木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2024年09月01日Flow 第三百十八回目

今週は、みなさんから頂いたメッセージをご紹介します!
いつもたくさんのメッセージありがとうございます。


まずは、こちらのメッセージから!

【愛媛県 ゆー 23歳 女性】
キャプテン、はじめまして。こんにちは。
ドラマBelieveを機会にキャプテンのラジオを毎週拝聴するようになりました。
そして、キャプテンの過去のドラマもいくつか拝見しました。
感想を言い始めると止まらないので控えます。
ただ、ひとつだけキャプテンご自身のことで言わせていただくと、本当に目が綺麗な方だなと何度も思いました。キャプテンの目にすごく惹かれました。
直前のドラマBelieveでいうと、例えば玲子さんに向ける目ひとつとっても、決意や動揺、愛おしさ、心配、希望など。狩山陸が感じていること、そして見ている景色がこちらにも見える、そんな感じがしました。
木村さんの目の演技が好きです。
また、普段のキャプテンの目はきゅるきゅるっとされていてビー玉みたいです。
綺麗だな…………と拝見するたびに感じています。
キャプテンはご自分の目について、何か感じたことはありますでしょうか?


木村:う〜ん、いや、自分の目でしょ? 自分の目はそういうことを考えたことないですね。あんまり収録物…撮れた写真?っていうのをその場でチェックするっていうこともあんまりしないので。ドラマを撮影してて、「本番よーい、はい!」ってやって、「はい、カット! OKです!」ってなったら、「うん、OKなんだ。」って言って、もう次の作業に進んでいるタイプなので。
特に何かを感じているっていうことはないんですけど、「自分の目」っていう切り口ではなく、「相手の目」っていう切り口でものを考えると、ことわざにもありますけど、「目は口ほどにものを言う」ってあるじゃないですか。辞書によると、「情を込めた目つきっていうのは、口で話す以上に強く相手の心を捉える」っていうことらしいんですけど。
でも、我が家には犬がいるので、たまにそういうことも感じたりもします。相手が人であっても、犬であっても、それが猫であっても、馬であっても、やっぱきっと彼らは彼らなりのコミュニケーションっていうのが絶対にあるし、それは匂いだったりもするかもしれないけど、でも、その目で、本当に怒ってるのか、本当に愛しく思ってるのか、っていうアンテナの感度は相当あると思うんですよ。
それは人に対しても一緒で、お芝居する時もそうかもしれないですけど、気持ちが愛おしくなってたら多分きっとその目になっているであろうし。相手に対して、怒りなのか…威嚇っていうのは自分が恐怖を感じているから威嚇してしまうわけだし。きっとその根っこの部分が変化すると、目も変わっているのかなと思いますけど。
やっぱり相手の目を捉えるっていうのは、僕らセリフは言ってますけど、セリフ以外にもとっても大切な部分だと思います。
あとね、これは個人的に向き合ってる時に「どっちだ? わかんない」っていうふうになってしまった時には、たまに相手に確認してしまうんですけど、「利き目」。人って利き目があるので、その利き目を捉えて、言葉を、気持ちを伝えると、1.5倍ぐらいに伝わるんですよ。だから、たまに共演者の方で「ここはちゃんと伝えたいな、届けたいな」って思う相手の方がいらっしゃった場合には、僕はなるべく、まあ当てずっぽうの時もありますけど、利き目を探ります。「この方はこっちだろうな」とか。
それが本当にわかんない時、「指で輪っかを作って腕を伸ばして、その輪っかの中に、向こうにあるあの赤いランプを入れてみて」って言って。で、片目ずつ、閉じたり、LRでこうやって見ると、どっちかが輪っかの中から外れるんですよ。収まってる方が利き目になるので、相手の(利き目が)「あ、左なんだ」っていうのがわかったりとかすると、その方の左目を見て、すごく伝えたい気持ちのワードを伝えてみたりとか。っていうのは、たまにするかな。
逆に、山田洋次監督の作品で『武士の一分』っていう作品があったんですけど、視力を…目の光を失うという役だったんですね。なんだけど、「目は見開いた状態で表現をしてください」っていう監督からのお願いがあって。自分は物を捉えてる時ってきっと効き目で見てるんですよ。だから、ちょっと意識してみたのは、効き目で物を見ないって言うか。まぁこれ変な感覚なんですけど、それは自分なりにやってみたことの事実ではありますね。ちなみに僕は右目なんですけど。

「木村さ〜〜ん」での撮影風景を見て下さった方からもメッセージ頂きました!

