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10/19 ZEPP TOKYO

壮絶な2組のライブが終わるも、ライブは終わず。
2組から受けた衝撃から醒めるには時間がとても足りないインターバルを終え、スクリーンの黒板に、白いチョークの文字が刻まれる。

BUMP OF CHICKEN
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SCHOOL OF LOCK!が始まった時、火曜日の講師として教壇に立ったBUMP先生が、SCHOOL OF LOCK!の旗の元に、楽器を掲げ立っている。
ずっと待ち望んでいたこの光景。
BUMPの後ろには、ステージのセットの大きな旗が見える。
観客の歓声にギターを空にかざし答える藤原先生。
その行為をボクは勝手に「ただいま」って言ってるって思うことにした。

1曲目の「真っ赤な空を見ただろうか」が流れたら、さっきまでダイブしてたやつも、SOLの熱心なリスナーも、うちの職員も、やっぱり一塊になってライブに乗っていく。
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大歓声の中、藤原先生がみんなに語りかける。
「SCHOOL OF LOCK!でコーナーをやってる時、ずっとこんな気持ちだった・・・」
そう語って歌い出した新曲「メーデー」

泣いた。
CDが発売されて改めて歌詞を見てもう1回泣いた。
BUMPの後ろにあったSCHOOL OF LOCK!のロゴ、
携帯サイトにもWebページにもある見慣れたあのロゴが、
その瞬間 とっても特別なものに見えた。
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「ギルド」が流れたとき、リスナーの事を思い出した。
誰か1人じゃなくて、リスナーみんなの事を思い出した。
学校掲示板の書き込みを思い出した。
掲示板に書き込めず、メールを送ってきたリスナーを思い出した。
この2年間出会ったもの全てがドンドン頭の中に溢れてくる。
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「花の名」の照明はオレンジで、作り物の夕日でも、十分なぐらい輝いて見えた。
次の曲が始まるまでの間、シーンとなった会場のあっちこっちで、鼻をすする音がした。
そうだよね。「メーデー」「ギルド」「花の名」と続いたら心もくしゃくしゃになるよね。

「言いたいことは山ほどあるけど・・・・歌います」
そう言った会場にBUMPは「supernova」と「天体観測」を届ける。
さっきまで夕焼け特等席だった会場は、いつの間にか宇宙のど真ん中に変わる。
みんなが振るその1本1本の手が、しっかりと生き物の手になる。
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この時、会場の外は雨がまだまだ降ってたみたいだけど、
THE BACK HORNが揺らして、銀杏BOYZが光を照らした折れない旗は、
BUMPが広げた満天の星空の下で、星に負けないぐらい輝き出す。
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鳴り止まないアンコールに誘われてやってきたBUMPは、最後に「ガラスのブルース」をみんなと歌った。
そして1番最後にステージを去る藤原先生は、誰にも見えないところで一礼して、奥へと消えて行った。


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