木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2024年07月21日Flow 第三百十二回目「拓哉キャプテン × 天海祐希」Part3

7月のマンスリーゲストは天海祐希さんです!
天海さんとのトークセッションも今週が最後。天海さんにとっての「人生の1曲」も伺います。


木村:ちょっとメッセージにお付き合いいただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか?

天海:ぜひ!

【神奈川県 みすず 56歳 女性】
道に迷ったことありますか。
私は元々方向音痴なので毎回スマホに頼ってなんとか目的地にたどり着いているのですが、先日は駅から目的地まで15分で着くところを1時間近くかかってしまいました。
いつも通りスマホ頼りに進んでいたのですが、何故か距離が縮まらず、どんどん目的地までの時間が延びていくのです。
普通ならそこですぐに逆方向だと気付くのかもしれませんが、私はそれに気付くのに結構な距離を歩いてしまいました。
目的地に到着時には焦りと緊張がほどけてどっと汗をかくと同時に、普段坂の上り下りをしない私にそのような機会を与えてくれたのかなと、
ここでも前向き思考が働いてしまいました。
どんなこともそうなんですが、一旦立ち止まって考えるということをせず、なんとかなると感覚的にとらえてどんどん前に進んでしまうのですが、どうすればこの前向き思考が改善されるのか、拓哉キャプテンに何かいい解決策があれば教えて頂きたいです。


木村:道迷います?迷わないですよね、そんなに。

天海:そんなに迷わないですね。

木村:初めて行ったところでも、さほど。地図って見ます?

天海:地図、見ますね。初めて行くところはやっぱりスマホで確認しつつ。
でも、そこまで…1時間はすごいですよね、逆に。

木村:1時間。

天海:うん。坂の上り下りをしてしまったんですね(笑)。可愛い。でも前向き思考はいいですよね。

木村:うん。だって多分このみすずさんは、地図だけじゃなくて、色んなことに対して一旦立ち止まって考えるということを普段されてない。「どんなこともそうなんですが」って書いてありますけど。

天海:でもそこを分かっているならば、一旦立ち止まれることもできると思うんですけど。
自分でお分かりですから、みすずさん、56歳…私も一緒です、56歳。あのね、前向きはとってもいいことだと思うんですけれども、「あれ、違ったかな?」って思った瞬間にちょっと立ち止まって、周りをよく見てみるといいんじゃないでしょうか?

木村:「案外、すぐ先の通りを右に入れば(左に入れば)よかったのかも。」っていうふうに思える、気付けるかもしれないですね。

天海:ね。
でも、方向音痴、可愛いですね(笑)。女の人に方向音痴が多いって言いますか?

木村:どうなんだろう?

天海:言いますよね。

木村:地図が苦手…。でも、地図は自分も苦手かもしれない。

天海:「女の人は地図を回して見ちゃう」とか言いますよね。スマホですらあるじゃないですか。私、自分がちゃんと進んでる方向にないと嫌なんですよ。

木村:(進んでる方向)が前にいないと?

天海:あれ、ちょっと曲がろうもんならさ、スマホでもぐるんぐるんしてくれるじゃないですか。「ふざけんな!」って思いながら(笑)。「なんで!なんかこうやってまた元に戻して!」って私もやる。

木村:でも俺、スマホを手に自分でどこかに行くってあんまりやったことないです。

天海:本当ですか。

木村:あんまない。本当に方角で行っちゃいます。

天海:すごい!

木村:「こっちじゃね?」っていう。

天海:当たってるの(笑)?

木村:当たってます(笑)。「あっちから来たよね、俺?」っていうのが、なんか入ってます。

天海:動物的勘?

木村:動物なのかな?で、「こっちから来たよな。」っていう。だから「こっち帰れば帰れんだろう。」っていうので、割と海外とか行った時はそうですね。

天海:あ〜、海外恐ろしいね。

木村:恐ろしかったですけど。どこ見ても同じような風景の時とか。
この間ローマにお邪魔した時は、どこ見ても歴史的建造物だし、「あれ?この水飲み場みたいなのと似たのあったな。」っていうのが何個も。

天海:あるある。色も一緒だしね。

木村:そう。あれは結構参りましたけど。

天海:分かります。へ〜。

木村:結構当てずっぽうでやってますね。

天海:すごい。
じゃあ、みすずさん、当てずっぽうで大丈夫ですよ。キャプテンも当てずっぽうで行ってますから。

木村:でもほら、「一旦立ち止まって」っていう…。

天海:っていうこともやってみたらいいんじゃないですかね?

木村:立ち止まってない自分のこと分かってるんだったら、立ち止まれるんじゃないの?っていう。

天海:そうだ。1回ね、これからどんどんね。

木村:いいアドバイスになったと思います。

天海:そうですか?
56歳、頑張りましょう。これから足腰が弱っていきますからね。気を付けて、一旦立ち止まって考えて。

木村:そして天海祐希さんなんですけども、2024年12月13日に公開される映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の主演を務めることが先月発表されたということで。
これはどうでした?

天海:あのね、全身特殊メイクをしまして、面白かったです。

木村:え?全身?

