ね、ね、ね、ね、眠い・・・。　 9月23日、早朝。っていうか超早朝。 眠い目をこすりこすり、都内にある、祭に到着。(祭・・・とはBUMP先生の人形劇ギルドや、RIP先生のJOINTなど、沢山のミュージックビデオを手がける超有名な制作会社!) 「おはようございまーす」扉を開けると、そこにはすでにメイク中のめぐちゃん＆朝ごはんを頬張るなおが。二人ともまだまだ眠そう。 「昨日はちゃんと寝むれた?」二人「・・・あんまり。」そりゃそうだよね。火曜日の生放送教室でいきなりナイス橋本から「ワスレナイ・・・。のプロモーションビデオに出てもらえませんか?」とオファーを受けてからまだ数日。いきなり東京に呼ばれ、何もわからないまま土曜の夜には、監督さん、プロデューサーさん、そしてナイス橋本さんと初顔合わせ。二人にとってきっと怒涛の1週間だったはず。 初顔合わせの時の二人の表情は硬直。そんなカチカチの二人に泰太郎監督は、「頑張らずに頑張ろうね!」と優しく言葉をかけてくれました。(ちなみに泰太郎監督は、桑田佳祐さんの「風の詩を聴かせて」などのビデオを撮っているスンゲー監督さん! 超ヤサシイ＆笑顔がキュート!) メイクも終了。 制服に着替え、今回の舞台となる聖蹟桜ヶ丘へ移動。この聖蹟桜ヶ丘は、ジブリ映画「耳をすませば」の舞台となったと言われる坂と緑がいっぱいの住宅地。今にもバロンが目の前に現れそうな坂道で、いよいよ撮影がスタート! まずは「手をつないで歩き、T字路で手を振ってお別れ」のシーン。 文字にすると一行だけど、そこには二人の関係性がギューっとつまっているのです。まずは監督から、状況の説明。二人の気持ちから、ここで止まって、ここで振り返って・・・動きや場所まで細かい指導が入ります。 「じゃぁ、まずリハーサルしてみようか。はい、スタート!」手をつなぎ、歩き出す二人。ちょっと歩いてはストップ。手を振ってはストップ。納得いくまで何度も何度もリハーサルが繰り返されます。そして遂に・・・「はい、じゃぁ、本番行きます。よーいスタート!」「カチン!」。カチンコの音が鳴り、フィルムが回るカタカタという音が手をつないで歩く二人の後姿を追います。周りのスタッフも全員真剣な表情。 「はい、OK! イイ! いいじゃん!! 二人ともばっちり! 」笑顔の監督に二人ともほっと一安心。正直、私も最初は「二人とも演技経験ないって言ってたし、大丈夫かな?」と心配していたけど、この瞬間そんな心配は雲の向こうへ。二人とも初めてあったとは思えないほど、お互いを思う気持ちがにじみ出て、まさにカップル!! 胸がキューーンと締め付けられました。二人はまだ女優さんでも俳優さんでもないし、演技がめちゃくちゃ上手なわけじゃないのかもしれないけど、今の二人のリアルなドキドキが、恋のドキドキとなって、眩しいぐらい輝いて見えました。 さぁ、この調子でどんどん撮っていきましょう! と、ここで早くも一つ目の難問が登場! ベンチに座り休憩するめぐちゃんの前に監督が座り一言。 「めぐちゃん、次のシーンなんだけど、泣いてみよっか!(ニッコリ!)」 「・・・え?!」 「泣ける?」 「・・・う、うーんうーんうーん」 固まるめぐちゃんに魔法の道具が登場!「THE 目薬」。 ただ、これが大変! ただ目薬を入れればいいというものではなく、いいタイミングで瞳からポロリと零さなければいけないのです。何度も目薬を指し、何度もやり直すめぐちゃん。たしかに涙は目薬だけど、切ない顔は演技でカバー。めぐちゃん演技上手い!。 撮影開始!　|　ナイス橋本登場　|　クランクアップ ・・ TOPに戻る ・・