福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

同期の“キャラ”がちょっと鼻につきます。。。

2023/11/18
若手社会人のみなさんの悩みに、人生の大先輩である福山さんがアドバイス。【ねえ聞いて、福山社長!】のコーナーに届いたメッセージです。
神奈川県横浜市・こはるちゃん(23歳)
私は入社1年目です。
まだ慣れないことも多くミスもあり、上司に怒られながらも頑張ってます。
そんな私とは対照的に、同期には遅刻がキャラになって許されている人間がいます。

遅刻した時に一応注意はされていますが、彼は直の上司から
「ほんとお前は馬鹿だな」
くらいの注意で笑って終わっています。

私は、小さなミスをしただけで過剰に怒られています。
この不公平が個人的に納得いきません。

それぞれの上司の性格に違いがあるからってことはわかっていますが、不公平とは思わずにはいられません。

その同期本人にも「ぶっちゃけキャラで得してるだけだよね」と伝えたら、「ありがとう」と言われて余計に腹が立ちました。
このモヤモヤした気持ちが解決できずにいて、福山社長にメールを送らせて頂きました。

失敗しても許されるキャラクターって、何なんでしょうか。

どうしても、そんなキャラクターの人が羨ましいと思ってしまいます。


一読した福山さん、おもむろにヒトコト。
「キャラは、アリです。」

愛されキャラ、許されキャラ、突っ込まれキャラ、みたいな受け側、ボケとツッコミでいうとボケのほう、そういう人は許されがちです。

福山さんは続けます。
基本的に、好かれたいと思って行動するか否かは、人生において結構大切ではないでしょうか?
好かれたい場合、相手を好きになると好かれやすいというのがあります。
相手を好きにならずに自分だけ好かれたいと思っていると、あまりうまくいっていない気がするんです。

ゆるされキャラの同期は計算でできているのか、無意識にやっているのかわかりませんが、甘え上手の人というのは、“好きになり上手”なんだと思います。
仮に計算でやっていたとしても、ある意味努力はしていると思います。その努力が評価され、好きになってもらう根拠になっているのではないでしょうか。

みんな一生懸命やっているわけだから、褒められてうれしくないはずはありません。だからこそ「自分のやっていることだけを見て褒めてほしい」というのは、あまり認めてもらいにくいというのが、日本における風潮といえるのではないでしょうか。

実力主義とはいうものの、“キャラ”もふくめて人は見ている。
不公平と言えば不公平と言えますが、こはるちゃんが直属の上司に仕事で付き合いやすくなりたいと思うのであれば、その上司の好きなところを見つけていく、というのは一つの方法ではないのでしょうか。
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会社という様々な年代、立場の人が集う場所で感じたあなたの悩み、いつでも“福山社長”はお待ちしています!

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