木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

2024年10月06日Flow 第三百二十三回目「拓哉キャプテン × Perfume」Part1

10月のマンスリーゲストは、Perfume、あ〜ちゃん・かしゆか・のっちの3人です!

かしゆか:かしゆかです!

のっち:のっちです!

あ〜ちゃん:あ〜ちゃんです! 3人合わせて…。

Perfume:Perfumeです! よろしくお願いしまーす!

木村:おお〜! 目の前で「3人揃って」を…。目の前でやられると必殺技みたいになるんだね(笑)。何かを食らった感じになる(笑)。

Perfume:(笑)。

木村:いや〜、オープニングから食らいましたね。
今年で結成25周年を迎えるというPerfumeの3人なんですけども。
1999年に広島で結成。
2005年にメジャーデビューをされてるんですけども…。
で、2007年にシングルの「ポリリズム」がズドーンとなりまして。

Perfume:(笑)。

木村:過去には『SMAP×SMAP』でも一緒に共演させて頂いて、「ポリリズム」だったり、「チョコレイト・ディスコ」だったり…も〜、あれ大変だった〜。

Perfume:(笑)。

あ〜ちゃん:覚えてます?

木村:違うんですよ。ゲストに来てくださる方たちの振りを、その日に行って、「はい。もうゲストの人たち来ちゃうんで、何時までには入れてください。」っていう状況…。

Perfume:すごいお尻叩かれてるんだ! 3本とか撮ってましたよね。

木村:撮ってましたね。

あ〜ちゃん:ほいで、うちらも2曲とか3曲とかやらせてもらって。

かしゆか:お互いの曲とかね。

あ〜ちゃん:そうそう。じゃけん、SMAPさんは当日に2〜3曲覚えてるんですよ。しかも2時間ぐらいで。

木村:いや、だからあのクオリティなんですよ。

Perfume:え〜! いやいや、すごいですよ!

木村:本当に良くないと思うんだよな。ゲストを迎えるにあたって。
あと、ビストロにも来てくれましたもんね。

Perfume:はい!

あ〜ちゃん:すごかったです、あれも。体験として本当に忘れられないことだよね〜。

木村:いやいや。
これでも、実際にお会いするのはめちゃくちゃ久しぶりっすよね。

あ〜ちゃん:そうだと思います。いつぶりだろう…?

のっち:お話するのは、もうそれ以来で。2011年?

あ〜ちゃん:12〜13年?

かしゆか:12年かな…? 「Spring of Life」一緒に踊ったよね?

あ〜ちゃん:それもビストロさんの後だったもんね。

木村:かな?

かしゆか:え〜、それ以来ですか?

木村:それ以来かもしれない。
でも、25周年、メジャーデビューとしては20周年ということで。本当におめでとうございます!

Perfume:ありがとうございます!

木村:むしろ今、希少ですよね。メンバーも入れ変わらず、何の形態も変わらず、そのまま結成当時のまま、常に進化し続けて、20年キープしてる人たちって、いないっすもんね。

あ〜ちゃん:女の子じゃと珍しいかもしれんね、確かに。

木村:もうちょっとで重要文化財ですよね。

Perfume:(笑)。

木村:それぐらいのレベルだと思いますよ。
でも本当に、今回は来てくれて嬉しいんですけども。
この番組は、ゲストの方がどう人生をFlowしてきたのか色々伺う番組なんですけども、もう早速よろしいですか?

Perfume:はい。

木村:さっきマイクテストを兼ねてちらっと「お久しぶりです。お願いします。」みたいなお話をさせて頂いてる時に、あ〜ちゃんがちょっと「え?」っていう一言を僕にぽそっと話した後に、お2人…かしゆかだったり、のっちが、「いや、同い年なんで…。」っていう話をしてたんですけど…。9歳?

かしゆか:はい。最初出会ったのは9歳です。

木村:3人が9歳の時?

あ〜ちゃん:はい。ほいで、仲いいけん、「楽しいね〜。」っていうこの中で、ユニットオーディションっていうのがあって、自分らで(ユニットを)組んで、発表会の1枠をゲットしに行くっていうオーディションがあったんですよ。
で、「仲いいけん、組もうや!」、「組もう、組もう〜!」って言って組んだのがPerfumeで。

木村:それからずっと形態変わってないわけでしょ?

あ〜ちゃん:そう。もう遊んでるって言うか。

Perfume:(笑)。

木村:広島アクターズスクールで出会った3人ってことですよね?

Perfume:そうです。

木村:アクターズスクールって、僕は沖縄は聞いたことあるんですけど、広島アクターズスクールさんっていうのは、Perfumeの皆が出身の場所だぞっていうのを伺って、その認知はあったんです。アクターズスクール、日本には全国にあるんですか?

かしゆか:全国にありますね。沖縄アクターズがもうめちゃくちゃに流行って、そこから後追いみたいな感じで「広島にもできるよ。」とか。
私たちは広島のことしか知らなかったんですけど、後から聞いたら、大阪にもあるし、北海道にもあるし、仙台にもあるし、みたいな。各地にありましたね。

木村:すごいな。でも、システムはきっと各々の場所で、そのシステムがあるのかもしれないけど。

あ〜ちゃん:でもうちの事務所は、もう色んなスクールに手出してて。

木村:「手出す」って言うな(笑)。

Perfume:(笑)。

木村:そういうコネクションがあるってことでしょ?

