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10/11 ZEPP OSAKA

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「チャットモンチーの授業をはじめます」

『女子たちに明日はない』ステージ前へいっせいに人が集まる。『恋の煙』で会場のテンションを一気に暖めると『湯気』へと畳み掛ける。
チャットモンチーはロックだ。女の子だと思ってなめてたらいけない。小さな3人の体のどこにそんな力が隠されているのか?そのパワーはどこから沸いてくるのか?それはきっと存在証明。ギターをかき鳴らしてここにいる事を叫んでる。きっと、戦う相手は自分。スポットライトの先にいる小さな手を振り上げたちっぽけな自分だ。
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カッコイイチャットモンチーだけど、MCは脱力。久美子先生のありがたい言葉に、あっこ先生がピアスの穴を開けたときの話が脈略なく続く。これぞまさにガールズトーク。
脱力MCの後はえっちゃん先生が高校3年生の時に作ったという「橙」。ずっとライブで聴きたかった曲。
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ー目をつぶると歩けないと分かっていたのに 一人つぶっていた
ー目をそらすと進めないと分かっていたのに 一人そらしていた


どうしてチャットモンチーの曲はこんなにも私の嫌いな私を見せてくれるんだろう。そこで歌われているのは大嫌いな自分のはずなのに、ギターをかき鳴らす姿がなんだかまぶしくて目まいがした。

『コスモタウン』、キュートなダンス (!?) を披露した『バスロマンス』から一転、ろうそくに灯されたように3人の姿がステージ上に静かに浮かび上がる。『世界が終わる夜に』。

最後のMC。
あっこ「ありがとうございます。もう終わりか。授業って早いな。」
くみこん「早いな。」
えっちゃん「今日は本当にどうもありがとうございました。ものすごく楽しかったです。大阪イイネ。」
あっこ「最後にチャイム替わりに聞いてください。シャングリラ!」
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何度も聞いた「シャングリラ」。ライブでも聴いた事があるし、電車の中でも、公園でも聞いた。でもどうしてなのかな?全く違って聴こえた。
ー胸を張って歩けよ 前を見て歩けよ 希望の光なんてなくったっていいじゃないか
こんなに強い曲だったんだ。真っ直ぐ前を向き胸を張ってライトと戦う3人の姿に、絶対負けたくないって思った。


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