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    1/14

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    1人で音楽を聴いて、1人で文学を読んでいた。

    何回寂しいと言っただろうな。
    言ってもどうしようもなく解消されないから、
    肩に寄りかかったりして、とにかく人に触れようとして中々あほだった。
    嬉しかった。
    色々と変わりつつあって、凄く笑ったりもしています。
    何人かの男にきつくハグをされたことも忘れられないな。
    この頃はさらけ出してばっかりだな。

    寂しいんだ!!

    2/14

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    23:45
    文字が、言葉が、
    頭と身体の中を駆け抜けた。

    まるで、突然炭酸水の中に突き落とされたような衝撃。

    潜る、潜る、潜る。


    青。

    そこには青があった。
    深い深い青が。透き通った青が。

    身体がシュワシュワと溶けていくような、そうでありながらも自分じゃないみたいに何でも出来そうな感覚。

    あ、水面が、見える。
    刹那、

    机上の参考書を私はカッターで、一思いに切り裂いた。

    ノートを破り、鉛筆を折り、飴玉の入った瓶を叩き割る。

    親は寝静まって起きやしない。
    だって今は、ワタシ的こどものじかん。

    一通りそれが終わると、イヤホンを耳にさし、新たな遊びの始まり。

    破れたノートの一ページ。
    大学の志願理由を書いたそのページから出来上がったのは、
    一つの紙飛行機。

    窓を開ける。凛とした空気。星が無邪気に輝いている。

    息を吸った。

    そして、ひゅうっと飛ばしてみる。
    風に吹き上げられノート飛行機は、すいーっと、飛んで行く。

    満足した私は、透き通ったblueの気持ちでベッドに寝そべり、仮想空間へと旅立った。

    3/14

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    「青紫色のあざ」
    頑張った人の体にはあざがある。頑張らない私の心の中には、傷がある、10代の後半にさしかかる、日差しはいまだに差し掛かってはこない。気だるい、だるいに毛をたした、気だるさが、心の中に積もって、私の心は、黒よりの青紫、あざのような青紫、「死ねよ」なんて言えないから、もっとオブラートに包む、夜の中で起きているのは、私だけでいい。
    病んでて何がある、気持ちの奥にある、黒い渦が、動き出す。
    吐き出すような胃の中身は、多分ないからさ。吐き出せない気持ちを心の中で歌う。染み付いたあざの模様は私の模様なのかな!
    死んでもきっと染み付いてるの、シーツにコーヒーをこぼしたように、何にもなくなくないとか言えない、死んでる目で問いかける。
    青紫色のあざ。

    破れたノートの一ページ。
    大学の志願理由を書いたそのページから出来上がったのは、
    一つの紙飛行機。

    窓を開ける。凛とした空気。星が無邪気に輝いている。

    息を吸った。

    そして、ひゅうっと飛ばしてみる。
    風に吹き上げられノート飛行機は、すいーっと、飛んで行く。

    満足した私は、透き通ったblueの気持ちでベッドに寝そべり、仮想空間へと旅立った。

    4/14

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    だいきらいな数学

    数学を解いてて、ちゃんと理解できて、

    合ってる問題もあってっていうので、

    やっと自分は生きているのだということを実感する。

    そう思うと、数学も悪い奴じゃないかもな。

    でもあんまり追いかけると逃げてくからな。

    今の自分以外の自分が死んでるとか一瞬でも思わせてくれてありがとう。

    5/14

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    「恥の多い生涯を送ってきました。」何処かで聴いたことのあるフレーズに耳を傾けた。
    PM6:00電車の車窓から過ぎて行く我が家をただ悠々と眺めた。夏の夕方。
    私の話をしよう。サビのない人生。いや、錆びの無い人生。
    苦楽を共にする仲間も居らず、趣味も無く、私は唯一人を愛していた。
    出逢いは今から3年前、私が中学3年のちょうど今くらいの季節だった。
    夏 ステージに立つ君はとても輝いていた。
    「青天井に歪んだ光を見たのだ君に見せたくて屋上から飛ぶ。」私は君の一言に小首を傾げた。しばらくし理解した。刹那 飛行機雲が落ちて行くように世界が終わるように、私の体を衝撃が走ったのだ。
    それから君が世界一美しいと思った。僕は君に幾度となく救われた。君の影響か、蹴球もするようになった。だからと言って籠球部が嫌いになってはいない。
    君は言う
    「何時から僕等はこんな風に、素直に笑えなくなったのだろう。此の儘地上で生きるなら、あの空など要らないね。」
    なるほどと思い。自分のやっているバンドの音源を迷わずラヂオに送った。
    明日終わるかもしれない世界、明日続くかもしれない世界。
    そんな不確定な毎日を君のおかげでなんとか過ごせているのだ。愛している。今はまだ遠くにいる君を今、捕まえにいくから待っててね。
    「恥の多い生涯も君に見せたくて飛んだあの日も。全て全て私の一部です。」

