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10/12 ZEPP FUKUOKA

ZEPP FUKUOKAのすぐ目の前の海。YUI先生にとっては懐かしい景色。かつてはZEPPは憧れの場所であり、観客としてLIVEを観にくる場所であり、すぐ近くの路上でギター1本持ってストリートLIVEをする場所だった。
きょうは、その場所で、SCHOOL OF LOCK!の講師として、LIVEをする。
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YUI先生のLIVEはこれまでに何度も観た。誤解を恐れずに言えば、どんなときでも彼女は同じ。LIVE前はいつもすごく緊張してるし、最高のLIVEになることを期待してテンションが上がってるし、つまり何よりも毎回のLIVEをフレッシュに楽しんでる。
そして今日も、「緊張しますが、いい授業になるように楽しみたいと思います」と言ってステージへ向かった。リラックス&マイペースがYUI先生のモットーだけど、『緊張する&楽しむ』も、いつもワンセット。

ZEPP FUKUOKAが温かく揺れる。地元に帰ってきたYUIを包むような歓声。そして "My Generation"。
福岡で決意を固めた16歳のYUIの記憶。制服を脱ぎ捨てるのも後ろ指さされるのも怖くない。旗を掲げる瞬間、歯を目いっぱいくしばったあの瞬間。ありったけの力を振りしぼった瞬間を忘れずに、旗を持って歩いていく。
『私がこんだけ苦しんで決意したのに、今のアンタはなんだよ!!!』
昔の自分に、そう言われたくない。昔の自分に誇れる、今の自分でありたい。それが『未来』という意味。
この曲を1曲目にしてくれて、ありがとう。YUI先生のYOUNG FLAGオープニングナンバーは、やっぱりコレしかない。
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レッドタオルを恥ずかしげに肩にかけたままの男子2人組発見。なんだよ。振っちゃいなよ。"Rolling star" やってるよ?

「ただいま福岡ー!」
そう言うときのYUI先生は、本当にうれしそうだ。
バンドメンバーにムチャ振りするときのYUI先生は、本当にうれしそうだ。
「きのうのボクシング (亀田の世界戦) はどうだったんでしょう? 私見てないから結果知らないんですよねー…ハイ」
オチのない話をフワフワするときのYUI先生は、本当にうれしそうだ。
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LIVEで初披露の "Driving today"。"RUIDO" から "Jam" のロックな流れ。きょうのYUI先生は、いつにも増して力強い。
レッドタオル肩かけ男子が、ジワジワジワジワと、体をステージセンターに向かって動かしている。行っちゃえ行っちゃえ。そのままモミクチャになっちゃえ。YUI---!!!ってデカイ声で叫んじゃえ。
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アコギに持ち替えた。ラストは、"Good-bye days"。
つい2時間ほど前、楽屋で、しおりと一緒に弾いた、”Good-bye days”。
地元の生徒たちの温かい空気に包まれていたYUI先生は、力強い声で生徒を包み込み、LIVEを終えた。
これが、しおりの決意に対する、YUI先生の答え。
カッコ悪くて、いびつで、不器用で、不完全で、でも必死で旗を掲げる姿は、こんなにも美しいんだ。


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