- 2020.04.26
植物の不思議なおはなし1
きょうは、あまりにも身近すぎて、実は全く分かっていない身の回りの植物をめぐるお話を、この方に伺っていきます。
スタジオにお越しいただいたのは甲南大学 特別客員教授で、農学者の田中修さんです。NHKの子ども科学電話相談室などでもご存じの方もいらっしゃると思います。以前にもこの番組にご出演頂きました。植物のことなら何でも知ってて、植物の楽しいクイズをいっぱい出してくれる方です。メディアをはじめ講演、書籍を通じて、植物たちの不思議な力のお話や、植物に関する素朴な疑問に答えてくれる博士として、色んなお話をされています。
前回お越しいただいたときを思い返すと・・・「なぜ、春になると花が咲くのか」「なぜ秋になると葉っぱが赤くなったり黄色くなったりするのか」・・・みたいな、当たり前過ぎて今まで考えなかった疑問に答えていただきましたが、今日も、そんな疑問に色々答えていただければと思います。

~なぜ雑草は根っこごと抜いても抜いても出てくるのですか?
雑草を大雑把に分けると、種から春に発芽してくるものと、地下茎といって、冬の間ずっと土の下に茎がずっと伸びているタイプのもの、大雑把にこの2つがあります。土の中にはいっぱい種があります。たんぽぽはものすごい種子を作りますね。あれが全部飛んでいって、地面にちゃんと降りて、そして自分の発芽のチャンスが整うまで待っているんですね。春の暖かさを待っている種もいっぱいあるし、光が当たるのを待っている種もあるんですね。雑草が抜かれたら地面に光が当たるようになりますから、光が当たらなくて発芽してなかった種が発芽してくるんです。畑などで雑草を発芽させないようにと思ったら黒いシートをかぶせる方法ありますよね。育てたい植物だけ穴を開けてそこから芽を出させます。あれはひとつの雑草刈りをしなくていい方法なんです。だから小さい砂利をひいたらまず出てこないですよね。
もうひとつは、種子じゃなくて地下茎が伸びている場合。ドクダミとかイタドリとかスギナとか、しつこい雑草はみんなこれなんです。地上の部分は柔らかいから全部抜けるんですが、ドクダミにしてみたら、トカゲの尻尾切りみたいに上をとられたと思っているだけで、何も気にしていません。下には地下茎と言う茎がありますから、また出してくるし、しかも冬の間土の中はあったかいんですよ。だから冬の間にいくらでも伸びて、去年までこんなところにドクダミってなかったのにというところから突然また出てきて、だんだん広がっていくんです。可愛らしいペパーミントというハーブを栽培する人がいますが、それも地下茎ですから雑草化してしまいます。どんどん増えて、2~3年たったらこんなにいらないというほど出てくるんですね。本当に畑のここだけで、ミントを育てたいと思ったら、プランターにちゃんと入れて区切りをつけて植えるという方法を取らないといけないんです。地下茎って大変なんです。
~広がってしまったもの抜くのは大変ですか?
掘り返さないとできないんですよ。除草剤を撒いたら枯らすこともできますが、土の下まで除草剤を浸透させようと思ったら大変です。とにかく出てきたら毎年一生懸命抜いていたら、栄養が地下茎にたまらないので、もうここで生えてもあかんわと思って切れていてくれる可能性はあります。
~あともう一つ聞きたいのが、我が家は柿の木があるんですが、ここ4 5年はおいしかったのに、去年は美味しくなくて数も少なかったんです。
柿は実がいっぱいなる年があって、その次の年はあまりならない。木に勢いが溜まってくると元気でいっぱい花を咲かせて、いっぱい実をつけますが、実を作りすぎた次の年はあんまり木に元気がないんですね。だからあまり実ができない。今年は400も500も実が取れたと思っていたら、次の年は100もないという年が交互に来てしまうんです。栽培している人は、木の勢いを落とさないように、400取れるところを100年くらいにしておけば、木の勢いはそんなに落ちていないので、次の年もまたそれなりの数を作るし、おいしいとい0うことになります。柿は特になり年とならならない年が交互に来る代表ですね。
田中修さんのお話、いかがだったでそうか。先生の優しげな独特の語り口はポッドキャストで聞けます。こちらもぜひお聞きください!
田中さんの新しい本「植物の生きる「しくみ」にまつわる66題」

