LIVE REPORT

放送日時:2010年10月2日[土]
ゲスト:THE BOOM

Information

1989年にアルバム『A Peacetime Boom』でデビュー。メンバーは、宮沢和史(Vo)、小林孝至(Gtr)、山川浩正(Bs)、栃木孝夫(Drs)。1993年、当初は沖縄県限定で発売した「島唄」が全国的に大ヒット。150万枚を超えるセールスを記録した。2005年12月のライブツアー以降しばらく活動を休止していたが、2008年9月15日にフリーライブ「10,000 SAMBA!」のステージで鮮やかに復活を果たし、2万人を動員。また、その年の大晦日にはNHK紅白歌合戦にも出場した。デビュー20周年を迎えた昨年は、コンサートツアーや夏フェスへの出演、5年ぶりとなるアルバム『四重奏』のリリースなど、精力的な活動を行った。今年2010年は、『THE BOOM Special Best Live Tour 2010 BOOMANIA』と題して、日比谷野外大音楽堂など、野外ライブを中心とした全国ツアーを展開。その内容は、全11会場にそれぞれ異なる計11組のミュージシャン(MINMI & PETER MAN、MCU、ユウ(GO!GO!7188)、キマグレン、小田和正、友部正人、MONGOL800、矢野顕子、秦基博、おおはた雄一、仲井戸麗市)をゲストに招くという、彼らならではのスペシャルなもので、昨年7月にリリースされたカヴァーアルバム『BOOMANIA』に参加したミュージシャン達を中心に、THE BOOMの夢の共演を実現させた。9月29日にはユウ(GO!GO!7188)をゲストボーカルに迎え、ニューシングル「蒼い夕陽」を発売する(c/w「星のラブレター feat. MINMI, PETER MAN(BOOMANIA LIVE VERSION)」)。

「THE BOOM Official site」
http://www.theboom.jp/

  THE BOOM feat.ユウ(GO!GO!7188)
「蒼い夕陽(DVD付)」 
 [VFCV-00058/B] 税込¥1,800

THE BOOM 写真

LIVEレポート

大地を感じるバンド「THE BOOM」

時に、青い海と白砂。
時に、どっしりと根を張る大木と、土の匂い。

「THE BOOM」には、全身から感じ取れる不思議な音楽の力があります。
それはまるで、私たち自身が「THE BOOM」の一部なのでは、と感じてしまう程。

踊り、歌い、感動する。
そんなライブが、今日も此処にありました。


「今日集まってくれたお客さんたちと、ラジオの前の人たち。
 みんな一緒に、一丸となれるライブになればいいなと思います。」


と、宮沢さんからMCのあった後、KIRIN BEER “Good Luck” LIVEはいよいよスタート。

THE BOOM + サポートメンバー4名、という総勢8名編成でのライブは、選曲もスペシャルver.
デビューした80年代後半から2000年代まで、名曲の数々を惜しみなく届けてくれました。

まずは、栃木さんのドラム、宮沢さんのハーモニカが鳴り、「星のラブレター」のイントロが聞こえてくると、スタジオイリスはすぐさまオールスタンディングに!
「逢いにゆくよ~!」の言葉に、ラジオの向こうでも笑顔が飛び交ったはずです。

続いて、どんどん音の厚みが増しロックバンド「THE BOOM」を見た「中央線」
宮沢さんがオーディエンスにマイクを向け、歌声がこだました「神様の宝石でできた島」

ライブパート1から既に一体感に包まれていたスタジオイリス。
曲に合わせて、手拍子も振りつけもタイミングバッチリのオーディエンスは、本当に良い顔してました!

そんな中、CMに入り、ギターから三線に持ち替えた宮沢さん。
キリンビールのCM曲に合わせて三線を弾き、笑い声を誘う一面も。

そしてライブパート2は、ガラッと雰囲気を変え、沖縄へトリップ!
「ひのもとのうた」では、カチャーシーを踊るオーディエンスにスタジオイリスも揺れました。
と、その熱気を保ったまま、小林さんのギターで「島唄」イントロが聞こえてくると、また歓声が。
最初から最後まで大合唱となりました。

「島唄」を歌い終わった宮沢さんは、汗だく。
秋物のジャケットを来ていたお客さんも、一枚上着を脱ぎ、手で顔を仰ぐ姿もチラホラ。
もちろん、その片手にはBOOMANIAの赤いツアータオルがありました。

すると、ここでスペシャルゲスト!
GO! GO! 7188のユウさんが、扉の向こうから少し恥ずかしそうに登場しました。

というもの、先日ニューシングル「蒼い夕陽」をリリースしたTHE BOOM。
この曲では、以前からTHE BOOMのファンであり、「島唄」がきっかけで音楽に目覚めたというGO! GO! 7188のユウさんがヴォーカルとしてフィーチャリングされています。
そんなユウさんを宮沢さんは、

「この曲を作った時に、ユウちゃんの声が聞こえてきたんですよ。GO! GO! 7188は、ロックでハードなバンドだけど、
 日本の歌謡曲とか、言葉選びもすごく日本を意識しているじゃないですか。だから、顔が浮かんで声が浮かんできたんです。」

と話し、ユウさんは「うわー、嬉しいです。」とハニカんでいました。

しかし、「蒼い夕陽 feat. ユウ」が始まると、ギターを抱えたユウさんの表情も真っすぐに。
宮沢さんとユウさんの声が交わり、独自の世界観が充満していきました。
スカのリズムに乗せて、日本の情緒も感じる一曲。
THE BOOMの新たな息吹に出会えた一曲でもありました。


「THE BOOMは昨年20周年を迎えることが出来ました。みなさんのおかげです。どうもありがとう。
 そしてラジオの前で聴いて下さっている方にも、ホント感謝したいと思います。どうもありがとう。
 20年ですから、色々な歌が僕らにはあって、今日はその中でもとても大切にしている曲を演奏してきました。

 曲作り、レコーディングを年内は頑張って集中して、来年春頃には久しぶりのNEWアルバムが出せたらと思っています。
 新しいTHE BOOM、THE BOOMがこれまで大事にしてきたもの、それを踏まえて音楽的にも歌詞の面でも、
 何か新しいメッセージが言えたらな、と思います。」

そんなメッセージを残し、KIRIN BEER “Good Luck” LIVEのラストは、「風になりたい」で気持ちがまた1つに!

沖縄・サンバ・スカ・ロックなど、様々なジャンルを吸収し探求し続けるバンド「THE BOOM」
その音楽性に、私たちはいつも新鮮さを覚え、魅了され続けています。
久々のNEWアルバムでは、どんな姿を見せてくれるのか。今後のTHE BOOMも目が離せません。

THE BOOMのみなさん、今日はステキなライブを本当にありがとうございました!


本番終了後、THE BOOMのメンバーそれぞれに、「ライブ」について伺いました。その模様は、こちらに掲載します。是非ご覧下さい!

http://naoco.me/
ライブの様子

Set List

  • 1.星のラブレター
  • 2.中央線
  • 3.神様の宝石でできた島
  • 4.ひのもとのうた
  • 5.島唄
  • 6.蒼い夕陽
  • 7.風になりたい
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