- 2021.11.28
「焚き火の作法」_寒川一さん_1
高橋:じわじわと、寒さが増してくる季節となりましたが、
アウトドアブームが続く中、「焚き火」ハマる方、ほんとうに増えていますね。
暖かく、調理もできて、そして何より、癒される。。。
ただ、私も含め多くの人が知らないことがあります。
それは・・・実は焚き火には「作法」がある!
それを提唱しているのが、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さん。
この番組ではおなじみ、焚き火の達人です!
今回はなんと、寒川さんのご自宅に招待してもらい
お庭で、焚き火のおもてなしを受けつつ、
寒川流「焚き火の作法」、教えていただきました。
ということで今回は、みなさんに、焚き火の温かみを耳で感じて頂こうと思います。
>>>>>>>>>>>>>>
<< 取材レポートの様子 >>
寒川:火が灯る状態をあらかじめ準備!
拾ってきた流木で組んでいきます。
ひとつ太めの木を焚き火台に渡して、
そこに細いのを立て掛けて空気の空間を作っているわけですね。
あとは風向きも考えなきゃいけないので、
火がついたらどんな風に燃え上がっていくかある程度想像して、
薪もそういう形に組んでいく。
焚き火は一番初期にどれだけ燃やすかが肝なんですよ!

(焚き火台に流木を並べて準備!)
寒川:最初がちょろちょろだとすぐ消えちゃったり。
焚き火台が良いのは、移動もできるし回転もできること。
自分がある程度燃やしたい位置に回すことも可能ですよね。
これを直火で地面で直接やったらできない。
高橋:しかも今日の焚き火台はすごくコンパクトですよね。
寒川:そうですね。特徴は円形で低いことですね。
低いことで、地面から熱が直接足に伝わるような。
焚き火台ってわりと位置が高いものが多いんですが、
自分の好みは地面から火が起きているような、
ギリギリの高さなんですよね。じゃあ準備は整ったので。
寒川:これが北海道の白樺。
アイヌの人たちから送ってもらっている白樺の皮です。
それをコンパクトに切って、これがマッチがわりに使えるんですね。
特に北海道の白樺はすごく寒いところで育っているので
めちゃくちゃ油を含んでいて、
これを「樺皮(ガンビ)」と北海道の人たちは言うんです。
樺の皮と書いてガンビ。

(白樺の樺皮)
<<いざ、着火! >>
寒川:今回、木の組み方を本の中でも取り上げたんですけど、
薪の組み方はシンプルに2種類で、ひとつは今からちょっとやってみます。
まずは熾火(おきび)を作っているんです。

(白樺に着火!)
寒川:熾火というのは赤くて灰になる前の炭の状態。
これを最初にできるだけたくさん作ってやる。
最初の目標はこの熾火作りなんですよ。
熾火を作るためにある程度薪をいれてあげる。
熾火を作るとどんな良いことがあるかという炎がコントロールしやすくなる。
空気をある程度送り込むことで火力を調整できるんですが、
どこに吹くかというと熾火に向かって吹くんです。
熾火ができていないのに一生懸命吹く人がたまにいますが、
それは単に消しているだけなので、まずは熾火を作って、
そこに向かって…。フーフーフ―・・・
高橋:火力が上がりましたね!!

(焚き火スタート!)
寒川:熾火さえしっかりできていれば、あとはプラス薪の量で
火力は自在にコントロールできるようになります。
まずはしっかり熾火作りをする。
熾火がある程度できたら今度は、その上に薪を組む。
最初から薪を組むのではなく、順序としては熾火をとにかく作る。
その上に薪を平行に並べていく。
そうすると、風の向きに対して風が通るような、
まさに川の流れを。空気が通って流れるように組んであげれば、
風はこの下を通り抜けていくので、
焚き火が2段階になっているのがわかりますよね。
下に置き火が燃えていて乗せた薪も燃えている。広く燃えていますよね。
この燃え方を「不知火(しらぬい)型」と。実用の火と呼んでいて、
調理したり、やかんをかけてますが、フライパンが乗ったり
鍋が乗っても良いわけです。

