LIVE REPORT

放送日時:2014年3月8日[土]
ゲスト:憂歌兄弟

Information

憂歌兄弟(木村充揮&内田勘太郎)

木村充揮(V/G)、内田勘太郎(G)、花岡献治(B)、島田和夫(D)の4人のメンバーにより1975年衝撃のデビューを飾ったバンド憂歌団。
圧倒的なヴォーカル、ブルースをベースに驚異的に洗練されたギター・サウンド、独特の強烈なグルーヴ感とユーモアで、日本を代表する、唯一無比のバンドとして数々の名盤、名曲、名ライヴを残しながら、1998年に無期限活動停止を宣言。
その後ソロ活動に入った各人だが、2010年に木村と内田が実に12年振りの共演を果たし、2013年には、ドラマー島田和夫の追悼イベント『憂歌団からの便り~島田和夫祭』で、15年振りに憂歌団を復活させた。
その翌週より木村が、内田の住む沖縄へ飛び、二人で顔を見合わせて、何となく、なんとなく火花を散らせた、リアル・サウンドでアルバム1枚分の曲を一発レコーディング。
1970年に高校生で出会い憂歌団を結成したヴォーカル木村充揮とギター内田勘太郎が、40年余を経て、2014年に「憂歌兄弟」としてアルバムを発表する。

アルバム『憂歌兄弟』
アルバム『憂歌兄弟』(LP(重量盤)+CD)
税込¥4,725
3月12日リリース!

■LIVE
『~東京一回目~』
憂歌団(木村充揮・内田勘太郎・花岡献治・新井田耕造)
2014年6月1日(日)日比谷野外大音楽堂 【開場16:15開演17:00】

※その他の日程、詳しい情報はオフィシャルページをご確認ください。

「木村充揮 オフィシャルウェブサイト」
http://www.dandylion.info/

「内田勘太郎 オフィシャルウェブサイト」
http://www.uchidakantaro.com/

憂歌兄弟 写真

LIVEレポート

嬉しくなるような青空の土曜日。
KIRIN BEER Good Luck Liveにお迎えしたのは
憂歌兄弟のお二人です。

自己紹介から、木村充揮さん、内田勘太郎さん
お二人のワールドに惹き込まれました。

関西フレーバーたっぷりのお二人ならではの
リズムで繰り広げられる笑いに溢れたお話は、
このままトークで1時間過ごしたくなるぐらい。

憂歌団結成のきっかけとなった高校生の頃
演奏していた曲について伺うと
「CreamのSunshine of your loveだったかな…」と
内田さんがギターでイントロを演奏!
木村さんのシャウトで、ライブモードにスイッチが。


ライブ・パート1。
木村さんの優しいストロークの上を、
コクのある豊かな内田さんのギターが自由に跳ねます。
“歩こう”
なんともレイドバックした空間。
土曜日の夕方に抜群に気持ちの良いゆるり感。
二人の歌声に身体がとろけていくようです。

木村さんのソロパートでは、
ファンの皆さんを楽しませるパフォーマンスも☆
そして、内田さんは瓶を滑らせスライドギター。
椅子にどんどん身体が沈み込んでいく感覚。

“歩こう”の流れをそのまま受けて、“思い出酒場”
ビールがとっても待ち遠しくなる曲。
和やかな気分になる歌声に、
間奏では、内田さんのギターがじわじわ加速!
会場のテンションがどんどん上がっていきます。

他の誰とも比較できないお二人ならではのハーモニー。
それは、MCにも☆

「ご機嫌イカが?とご機嫌タコが?どっちがいいですか??」と聞く
木村さんの話から、大阪のイカ焼きの話に持っていく内田さん。
そこにさらに、大人ギャグをたたみ掛ける木村さん。
伝説の話芸がここに!

憂歌団の活動休止を経て、憂歌兄弟としての復活に
内田さんが「ただいま!」と言うと、会場がグッと湧きました。


ライブ・パート2
内田さんのギターが炸裂です!
“地獄谷クロスロード”どっぷりとブルース。
スライドギターにまとわる歌声。
間奏では、内田さんの圧倒的なギターに息を飲みました。

続けて“聖者の行進”。
目を閉じるとそこはニューオリンズの味のある酒場。
そこで繰り広げられるライブを見ているかのようでした。

ライブ・パート3
木村充揮ワールド全開の曲紹介から。
内田さんがさりげなくUnder the Boardwalkをポロポロと弾きます。
インプロビゼーションで綴られる瞬間、瞬間。
まるで海辺でハンモックに寝そべっているかのような
一足早い夏気分を感じていると・・・
目を覚ますかのように弾けた“サマータイムブルース”。

夢心地の夏から、ギラギラと眩しい太陽が身体に照り付ける
本当の夏が始まったかのようなイントロ。
なんて灼熱!

どんどん力を抜いてくれる歌。
浮き輪だったら、もう海に浮かばないほどふにゃふにゃです。

今年初のビーチパーティ気分。
最高に楽しい!!!


続いては、しっとりと聴かせる
“胸が痛い”
唯一無二の木村さんの声が光ります。
サンセットタイムにぴったりの内田さんのギター。
胸にじ~んとくるメローなブルース。

最後は、“嫌んなった”
ラスト2曲にグーッと込められた木村さんの魂に震えます。
そして、表情が伝わってくるギター。
この身体に響く感覚、忘れられません。

まさに陶酔した憂歌兄弟のライブパーティ。
もし自由な場所で聴いて良いと言われたら
迷わず海辺か芝生の上へ行きたい気分でした。
味わい豊かなヒトトキを本当にありがとうございました!
ライブの様子

ライブの様子

Set List

  • 1.歩こう
  • 2.思い出酒場
  • 3.Boy,My Boy
  • 4.地獄谷クロスロード
  • 5.聖者の行進
  • 6,サマータイムブルース
  • 7,胸が痛い
  • 8,嫌んなった
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