KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

秋分の日を迎える三連休の初日、
Good Luck Liveでライブパーティを開いて下さったのは、
今年デビュー25周年を迎えられた遊佐未森さん。

ベストアルバム「VIOLETTA THE BEST 25 YEARS」を
リリースされました。
遊佐さんのセレクトによるオールタイム・ベスト盤と
新たなレコーディングによるセルフ・カバー盤という
贅沢な2枚組のベストアルバムです。

今回は、そんなベストアルバムのように、
幅広いセレクトでライブパーティを開いて下さいました。

アコースティックギターの優しい音色とピアノから、
ライブがスタート。一曲目は“ミラクル”
キュートで、でも、大人な雰囲気の遊佐未森さん。
遊佐さんの美しい高音が響き渡ると
まさに、心に花が咲くようでした。

「歌で繋がって、今日も逢えて嬉しいです。」と遊佐さん。

デビューしてすぐCMソングとなり、
「この曲で私のことを知ったという方も多いのでは?!」と、
“地図をください”
青空に彩りをかけるような声の旋律！
歌にのってどんどん高揚感で満たされました。

そして“poetry days”
遊佐さんの声自体が、ポエムのようで
「虹」という言葉が本当によく似合います。
ギターの西海孝さん、ピアノの櫻井大介さんの奏でる音と
遊佐さんの歌声がなんとも気持ちイイのですが、
3人の声のハーモニーも素敵！
お気に入りの絵本を開いたような喜びを感じました。

ライブ・パート2では、
遊佐さんにゆかりのある土地にまつわる曲を。
まずは“安里屋ユンタ”。
ゴンチチのライブにゲストで出演した時にリクエストで歌い、
それ以来、ご自身のライブでも「いつか沖縄でライブが出来ますように。」と
心の中で祈りながら歌っていたところ、初めて沖縄でライブを行う機会を
頂いたというエピソードを聴かせて下さいました。

心が和む優しい歌声。
それまでの雰囲気とはまたがらりと変わって、
遊佐さんが沖縄の唄者に。
ファンの皆さんも一緒に「サーユイユイ♪」と。
包み込むような魅力で歌って下さった後、
拍手をするまで、心地良い余韻の間が広がりました。

宮城県仙台市出身の遊佐さん。
続いては、遊佐さんも参加された復興支援の曲を。
“花は咲く”
ギターのみで、丁寧に歌うその声は
まるで聖歌のようでした。

ライブ・パート3では、
地元仙台にある青葉通りのけやき並木のことを歌った
“欅～光りの射す道で～”
大きなけやき並木からの木漏れ日、緑のトンネルの先からさす光、
そんな光景が自然と浮かび、声がキラキラと輝いていました。

そして最後には、
遊佐さんのデビュー曲“瞳水晶”を。
ファンタジックで、リズミカルなテンポは、
ふわりふわりと浮かぶシャボン玉のよう。
ウォーキングのようなステップもとってもキュートで、
最後の最後までうっとり魅了されました。

デビュー25周年、おめでとうございます！
遊佐未森さん、ありがとうございました。