LIVE REPORT

放送日時:2015年12月26日[土]
ゲスト:トワエモワ

Information

1969年「或る日突然」でデビュー。
「空よ」「誰もいない海」「虹と雪のバラード」等、数々のヒット曲を生み1973年解散。
解散後、芥川澄夫は音楽プロデューサーに、白鳥英美子はソロアーティストとして活躍。
1997年8月、NHK『思い出のメロディー』に“トワエモワ”として出演、これがきっかけとなり25年ぶりに活動を再開。
以後全国各地でのコンサート、テレビ・ラジオ出演、レコーディングなど精力的に活動している。
2010年7月21日 シングル「この街で」発売
「この街で」は2005年に愛媛県松山市で生まれ、松山市民のみならず、全国各地の合唱団にも歌われ親しまれている。
2015年12月16日 45周年記念アルバム『A TIME FOR US』発売


“ニューアルバム『タイム・フォー・アス』”
ニューアルバム『タイム・フォー・アス』
¥3,240円(税込)


■LIVE
【トワ・エ・モワ 45周年記念コンサート~空と海と虹をこえて~】
2016年4月16日(土)横浜・関内ホール【開場 16:00/開演 16:30】

※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。

「トワエモワ Official Website」
http://www.universal-music.co.jp/toi-et-moi

トワエモワ 写真

LIVEレポート

ライブの様子

2015年最後のKIRIN BEER“Good Luck”LIVE、
今年の大トリを飾って下さったのは、
トワエモワのお二人、芥川澄夫さん、白鳥英美子さんです。
デビューなんと45周年というお二人!
おめでとうございます!!
今月4年ぶりの新録音アルバム
デビュー45周年記念作品の「タイム・フォー・アス」を
リリースされました。

今回は、お嬢さんもゲストボーカルとして登場。
親子共演というのは、299回の放送の中でも初めてです!

ギター:中村信吾さん、ベース:梅津重温さん、
ピアノ:渡辺雅二さんと共に。

ライブ・パート1。
ピアノの音色に、白鳥英美子さんの美しい声がのって。
スタートから、今年の締めくくりにふさわしいと
感じさせてくれる空気感が豊かに漂います。

“はじめに愛があった”
今年を振り返るというより、
生まれてきた瞬間にまで想いを馳せてしまう。

穏やかで、まろやかで、澄んでいながらも、
包み込んでくれるような母性を感じる白鳥英美子さんの歌声。
お二人の優しい歌声が導いて下さって
最も大切な人の笑顔が浮かんでくる。
胸にじんわりと染み入る。

“誰もいない海”
母がよく歌っていたのを思い出しました。
キーボード、ベース、ギターが静かに打ち寄せる波のようで、
お二人の歌声は、寂しさや辛さを全て包んで流してくれる海のよう。
男性と女性デュオのハーモニーの美しさ。
芥川澄夫さんのコクのある声があたたかい。

「最初は2年くらいかな・・・と思っていたのが。。。」と
デビューの頃のお話を笑いを交えながら聴かせて下さって。

続いては、「外国の曲でとっても大好きな曲がありまして。」と
ロミオとジュリエットの“A TIME FOR US”
今回のアルバムタイトルにもなっている曲。

切ない関係ながらも、前向きで、明るい未来を感じる
素敵な素敵なラブソング。

純粋に相手を愛する心が
みずみずしいお二人のハーモニーから伝わってくる。
織り成すその歌声を誰もが静かに聴き入りました。


ライブ・パート2。
ここで、白鳥英美子さんのお嬢さん、白鳥マイカさんが登場。
英美子さんは椅子に座って、ギターを手に、
“スカボロフェア”を親子で。
お二人の歌声がとても似ているので、目を閉じるとどちらの声が分からなくなるほど。
お二人も話していらっしゃいましたが、ラジオから聴いていらっしゃると
きっともっと分からなかったのでは?!
親子ならではのシンクロ。

凛とした冬の空気に響く神秘的な声。
ギターの手を止めて、アカペラで歌った時の共鳴には、
身体にビリリとくるものがありました。

そして、今度は白鳥マイカさんがギターを持ち、お一人で。
色々な方への楽曲提供もしていらっしゃるマイカさん。
今回は、沢尻エリカさんに提供された“タイヨウのうた”を。
提供したご本人の歌声を聴けるというのはなんとも嬉しい。

先ほどお母様の英美子さんと一緒に歌っているときは
「似ている」と思ったのに、お一人だとまた声色が違って。
ただ胸にスーッと入ってくる心地良い温度感は共通するものが。
来年15周年イヤーというマイカさん、
「2人の背中を追って、45周年を目指して」と抱負も聴かせて下さいました。

ライブの様子

ライブ・パート3。
ギターの明るいストロークに、ファンの皆さんも手拍子をのせて。
“初恋の人に似ている”
ドキッとする歌詞ですが、それをとっても朗らかに。
43年位前の曲ということにも驚きました。

ニューアルバムに収録されているさだまさしさん書き下ろしの
“桜紅葉”を初公開!
出来上がったのを聴いたとき
「まいったな、さすがだな。
100年頑張っても追いつけないなと思いました。」と芥川さん。
「捉えどころがいつも違うところを見据えている。」と英美子さん。

積み重ねてきたものがあるトワエモワのお二人だからこそ歌える曲。
とてもとても大きな愛に包まれたような心地に。
いつでも、どんな時でも変わらぬ愛で見守ってくれている
祖父母の姿が浮かびました。

最後は、お二人の代表曲でもあり、
札幌オリンピックのテーマソング“虹と雪のバラード”
冬の寒い空気の中に感じる陽だまりのよう。
今、オリンピックのテーマソングというと
「勝負」を感じるような曲が多いですが、
穏やかで、平和で、夢を感じました。

今年の締めくくりに、温もり溢れるハーモニー。
一年の振り返り以上に、大切な人や大事なコトが
浮かんでくるライブパーティでした。
トワエモワのお二人、そして、白鳥マイカさん、
本当にありがとうございました!

ライブの様子

Set List

  • 1.はじめに愛があった
  • 2.誰もいない海
  • 3.A TIME FOR US(ロミオとジュリエット)
  • 4.スカボロー・フェア/白鳥英美子&白鳥マイカ
  • 5.タイヨウのうた/白鳥マイカ
  • 6.初恋の人に似ている
  • 7.桜紅葉
  • 8.虹と雪のバラード
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