天海:うん。ここら辺がちゃんとがっつりした特殊メイクだったんですけど、体も付けまして、手も付けて。だから付けるのに2時間弱、3時間近くかかったんですね。

木村:支度に?

天海:うん、支度に。でも面白かったー。
児童小説なんですけど、本当にお子さんたちは楽しんでくださっていて、アニメーションにもなっていますし…。大人も楽しめる。教訓もある。

木村:「銭天堂を舞台に、願いが叶う『ふしぎ駄菓子』を買った人々の」…。

天海:顛末が、面白いんですよ。

木村:へ〜。観よう。

天海:もうぜひ!
お子さんたちはよくご存知だと思いますよ。お子さんをお持ちのお母様方からたくさんご連絡いただきました。お友達から、「あんた、紅子やるんだって?」って言って(笑)。

木村:その登場人物の名前が「紅子」。

天海:「紅子さん」って言うんですね。

木村:これはちょっと要チェックということで。ぜひぜひ、僕も楽しみにしたいと思います。

天海:よろしくお願いします。ありがとうございます。

木村:今月は天海祐希さんとお送りしてきたんですけども。まだ2024年。今後はどうしますか?

天海:今後ですか。
いただいたお仕事を一生懸命頑張りたいと思います。

木村:その都度ちゃんと、谷に落とす。

天海:(笑)。いやだって、私も現場で見て思ってましたけど、木村さんは自分に対して全然納得しないじゃないですか。「もうちょっとできるんじゃないか。」、「まだこうできるんじゃないか。」ってことと戦ってるじゃないですか。自分が「俺これでいいよ。」っていう素振りがあんまりない。
「もう私はこれでいいんです。この程度でいいんですよ。」って思ってると、それ以上進歩がないじゃないですか。「これもう1回やったら、もっとこういうふうにもできるかも。」「ああいうふうにもできるかも。」って思いつつやってると感じたんですね。

木村:はい。

天海:だから、それはとても私も理解できるなと思っていて。「もう私このくらいでOK。私はこれだけできればいいんです。」っていうふうにしてしまうと成長がないから、まだまだ成長できるようでいたいなってすごく思う。だから、いただいたお仕事を、丁寧に一生懸命、「こなす」んじゃなくて向き合ってやっていきたいなって。

木村:俺、「こなす」って言われるのもちょっと怖いんですよね。

天海:嫌だね〜、分かる。

木村:いや〜、バレてーらー。この人にはバレてました(笑)。

天海:いやいやいや。本当そう。

木村:公開される映画もそうですし、でも今回(『Believe−君にかける橋−』)ちょっとどーんと重めのお話ではあったりしましたけど、ああいう真面目なお話を今回やらせていただくと、どっかにふざけたくなる自分もいたりするので、そういう作品で、また逆に、逆がっつり行けたらすごい楽しみだなぁっていうか。

天海:(笑)。ありがとうございます。

木村:そうなれたら、またよろしくお願いいたします。

天海:声掛けていただけるように。こちらこそ、健康で元気でいたいと思います。

木村:それはお互いに、そう思います。

天海:(笑)。

木村:毎回この番組は、ゲストの方に「人生の1曲」というものをお伺いしてるんですが、天海さんの「人生の1曲」…今日お話させていただいて「あれじゃないかな?」っていうのは何となく想像つくんですけど、伺っていいですか?

天海:いいんですかね?私、こんなベッタベタミュージカルの曲を流していいのかなと思ったんですけど…。『ウエスト・サイド・ストーリー』で「Maria」という曲。これは本当に自分がこの曲を見て聞いて、「この歌を歌いたい。」って思った曲なので、できれば、ぜひこの曲をお聴きになって映像も観ていただけたらと思います。

木村:まさかのね、「Tonight」じゃないっていうね。

天海:そうなんですよ。

木村:「Tonight」じゃなくて「Maria」の方なんですね。
実は、話題になった時に乗っかるかそうじゃないかすごく迷ったんですけど…僕もすっごい見てて。

天海:えー!本当ですか!

木村:で、ちょろっと今回の作品(『Believe−君にかける橋−』)で、フェンスと言うか柵を乗り越えるシーンが必要で、乗り越えてはみたんですよ。

天海:あった!ジェット団だ!

木村:バレました?

天海:ジェット団だ!すごい!

木村:ちょっと時間も迫ってたし、現場が雨も降りそうだったんで、「あっという間に終わらせようぜ。」って言って。でも肋骨折れてる設定だし、「なんかねーかな。」と。「あ、あった。」。

天海:「『ウエスト・サイド』だ。」。

木村:…って思い出して。

天海:うわ〜、すごい!

木村:それであの越し方をしました。

天海:さすがです…!

木村:(笑)。

天海:こういうことが、『Believe』にはいっぱい散らばってるわけですよ!
また1年後とかに呼んでください。私がまた詳しく解説したいと思います(笑)。

木村:その時はお願いします(笑)。

[O.A曲]
M.Maria/O.S.T. WEST SIDE STORY CAST

[後TM]
M.I’ll be there/MAN WITH A MISSION

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