KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

KIRIN BEER Good Luck LIVE、すっかり日も伸びてきた午後4時。
今回お迎えしたのは浜崎貴司さんです。

FLYING KIDSの結成から25周年、
ソロデビューから15周年というダブルアニバーサリーイヤー！
おめでとうございます！！！

ソロデビュー15周年を総括する「ゴールデンタイム」という
ニューアルバムをリリースされた浜崎さん。
音楽を通じて、今生きている時間がゴールデンタイムだなぁと思って頂けたらと。
全てご自身で演奏することと、生楽器を使うということにこだわった一枚。
まさに究極のソロアルバムです！

今回は、新しいやり方を導入するということで、
エレキ、アコギと共に、
足元に色々な機材を用意されてのライブパーティ。
どんなライブになるのか期待が高まります。


ライブ・パート１。
アルバム「ゴールデンタイム」からタイトル曲を。
“ゴールデンタイム”
手拍子と共にライブがスタート。

太陽が西に傾いてくるこの時間に気持ち良い眩しさ。
既に、ビールを片手にしたくなってくる。
自然体の浜崎さんが奏でる音や声を受け止めることの喜びを感じます。

続いてはアコギに持ち替え、静かにつま弾き“家族”を。
身体の力が自然と抜けていくほっこりとする曲。
記憶に残っている昭和の日本の暮らしの一コマ一コマが浮かんでくるよう。
夕暮れ時の焼き魚の香りがどこからともなく漂ってる中で
家へと帰ったあの頃のゴールデンタイムが蘇ってきます。

秒針がなんだかゆったり刻んでいるように思える
なんともイイ時間を味わいました。


ライブ・パート２。
ニューアルバムから“僕は忘れない”
時を重ねてきたからこそ歌える歌。
自然と浮かんでくる記憶、独特の感情に包まれました。
きっと大人の皆さまはこんな自分の「忘れない」シーンがあるのでは？！

続けて“今夜カギリ”。
浜崎さんの無限の表現力を感じるラインナップ。
本当にどの曲も違う表情。
優しい男性の顔をしていると思っていたら、急に「男」の顔に。
ギターの音に、声に、ドキリとさせられます。

ライブ・パート３。
思わず目を閉じてしまう柔らかいギターから
“風の吹き抜ける場所へ”
FLYING KIDSの曲をセルフカバーで。
ソロならではのアレンジがまたさらに会場のテンションを上げます。

途中「間違えちゃった・・・」と笑うのも生ならではのご愛嬌。
「それじゃみんなも一緒に歌おう！」との誘いで、
ファンの皆さんと大合唱。

曲の終わりと同時に、ギターのストロークが力強くなり
続いてもFLYING KIDSの“ドマナツ”を。
アコースティックギターとストッピンベース、
そして、手拍子。夏が待ち遠しくなる！
浜崎さんの声も、会場の手拍子の音にも力がこもります。
演奏を終えた後の歓声もひときわ！

ラストは“あなたの言葉”
アコギから再びエレキに持ち替えてアルバムの最後に収められたこの曲を。
一フレーズ一フレーズ丁寧に弾き、歌う浜崎さん。
深いところにじんと響いてくるあなたの言葉。
それまでの鮮明さとはガラリと変わって、
切なさ、はかなさを感じる。
消えてしまうけれど、存在していて・・・と
生きること、生きていることをこれまでとは違った角度で
考えさせてくれる曲。
この曲がアルバムの一番最後というのも浜崎さんのメッセージを感じます。

瞬間、瞬間に惹きつけられ、
色んな表情で聴かせて下さった豊かなヒトトキ。。
浜崎貴司さん、とびっきりのゴールデンタイムをありがとうございました！