木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2023年12月24日Flow 第二百八十二回目「拓哉キャプテン × SUPER BEAVER」Part4

12月のマンスリーゲストはロックバンド「SUPER BEAVER」の4人!
今週はメンバーそれぞれ、そしてSUPER BEAVERにとっての「人生の1曲」を伺います。


木村:SUPER BEAVERにとっての「人生の1曲」は最後にとっておいて、メンバーそれぞれの…龍太のは聞いたんですよ。山下達郎さんの「LOVE'S ON FIRE」っていう事だったんですけど。

渋谷:人生で一番聴いている音楽家は誰だろうってなった時に、山下達郎さんで。1曲を選べないから、最新楽曲の「LOVE'S ON FIRE」って事にしたんですけど。

木村:亮太、研太、広明それぞれの「人生の1曲」。誰からにしますか?

SUPER BEAVER:どうしましょう。誰からにしましょうか。

上杉:指名してください。

木村:じゃー、研太。

上杉:あ!

木村:呼ばれたら「あ!」だって(笑)。

SUPER BEAVER:(笑)。

渋谷:「指名してください」って言った人が(笑)。

上杉:そうですね。僕は、John Lennonの「Imagine」ですね。

SUPER BEAVER:え?

木村:ほんと?

上杉:中学3年生の時に、僕が音楽に没頭するきっかけになった事なんですけど。自分は昔からちょっと変わってて、義務教育でこのまま勉強して大学に進学とかして、そのまま社会に出て行って、“自分は何をしたいんだろう?”とか、“どういうふうに生きていけばいいんだろう?”とかすごい考えた時に、John Lennonであったりとか、日本だとTHE BLUE HEARTSとか、そういう音楽がすごい当時の自分に刺さってきて。John Lennonは亡くなってしまいましたけど、音楽と共に生きて、The Beatlesとか彼のことを色んな人が認知してくれて、ああやってステージに立って、こういう人生もあるんじゃないかって、そういう所から思い立って、中3の夏休みの受験シーズンに楽器屋さんに楽器を買いに行ってから、僕はバンドを始めるきっかけになったんですけど。

木村:初めて手に取った楽器もベースだったの?

上杉:ベースです。姉がいるんですけど、「楽器屋さんに明日行くから、ギターとベースどっち買ったらいいと思う?」って言ったら、「なんか分かんないけど、あんたベース」って言ったから、ベースを買って。

木村:え?お姉ちゃんチョイスだったの?

上杉:そうです、そうです。でもギターも弾けないし、ベースも弾けなくて、ベースが何かも分かんなくて、楽器屋さんに「すいません、ベースをください。ベースって何ですか?」って言って。買って(笑)。そのまんま。

木村:え?すげー買い物だね。

上杉:そこから、ずーっと。何となく中学校でバンド組んでコピバンやって、高校行ってこのバンドに出会って、そこからずっとそれで生きてるって感じです。

木村:じゃー、お姉ちゃんがギターって言ってたら…。

上杉:ギター買ってたと思います。

木村:ここにいないかもしれない。こわっ!偶然ってすごいね。

上杉:でもほんと、ベースのきっかけもそうですし、音楽に入っていくきっかけっていうのもそうなんですけど。

木村:続いて、広明お願いします。

藤原:僕はLOST IN TIMEってバンドの「手紙」っていう曲です。今となっては先輩のバンドなんですけど、中学1年生ぐらいの時に女の子から借りたCDで好きになったバンドだったんですけど。

木村:バンド名がLOST IN TIME。

藤原:(バンド名が)LOST IN TIMEで、「手紙」って楽曲なんですけど。元々、柳沢と幼稚園から幼馴染で、小学生の時にGLAYのコピーバンドとかやってたんですけど、一緒にバンドやったりしながらGLAYとかしか知らなかったんですけど、中学校に上がってインディーズバンドとか、そういうロックバンドみたいなものの楽曲に触れたきっかけがLOST IN TIMEで。J-POPとまた違った熱量っていうか、歌とかライブに込める気持ちとか歌い方みたいなので自然と涙が出るっていうか。“熱くてロックな楽曲だけど泣けるみたいな曲ってあるんだな”っていうのを知ったのがこの楽曲で、そこからSUPER BEAVERに通じるものもあるっていうか。自分がドラム叩くときの姿勢にも繋がってる所があるんで、すごく参考にして大好きだったバンドです。今でも大好きです。

木村:サウンドもメッセージも広明に刺さったという事は、自分が叩く時に何かイメージするものもあったりしますか?

