木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2024年10月20日Flow 第三百二十五回目「拓哉キャプテン × Perfume」Part3

今月のマンスリーゲストは、Perfume、あ〜ちゃん・かしゆか・のっちの3人。
彼女たちとのトークセッションも今週がラストです。
そして、Perfumeにとっての「人生の1曲」も伺います。


木村:ここからは、この番組Flowに届いてるリスナーの皆からのメッセージに、Perfumeの3人にもお付き合いをして頂こうかなと思うんですけども、よろしいでしょうか。

Perfume:はい!

まずはこちらのメッセージから。

【福岡県 アオイ 19歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは!わたしは今年19歳になりました。
キャプテンは19歳の頃、既にお仕事を始めていたと思うのですが、わたしは大学在学中なので何の職にも就いていません。
19歳は10代最後、ラストティーンの年ということもあり、何かしておくべきなのかなあと考えています。
挑戦することは大事なことだと思いますが、わたしは失敗することや面倒なことが嫌いで、つい逃げてしまいます。
そこで、いつも挑戦し続ける拓哉キャプテンの原動力になるもの、めげない理由が知りたいです。
わたしにとって、キャプテンの生き様は格好良くて憧れなので、教えてくださると嬉しいです。


木村:今日のゲストは、正しく挑戦し続けてる皆さんなので、この19歳のアオイちゃんに何か言ってあげられるようなことってあったりします?

かしゆか:まさに、私たちも大学生の時に「ポリリズム」だったので、そこから大忙しになってね、仕事と学業の両立させてました。

あ〜ちゃん:そうやね。

かしゆか:大変な中、通って。でも「テレビに出るってこういうことなんだ。」みたいな、慣れない仕事を一緒にしながら、失敗を繰り返しながら、頑張ってましたね。

木村:「ラストティーンに何かやっておくべきなのかな?」っていうアオイちゃんに、何かパスを出すとしたら、どんなパスがありますか?

あ〜ちゃん:10代最後さ、有香ちゃんでんぐり返ししてたよね。

木村:何? ん?

かしゆか:したした。会社の廊下ででんぐり返ししてました。

木村:それは何故?

かしゆか:そういうふざけたことができるのは、10代だけかなと思って(笑)。

木村:マジ?

かしゆか:はい。

あ〜ちゃん:会社のアミューズの色んなところででんぐり返しして、それ写真撮ってもらったりして。

木村:じゃあそれ以降はでんぐり返ししてないんですか。

かしゆか:それ以降はほぼしてないと思います。

あ〜ちゃん:確かに、大人になったらでんぐり返しする機会ないもんね(笑)。

かしゆか:人生でなかなか、もう(笑)。大人になったらすることないかも知れない(笑)。

木村:でも、「失敗すること、面倒なことが嫌い。」って。失敗することって、皆も嫌ですよね。失敗は。

のっち:確かに若い頃は、失敗するごとに、毎回最高に落ち込んでたんですけど、周りの大人たちが、それこそテクノロジー系の方たちとかだと、失敗すると何か嬉しそうなんですよね。
「失敗する」と言うか、「上手くいかなかったら、そこから何を改善すればいいか。」っていうふうに、次、また次をどんどん見ているので、失敗することが怖くないと言うか。
リハーサルを上手くやるということではなくって、何か間違ったりとか、何かうまくいってないところを見つけるためのリハーサルだったりとかもするので、失敗がどんどん怖くなくなっていく。

木村:要は、「失敗」っていう文字面だったり音の響きが、きっとアオイちゃんも捉え方として嫌なのかなって、今のっちの話を聞いてて思ったんですけど。
やっぱり、「いつからが駄目」とか、「19歳は10代最後、ラストティーン」っていうふうに思えば思うほど、自分の振り幅も狭くなっちゃうだろうし、俺それはないのかなと思うんですけど、皆さんどう思います? 何かある?
さっきかしゆかは、「でんぐり返しまくった」っていうのはあったけど、でも結局、継続できてるってことは、「ここ以降はこれをしない方がいいよ。」とか「これ以降はこうなった方がいいよ。」っていうのは、結果、蓋を開けてみたらなくないですか?

