冬休み前の『宿題』出題スペシャル!
サカナクション 2014.12.18 木曜日
■ いや〜
グランプリの音源は何度聴いてもいい!
スマイルオレンジ
男/16/埼玉県
男/16/埼玉県
■ 合唱ライオットすごいな!
いや〜やっぱりみんなすごいっすね!グランプリ受賞のれいんがーるさん、とっても好きです!おめでとうございます!!
レイディオw
男/15/新潟県
男/15/新潟県
山口「これは先日の合唱ライオットの事ですね。すごかったね、れいんがーるちゃん。パンチがあるよね。歌が始まった瞬間のこの美しさとテンポ感。曲の性質をちゃんと理解した上でのこのアレンジっていうのは、本当にポイントが高かったですね。これ実は、サカナLOCKS!の職員ないし僕本人も、全員一致でれいんがーるたちが優勝という事だったんです。レコーディングは間もなくですけど、楽しみですね。12月31日の合唱ライオットの特別番組で公開されるので生徒諸君、楽しみにしていてください。」
■ 12月31日(水)は『合唱ライオット』ファイナルSP!
大晦日のSCHOOL OF LOCK! は「合唱ライオット☆スペシャル」!RN れいんがーるの合唱チームによる、スタジオレコーディングのようす&合唱曲の完成版をオンエアするぞ!!
合唱ライオットの特設サイトは[→コチラ]!
「今回の授業では、冬休みに向けて『宿題』をたくさん出していきます!これは、先生からの嫌がらせだ(笑)。「生徒諸君には、しばらくの間合唱ライオットの宿題を提出してもらっていましたが、グランプリも発表されましたし、一段落したということで、今回は、冬休みの宿題をたくさん出したいと思います。2014年、もうすぐ終わりですけど、来週の授業はクリスマスになるわけですよね。25日。もうね……先生は、制作と、いろんな音楽に関わるなんやらかんやらであっという間でしたよ。来週辺りにはまた1年を総括したことをいろいろ話せたらと思うんですけど。……それでは、ひとつずつ、宿題を紹介していくぞ。」
ひとつ目の宿題はこちら!
『1万円あったら、音楽にどう使いますか?』
「最優秀者には、1万円プレゼント!!……キターーー!ついに、サカナLOCKS! お金で釣る!(笑) 1万円あったら、生徒諸君は音楽にどう使うかなと。1万円なんて大金ですよね。例えば、CDを何枚買って、ライブのチケットを買って、グッズを買う……とか。先生なら、まず欲しいレコードを1万円で買えるだけ買って、余った何百円かを使ってiTunesで1曲買うね。これが先生の1万円のお金の使い方ですけど、生徒諸君は、それぞれ、超具体的に書いて来てください。税込みで!(笑)詳しく書いてきてください。」
「例えばCDショップで買うよりもAmazonで買った方が安いから、AmazonでCDを何枚買って、合計いくら使った……みたいな。何のCDを買ったかとか、誰のライブに行ったかとか、いつのライブに行って、とか、交通費とかグッズ代とか、ドリンク代とかも計算に入れてくれると嬉しい。そこまで細かく具体的に書いてください。もうひとつ例えると、東京ドームのライブに行くとします。埼玉に住んでいる人が東京ドームに行く場合は、電車に乗って行くわけですよね。タクシーに乗って来たりしませんよね。それだけで、もう1万円無くなってしまいますからね。そういう風に、移動の交通費とかもしっかりと書いてください。それを参考にして、サカナLOCKS!的に、これは最高の1万円の使い方だと思える生徒が居た場合……ビクターエンターテイメントから、なんと1万円をプレゼント!(笑)これは、会社からというよりは、ビクターの上から20番目に偉い人……いや、先生この間締め切りを延ばした一件で、上から25番目くらいになったかもしれない……(笑)その上から25番目に偉いビクターの人からポケットマネーで1万円をプレゼントという形になりますよ。多分(笑)。それがひとつ目。」
ふたつ目はこちら。
『タイアップの効果について140字以内で答えよ!』
「(BGMで「僕と花」が流れて)……そう。今流れているこの曲は、先生たち初のドラマタイアップの「僕と花」ですけど、生徒諸君にとってタイアップとは何なのか先生は知りたい。なぜかと言うと、2014年、サカナクション先生はタイアップがたくさんありました。本当にありがたい事にタイアップ、タイアップ、タイアップ、タイアップ、タイアップ、タイアップ……の、タイアップ続きでした(笑)。なので、この効果について生徒諸君がどう考えているのかというのを先生は知りたいんですよ。例えば、"あのドラマの曲を聴いてから好きになりました!" とか、"あのCMを見てから曲が好きになりました!" とか、いろいろあると思うんですけど。タイアップに関してどういう効果があるのかなということを考えて、140字にまとめて送ってもらいたいと思います。いろんな方向からいろんな考え方を書いてもらえたらと思います。」
みっつ目の宿題は、こちら!
『ロックバンドの基準とは?あなたの考えを述べよ!』
「これはすごい、サカナLOCKS!的にも大きめの宿題ですね。世の中にはバンドってたくさんいますよね。バンドではない、ユニットもたくさんいますけど、それをバンドと呼んでいる人もいる。これはちょっと難しいと思いますけど、ロックバンドとロックバンドじゃないバンドの基準は何なのか考えて送っていただけたらと思います。例えば…… "テレビに出るバンドはロックバンドじゃない!" "自分たちで曲を作っていないバンドはロックバンドじゃない!" とか……。ちなみに先生のロックバンドの基準は、"自分たちで曲を作って、アレンジしているか。" です。……でもこれ、難しいっすね。でもロックバンドの基準とは何か、みんなの意見を述べていただきたいと思います。すごく繊細な事なので、みんなと一緒に勉強していきたいと思っています。」
そして、4つ目の宿題はこちら!
