- 2020.02.23
巨石ハンター須田郡司さんインタビュー2
先週に引き続き、巨石ハンター・須田郡司さんのお話です。
世界には、信仰の対象としての巨大な石が数多く存在していて、なかでも日本には、巨大な石は「磐座」、つまり、神様が下りてくる場所とする考え方がある・・・先週はそんなお話でしたが、今週は、そんな日本の巨石についてさらに詳しく伺います。

~30年にわたって各地の巨石を写真に収めてこられて、2月に写真集「石の聲を聞け」を発表されましたね。
これは私のこれまでの石巡礼の集大成的な本になっています。日本と世界、そして近年島根県出雲市に移住したんですが、出雲を最後に紹介している形になっています。
~これまで、たくさん巨石を見てきた中でこれは圧倒的にすごかったというのは?
たくさんありすぎて難しいんですが、日本の中で非常に感動したものを紹介したいと思います。東北宮城県の石巻に、釣石神社というのがあります。山のところに大きな石が釣られているように見えて、落ちそうで落ちないんですね。落ちそうで落ちない。東日本大震災でも被害はあったんですが、石自体は動かなかったですね。今は復興のシンボルみたいな感じになっている。今は受験の信仰もあって、三が日にはたくさんの受験生の親御さんが来たりお参りに来たりするという非常に面白い場所です。今は東北の被災地の復興のシンボルになっている場所なんですね。
~須田さんはパワースポット、聖地巡礼をしていて、そこに岩があることが気づいたとおっしゃってましたが、パワースポットに行っていると何か感じるものはありますか?
私は石は「医師」ではないかと思うんですね。石に触れたりすると自分が癒される体験が何度もあるんですね。世界中の人も、こういう力があってなんとなく惹かれていったじゃないかなと想像しています。奄美大島に行った時にある方に、猪が必ず寄り付く石があると言う話を聞きました。猪が体が弱ってくると、この石に体を擦り付けているらしいですね。何そこにイノシシの毛がいっぱい落ちているんだそうです。それは人間ももしかしたら何か弱ってくると、自分の気に入った石にいると癒されて元気が再生していたんじゃないかなみたいな、そんなことを想像しているんですね。
~須田さんは磐座学会という学会にも入っているそうですね。
これはできて13年位の新しい団体ですが、磐座という言葉自体が忘れさられつつあるんですね。これを国際用語、iwakuraみたいに世界的にも聖なる石というようなことを広げようという思いもあります。また、この磐座学会の主なメンバーは建築家だったりするのですが、石の配置を研究して、これは天体観測に使っている道具ではないかとか、そういう視点の方が多いですね。私は自然信仰とか、文化的な視点の方で興味を持ってずっとやっています。例えば天体観測の装置としてストーンヘンジみたいなものが日本にもあるのではないかと。冬至、夏至、春分、秋分の時に決まってそこに光が入るとかですね、そういう場所もいくつかあるんですね。そういうものを科学的に研究しようという人が磐座学会には多いですね。団体としては100数十人の小さい団体ですが、年に1回磐座サミットをしたり、磐座ツアーみたいなことをしたりそういう活動をしています。
~冬至や夏至に日が昇る、日が入る場所があるんですか?
有名なところは伊勢の夫婦岩。伊勢。あれは夏至の日にちょうど海から登りますよね。福岡の二見岩は夏至の日に日が沈む。ですから、飛行機で福岡へ飛べば、一日で両方見れるんですね。
~写真集を拝見するとすごく神秘的な写真だったり、森の中できれいだなと思うんですが、撮影している方としては苦労もありますよね。
蚊や蜂、熊も出ますし、あとはマムシが多いです。結構巨石にはマムシが近くにいっぱいいるんですね、住処になっているところも多いので。巨石ハンティングには冬が一番いいですね。でも雪があるところはあまりいけませんが。行く時はきっちり音を出して熊よけとか、完全防具して行っていますね。
~そんなご苦労も詰まった「石の聲を聴け」という写真集ですが、この写真集を見てくださる方はどんなことを感じて欲しいと思いますか?
私が見てきた30年位の中のほんの一部ですが、石を通してもっともっと石に興味を持っていただいて、実際に石の旅をしてほしいですね。身近にある石と出会って欲しいなと思いますね。そしてそれぞれが石と向き合って、石の声を皆さんで感じてあげたらいいなと思いますね。
須田郡司さんのお話、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひお聴きください!