かしゆか:アミューズと提携、みたいな感じで。

あ〜ちゃん:そうそう。沖縄もそうだったし。だから沖縄アクターズスクールからも、何人もアーティストさんが所属してましたし、うちの広島もアミューズが提携してるっていう感じで。「上にはあのサザンオールスターズが!」みたいな殺し文句で、新聞に出てて。

木村:いや、殺し文句ではないよ(笑)。

かしゆか:それで「入ろう!」ってなってる人多かったよね?

木村:あ〜ちゃん、結構ギリギリの線でトークを、スンっと(笑)。

あ〜ちゃん:いや、ほんまに! それが口説き文句だったんですよ!
だけん、大人たちも、「あのサザンがおるんじゃったら、この事務所は安心できるわ〜。娘を預けられるわ〜。」言うて、ものすごい数のオーディションの人数が受けに来て。なんで、1期生は本当に10倍ぐらいで、結構倍率高めで、私たちは入ってて。みたいな感じで。
まーじゃけん、仲が良くて、あまりに一緒におる時間が長いけ、「やろうや。」いう感じで。

木村:それで今に至る、っていう。

あ〜ちゃん:そうなんです。

木村:すげえなぁ。
そして、1999年に活動をスタートしたPerfumeなんですけども、この上京したタイミングで、英語表記の『Perfume』に改名したっていうふうにメモには記されてるんですけど、それまでは片仮名だったんですか?

Perfume:自分たちで平仮名にしてたんです。『ぱふゅ〜む』っていう(笑)。

木村:お〜、平仮名(笑)!

のっち:当時、グループが13画だと有名になるとか活躍するっていうジンクスを信じていて。『Perfume』って名前は決まってて、どうにか13画に収めようと頑張って、平仮名で書いたんだよね(笑)?

木村:なるほど。

あ〜ちゃん:もうゴリゴリのインディーズ感で。これだと多分世界行けなかったと思いますね(笑)。

木村:平仮名はね、かなり困るよね(笑)。受け取る方がなんか「う、う〜ん…。」ってなるよね。

かしゆか:それが中学校1〜2年生の頃でしたね。

あ〜ちゃん:うん、13歳?

木村:でも、13歳の時は、平仮名でいいんじゃん(笑)。

あ〜ちゃん:これで広島アクターズスクールが出資してくれて、インディーズデビューしてるんですよ。その時の表記はこの平仮名でしたね。

木村:なるほど。

かしゆか:だから上京して英語になった時、衝撃だったよね。「ど、どういうことですか!?」って(笑)。

あ〜ちゃん:「なんで!?」ってね。

かしゆか:「いつの間に誰が決定して、なんでこうなってるんですか!?」みたいになって。

あ〜ちゃん:しかも、それがアー写撮りの時だったよね。アー写撮りの時の、「次、こういう子たちが出てきます」みたいな紙資料に、勝手に英語になってて、「あれ?」みたいな。

木村:結果、勝手なんですけども(笑)。
その平仮名のね、ちょっとぽにぽにゅっとした感じの『ぱふゅ〜む』が英語になって。それで上京したのが何歳だ?

かしゆか:14歳? 中学校3年生でした。

木村:でもなんか噂に聞くと、「皆に覚えてもらうまで髪型は変えん!」っていう。本当にそうしてたの?

のっち:そうですね。上京するまでは、私は髪長かったんですけど。

木村:そうなんだ。

のっち:はい。上京してから2回目のアー写撮るぐらいで、「なんかちょっと3人ロング重いな。」と思って切ってから、中3からもうずーっと短い髪。

木村:そういう時って、3人で話し合ったりするの? 「ちょっと3人ロングってどう?」みたいな話はしてないの?

あ〜ちゃん:いや、それほんまに急に切ってきたんですよ。何も話しておらんくて、急にのっちの髪が短うなって帰ってきて、びっくり仰天して「あんた、大丈夫? 事務所に聞いたん?」言うて。そしたら「いや…。切った…。」って言ってて(笑)。

のっち:(笑)。

あ〜ちゃん:これは衝撃的でしたね、当時は。じゃけど「まぁ、ええんか…。」っていう(笑)。

木村:なるほど。

あ〜ちゃん:怒られたりとかもなかったしね。当時はね。

のっち:「変えないで」っていうのも事務所に言われたわけではないので、自分たちで率先して、覚えてもらうために。だから話し合ったことはないかもしれないですね。「絶対に変えないようにしようね。」とか。

あ〜ちゃん:言ってないけど、でも髪切って、のっちの美が加速したんですよ。「可愛い!」ってなって。
まず一番最初にのっちの美が加速した時は、コンタクト入れた時なんですよ。

のっち:(笑)。

木村:それはカラコン?

