」
さかた校長「はい!」
『 なみだはふかなくていい 』
さかた校長「俺もめちゃめちゃ泣いたりするけど、君が流すその涙は、君の心の内側から出た大切な感情のひとつなんだよ。だから、その涙を恥ずかしいと思って無理に拭かなくていいし、その綺麗な美しい水は、君は涙と言うかもしれないけど、素敵な心の一部分だから。そういう素直なピュアな心で、いろんなことを受け止められる、という本当に素敵な涙なんだよ」
真っっっっっ赤な青りんご「はい」
さかた校長「だから、これからも、君の心が動いたときは、素直に、素直に、そこに委ねていい。涙が流れたとしても拭かなくていい。乾くまでね。その後にいっぱい笑えばいいだけだから。君の涙を誇ってほしい」
真っっっっっ赤な青りんご「はい」
さかた校長「あとね、これだけは、1個、言わせて。大人になったら、マジでもっと涙もろくなるから!」
真っっっっっ赤な青りんご「(笑)」
こもり教頭「うん! なるよ〜〜すぐこぼれるよ〜〜〜」
さかた校長「お前はこれからもっと泣くからな! いいタオルだけ、常備しておけ!」
真っっっっっ赤な青りんご「(笑) ありがとうございました!」
さかた校長・こもり教頭「ありがとう!」
さかた校長「まあね、泣き虫の僕らが言うのもなんですけども」
こもり教頭「ある種、涙っていうのは貴いものですからね。
さて、黒板の時間ですが、なんと、みごと、黒板が埋まっております。ついに、1枚を消すという作業をしなくてはいけません」
さかた校長「いやいやいや!! 何やってるの!!」
こもり教頭「『笑ってサヨナラ』が真っ先にきちゃった!」
さかた校長「絶対、『たべた』を消すと思ったけど。『笑ってサヨナラ』いきます? 行くか」
こもり教頭「えっ!? えっ!? えっ!?」
さかた校長「じゃあ、まあ、でも。一番大切な黒板は残っているから」
こもり教頭「そうだね。確かに、思いはね、残ってますよ」
今日の黒板
『居場所』
さかた校長「この黒板は今日は教頭に向けて届けたいなと思って“居場所”という黒板を書いたんだけど、1年半。2020年4月1日から同じ時間にここのSCHOOL OF LOCK!に入って1年半経って、まずは2人で同期として校長・教頭としてこの学校で頑張っていこうと約束し、もがきながら続けた日々の中で、まずは俺が志半ばに退任し、1人残してしまいマジで申し分けないなと思ってる。これは本当、ごめん!と言う気持ちが一番ある。
で、色んな色んな日々があって、もう毎日話したし、SCHOOL OF LOCK!の中でも話したし、終わってからも一緒に飯食って一緒に長い長い道も歩いて帰って、公園で夜中、謎にテンション上がって相撲を取った時もあったし『キープオン大好き。』の黒板を持って何か変な感じに歩いた時もあったし。色んな夜があったんだよ。
もうこれは絶対に俺と教頭しか分かんねぇ、2人しか分かんねぇ瞬間があった。確かに。で、それを俺は続けていきたいと思ったけど、それが出来ないから今、教頭に届けたい思いっていうのは、この10月に新しく後任の人が来るだろう。来ると思う。その後任の人にはきっと多分、先輩として迎えることになるから僕が出来ん1年半を、一緒に過ごした1年半を背中を見せて、その後任の人にこういう場所なんだ!っていう所を見せて欲しいなって思う。
俺たちは最高だったけどもっともっと最高のそれ以上を超えるような二人になって欲しいと思うし、やっぱここはSCHOOL OF LOCK!は俺達、職員は支える側であって、ど真ん中には10代の今、君がいて君が真ん中にいる、大切な大切な場所だから、俺はねもうこの1年半、色んな日々を超えて過ごした教頭に、こもり教頭に、小森隼に、この生徒たちの大切な場所、SCHOOL OF LOCK!という居場所を守り続けてくれ!!!頼んだ!!!!!!!!!」
♪ 星に願いを / GOING STEADY
こもり教頭「え〜…。あなたと過ごしてきた1年半は、楽しいことと同じ数だけ、ムカつくことや悔しいことがあって。なんだろうなぁ。今も泣きたくないんだけど、涙が出てきて。でも、この涙の意味は俺にはちょっとわかんないね。寂しくて泣いてんだけど、ムカついても泣いてるし。うん。でも。う〜ん…今になって、なんだろうな…あんたのこと好きだったな〜。悔しいぜ…」
さかた校長「天一! (天下一品)天一のラーメン、大盛で持ってきてくれー! 俺たちには、天一が必要だーー!!!」
こもり教頭「OK! (笑) 持ってきてくれ!
もう、ちょっと挨拶しようか」
さかた校長「よっしゃいこう!
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」
こもり教頭「起立!」
さかた校長「頼むよ」
こもり教頭「礼!」
さかた校長・こもり教頭「また明日〜〜〜!!!!」
さかた校長の放送後記
教頭だけじゃない。
生徒のみんなも、この居場所を守るのよろしくたのむぜ!!
Music
2021.09.28PLAYLIST
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「涙は心の内側から出た大切な感情のひとつなんだよ」泣き虫を卒業したい10代へのエール
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。9月28日(火)の放送では、10代のリスナーから届いた悩みごとや相談に、パーソナリティのさかた校長が解決策を黒板に書いてエールを送る『マンツーマン黒板逆電』を行いました。電話をつないだ4人のリスナーのなかから、「泣き虫を卒業したい」という高2の女性リスナーとのやり取りを紹介します。