今週は、JFN38局が一丸となって取り組む『COOL WOOD JAPAN project』をお届けします。

木を上手に使った生活、各地の森林や、木材の魅力を、FM各局が紹介。
「いのちの森」では、各局のレポートを、月に一度お届けしています。
今日はFM FUKUOKAから、「樟脳」に関するレポートです。

樟脳。簡単に言えば防虫剤のこと。といっても、スーパーなどで売っている、いわゆる化学メーカーの防虫剤とはちょっと…というか大きく違います。
樟脳とは、天然の木材から作る天然の虫除けのこと。
昔は、タンスの中に、虫よけとして、よく入っていたそうです。
天然樟脳と樟脳オイル

この、天然の樟脳、現在国内で作っているところは本当に限られ、数か所しかないそうです。その中でも最も歴史が古いのが福岡県みやま市にある「内野樟脳」。
内野樟脳 内野和代さん
今回は、FM FUKUOKA・市川さとりさんが、この内田樟脳を取材してくれました。

江戸末期から明治初期にかけての創業から五代目だという樟脳師の内野和代さんは、くすのきのいい香りがたちこめる工場で天然の樟脳についていろいろ教えてくれました。
内野樟脳

また、番組では内野樟脳の内野和代さんにお電話をして、更に詳しく伺いました。

内野さんによると、樟脳は古くから世界中で使われていて、かつては防虫剤としてではなく、儀式の際にその場を清めたり、魔除けとして使われていたそうです。

天然の樟脳は、化学薬品の防虫剤とちがい、衣服にいやな匂いがつきにくく、タンスから出してすぐに着れるとのこと。
また、内野樟脳の樟脳は、主に防虫剤として使われる一般的な粉末のものの他に、液体の樟脳オイルもありますが、こちらはアロマとして使われているんだそうです。

詳しくはポッドキャストをお聞きください!

この「COOL WOOD JAPAN Project」では、JFN ジャパンFMネットワーク38局それぞれが、各地域の森の情報や取り組みなどをご紹介しています。
詳しくは「COOL WOOD JAPAN Project」の特設WEBサイトをご覧ください。
今日ご紹介したFM FUKUOKAのレポートも、ポッドキャストで聞くことができます。
「いのちの森」のホームページのバナーからも簡単に見ることができます。

そして、木材の魅力をさらに活用する方法としてあるのが木材利用ポイント。

スギやヒノキやカラマツなど、地域の木材で家を建てたりリフォームしたり、そうした木材の家具を購入するとポイントがもらえるという事業です。
薪ストーブなどの購入でも、同じようにポイントがもらえます。

そして、ポイントに応じて、地域の美味しい作物・海の幸・商品券などに交換することができるんです!!

くわしくは、「木材利用ポイント」で、ぜひ検索してみてください!
先週に引き続き、東京・港区の白金台にある、「国立科学博物館附属・自然教育園」の森からのレポートです。
国立科学博物館附属 自然教育園
およそ300年前、大名屋敷の防火対策として植林された土地に、徐々に木が増え、広がったという限りなく天然に近い森。
6万坪の敷地内は、長い年月をかけて、様々な生き物が暮らす、豊かな森になっています。

長年、この自然教育園で研究を続ける、特任研究員の萩原伸介さん。萩原さんに連れられて、森の遊歩道を進むうちに、こんどは、水の流れる音が聞こえてきました。
自然教育園 ひょうたん池
敷地内にある「ひょうたん池」は、東京ではかなり珍しい、「天然の池」なんだそうです。

続いて萩原さんは、今まさに「森の世代交代」が始まろうとしている場所にも、案内してくれました。
不自然に空が開けているその場所は、ギャップといわれる、台風などで木が倒れた場所。
自然教育園の森の「ギャップ」
こういうギャップが起こることによって、林の下まで陽の光が届くようになり、多様性が生まれます。
そして土の中には、いつか太陽の光を浴びる日を待ちながら眠っている種があるということ。これを「シードバンク」と呼ぶのだそうです。
ある研究によれば、何十年も前に生まれた種でも、温度や太陽の条件次第で、芽を出すこともある・・・と萩原さんはおっしゃってました。

こうしてこの白金の森は、いまも、ゆっくり、少しずつ、その姿を、変え続けているんです。

萩原さんの興味深いお話は、ポッドキャストでも詳しくご紹介しています。
ぜひお聞きください!
今週は、東京・港区の白金台にある、「国立科学博物館付属・自然教育園」の森からのレポートをお届けします。

すぐ隣は、白金の「プラチナ通り」という、ちょっとセレブな雰囲気漂う場所なんですが、実はこの自然教育園は、数百年の歴史を持つ、大きな森が、大事に、残されているんです。

伺ったのは11月終り頃。まさに紅葉が場所によってはきれいに色づきはじめていました。
国立科学博物館附属自然教育園
12月中旬の今の時期は、ちょうど「盛り」のころでしょうか。
まだまだ、見事なモミジやイチョウがみられるはずです!