寒川:実はいま乗せた3本と言うのは広葉樹の木で長く燃えます。
これがすぐ燃えちゃったらやかんが倒れちゃうじゃないですか。
置く薪の種類も考えながら置いています。
これは針葉樹ではなく広葉樹。木の密度が詰まっているので長時間燃えます。
針葉樹はその逆で密度があんまりなくて、油分があるので煙も出るんです。
すすもいっぱいつきます。
悪いという意味ではなく焚き火の初期の段階では火力がすごくつよいので
針葉樹を使って、途中から広葉樹に帰れば安定した長い焚き火が楽しめます。
2つの樹種をうまく使い分けるのも焚き火のテクニックのひとつ。

(まずは、熾火づくり!)
高橋:楽しんでいるけど頭の中はその先がどうなるのかを想定している感じですね。
寒川:焚き火に限らずアウトドア遊びの醍醐味の部分だと思うんですよ。
自然は結局自分らが予測できる現象ではないでしょう。
風がこちらから吹いているのが急に反対から吹いたりするし、
そういう読めないものに対して考えて、
不慮のことが起きたときに慌てずに対処できる心持ちは
常に持っておきたいと思うから、
それが毎度パターンが違うのが面白いですよね。
例えば、雪の中とか、雨が降る中で火を起こさなきゃいけないとか、
逆境で自分が火を起こさないと暖まれないみたいな時は
一番試される時ですよね。持っている能力を。
キャンプ場みたいなある程度管理されて約束された場所じゃないところで
火を起こすときに、何を基準に場所を選べば良いのかとか、
どうやって安全確保をすれば良いのかとか、その人の能力が試される。
マニュアルをいくら読んでもそんな事は書いていないんです。
それはひとつの場数というか経験ですね。

(薪は流木を使用!)
寒川:いまいい感じにお湯が沸きましたね。コーヒー豆とってきます。
>>>>>>>>>>>>>>
高橋:アウトドアライフアドバイザー 寒川一さんのご自宅で、
「焚き火の作法」を教えてもらいました!
さぁ焚き火好きな方、ぜひメッセージお待ちしています。
「どんなシチュエーションで」「あなたの焚き火の作法」などお待ちしています。
メッセージは番組webサイトからお寄せください。
◆寒川一さんの最新刊「焚き火の作法」は、学研プラスから発売中です!
◆寒川一さんInstagram
◆寒川一さんFacebook
◆UPI OUTDOOR
【今週の番組内でのオンエア曲】
・ 我が心のピンボール / 大滝詠一
・ Summer Guest / アウスゲイル
アウトドアブームが続く中、「焚き火」ハマる方、ほんとうに増えていますね。
暖かく、調理もできて、そして何より、癒される。。。
ただ、私も含め多くの人が知らないことがあります。
それは・・・実は焚き火には「作法」がある!
それを提唱しているのが、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さん。
この番組ではおなじみ、焚き火の達人です!
今回はなんと、寒川さんのご自宅に招待してもらい
お庭で、焚き火のおもてなしを受けつつ、
寒川流「焚き火の作法」、教えていただきました。
ということで今回は、みなさんに、焚き火の温かみを耳で感じて頂こうと思います。
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<< 取材レポートの様子 >>
寒川:火が灯る状態をあらかじめ準備!
拾ってきた流木で組んでいきます。
ひとつ太めの木を焚き火台に渡して、
そこに細いのを立て掛けて空気の空間を作っているわけですね。
あとは風向きも考えなきゃいけないので、
火がついたらどんな風に燃え上がっていくかある程度想像して、
薪もそういう形に組んでいく。
焚き火は一番初期にどれだけ燃やすかが肝なんですよ!

(焚き火台に流木を並べて準備!)
寒川:最初がちょろちょろだとすぐ消えちゃったり。
焚き火台が良いのは、移動もできるし回転もできること。
自分がある程度燃やしたい位置に回すことも可能ですよね。
これを直火で地面で直接やったらできない。
高橋:しかも今日の焚き火台はすごくコンパクトですよね。
寒川:そうですね。特徴は円形で低いことですね。
低いことで、地面から熱が直接足に伝わるような。
焚き火台ってわりと位置が高いものが多いんですが、
自分の好みは地面から火が起きているような、
ギリギリの高さなんですよね。じゃあ準備は整ったので。
寒川:これが北海道の白樺。
アイヌの人たちから送ってもらっている白樺の皮です。
それをコンパクトに切って、これがマッチがわりに使えるんですね。
特に北海道の白樺はすごく寒いところで育っているので
めちゃくちゃ油を含んでいて、
これを「樺皮(ガンビ)」と北海道の人たちは言うんです。
樺の皮と書いてガンビ。

