卒業式の幕開けはキレの良いギターストロークに始まる『左耳』。
とんでもないハイスピードでボルテージを上げる観客を畳み掛けるように、
続くアッパーチューン『手と手』へ。
強靭なロック・アンサンブルで、狭い空間はぐんぐんと熱量を帯びていく。
「卒業という事で未来の曲を」とプレイされたのは『オレンジ』。
250人の歓喜が世界を揺らし、一糸乱れぬハンドクラップが祝福ムードの更なる盛り上がりを見せる。
卒業式らしい湿っぽさを微塵も感じさせないバンドとオーディエンスのグルーヴが印象的だった。
その後も『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』『ラブホテル』『憂、燦々』といった
ライブアンセムを次々と投下し、フロアは汗と笑顔に塗れていく。
爆発的な青いエネルギーの解放が、素晴らしい瞬間をいくつも生み出す、
なんとも眩しい光景だった。
|
03/08 |
|