【東京都 まゆち 27歳 女性】
木村さん、こんにちは。初めまして。
先日、「ここにいる」のMVのためにファンの方を撮影している様子をYouTubeで拝見しました。
参加されている皆さんの表情がとても素敵でした。
皆さんきっと、生きていてよかった!って思った瞬間だったのではないでしょうか。

わたしの話になるのですが、昨年の年末に入院寸前の病気で自宅療養を余儀なくされ、同時期に人間関係でも悩むことが重なった上に、今年の5月に大切な家族の猫が虹の橋を渡ってしまいました。
自分にとって、悲しいことや悩むことが重なる時は重なるんだなあと、心身ともに疲弊してしまいました。
最近になって、やっと自分が元気になってきたかなと思うと、やっぱり波があります。
涙が出てしまうこともあります。生きることが辛くなってしまう時もあります。
自分を大切に生きるなんて、諦めちゃおうって、思うこともあります。
そんな時に 「ここにいる」のMV制作のYouTubeを見て、きらきらしている皆さんを見て良いな、と感じました。
「日々の頑張っているあなたのリアルを届ける」、そんな雰囲気が伝わってくる映像でした。
わたしはMV制作の応募に間に合わなかったけれど、わたしも毎日どうにかこうにか頑張って命を繋いでいると思います。
明日も仕事です。頑張ってきます。
最後に、、、わたしはカメラを趣味で細々とやっています。
カメラで記録に残せるって良いですよね。
今度奇跡的に木村さんに会えた時に写真を見てもらえたら嬉しいです。


木村:毎日、大変だったね。でも「明日も仕事です。頑張ってきます。」っていうことは、自宅療養をした上で、仕事に向かえる状態には来れたのかな? きっと。
でも「どうにかこうにか、頑張って命を繋いでる」っていう一文があったんですけど、…何だろうな? そこまでまゆちにはシビアに捉えて欲しくないって言うか。その仕事がどういうお仕事で、どれぐらい毎日が疲れて家に帰るのかは、ちょっとまだ想像できないんだけど、疲れて帰って、「今日こんな日だったな〜。」、それがいい1日でも、嫌な1日でも、どちらにしてもまゆちが過ごした1日を無駄にして欲しくないし。で、綺麗さっぱりお風呂から上がって、髪乾かして、「明日何時起きか〜。」って言ってベッドに入る時に、ぐっすり眠れてほしいし、次の日に目覚めるまゆちっていうのが、「また目覚めることができた。」じゃなくて、それがまゆちの日常であり、美味しいものも嬉しいことも辛いことも悔しいことも、僕は全部まゆちの日常でいいと思うんですよ。
いいことだったり、楽しいことだったり、すごいポジティブなことが省かれた状態でものを考えちゃうと、この一文のように、「どうにかこうにか、頑張って命を繋いでる」っていう、そういう考え方、感じ方になっちゃうんじゃないかな、とも思うので。本当に何か好きなものを食べてる瞬間のまゆちだったりとか…、カメラを趣味でやっているのであれば、美しい景色だけではなく、1日1回、自分のことを撮ってみるのはどうかな。「今日の私」って、セルフポートレートで。言葉だったり文字にしなくていいから、「今日の私」「今日の1日は私こんな顔です」っていう、それを残していくのも、カメラを趣味でやっているまゆちだからできる残し方になれるのかな、っていう。
逆に、会えた時には、撮り溜めたまゆちのセルフポートレートを拝見できたらな、っていうふうに思うので、ぜひぜひトライしてみてほしいと思います。

先日、「木村さ〜〜ん」の方でも、撮影現場の様子が先行公開にはなってましたけども、『ここにいる』のMVの完成版を初披露させて頂きました。こちらのMV、『ここにいる』っていう楽曲で、「頑張っている人応援プログラム」っていう企画で実際そういうタイトルなんですけど、僕の解釈的には、「今の自分に胸を張ってる人たち」っていう。そういう皆さんを、今回この『ここにいる』っていうMVの楽曲とともに、「こんな胸張ってる人たちいるよ」っていうふうに紹介できたらいいかなと思って、一緒に参加してもらったというのが僕の個人的な意図なんですけど。
実際現場には、シェフだったりとか、バレエダンサーだったり、プロレスラーだったり、吹奏楽部の先生だったり、普段ドルフィンのフィンを足につけてマーメイドとして水槽の中で泳いでる彼女だったり…。あと、そうそう、このラジオでメールを紹介させて頂いたふうちゃんにも、やっと会えましたし。
実際に出来上がったMVを僕も拝見したんですけど、なんかやっぱね、あの場に自分もいたにも関わらず、あの時の現場が蘇るっていうことではなく、改めて、皆の胸張っている感じが、見てる人をドーンと背中を押してくれる感じがしました。僕は写真を撮ったはずなんですけど、そんな自分ですら背中をトン…って、勢いをつけてパンッて背中を押してくれるっていうんじゃなくて、一度背中にふって置いてくれたその両手が、ぐんって前に押してくれるような、そういう印象を受けましたね。あれは毎回見てて温かい気持ちになります。
まゆちだったり、たくさんの人に届いてくれて本当に嬉しいです。いつでもこちらの方でメッセージをお待ちしております。

[O.A曲]
M1.ここにいる/木村拓哉

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

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