    君、BURNOUT SYNDROMES.
    私、文學少女。

    6/14

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    まるで物語の中で小旅行しているような。
    熊谷さんが、誰かの物語を、
    人生を朗読しているかのようなアルバムだった。
    表題曲の文學少女では、静かな始まりから、
    文学作品の掛け合い、そして胸が踊るBメロ。

    「あの孤独と自殺願望が君のための文學になるんだ」

    私は歌詞の意味を想像するのはあまり得意ではない。
    でも、このフレーズを聞いたとき、ここは好きだと思った。
    セツナヒコウキ。夢を追う自分からしたら、
    これからきっと私は恋より夢を選ぶんだろうなと思った。
    でも、好きになった人はずっとずっと気になっているんだろうな、と、思った。

    熊谷和海さんの音楽に、歌に、恋をしている。
    BURNOUT SYNDROMESに、恋を、している。

    これから先、ライブに行くことは今以上に少なくなるが、
    これからもBURNOUTSYNDROMESについてゆく。

    これからもずっと、BURNOUT SYNDROMESが、好きだ。

    7/14

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    2014年10月10日からずっと、この日のために生きてきた。
    BURNOUT SYNDROMESのニュー・アルバム『文學少女』を手に入れ、それを聴ける日。

    コンポにCDを入れ、再生ボタンを押す。

    『空は静かに白み始』


    プチッ。


    私は、コンポの一時停止ボタンを押した。

    「待って待って待って・・・」

    ずっとずっとずっと聴きたかった音楽がいざ目の前に来たら、心臓のドキドキと、期待と、顔のニヤケが止まらなくて、何というか、もう少し、心の準備をしてから聴かないといけないと感じた。


    そして心の準備を済ませ、PCを開き、iTunesにそれをインポートし、iPodと同期してから、ベットの上に座り、ヘッドホンで、歌詞カードを広げ、見つめながら、聴いた。



    『空は静かに白み始めていた
    小説家 〆切前のam4:00・・・・・・・









    ・・・・・・・今宵サンタクロースが来るよ』



    一通り聴き終わったところで私は、この感動を忘れたくなくて、iPodのメモ欄に、一曲ずつの感想を打っていった。


    ーーーーーーーーーーーー
    ■文學少女
    「その手首の痣、とても綺麗でした。」という歌詞が最高。これは文学作品のセリフなのか?熊谷さんが考えた歌詞なのか?
    疾走感良き


    ■セツナヒコウキ
    ライブでも2回ほど聴いてたけれどあまり歌詞が聞き取れなかった為、歌詞カードを見ながら聴けた今、どういう曲なのかが分かった。
    「お揃いのネックレス揺れる」という歌詞が好き
    小説みたいで、聴いていると鮮明な情景が頭に浮かんでくる
    切なくて泣きそうになった














    ・・・・・・・今宵サンタクロースが来るよ』



    一通り聴き終わったところで私は、この感動を忘れたくなくて、iPodのメモ欄に、一曲ずつの感想を打っていった。


    ーーーーーーーーーーーー
    ■文學少女
    「その手首の痣、とても綺麗でした。」という歌詞が最高。これは文学作品のセリフなのか?熊谷さんが考えた歌詞なのか?
    疾走感良き


    ■セツナヒコウキ
    ライブでも2回ほど聴いてたけれどあまり歌詞が聞き取れなかった為、歌詞カードを見ながら聴けた今、どういう曲なのかが分かった。
    「お揃いのネックレス揺れる」という歌詞が好き
    小説みたいで、聴いていると鮮明な情景が頭に浮かんでくる
    切なくて泣きそうになった


    ■ザ・ワールド・イズ・マイン
    ベースラインが好み
    チクタク‥の小声で歌うところが鳥肌
    このアルバム内で一番好きかも


    ■こどものじかん
    ライブで聴いて涙出た曲。
    名曲間違いなし
    自分の将来を考えさせられる
    「恥の多い〜私が代わりにゆこう」が素敵すぎる
    前のアルバムでいう神戸在住的な存在?

    ■数學少女
    ライブSE!!


