#14 地球環境と幸せな経済と社会
あけましておめでとうございます。
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝のニュース番組「ONE MORNING」。
木曜日の8時台にお送りしているコーナー「オーステッド presents Green future for all」を、本年もどうぞ宜しくお願いいたします!
1月5日の放送では、『地球環境と経済と社会』をテーマに、大学院大学 至善館 教授で、幸せ経済社会研究所の所長、枝廣淳子さんにお話を伺いました。
枝廣さんは、「経済活動は地球環境がなければ成り立たない。環境と経済は両立せざるを得ない」と言います。どんな経済活動でも、原材料やエネルギーを地球から取り出していたり、逆にいらなくなったものは地球に吸収してもらっています。そして、経済活動をするのも、環境を守るのも、全ては「私たちが幸せに生きていくため」です。そのために何をすればいいのかを本気で考えていかなければならないと、枝廣さんは教えてくださいました。
そんな中、今注目されているのが、「定常経済(ていじょうけいざい)」という経済の手法です。
一体どんなものなのでしょうか?
枝廣さんがおっしゃるには、「規模が大きくなり続けない経済」とのこと。
今、私たちの経済は拡大経済です。前よりもGDPを増やそう、前よりも売上を上げよう、そんな感じでどんどん大きくしようとしています。でも、地球の資源やエネルギーは有限。
「大きくならない地球で、どんどん大きくなる経済ってあり得ないでしょう」と、枝廣さん。
例えば、島根県・海士町という離島では、経済をどんどん大きくするというよりも、島の中で経済をちゃんと回していて、色々なものが循環しているのだとか。
モノが溢れ、なんでも揃っている世界が、果たして幸せなのか?
みんなが幸せな社会を持続するために本当に大事なものは何なのか、私たちも海士町にならって考える時がきているようです。
本放送はもちろん、オンエアできなかった部分も含めたディレクターズカット版も是非チェックしてみてください。
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