SBクリエイティブから出ています。こちらもぜひチェックを!!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・パーフェクト (Stripped) / One Direction
・やわらかくて きもちいい風 / 原田郁子
スタジオにお越しいただいたのは甲南大学 特別客員教授で、農学者の田中修さんです。NHKの子ども科学電話相談室などでもご存じの方もいらっしゃると思います。以前にもこの番組にご出演頂きました。植物のことなら何でも知ってて、植物の楽しいクイズをいっぱい出してくれる方です。メディアをはじめ講演、書籍を通じて、植物たちの不思議な力のお話や、植物に関する素朴な疑問に答えてくれる博士として、色んなお話をされています。
前回お越しいただいたときを思い返すと・・・「なぜ、春になると花が咲くのか」「なぜ秋になると葉っぱが赤くなったり黄色くなったりするのか」・・・みたいな、当たり前過ぎて今まで考えなかった疑問に答えていただきましたが、今日も、そんな疑問に色々答えていただければと思います。

~なぜ雑草は根っこごと抜いても抜いても出てくるのですか?
雑草を大雑把に分けると、種から春に発芽してくるものと、地下茎といって、冬の間ずっと土の下に茎がずっと伸びているタイプのもの、大雑把にこの2つがあります。土の中にはいっぱい種があります。たんぽぽはものすごい種子を作りますね。あれが全部飛んでいって、地面にちゃんと降りて、そして自分の発芽のチャンスが整うまで待っているんですね。春の暖かさを待っている種もいっぱいあるし、光が当たるのを待っている種もあるんですね。雑草が抜かれたら地面に光が当たるようになりますから、光が当たらなくて発芽してなかった種が発芽してくるんです。畑などで雑草を発芽させないようにと思ったら黒いシートをかぶせる方法ありますよね。育てたい植物だけ穴を開けてそこから芽を出させます。あれはひとつの雑草刈りをしなくていい方法なんです。だから小さい砂利をひいたらまず出てこないですよね。
もうひとつは、種子じゃなくて地下茎が伸びている場合。ドクダミとかイタドリとかスギナとか、しつこい雑草はみんなこれなんです。地上の部分は柔らかいから全部抜けるんですが、ドクダミにしてみたら、トカゲの尻尾切りみたいに上をとられたと思っているだけで、何も気にしていません。下には地下茎と言う茎がありますから、また出してくるし、しかも冬の間土の中はあったかいんですよ。だから冬の間にいくらでも伸びて、去年までこんなところにドクダミってなかったのにというところから突然また出てきて、だんだん広がっていくんです。可愛らしいペパーミントというハーブを栽培する人がいますが、それも地下茎ですから雑草化してしまいます。どんどん増えて、2~3年たったらこんなにいらないというほど出てくるんですね。本当に畑のここだけで、ミントを育てたいと思ったら、プランターにちゃんと入れて区切りをつけて植えるという方法を取らないといけないんです。地下茎って大変なんです。
~広がってしまったもの抜くのは大変ですか?
掘り返さないとできないんですよ。除草剤を撒いたら枯らすこともできますが、土の下まで除草剤を浸透させようと思ったら大変です。とにかく出てきたら毎年一生懸命抜いていたら、栄養が地下茎にたまらないので、もうここで生えてもあかんわと思って切れていてくれる可能性はあります。
~あともう一つ聞きたいのが、我が家は柿の木があるんですが、ここ4 5年はおいしかったのに、去年は美味しくなくて数も少なかったんです。
柿は実がいっぱいなる年があって、その次の年はあまりならない。木に勢いが溜まってくると元気でいっぱい花を咲かせて、いっぱい実をつけますが、実を作りすぎた次の年はあんまり木に元気がないんですね。だからあまり実ができない。今年は400も500も実が取れたと思っていたら、次の年は100もないという年が交互に来てしまうんです。栽培している人は、木の勢いを落とさないように、400取れるところを100年くらいにしておけば、木の勢いはそんなに落ちていないので、次の年もまたそれなりの数を作るし、おいしいとい0うことになります。柿は特になり年とならならない年が交互に来る代表ですね。
田中修さんのお話、いかがだったでそうか。先生の優しげな独特の語り口はポッドキャストで聞けます。こちらもぜひお聞きください!
田中さんの新しい本「植物の生きる「しくみ」にまつわる66題」

SBクリエイティブから出ています。こちらもぜひチェックを!!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・パーフェクト (Stripped) / One Direction
・やわらかくて きもちいい風 / 原田郁子