須田郡司写真集『石の聲を聴け』方丈堂出版
【今週の番組内でのオンエア曲】
・You should be sad / Halsey
・Highway Don't Care- (featuring Taylor Swift/Keith Urban) / Tim McGraw
世界には、信仰の対象としての巨大な石が数多く存在していて、なかでも日本には、巨大な石は「磐座」、つまり、神様が下りてくる場所とする考え方がある・・・先週はそんなお話でしたが、今週は、そんな日本の巨石についてさらに詳しく伺います。

~30年にわたって各地の巨石を写真に収めてこられて、2月に写真集「石の聲を聞け」を発表されましたね。
これは私のこれまでの石巡礼の集大成的な本になっています。日本と世界、そして近年島根県出雲市に移住したんですが、出雲を最後に紹介している形になっています。
~これまで、たくさん巨石を見てきた中でこれは圧倒的にすごかったというのは?
たくさんありすぎて難しいんですが、日本の中で非常に感動したものを紹介したいと思います。東北宮城県の石巻に、釣石神社というのがあります。山のところに大きな石が釣られているように見えて、落ちそうで落ちないんですね。落ちそうで落ちない。東日本大震災でも被害はあったんですが、石自体は動かなかったですね。今は復興のシンボルみたいな感じになっている。今は受験の信仰もあって、三が日にはたくさんの受験生の親御さんが来たりお参りに来たりするという非常に面白い場所です。今は東北の被災地の復興のシンボルになっている場所なんですね。
~須田さんはパワースポット、聖地巡礼をしていて、そこに岩があることが気づいたとおっしゃってましたが、パワースポットに行っていると何か感じるものはありますか?
私は石は「医師」ではないかと思うんですね。石に触れたりすると自分が癒される体験が何度もあるんですね。世界中の人も、こういう力があってなんとなく惹かれていったじゃないかなと想像しています。奄美大島に行った時にある方に、猪が必ず寄り付く石があると言う話を聞きました。猪が体が弱ってくると、この石に体を擦り付けているらしいですね。何そこにイノシシの毛がいっぱい落ちているんだそうです。それは人間ももしかしたら何か弱ってくると、自分の気に入った石にいると癒されて元気が再生していたんじゃないかなみたいな、そんなことを想像しているんですね。
~須田さんは磐座学会という学会にも入っているそうですね。
これはできて13年位の新しい団体ですが、磐座という言葉自体が忘れさられつつあるんですね。これを国際用語、iwakuraみたいに世界的にも聖なる石というようなことを広げようという思いもあります。また、この磐座学会の主なメンバーは建築家だったりするのですが、石の配置を研究して、これは天体観測に使っている道具ではないかとか、そういう視点の方が多いですね。私は自然信仰とか、文化的な視点の方で興味を持ってずっとやっています。例えば天体観測の装置としてストーンヘンジみたいなものが日本にもあるのではないかと。冬至、夏至、春分、秋分の時に決まってそこに光が入るとかですね、そういう場所もいくつかあるんですね。そういうものを科学的に研究しようという人が磐座学会には多いですね。団体としては100数十人の小さい団体ですが、年に1回磐座サミットをしたり、磐座ツアーみたいなことをしたりそういう活動をしています。
~冬至や夏至に日が昇る、日が入る場所があるんですか?
有名なところは伊勢の夫婦岩。伊勢。あれは夏至の日にちょうど海から登りますよね。福岡の二見岩は夏至の日に日が沈む。ですから、飛行機で福岡へ飛べば、一日で両方見れるんですね。
~写真集を拝見するとすごく神秘的な写真だったり、森の中できれいだなと思うんですが、撮影している方としては苦労もありますよね。
蚊や蜂、熊も出ますし、あとはマムシが多いです。結構巨石にはマムシが近くにいっぱいいるんですね、住処になっているところも多いので。巨石ハンティングには冬が一番いいですね。でも雪があるところはあまりいけませんが。行く時はきっちり音を出して熊よけとか、完全防具して行っていますね。
~そんなご苦労も詰まった「石の聲を聴け」という写真集ですが、この写真集を見てくださる方はどんなことを感じて欲しいと思いますか?
私が見てきた30年位の中のほんの一部ですが、石を通してもっともっと石に興味を持っていただいて、実際に石の旅をしてほしいですね。身近にある石と出会って欲しいなと思いますね。そしてそれぞれが石と向き合って、石の声を皆さんで感じてあげたらいいなと思いますね。
須田郡司さんのお話、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひお聴きください!

須田郡司写真集『石の聲を聴け』方丈堂出版
【今週の番組内でのオンエア曲】
・You should be sad / Halsey
・Highway Don't Care- (featuring Taylor Swift/Keith Urban) / Tim McGraw