この森を案内してくれたのは、長年、この自然教育園で研究を続ける、特任研究員の萩原伸介さん。
萩原伸介さん
萩原さんによれば、江戸中期・1700年代後半に、大名下屋敷(しもやしき)の防火対策としてこの土地に木が植えられ、その木々に鳥などが集まり、種を落とし、徐々に、大きな森に広がっていったということなんです。

枯れた木もなるべくそのままに、まさに「手つかずの状態」が保たれています。
倒木

この森の中にある樹木の種類はおよそ360種類。そのうち半数は、大昔からの遺伝子を受け継いだ樹木だといいます。

ちなみに、この森の中で最も古い木は、樹齢300年を超す松の木。「おろちの松」「物語の松」と呼ばれる2本です。

この松が植えられた時代からおよそ300年。いまこの森は、様々な生き物が暮らす、「天然の森」に限りなく近い状態になっています。

詳しくは、ポットキャストでお楽しみください!
今週は「森の長城プロジェクト」の活動レポートです。

先月、森の長城プロジェクトは、この冬のどんぐり拾いと、これまでに植樹した土地の「草抜き」を合わせたツアーを実施しました。

番組が取材したのは宮城県名取市にある館越神社の敷地内、そして、仙台市青葉区の青葉神社のどんぐり拾いです。

森の長城プロジェクト副理事長 宮脇昭さんの弟子で、国際生態学センター研究員 林寿則さんの指導を受けながら、秋晴れの空の下で行われました。
2013年11月どんぐり拾い

丈夫な森には「潜在自然植生」、つまりその土地に、本来根付いている樹木が必要です。
東北で植樹するには、東北のどんぐりで育てた苗が必要なんですね。

今回も、各地から大勢のボランティアの方が参加、なかには森の長城プロジェクトの植樹イベントから参加しているという方もいました。

ところで、どんぐりはどこから根が出てくるか知っていますか?
実は尖っているほうから出てくるんだそうです。
芽が出たどんぐり
どんぐり拾いの合間に林さんはそんなお話もしてくれました。


また、森の長城プロジェクト理事長の細川護煕さんも駆けつけたのですが、秋田からひとりで参加したという中学生の男の子とも気さくに会話しながらどんぐりを拾っていました。
実は細川さん、植木屋さんになりたかったんだそうですよ。
細川護煕さんと中学生

今回集まったどんぐりは、なんと98,600粒!!

ここで集められたどんぐりはポット苗という苗木に育てられ、被災地沿岸部の各地域に植樹されることになります。

当日の様子はポッドキャストでも詳しく紹介しています。
ぜひお聞きください!
今週は、神奈川県横浜市で行われた、木材利用ポイントについてのトークセッションの模様をお届けします。

こちらのイベントは、神奈川県内で100年続く工務店の方や林野庁の方が招かれ、木造住宅の魅力、地域材の活かし方、木材利用ポイント事業について、様々なお話を聞くことができました。

『その木、どこの木?』というタイトルのこのイベント。
神奈川県をはじめ国内の森林の現状や、そして地域の木材の活用の仕方について様々なお話を聞くことができました。

会場が住宅展示場ということもあり、これから家を建てようという人や、リフォームに関心のある人たちが熱心に話を聞いていました。

ゲストスピーカーのおひとり、林野庁 林政部 木材利用課長 阿部勲さんから、国の取り組みについて、役所の庁舎であるとか、学校、病院、老人ホーム、保育園などの公共施設で、3階建て以下の低層の建物は、基本的には木造に、高い建物でも内壁とか、床などを木質化しましょうということで施策をすすめているというお話がありました。

それに、木を使う過程ででる木クズも、木質バイオマスの発電への利用などの取り組みをすすめているそうです。
林野庁林政部木材利用課長 <br />
阿部勲さん<br />


また、神奈川県大和市で4代・100年以上も続いている工務店、青木工務店 代表 青木哲也さんは、木という材料は、大切に使えば人間の寿命の数倍もつといい、家の手入れの大切さを訴えていらっしゃいました。
そして、東日本大震災被災地の仮設住宅でも、木造の仮設住宅は、つくるひと、住む人の両方から喜ばれているというお話もされていました。
青木工務店代表取締役 青木哲也さん


最後に、神奈川県の環境大使で、全国植樹祭のテーマソングも手掛け、植樹や環境活動にも積極的なミュージシャンの白井貴子さんも身近な視点から、森や木材を大事にすることについて語りました。
白井貴子さん
白井さんは、ご自身の花粉症をきっかけに、日本の森林の問題について関心をもったそうです。

木というのはすぐに大きくなるものではないから、わたしが今がんばったところで、自分の生きているうちには成果は出ない。それでも植樹活動をやったほうがいいと思えるのは、これは日本人としての本能だという白井さん。そんな思いが高じて、なんと森を買ってしまったんだそうです。

当日は、その森から拾ってきた、少し根の生えたどんぐりを見せてくれました。

イベントの模様はポッドキャストでも詳しくご紹介しています。
ぜひお聞きください!
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高橋万里恵
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