37本日の一問一答 2021.1.5
日本史で流れを掴む事が大事と耳にしますが、どうしたら上手く流れを掴めますか?
伊沢さん「こんばんは!QuizKnockの伊沢拓司です。」
ウエキさん「ウエキです。」
伊沢さん「昨日に引き続き、ウエキです!よろしくお願いします!ウエキは早稲田大学のクイズ研究会所属という事ですけれども、僕も知っての通りかなり強いという風に存じ上げております。普段さ、クイズ研究会ってどんな活動してるの?」
ウエキさん「やっぱり、早押しクイズが中心になってきます。」
伊沢さん「週に早押しをずっとやってるだけだったら強くならない訳じゃないですか。座学というか、家でのクイズの勉強ってどれぐらいやってるんですか?」
ウエキさん「最近はあまり時間が取れてなかったんですが、一時期4ヶ月位前、大きなクイズ大会の前とかは、2、3時間やってましたね。」
伊沢さん「それを毎日毎日やる訳だね。大変だよね。大きなクイズ大会って1,000人位参加するから、学生が。…という事で、今夜も生徒の質問に一問一答形式で答えていきましょう!」
伊沢さん「流れってさ、そもそもどんなもんなの?」
ウエキさん「流れっていうのは、歴史上の出来事がどういう因果関係で繋がっているかを一つ一つ追っていくみたいなイメージですね。」 伊沢さん「因果関係。つまりは何故という疑問があって、それへの答えだったりとか、あるものの原因と結果みたいな事をずっと追ってくって感じかな?言い方としてはね。それが流れな訳だ。試験とかだと、単語が出る事が多いじゃん。『聖武天皇』だったり『徳川家康』的な事を答えさせられがちだけど、何でそれをやったの?用語答える上だったら『別に流れなんていいかな』って思っちゃわない?」
ウエキさん「そう思いがちなんですけど、僕のやり方は、まず用語をとりあえず、意味がわからなくてもいいので丸暗記して、それから教科書の文章を読んで、そこから『この出来事はこういう関係だったんだな』っていうのを理解していましたね。」
伊沢さん「じゃあまず出来事と出来事をいっぱい覚えて、この出来事がこういう理由で起こって、それでこういう結果になったからまた新しい出来事が起こってみたいに、繋いでったみたいなイメージかな?」
ウエキさん「はい。」
伊沢さん「なるほどね。その繋ぎの部分てさ、教科書とかだと太字で書いてなかったりするから結構覚えづらいよね。そういうのはどうやって具体的に勉強したの?やっぱり教科書?」
ウエキさん「そうですね、教科書を読んで…ちょっと例を挙げますと、室町幕府の時に将軍が暗殺された『嘉吉の乱』という事件と、京都の大乱『応仁の乱』という2つの事件があったと思うんですけど、まずこの2つのワード『嘉吉の乱』と『応仁の乱』を覚えて、その後教科書を読んでくと、悪政を敷いていた6代将軍の足利義教という人が嘉吉の乱で暗殺されると、 その後将軍の権威が失墜してしまって、その最中で起こった将軍とか補佐役の管領を中心とする家督争いが京都を中心にバーっと広がってしまって、そこから応仁の乱が起こった…みたいな感じですね。」
伊沢さん「繋がってる訳だね。そうやって流れを入れると、ここの用語もちょっと覚えやすくなる気がするよね。それでは、今日の結論!」
伊沢さん「教科書から原因と結果を探そう!用語も覚えやすくなるよ!」
ウエキさん「天才LOCKS!では、受験を乗り越える鍵となる曲と共に、受験の悩みを募集しています。」
伊沢さん「今夜の授業は以上!ラジオネーム『れもん』さんの受験応援鍵曲を聴きながらお別れです。天才LOCKS! 今夜の担当はQuizKnockの伊沢拓司と!」
ウエキさん「ウエキでした!」
伊沢さん「また聴いてね!」