#23 次世代エネルギーと燃料電池による未来
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝のニュース番組「ONE MORNING」。
木曜日の8時台に、「オーステッド presents Green future for all」をお送りしています。
3月9日の放送では、“冒険”という切り口で次世代エネルギーの探究に取り組んできた番場健司さんに、「次世代エネルギーと燃料電池による未来」についてお話を伺いました。
番場さんは、1990年に“太陽電池の飛行機”でアメリカ大陸を横断し、2005年には“燃料電池の三輪車”によるアイスランドの周回走行に成功した人物です。
そんな番場さんですが、アイスランドを実際に走ってみて、「燃料電池はかなり使える技術だと実感した」と言います。燃料電池とは、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる装置のこと。例えば太陽電池などは天候に左右されてしまいますが、燃料電池ならば必要な量の水素と酸素は空気中にあり、その可能性を感じたそうです。
また、「やっぱり地球上で一番水素があるのは、海なんですね。で、海水から水素を取り出す技術が確立できるのであれば、ほぼ無腎臓に水素エネルギーは地球上でとれるというふうに言われています」と番場さん。さらに燃料電池は、携帯電話から家1軒、街の大きさまで、必要な電力の大きさごとにデザインできるのが利点で、普及が進んでコストが下がっていくと、個人や自治体レベルで所有することも可能になっていきそう、ということでした。
ユージさんも「海から水素を取り出す技術が誕生すると、いくらでもエネルギーを生み出すことができるようになるわけで、その研究を是非進めてほしいですね!」と語っていました。
水素と燃料電池がもたらす循環型のエネルギー社会の実現は、遠くないかもしれません。