    ■100万回のアイ・ラヴ・ユー
    歌詞めっちゃ変わった
    正直前の方が好きやったかも・・
    これはこれでシンプルで良き。タイトルとも合ってる


    ■或るK大生の死
    11月頃にやってたツイキャスで聴いたフレーズが入ってる曲!ずっと誰の何の曲か気になってた。これだったんだ


    ■月光サンタクロース
    みんなで歌うコーラスの感じが良き。ライブでやったら盛り上がりそう


    ーーーーーーーーーーーー




    結論:この人たちの音楽に出会えて、良かった。

    8/14

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    数ヶ月前、大好きな、BURNOUT SYNDROMESのライブにて。
    貰ったモノクロでペラペラのフライヤーに書いてあったのは、『BURNOUT SYNDROMES』『文學少女』『5.13発売』の三行。
    たった三行であった。
    これを手に取って見た瞬間、モノクロでありながらも、不思議にも、たくさんの色でどんな作品になるのかを思い描いていた。
    ライブで聴いた「セツナヒコウキ」、「こどものじかん」、「数学少女」、「100万回のアイ・ラヴ・ユー」。
    良いアルバムにならない筈がないと確信しながら。

    いざ発売日になり、特典のバッジとCDを手に取り、わくわくを抑えられないままフィルムを剥がすと、
    先ず気がついたのは歌詞カードが一枚の紙になっていたこと。
    広げて裏をみた瞬間、私の思い描いていたものを絵で、形として代わりに全て表現してくれたんだ。と信じて疑う余地を与えてくれない程のペン画が、私だけの視界いっぱいに広がった。

    そうしているうちに、ヘッドホンから澄み切った熊谷さんの声、石川さんの低重音、廣瀬さんのビートにのって、私の頭の中の一人の少女は踊りだした。
    こんなにも急速に自分自身の世界を広げてくれる歌、名盤、バンドに出逢えると、理由なく涙が溢れてくるものなのだと思った。

    この『文學少女』は、もはや文學や音楽というものを超越し、これからもっともっと大きくなっていく「BURNOUT SYNDROMES」の欠片なのだとも思えるような作品である。
    もちろん聴いてみる以外の選択肢はない。

    バーンアウトに出逢えたことにありがとう。

    9/14

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    10/14

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    イヤホンから聞こえる音に耳を澄ました。

    闘うために
    逃げるために
    向き合うために


    そんなボクたちのセカイは
    今日も勝手にまわりだす。

    この音は、
    ボクたちが
       踏み出したあの日のことも
       逃げ出した後ろ姿も
       内緒にしていた恋心だって、
    全部知っていた。

    この音はボクの一部になる。

    11/14

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    『文學少女』で大切なことを忘れてると気づいた私は、

    『セツナヒコウキ』に泣かされ、

    『ザ・ワールド・イズ・マイン』に怯え、

    『こどものじかん』に懐かしみ、

    『数學少女』に踊らされ、

    『百万回のアイ・ラブ・ユー』で愛を知り、

    『或るk大生の死』で孤独を知り、

    『月光のサンタクロース』に照らされ、

    今を生きる。

    手紙一文字の重さは画面の向こうの10文字分。
    だから私は文學少女になる。
    衝撃的なこの時間は、
    私に何を与えてくれたのだろう。

    『その手首の痣、とても綺麗でした』とつぶやきながら、
    自分の手首を眺めるam0:15
    この衝撃は私に何を与えてくれるのだろう。

    12/14

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    「数學少女文學」

    文學が好きだ。
    まるで盲目な恋のように、死んでしまいそうなほどに、どうしようもなく。
    文學が作れなかった。
    壊滅的で、泣き出したくなるほど、どうしようもなく。
    私が愛した文學は、私の文學にはならなかった。
    私は文學少女になれなかった。

    涙を落とした足下に、数學がいた。
    私はその数學を拾い上げて、抱きしめた。
    数學は私の手に、脳の奥までに、いともたやすく染み込んで、私の武器になった。
    数學は私を愛してくれた。
    私は数學少女になった。

    数學少女は文學と数學を愛していた。
    だが、数學を武器にして、文學に切りかかっても、文學を作り出せなかった。
    涙が止まらなかった。

    それでも、ボロボロになりながらでも、ぶつかっていく。
    文學を愛しているから。


    文學と数學を同時に手に入れた偉大なる先人たちは、一体何を思い、その文學を、数學を、残したのか。
    数學少女の文學とは、私の文學とは、

    13/14

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    ザ・ワールド・イズ・マイン。その世界は私のもの。

    私が見ている世界はきっと誰かが中心になって動かしている。
    だから自分中心に動く世界なんてない。私はずっとそう思っていた。
    思い通りにならないこともしょうがないって諦めてきた。
    けどこの歌詞を見たときに少し変わった。
    私の心のなかの世界くらい自分が動かしてもいいんじゃないか、
    そう思えた。だから、この曲をこう解釈したい。

    “その世界は私が動かせ”

    14/14

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