KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

「ミュージカル界の貴公子」。
その名の通り、登場した瞬間のキラキラまぶしいオーラ、
目力、溢れ出る輝きにお客さんも私もやられてしまいました。
お迎えしたのは中川晃教さん！！
そのミュージカルで培われた歌声は圧巻！！
スタジオがミュージカルの舞台に早変わりしたようでした。


ライブパート１


＊I will get your kiss

愛の台詞から始まったこの曲。中川さんのささやきで優しい愛の雰囲気に包まれて。
旭純さんのピアノもとても優しい。
椅子に座って、お客さん一人一人を見つめながら歌う姿に、
まるで自分だけに歌ってくれているような感覚にとらわれました。
どこまでも伸びる中川さんの歌声に心も体もゆだねてうっとりする時間でした。


＊ブルースカイ

ピアノに歩み寄って、音を感じながら、音にのせて歌う中川さん。
さわやかで、頭から抜けていくような高い音が最高に気持ちいいです。
時に眉間にしわを寄せながら、時にくしゃっとした笑顔で。
表情豊かに歌う中川さんは舞台の上の主人公。
言葉をひとつひとつ大事にする歌い方が最高にかっこよかったです。


ライブパート２


＊Forget me not

尾崎豊さんのカバー。
遠くを見つめながら歌う表情も、うつむきながら目を細めて歌う姿も、
切なくて、どこか寂しい気持ちが伝わりました。
後半は中川さんの顔が真っ赤になるほど。とにかく声量がすごい。
その歌声の響きと、訴えるように言葉を伝える力に吸い込まれていきました。


＊Miracle of love

ニューアルバムからの一曲です。
中川さんの声の表情はどこまで変わるんだろう？と思うほどに
前までの曲で感じた声の厚みではなく、
語りかけるような、ささやくような声がとても印象的でした。
隣で歌ってくれているような温かさも感じ、うっとりしました。
途中、椅子から立ち上がって、絞り出すように歌う瞬間もあり
ドラマチックな歌い方にどんどん引き込まれていきました。

ライブパート３


＊I have nothing

ここからはパーカッションのMATAROさんも加わりました。
よりミュージカルの雰囲気を感じました。
ジャズのようなリズムとテンポに合わせて、台詞のように歌う中川さん。
流れる言葉がまるでその時に浮かんだ言葉のように聞こえてきます。
パーカッションの様々な音もこの曲を盛り上げました。
MATAROさんの腕が２本以上あるように見えました。手で叩いたり、スティックを持ち替えたり。
次から次へと繰り出される目の前の展開にワクワクが止まりません！


＊そして僕は魚になる

宮城県ご出身の中川さん。大震災で失われた気仙沼の漁港や海産物に対して、
もう一度美しい海と、美味しい海の幸を取り戻したいという気持ちを込めて作られた曲。
中川さんの思いがずしんと伝わる時間でした。
全身でリズムをとりながらお客さんにマイクを向けて
「オーオー」と一緒に歌う場面もありました。
お客さんもテンションがどんどん上がっていきました。そして圧巻だったのは最後の中川さんの音域！！
体中に響きました！！


＊君の瞳に恋してる

中川さんの顔、体、全身汗だくです。全身で表現する姿がかっこいい。
最後はやっぱりこの曲です。ミュージカル「ジャージーボーイズ」の中から。
スタジオのみなさん、ラジオの前のみなさんと作るハッピーな時間。
中川さんの表情がどんどんほぐれていく。
中川さんの歌声に酔いしれる時間、心もほぐれていきました。

スタジオがミュージカルの舞台に変わる。
スタジオを歩きながら、問いかけるように歌う姿、お客さん一人一人の目を見て歌う姿も、
一瞬一瞬でどんどん変わっていく中川さんの表情も。
歌だけではなく空間までも変えてしまう中川さんのパワー。
まばたきするのがもったいないほど、別世界に連れて行ってもらったような感覚でした。

最高の時間をありがとうございました！！