LIVE REPORT
放送日時: | 2015年12月19日[土] |
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ゲスト: | サラ・オレイン |
Information
2008年、シドニー大学在学中に世界で25名の学生が選ばれる東京大学留学生として来日。在学中に任天堂Wiiゲームソフト「ゼノブレイド」でエンディングテーマ曲のヴォーカルを担当し話題となる。
2012年、ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビュー。ヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作詞、作曲、コピーライターとして多彩な才能を発揮。
テレビ、ラジオのみならず、フィギュアスケート・アイスショーで羽生結弦選手、安藤美姫選手ら世界のトップスケーター達とのコラボレーションを行うなど注目を集める。
デイヴィッド・フォスターやアンドレア・ボチェッリなど世界的クリエイター、アーティストとの共演も話題となっている。11/25に待望の3rdアルバム『f』をリリース。
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■LIVE
【サラ・オレイン Concert Tour 2016 ~ f ~】
2016年1月21日(木) SPADE BOX(名古屋)~2016年1月28日(木) 赤坂BLITZ(東京)
※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。
「Sarah Àlainn | サラ・オレイン」
http://www.sarahalainn.net/
LIVEレポート
![ライブの様子](/live/upload/picture/313_500x372.jpg)
クリスマス前の週末、今回KIRIN BEER“Good Luck”LIVEで
ライブパーティを開いて下さったのはサラ・オレインさん。
今年2回目のご出演です。
純白のドレスに、ビジューが輝くティアラ。
女神が舞い降りたような眩しい美しさ!
この一年、初めての経験が色々出来ましたと大活躍だったサラ・オレインさん。
「今年を漢字一文字で表すと?」と伺うと
出逢いがたくさんあったので好きなご縁という言葉の
「縁」と答えて下さいました。
この縁が、また来年やその先へとどんどん繋がっていくのでしょうね。
ライブパーティは、
ピアノ:佐藤紗代子さん、ギター:荒谷みつるさんと共に。
ライブ・パート1。
フィギュアスケートの羽生結弦選手とアイスショーなどでコラボした曲。
“The Final Time Traveler”
英語詞は、サラ・オレインさんが担当されたとのこと。
佐藤紗代子さんのピアノとお2人で。
背筋が心地よくスーッと伸びていく神聖な歌声。
凛とした冬の空気を感じさせながらもぬくもりがあって。
なんて繊細なんでしょう。ソプラノの響き渡る歌声の美しさに震えました。
一曲目から思わず目を閉じて澄み渡るサラさんの歌声を堪能。
元々オーストラリア・シドニーにいた頃はずっとヴァイオリンを弾いていたので
と、ヴァイオリンメインの曲を。
ケルト音楽の“Riverdance”
4拍子から、途中2拍子、6/8拍子と変拍子になる
アイリッシュミュージックならではの独特のテンポ。
天使のような歌声がスタジオイリスを包んだ後、
ケルト音楽のリズムに。
サラさんが奏でるヴァイオリンの音色が、氷を溶かし、大地から緑が生え、
そこから、芽が顔を出し、鮮やかな花が一面に咲き広がるよう。
どんどん変わっていく拍子に心も弾んで。
グリーンと色鮮やかな花が咲く大地の上を
足を巧みに使ったアイリッシュダンスで踊る人たちの姿が浮かびました。
ライブ・パート2。
クラシックのヘンデルの曲に日本語詞をのせた
“涙のアリア”を。
ドロドロッとした昼ドラの主題歌。
そのドロドロっとした部分を全て浄化するような声。
1/fのゆらぎを持つということが実証されたサラ・オレインさん。
それを、心と肌でダイレクトに感じます。
究極に磨き抜かれた純度の高い歌声。
テノール歌手カルーソが亡くなる寸前に、
愛する女性に歌うとても情熱的な歌
“Caruso”
パバロッティやジョシュグローバンが歌っているのですが、
女性で歌うのは珍しいとのこと。
またこれまでとはガラリと表情を変え、
イタリア語で力強く、切なく、愛をたっぷり込めて。
言葉は分からなくとも、心の芯に燃える
愛する人への想いが苦しいほどに伝わってきました。
![ライブの様子](/live/upload/picture/618_822x500.jpg)
ライブ・パート3。
今年のサラさんの「縁」の中でも、
とても印象に残っているというLAでのレコーディングのお話を。
デヴィッド・フォスターから電話があって、
「LAにこのタイミングで来れるなら、一緒にレコーディングしよう」と言って頂いた日の、
スケジュールが偶然にも空いていたので、
1泊3日で(!)行ってレコーディングしたという曲。
ディズニー映画ポカホンタスから“Colors of the wind”。
サラさんご自身、なんといってもこの曲のテーマが好きとのこと。
ポカホンタスがジョンスミスに向かって歌う曲。
人種も、文化も、価値観も違うけれど、自分の世界にも興味を持ってほしい。
共感してほしいという想いを込め、自然への愛、人類への愛を語っている曲。
全てのものに魂が宿っているというメッセージが込められていて・・・と、
曲のストーリーを丁寧に聴かせて下さいました。
小鳥の羽がふわりと舞うような優しいギターとピアノの音色。
まるでミュージカルのようにポカホンタスのメッセージを歌い上げるサラさん。
最後の最後、魂に直接響いてくる歌声に圧倒。
新しいアルバム「f」の中から、クリスマスソングを。
アルバムでは、ウィーン少年合唱団と共に神秘的な声同士の共演をされています。
“O Holy Night”
息を飲むほどに美しい。
クリスマスという日の神聖さを改めて感じます。
教会のステンドグラスから射し込むエンジェルラダーが見えるよう。
そして、最後は・・・
「パアーッと明るい曲でお別れしたいと思います。」と
セリーヌディオン×葉加瀬太郎さんの共演で大ヒットした
“To love you more”を一人二役で。
この曲を一人で歌い、一人で弾けるというのは、
サラ・オレインさんしかいらっしゃらないのでは?!
ヴァイオリンから、すぐに歌へ。
ラジオで聴いているときっとお一人でやっているというのが
信じられないほど。
その見事な演奏と歌に拍手喝采!歓声も湧き起りました!!
壮大な世界観で聴かせて下さったサラ・オレインさん。
アルバム「f」には色んなfではじまる言葉が込められていますが、
「Fantastic!」「Fabulous!!」という言葉を贈りたくなるほど
見事なライブ・パーティでした。
サラ・オレインさん、本当にありがとうございました。
![ライブの様子](/live/upload/picture/620_822x500.jpg)
Set List
- 1.The Final Time Traveler
- 2.Riverdance
- 3.涙のアリア
- 4.Caruso
- 5.Colors of the Wind
- 6.O Holy Night
- 7.To Love You More