#26 環境活動の未来
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝のニュース番組「ONE MORNING」。
毎週木曜日の8時台に、「オーステッド presents Green future for all」をお送りしてきましたが、3月30日の放送で最終回でした。
ラストを飾るゲストは、東京大学グローバル・コモンズ・センター・ダイレクターの石井菜穂子さん。石井さんは去年、エジプトで開催された、国連気候変動枠組み条約の締約国会議
「COP27」に出席されています。そこでまずは、「世界の環境活動の今」について伺いました。2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラル、脱炭素社会を目指し、それぞれの国や企業が「一緒に動かしていこうとしている」と、石井さんは言います。「ただ、実はそれほど簡単じゃない。だからこそ、共通の問題に向かっての協調体制を確保していくっていうことが、非常に重要なんだろうと思うんですね。今、アクションを起こした国や企業が、これから世界をリードしていくことになりそうです」ということでした。
では、我々が地球と共生していくために必要なことは何なのでしょうか。
「我々の周りで起こってることに対する理解が、やっぱり基本的に不十分なんだろうと思います」と石井さん。「企業にせよ、消費者団体にせよ、意思決定を行う重要な立場にいる人たちが、日本だけでなく、世界で何が起こっているのかを意識的に拾い上げていかなければいけない」と教えてくださいました。
お話を伺ったユージさんも、「知ることが第一歩で、じゃあ地球を守るために何をすればいいのか?ってことを考えて、みんなで話し合ったり、共有していくことが、今1番大事なんじゃないかなって思いました」とのこと。
皆さんにとっても、これまでお届けしてきた放送が、“地球との共生”について考えるきっかけになっていたら幸いです。