KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

KIRIN BEER Good Luck Live、
今回お迎えしたのは、デビュー10周年イヤーの風味堂の皆さんです。

アニバーサリーイヤーを迎えて、
「10年間やってきたことが実を結ぶような。
日本中に、僕らの音楽を広めていきたいという
想いが強くなった」と、渡和久さん。

今日が今年の「ライブ初め」という風味堂。
ライブ・パート1。
軽やかなテンポの渡さんのピアノでスタート。
“ナキムシのうた”

今回は、アコースティックライブということで、
カホンを叩くドラムの中富雄也さん。
そして、ベースの鳥口JOHNマサヤさん。

ほっこり和やかな風味堂の空気に包まれ、
ふんわり笑顔になります。

続けて、スネアでマーチのリズムを刻む中富さん。
渡さんの面白いMCでさらに心が弾み、
“夢を抱きし者たちへ”

楽しい気分へと誘ってくれるメロディ。
手拍子と共に、気がつくと全身でそのリズムに乗ってる感じ。
そして、ポジティブな歌詞！
声が、胸にギュッと入ってきます。

その渡さんの声の魅力はもちろんですが、
曲の間、間のMCが絶品！
笑いの絶えない話で会場はアットホームな雰囲気に。

そんな和んだ空間の中、
「大御所の曲をやるとき、ほんの少しなんですけれども指先が震える」と渡さん。
山下達郎さんの“蒼茫”をカバー。

ピアノ弾き語りからスタート。
この曲を聴くとなぜか自然と目を閉じてしまいます。
澄み切った冬の空にあたたかく響く風味堂の蒼茫。
ベースをギターのように弾く鳥口さん。
ドラマティックなピアノと共に味わい深く。
優しいカホン、シャラララ～と時折中富さんがなでる
ウィンドチャイムが美しい。

歌い終えた瞬間、拍手をするまでに
誰もがじっくりと味わう間がありました。


ライブ・パート2。
大人なベースラインに、ピアノが跳ねJazzyなテイストで
なんともカッコイイ“エクスタシー”
お互いの呼吸、リズムを見ながらどんどん加熱していきます。
風味堂のメロディセンスに惚れぼれ！

思わず息が上がってしまう渡さん。
演奏を終えた後「暑いね～」と。笑
私達も、身体がホカホカです。

その暑さをやわらげる優しい風のようにしっとりと“愛してる”を。
恋の終わりの切ない歌。
渡さんの声から、ドラマが浮かんでくるよう。
美しいハーモニーも印象的でした。


ラストのライブ・パート3では、
再び楽しいテンションに。
B型である渡さんの悲しい定めを歌った曲
“ワガママンのテーマ”

B型の渡さんは、我儘で、マイペース。
誰もが気にしないところにこだわるのに、
皆がちゃんとしていることが出来ない・・・と。
他の血液型の皆さんにどうにか気を遣いながら、
気にしながら生きているということを書いたB型への応援歌。

私もB型なので、なんだか納得。笑

冒頭、ワガマーマのコール＆レスポンスを練習。
ファンキーで、カッコイイ“ワガママ”！
鍵盤の上で暴れる渡さん。
鳥口さんのベースがまたグッとくるクールさ。
こんなワガママだったら、最高です！

そして、最後の曲“足跡の彼方へ”
力を込めて、大事に歌う渡さん。
10周年を迎えた風味堂だからこその
まるで今の気持ちを歌っているのかなと感じさせる曲。

１つのことを長く続けていると誰もが感じる想い。
今の自分とも重ね合わせて聴きました。

全7曲の今回のライブ、
緩急ある色んな表情で魅せて下さって、
風味堂の魅力をたっぷり味わいました。

風味堂の皆さん、10周年おめでとうございます！
本当にありがとうございました☆