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ライヴが終わっても、高槻北高校の生徒の興奮はおさまっていなかった。
ライヴに応募した山上君は、男子からも女子から次々とありがとう! といわれていた。
感動しすぎて何もいえない子もいたし、感動を大声であらわす子もいた。

体育館から出ていくとき、みんな、本当にいい顔をしてた。
そのみんなの表情の一つ一つが忘れられない。


高槻北高校の卒業生は276名。

卒業してこれから先は、自分の意思で前に足を踏み出していかなくちゃいけない。
その一歩を踏み出すのは、君自身の意思。

「STAIRS」

RIP SLYMEは、今の、そして未来の君へ、この歌を届けたかった。
一歩踏み出そうとする君をずっと応援するために。
君の背中を少しでも押すために。

小さな一歩でもその一歩にはきっと大きな価値がある。

だから、もう一歩前へ。昨日よりも上へ。

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