のっち:ないですよね。迎える自分が一番意識していることであって、超えてしまったら何ともなかったこと、みたいな。年齢の節目とか、学年の節目とか、そういうのって、当事者が一番感じてることですよね。

木村:周りから言われて自分の分エネルギーが弱まるのって、多分すごくもったいないことだなと思うので。
だからアオイちゃんって、「10代最後!」とか自分で言っちゃってるのがすごくもったいないな、とは、僕は今思ったんですけど。
で、のっちの言った「失敗はしといた方がいいよ。」

あ〜ちゃん:そうじゃね。

かしゆか:経験しないよりは経験した方がいいですよね。経験しないといつまでもそれは知らないままだから、経験して失敗しても「知ってる」っていう知識が増えますしね。「じゃあ次は変えよう。」とか、活かせる部分がたくさん出てくるし。

続いてのメッセージはこちら。

【千葉県 飛べない天使 32歳 女性】
初めまして。
私は転職し3ヶ月になります。しかし、人間関係に疲れてしまいました。
周りは入社20年以上のレジェンド集団。
輪に入ることもできず、仕事のやり方もレジェンド流のマイルールで、何一つ「明確なもの」がありません。
毎日やり方も気分で変わり、何が正しいのかもわからなくなってきました。
キャプテンならどのようにメンタルを保ちますか?
キャプテンからの力のある応援、アドバイスがほしいです。
自分は自分。仕事を覚えるまでは仕方ないとは思っていますが、心が折れそうです。


木村:知らない、分からないルール。皆も10代でデビューしてやってきて、業界のルールだったりとかあったと思いますけど、ちゃんと対応できてました?

Perfume:あ〜…どうだったんでしょうね。

木村:だってデビューした時は、絶対周りの人は全員年上でしょう?

Perfume:全員年上でした。

木村:自分もそうだったもんな。

のっち:でも、もうそれはそういうもんだと思って、入りたての頃は全部受け入れていた気がしますね。

木村:レジェンド集団の中で、この「輪に入ることもできずにいる」って、やっぱり入るの難しいかな?

かしゆか:このレジェンドたちが、昔ながらの身内ネタとか話してるんですかね?
でも、ここの20年以上のレジェンド群団の中に抜擢されたの、めっちゃすごいことじゃないですか。

のっち:確かに!

木村:そこに入れたってことがね。

かしゆか:だから、「その見込みがあるよ。」って、評価されて入ってるってことじゃないですか。

木村:でも、転職だからね。部署が変わったわけじゃなくて、もう本当にお仕事の職種が変わって行った場所がそこで。20年以上働かれてる方達のところに、自分が入ったってことだよね。

かしゆか:面接の時に、「この子は、全然違う職種から来てるんだ。でも、こっちができる可能性あるんだ。」って見込まれて、「レジェンドの中に飛び込んで。」って会社側が言ってくれたってことですよね。

木村:会社側はそうだろうね。

あ〜ちゃん:すごいね。

かしゆか:すごいことですよ。

のっち:毎日「やり方が気分で変わる」って大変ですね。

木村:これ相当大変だね。

かしゆか:もう実験みたいに楽しむしかないですよね。「OK!今日はそのモードで来たんですね!」って。「あなた、今日はそのモードなんですね!わかりました。じゃあ私もこのモードで行きます!」って。楽しみながら変えていく。

木村:その「楽しむゾーン」に飛べない天使が持ってけるかどうかだよね。周りは皆レジェンドっていうふうになると、むずいよね。で、気分だもんね。

Perfume:うん…。

木村:んー、これ職種は何だろうな?

かしゆか:何かが正しい・正しくないとかではなくって、それぞれのやり方でできる仕事ってことですよね。
毎日やり方が気分で変わっても成り立つ仕事っていうことだから、1つの正解じゃないってことは、飛べない天使もオリジナルの自分のやり方を模索してってもいいってことですもんね。

木村:その可能性はありますもんね。

かしゆか:だから、誰かの先輩の形に合わせる、ではなくて、「色んな先輩の、いいとこ取りのオリジナルを作る」っていう目標を持っても楽しいですよね。

木村:なるほどね。カスタムのパーツを集めるみたいなね。

かしゆか:レジェンドのパーツを1個ずつ貰って(笑)。

木村:「この人のここがいいよね。」っていうところをピックアップしてね。

あ〜ちゃん:最強になりそう!

木村:今のいいっすね。是非是非、そのカスタムパーツをレジェンドたちから1つ1つGETして、素敵な方になってほしい。
だからもう「飛べない天使」ではなく、「自由に飛べる天使」になってほしいと思います。

Perfume:わ〜…!

木村:今月のマンスリーゲストは、Perfumeの3人をお迎えしたんですけども。
新作アルバム『ネビュラロマンス 前篇』が配信中。10月30日にCDが発売される、と。そして年末から来年の4月まで、全国ツアーもスタート。

Perfume:はい!