(白樺の樺皮)
<<いざ、着火! >>
寒川:今回、木の組み方を本の中でも取り上げたんですけど、
薪の組み方はシンプルに2種類で、ひとつは今からちょっとやってみます。
まずは熾火(おきび)を作っているんです。

(白樺に着火!)
寒川:熾火というのは赤くて灰になる前の炭の状態。
これを最初にできるだけたくさん作ってやる。
最初の目標はこの熾火作りなんですよ。
熾火を作るためにある程度薪をいれてあげる。
熾火を作るとどんな良いことがあるかという炎がコントロールしやすくなる。
空気をある程度送り込むことで火力を調整できるんですが、
どこに吹くかというと熾火に向かって吹くんです。
熾火ができていないのに一生懸命吹く人がたまにいますが、
それは単に消しているだけなので、まずは熾火を作って、
そこに向かって…。フーフーフ―・・・
高橋:火力が上がりましたね!!

(焚き火スタート!)
寒川:熾火さえしっかりできていれば、あとはプラス薪の量で
火力は自在にコントロールできるようになります。
まずはしっかり熾火作りをする。
熾火がある程度できたら今度は、その上に薪を組む。
最初から薪を組むのではなく、順序としては熾火をとにかく作る。
その上に薪を平行に並べていく。
そうすると、風の向きに対して風が通るような、
まさに川の流れを。空気が通って流れるように組んであげれば、
風はこの下を通り抜けていくので、
焚き火が2段階になっているのがわかりますよね。
下に置き火が燃えていて乗せた薪も燃えている。広く燃えていますよね。
この燃え方を「不知火(しらぬい)型」と。実用の火と呼んでいて、
調理したり、やかんをかけてますが、フライパンが乗ったり
鍋が乗っても良いわけです。

寒川:実はいま乗せた3本と言うのは広葉樹の木で長く燃えます。
これがすぐ燃えちゃったらやかんが倒れちゃうじゃないですか。
置く薪の種類も考えながら置いています。
これは針葉樹ではなく広葉樹。木の密度が詰まっているので長時間燃えます。
針葉樹はその逆で密度があんまりなくて、油分があるので煙も出るんです。
すすもいっぱいつきます。
悪いという意味ではなく焚き火の初期の段階では火力がすごくつよいので
針葉樹を使って、途中から広葉樹に帰れば安定した長い焚き火が楽しめます。
2つの樹種をうまく使い分けるのも焚き火のテクニックのひとつ。

(まずは、熾火づくり!)
高橋:楽しんでいるけど頭の中はその先がどうなるのかを想定している感じですね。
寒川:焚き火に限らずアウトドア遊びの醍醐味の部分だと思うんですよ。
自然は結局自分らが予測できる現象ではないでしょう。
風がこちらから吹いているのが急に反対から吹いたりするし、
そういう読めないものに対して考えて、
不慮のことが起きたときに慌てずに対処できる心持ちは
常に持っておきたいと思うから、
それが毎度パターンが違うのが面白いですよね。
例えば、雪の中とか、雨が降る中で火を起こさなきゃいけないとか、
逆境で自分が火を起こさないと暖まれないみたいな時は
一番試される時ですよね。持っている能力を。
キャンプ場みたいなある程度管理されて約束された場所じゃないところで
火を起こすときに、何を基準に場所を選べば良いのかとか、
どうやって安全確保をすれば良いのかとか、その人の能力が試される。
マニュアルをいくら読んでもそんな事は書いていないんです。
それはひとつの場数というか経験ですね。

(薪は流木を使用!)
寒川:いまいい感じにお湯が沸きましたね。コーヒー豆とってきます。
>>>>>>>>>>>>>>
高橋:アウトドアライフアドバイザー 寒川一さんのご自宅で、
「焚き火の作法」を教えてもらいました!
さぁ焚き火好きな方、ぜひメッセージお待ちしています。
「どんなシチュエーションで」「あなたの焚き火の作法」などお待ちしています。
メッセージは番組webサイトからお寄せください。
◆寒川一さんの最新刊「焚き火の作法」は、学研プラスから発売中です!
◆寒川一さんInstagram
◆寒川一さんFacebook
◆UPI OUTDOOR
【今週の番組内でのオンエア曲】
・ 我が心のピンボール / 大滝詠一
・ Summer Guest / アウスゲイル