手紙
屋久島おおぞら高等学校


いやぁーさりげなく、ひっつが告白してきて、ビックリ、ビックリ!
職員室で丁寧にお断りしたら、ひっつ泣いてたなぁ。シクシク・・
可哀想なことしたかな?
でもひっつは顔が、モアイ像に似てるからなぁ・・
まぁいっか!

で、ひっつからのフリ!
「天狗先生の好きなものは何ですかー?」

好きなものねぇ・・何だろ?
「きゅうり」・・・・かな。

ということで、改めまして! コニャニャチワ!
SOL性活指導担当 天狗柱権三です!
「きゅうり」の件だけどさぁ、エッチな意味じゃないからね!
誤解のないようにフォローしとくけど。

さぁ! この風船レター、残念ながら最終回。
この時点で勘の良いキミは気づいてると思うけど・・・
「天狗がトリぃーーーーー!!!!!!!!!!???????」
ビツクリでしょ?
ビツクリだよね! だって天狗先生がトリを飾るんだよ!
ありえないよね?
まぁガッカリせずに、最後まで読んでみてよ。

天狗先生は、SCHOOL OF LOCK! 職員の中で唯一の子持ち職員!
男の子が2人! 3歳と0歳。

すっごくカワイイよ!!ホンっっっとにカワユイ!!!!

自分が10代の時には、家族を持つなんて想像もつかなかったなぁ。
まぁ今でもたまに信じられない時があるんだけどね。
でも子供が産まれた瞬間や、ハイハイしはじめた時、気付いたら歩きだし、
そして言葉を話しだして・・
そんな時間を共に過ごすと改めて、オレって親なんだな。って実感するんだよね
子供の一挙手一投足に一喜一憂したことは、絶対忘れない。

こんなに命の強さを感じる毎日はないよ。
小さい身体でいろいろ吸収していくんだよ!
スゴイよね。
天狗先生もキミもみんなそうだったんだよな。

もちろんカワイイだけじゃないよ。
子育ての大変さも実感中。

まだ子供と言っても、1人の人間だからね。
ブツかることも多いよ。子供って頑固だからね。

よくケンカしてるよ、長男と(笑)
でもね、必ず怒られている理由はキチンと話すよ。
で、お互い納得してから仲良く遊ぶんだよね。

この間も車でドライブに出かけてさ、東京の福生ってとこなんだけど、
キレイな夕日が見える素敵な場所があるんだよね。
まだ3歳だから、今後どこまで覚えてるかわかんないけど、
いろんな風景を見せてあげたいんだよね。
2人で煎餅カジりながら夕日見ちゃってさ。
真剣に夕日見てる横顔を見てると、何とも言えない感情がわいてくるんだよね。

これからどんな男になるんだろう?
期待?? 不安??
何だろうね。
考えてもわかんないんだけど。
親天狗も今の天狗先生と同じ気持ちだったのかと思うとちょっと恥ずかしいね。
ここで、いきなりだけど、天狗先生の大学時代の話をするね。

大学時代の天狗先生は、全く勉強してなくて、遊んでばっかりいました。
もー完全に頭の中カラッポの状態!
でも、3,4年になってくると、まわりが就職活動とかはじめて、
何となく焦りはじめてくるんだよね。

でも天狗先生は、全く就職する気ゼロ!
当時サーフィンにハマってて、毎週3,4日位千葉の海に浸かってたんだよね。
卒業したら、付き合ってた彼女と、海の近くに住んで、居酒屋でバイトでも
しながら生活テキトーに考えててさ。
親天狗もかなり放任主義だったからか、何も言わなくてね。

するとある日、父天狗に呼び出されて
「お前、就職どうすんだ?」
天「千葉にでも住んで、波乗りでもしようと思ってんだけど。」
「まぁ好きにすればいいけど・・・」

ここまでは期待通りのお答え!
ここから父天狗が、父の顔をノゾかせはじめたのでした。


「今は1人で生きてる気になってるからいいけど、これから結婚して
子供が出来たら、お前どう生きていくつもりなんだ?
家族を養うことの大切さわかってんのか?
オレは自分が、親にしてもらった以上の事をお前たちにしてきたつもりだ。
お前も子供にそれ以上の事してやれる男になれよな。
最終的には、お前が決めればいいけど。もっと自分の将来を大事にして良く考えろ。」

なんて言われちゃってさ。

すごく考えたね。
はじめて考えたよ。
自分の将来。
考えても全くわかんなかった。
未来の自分なんて、想像出来なかったし。
ただ時間だけが過ぎていったんだよね。

考えても考えても、前が見えなくて、結局なんとなく、何の決意もなく、
ただのラッキーで会社に入社。

ダメだったね。
ほとんどラジオ聴いたことなかったし、ラジオで表現したいことなんて何もなかった。人の番組を評論することしか出来ず、自分で産み出すことは出来なかった。
ホント何もなかったね。
フワっとしたまま社会に飛び出しちゃったんだよね。
辛かったなぁ。

「オレ、こんなハズじゃなかったのに・・」
だんだん自分が恥ずかしくなってきてね。
メチャクチャもがいてさ、「1人前の社会人になりたい!!」ってね。
「1人前の社会人」って何だろうね? (笑)
2007年、天狗先生の目標は「模範社員」なんだけどね!
まぁいいや。

今でもまだ、もがきの途中だよ。
未完成。当然だよね、まだこれから生きていくんだから。


これまで、数多くの番組を作ってきて、出会いや別れ、驚きや発見、
泣いたり、笑ったり、ラジオの制作者として貴重な経験をさせてもらっています。
今の仕事に出会ってホントに良かったと思ってる。

でも今は、ラジオの制作者ではなく、
“未来の鍵を握るレディオ! 電波の中の学校! SCHOOL OF LOCK!”の先生。

学校の先生・・。
はじめての経験だよ。先生なんて。

SCHOOL OF LOCK! の先生たちは本気だよ。
キミに未来の鍵を渡すまで。
ボクらしつこいからね!

〜今、不安を感じてたり、悩んでたり、辛い状況に置かれているキミへ〜
たくさん悩んで、迷って、ドン底を見ることも悪くないよ。
焦る必要ナシ! ゆっくり歩いていこうじゃないか!!
だって、これからは今よりもっと、孤独を感じることや、自分で決断しなきゃいけないことがたくさんあるんだから。
その時に、強い人になっていて下さい。

“未来は僕等の手の中!!”

何回転んだって、転びっぱなしだっていいんだ!
倒れてもキミの手の中に未来は必ずある!!!!!!!


SCHOOL OF LOCK! は、キミたちの心の叫びをキャッチすべく、
毎日電波の中を彷徨ってるよ。
夜22時。
ボクらは電波の中で逢えるんだ。
必ず逢える!

そして今夜も一緒に叫ぶんだ!

“未来の鍵を握るレディオ! SCHOOL OF LOCK!”
“起立! 礼! 叫べーーー!!!!”



SCHOOL OF LOCK! SOL性活指導担当:天狗柱先生より

屋久島おおぞら高等学校

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