藤原:すごく近いですね。自分のドラムで歌うとか、音楽として歌を届けるっていう事を考えたときに、すごくLOST IN TIMEの楽曲の作り方だったり、メンバーそれぞれの演奏する表情だったり考え方っていうのは凄く参考になってるし、大好きです。

木村:じゃー、亮太お願いします。

柳沢:僕は、GLAYの「HOWEVER」ですね。これは純粋に、後にも先にも部屋にポスターを貼るほどハマったアーティストっていうのがGLAYで。その入口になったのが、それこそ歌番組から。何の番組だったかも覚えてないですけど、フワッと流れてきた曲を聴いて、純粋に「すごくいい曲だ〜」って思って。当時小学生だったんですけどメロディだけ覚えてて、音楽に詳しい女の子がいて、口ずさんだら「HOWEVERって言うんだよ」って言われて。英語タイトルだったんで、とにかく放課後に「GLAY、HOWEVER」っていうのだけブツブツ覚えて。家に帰って、初めてCDが欲しいって母親に頼んだのが、このGLAYの「HOWEVER」で。そこからお年玉でアルバムを買ってみたりとか、ライブコンサートに行ってみたりとか。
(僕たちは)高校の先輩後輩なんですけど、藤原広明だけ高校が違くて。僕と藤原は幼・小・中って幼馴染なんですよ。

木村:幼・小・中!

柳沢:高校だけバラけたんですけど、SUPER BEAVER結成にあたり、僕がヒロを呼んだんです。その前に、小学校ぐらいの時から2人で一緒に音楽室を借りてバンドをやってたんですよ。他にも友達何人かと一緒に、GLAYのコピーバンドをみんなで一生懸命やってて。

木村:それは「HOWEVER」を経験した後?

柳沢:後です。GLAYが好きな友達が多くて、みんなで「GLAYのこの曲を練習しよう」とか。小学校の卒業式後に親御さんとかも来て謝恩会みたいなのがあって、1人20〜30秒くらいの持ち時間で夢を語るみたいなのがあったんですけど、僕ら6人なんですよ。その当時のコピーバンドのメンバーが。なんで、6人分の時間をかき集めて、今でいうテレビサイズみたいにエディットして「誘惑」をやりました。

木村:そこは「HOWEVER」じゃないの?「誘惑」をやっちゃうの?

SUPER BEAVER:(笑)。

柳沢:「HOWEVER」はごめんなさい。僕の個人的なGLAYの入口で人生が変わった1曲だったんですけど、(謝恩会は)盛り上がる1曲をやろうっていうので。

木村:その時の気分はTAKUROなの?それともHISASHIくんだっけ?

柳沢:僕は当時からギターを弾いてたんで、ギタリストが2人いて。やっぱりHISASHIさんが分かりやすく見た目の華があって、楽曲を作られてるのはTAKUROさんで。今思えば完全にTAKUROイズムなんですけど、やっぱHISASHIになりたかったですね。

一同:(笑)。

渋谷:HISASHIになりたかったね。

柳沢:なんですけど、もう1人のギターの方が僕を上回るぐらいHISASHIになりたかったんですよ。なので、「HISASHIパートは俺だ!」と友達が言ってたんで、僕はその…言い方がすごく難しいんですけど、「じゃ、僕はTAKUROがいい」って言って。

SUPER BEAVER:(笑)。

渋谷:言い方ムズイね!

柳沢:まあ、でもそういう感じで。

木村:色々なアーティスト、曲名が上がったんですけど。SUPER BEAVERとしての「人生の1曲」は?

SUPER BEAVER:うわー、難しいなー。

渋谷:音楽の趣味・嗜好、服もそうですけど、4人バラバラなんですよ。

木村:だね!すごくそう思う。

渋谷:経歴も違うし、バンドで1曲挙げるってなるとすっごい難しいなって思うんですけど、そうなるともう俺らの曲になっちゃうんだよな。

SUPER BEAVER:そうだよね。

渋谷:うん。俺らの曲になってきちゃう。

木村:いや、そこじゃない?

渋谷:え?俺らの曲でいいんですか?

木村:それでしょ!

渋谷:どれかね?

柳沢:わー、どれだろうね?

上杉:4人でやり始めたときの最初のシングルとかさ。

渋谷:たしかにね。

上杉:自主盤作って、「歓びの明日に」とかが、やっぱ転機になった。

渋谷:そうだね。俺たちの分岐点だね。

柳沢:たしかに。「歓びの明日に」っていう。4人だけになった時に、CDをほんとに1から10まで…。

上杉:作るお金もなくて、借金してエンジニアさんに借りてね。

柳沢:CDってどう作るんだろう?デザイナーさんもいるのかみたいな。デザイナーさんって誰が連絡先知ってんだ?みたいな所から始まるっていう事を、ほんとに全部自分たちでやったのが「歓びの明日に」っていう楽曲。その後アルバムに入れるんですけど、最初はライブ会場限定シングルで。その曲は、当時から11〜2年経った今でも、先日まで回ってたホールツアーでもずっと演奏していて。そういう意味では確かに人生の1曲というか、SUPER BEAVERの転機のタイミングの曲。

木村:これはもう、満場一致ですか?

渋谷:そうですね。自分たちの第一章って呼んでもいいと思ってる、始まりの1曲ではあるので、これで満場一致ですね。

[BGM]
Imagine/John Lennon
手紙/LOST IN TIME
HOWEVER/GLAY
誘惑/GLAY

[O.A曲]
歓びの明日に/SUPER BEAVER

[後TM]
M.One and Only/木村拓哉

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