『募集!オリジナルのインスト曲』
「これはね……、先生、この間の合唱ライオットの授業を経て考えたんです。先生がすごいびっくりしたのは、1人の生徒が多重録音で合唱の音源を送ってきてくれたんですよ。そういう風に、自分一人で歌って多重録音して送ってきてくれた生徒がいたなんて、すごいことだなと。それもね、14才とか、12才とか……もう、何人もいたんですよ。自分で録音して送ることが簡単にできるようになった時代であれば、生徒たちはインスト曲も作れるんじゃないかと思ったんです。長さは1分でも30秒でも、5分でも10分でも1時間でもいいです。iPhoneで録音してもいいし、どんな曲でもいいよ。完全にプロ思考で打ち込んでもいいし、10代だろうが何才だろうが関係ない!インスト曲を募集します。クオリティは問わない。例えば、1回応募してきて、授業で紹介された人が、それを更にブラッシュアップして送り直してもいい。ここでアドバイスをしたことを受けてブラッシュアップしましたっていうのを紹介するのもいいと思います。いつか、良い作品に出会えたり、生徒諸君と一緒に良い作品を作れたら、サカナLOCKS!として、どこかで発表する機会を設けたいと思う。良いスピーカーで、良い環境で聴いたらどう聞こえるのか試してみたりね。これをやることで、音って何なのかとか、音質って何なのか、そういった事も複合的に授業としてやっていけると思うので、生徒諸君にとっても面白いと思う。」
"インスト" っていうのは、具体的にはどんな曲なんでしょうか。
「どこからどこまでがインスト曲なのかっていうのは難しいと思うんですけど。ギター1本の音でもいいし、ピアノだけでもいい。ひょっとしたら、声だけでもいいかもしれないし、机をタンタカ、タンタカならしたのをiPhoneで録って、次は声でシュッって言っているだけでもいい。ちなみに、サカナクションの「ストラクチャー」っていう曲があるじゃないですか。あの曲のギターの音は、先生がiPhoneで録った音ですからね。「ストラクチャー」の冒頭。曲の1番頭で鳴っている音は、iPhoneで、僕の部屋で、自分で録った音ですね。それを、4小節録って、その4小節をひたすらループしているの。だから、その4小節で弾いているグルーヴはズレているんだけど、それが繰り返される事でひとつのグルーヴになっているんですよ。……これ、難しいかな(笑)。言っている事、難しいよね。でも、やったら分かると思う。それ以外はちゃんとした打ち込みで作っているけど、こういう風にiPhoneで録った音を曲に使ったりすることもあるんでね。とにかく、これが自分が思うインスト曲だっていうものを表現してもらえたら、先生は聴いてみたい。簡単な気持ち、軽い気持ちで作って送ってみて欲しいです。それに対して、「こうした方が良いと思うよ」とか、先生の意見だけじゃなくて、聴いている生徒たちの意見も踏まえて作って、ブラッシュアップしていくっていう風に、みんなで共有したいと思います。そういう企画なので、是非送って来て欲しいです。これ、別に、こっそりプロの人が送って来てもいいですからね。別に何かに利用するわけではないので。楽しみながら先生と一緒にインスト曲について勉強していきましょう。」
この宿題に関する音源は、メールに添付でOK。[ sakana@tfm.co.jp ] まで。
そろそろ、今回の授業も終了の時間になりました。
「生徒の皆さん、宿題は必ず提出してください!宿題の提出は、早ければ早い程良いですよ。嫌がらせみたく、たくさん宿題が出ましたけど(笑)、Red Bullの授業の時、「真面目すぎる授業はつまんない」って意見があったって先生言ったじゃん?だけど、それを放送した後に、「そんなことないですよ!すごく面白かったです!」って言ってくれた人たちもたくさんいたのね。だから先生も、難しいから面白くないっていう意見に負けずに、2015年も真面目に音楽の事を伝えていきたいと思う。その上で、先生と生徒諸君と一緒に勉強して、学んだ上で先生は音楽を作っていきたいんです。」
「いろいろね、2014年は考えることもあったし、悩んだんですよ。フェスで盛り上がらない曲を作ることは一体どういうことなんだろうって考えたり、みんなが好きだと思う曲と、自分が好きだと思う曲の乖離している差は何なんだろうとか。いろいろ考えたけど、先生はね、2015年は生徒諸君が好きって思うものも作るし、先生が好きだって思うものも両極端に作る!……次のアルバムは、多分2枚組になる。ははは(笑)。2枚組になるぞ!今までは、"表裏一体" がテーマだったが "表裏別"!(笑) 両極端を作ってみる。EDMとかも作ってみるかもしれないぞ。……もう古いかな、EDMは。分かんないけど。でも、いろいろやってみるので、先生がどんな音楽を作っていくのか、その基準を考えることも、このサカナLOCKS!で一緒に勉強していけたらと思います。」
宿題について、詳しい提出方法は[コチラ]のページをチェックしてください。