木村:グループとして、今後、「これいけたらいいよね。」とか、「これできたらいいよね。」っていうのはあったりします?

あ〜ちゃん:飛びたいです。

木村:ん…?

あ〜ちゃん:飛びたい! ずっと飛びたくて。
ライブで、色んな気候だったり、色んな装置だったり、あると思うんですけど、自ら飛びたいんですよ。飛ばされるっていうのが嫌なんですよ。
だから、何かハーネスを着けたりとか、色んな紐に吊るされて飛ばされてるんではなく、自分の意識のもと、飛びたいんですよ。右に行きたいから、右に飛ぶ、っていう。

木村:わかるよ。

Perfume:(笑)。

あ〜ちゃん:それを、うちのテクノロジーのチームにライブ中ずっと言ってまして。

木村:え〜、スタッフの皆さん。大変だと思いますが、あ〜ちゃんは「飛びたい」って言ってるんで…。

あ〜ちゃん:どうかお願いしたいです。

木村:飛ばしてやってください。

4人:(笑)。

あ〜ちゃん:木村さんがそう言ってるんで(笑)!

木村:いや、そこで俺の名前使わないで(笑)。

Perfume:(笑)。

木村:のっちは何かありますか?

のっち:のっちはそうですね…。私は海外のフェスにもっと出てみたいです。
Perfumeが、日本のフェスに出て、それも色んなジャンルのフェスに出て、ライブを知ってもらったっていう過去があるので、やっぱり海外でもPerfumeのライブというものを皆に見てほしいなっていうふうに思ってます。

木村:ほ〜。でも、これはもうすぐに叶いそうな感じはしますけど。

かしゆか:私も、海外で日本と同じクオリティのライブを見てほしいっていうのはありますね。

木村:海外は、クオリティがまだついてこない感じします?

かしゆか:日本でやるライブほど、機材を揃えて海外に持っていくっていうのはなかなか難しいんですよね。

木村:あ〜、なるほど。

かしゆか:その国ごとの法律だったり、規制とかもあったり、使っていい機材とかも変わってきたりするので、同じだけのクオリティを全世界の人に見てほしい、感動してほしい、という気持ちはあります。

木村:だからちゃんとした「Perfumeんち」を感じてほしいってことですよね。見てほしいって言うか。

かしゆか:今までたくさん海外でフェスに出させて頂いたりとか、ライブもやらせてもらったんですけど、持ってけるものをものすごく厳選して、「これの一本勝負だ!」みたいな感じで行ってたのを、「本当はこれだけもっとすごいチームなんだよ。」っていう。
私達だけじゃなくって、Perfumeが色んなところに届いて評価されてるのって、先生しかり、テクノロジーしかり、一緒に関わってくれるスタッフなので、それを全部持って行って、見てほしいなっていう気持ちはあります。

木村:これはそうですね。「飛びたい」以外は、すぐに形になりそうですね。

Perfume:(笑)。

あ〜ちゃん:え〜、嘘! 「飛びたい」もいけない(笑)?

木村:いや〜、なりそう(笑)。
この番組は、来てくれたゲストの方に毎回「人生の1曲」っていうのを伺ったりしてるんですけども、Perfumeにとっての「人生の1曲」って何になったりしますか。

あ〜ちゃん:3人で話して、一瞬だったね。

Perfume:うん。

木村:すぐに決まった?

あ〜ちゃん:はい、決まりました。やっぱり、色んなきっかけをもたらしてくれた曲だし。あと私たち、この歌はもう本当に何百回も歌ってきてるんですけど、いまだに色んな顔を、新しい顔を見せてくれる、新しい景色を見せてくれる、そういう曲なので。
「ポリリズム」です。

木村:おお〜、なるほど。

あ〜ちゃん:木村さんとも一緒に踊らせてもらって。

木村:いや、難しかったよ(笑)。その日で覚える振りじゃないよ、あれは。

あ〜ちゃん:確かにね、私ら、実は前日に入らせてもらってたんですよ。

木村:マジで!?

あ〜ちゃん:はい。前日に振付師さんに教えてもらったりして。

木村:なんじゃそりゃ!

Perfume:(笑)。

木村:いや、でも楽しかったです。本当にありがとうございました。

Perfume:こちらこそありがとうございました!

[OA曲]
M.ポリリズム/Perfume

[後BGM]
M.Flow/Perfume

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

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