あ〜ちゃん:いやいや。普通に。

のっち:視力が本当に悪かったんですけど。

あ〜ちゃん:乱視入ってるんで。普通に目が見えんっていうだけじゃなくて、もう「乱」なんですよ。
今や「のっち」って感じなんですけど、昔はもう「彩乃ちゃん」っていう感じの、本当に静かで大人しくって、もう目をずっと細めて笑うっていう感じの印象だったんですよ。
それがコンタクトを入れたら、見えるようになって、目がパキンってなって、「目、でか!」ってなって。

木村:確かに、パフォーマンスしてる時の、のっちの目の見開き感は半端ないっすもんね。

のっち:(笑)。

あ〜ちゃん:これはもう特徴ですよね。

木村:皆あの目の中に吸い込まれていきますよね。

あ〜ちゃん:そうそう。そこばっか見ちゃう、でしょう。

木村:「でしょう」(笑)。

あ〜ちゃん:それが2回目の美になった時で。次3回目は髪をパンと切った時、「女優〜!」ってなったんですよ。

木村:「女優〜!」(笑)。

Perfume:(笑)。

あ〜ちゃん:この「美の段階」がいくつかありまして。これは本当にね、髪切って良かったよね。

木村:でも同性の女の子からすると、それこそすごい友達でメンバーでもある人が、美のスイッチが入って、コンタクト入れて「おお、目をおっきいやん!」ってなり、その後髪を切り「女優〜!」ってなった時って、やっぱ刺激をもらいますよね?

あ〜ちゃん:そうですね。やっぱ美しいんで。

木村:傍に美しいと思える存在がいたりとかすると、「うかうかしとれんな。」っていう感じにはなるんですか?

あ〜ちゃん:なりますなります。士気が上がるよね。

かしゆか:うん。アクターズスクールの時からのっちに役割分担みたいなキャラクター当てはめられてて、そのキャラクターにぴったりにハマったんですよ。髪が短いことが。

のっち:なんかボーイッシュキャラだったよね。

かしゆか:そうそう。髪が長かったけど、3人の中ではボーイッシュキャラがハマってて、それが髪を切ったことで更にぴったり、ってなって、個性が確立したんですよね。
だから、「じゃあ、うちらの個性ってなんじゃろう?」みたいな、そういうことは考えるようになりました。

木村:その時は、何だと思いました?

かしゆか:その時は、役割で当てはめられてたのが、私がお姫様みたいな、ちょっとぶりっこ系の女の子。

のっち:「ゆめかわ」みたいな感じだったよね。

木村:「ゆめかわ」…。

かしゆか:そっち系だったんで、やっぱ髪が長い方がいいなとか、そういうのを考えてました。

のっち:あ〜ちゃんは、もう元気っ子! パワフルな。

木村:確かに、それは全く変わってないもんね。

あ〜ちゃん:キャラって言うか、それそのまんまっていうか(笑)。

木村:すごいエネルギッシュっすよね。
そして、Perfumeと言えば、結成25年目。メジャーデビューとしては20周年?

Perfume:20周年イヤーですね。向かってる感じです。

木村:体験型の大型展覧会が、今、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE(東京ノード)で、10月14日まで開催中なんですね。

Perfume:はい。

木村:これは何があるんですか?

かしゆか:Perfumeのライブでやってるテクノロジーの演出とかを、体験できるんです。

木村:Perfumeになった目線で。

かしゆか:そうです。いつも見てもらってた光の演出とかを、実際に私たちが持ってた光を集めるものを持って、Perfumeみたいに演出ができるっていう。影の演出を体感したりとか、3Dで空間が可視化されてるのを体感するとか、ができるんです。

木村:へ〜。

あ〜ちゃん:あれはもう、うちらしか体験できん高揚感だったんですよ。「ここの影にこれがはまって、今、来てるでしょう!」っていう。踊る時に影がついてくる、この心地よさって、多分私たちしか知らないんですよ。
けど、お客さんからしてみれば、ただ照明がついて影が伸びてるだけだと思ってて。でも、あれは事前に全部撮影をして、全て撮ってる素材なので、私たちはその素材に合わせて踊りに行ってるんですけど。お客さんから見れば、ただ普通に見えてるかもしれないけど、それを体験してみたら、大変さもわかるし、「気持ちがいい〜!」みたいな快感も覚えるし、っていう。

木村:「気持ちがいい〜」まで行くのは、多分相当な熟練の技が必要ですよね。

Perfume:(笑)。

あ〜ちゃん:それもあるかもしれん。

木村:へ〜。

かしゆか:もっと知ってほしいっていうのと、25年間今まで同じ人と同じチームでやってきたからこそ、積み上げてきたものでできてるっていうのを、皆に体験してほしいなっていう。

木村:むしろ、皆そこは守りに入るところを、全然「どうぞどうぞ。」っていう感じで、すごいっすよね。かっこいいっすよね。

Perfume:嬉しいです。

木村:かっこいいと思いますよ。

[OA曲]
M1.IMA IMA IMA/Perfume

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

NEW

ARCHIVE

LINK

    TOKYO FM

top_back