「好きだったものを嫌いになる瞬間ってきっと来るだろうけど、
ここに来たことは消えないから。
SOLやクリープハイプを聴かなくなっても、きっとまだあるだろうし。
でも、忘れないよう、歌で傷つけておきます」
そんなMCから始まったのは、『傷つける』。
切ない声が観客の心臓を鷲掴みにし、今この瞬間の空気を震わせる。
終演後のインタビューで、尾崎先生は
「普段あまりやらない曲なんですけど。
今日はやりたいな、覚えておいてほしいな、と思いながら演奏しました。」
と話してくれた。
あの心臓が揺れる感覚を、わたしはきっと忘れないだろう。
叫び出したいほど優しくて、泣き出したいまでに美しい、とてもエモーショナルなひとときだった。
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04/08 |
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