2023年10月29日Flow 第二百七十四回目

今週は、みなさんから頂いたメッセージをご紹介します！
最後までよろしく！

いつもたくさんのメッセージありがとうございます。
まずは、こんな相談メッセージから。

【千葉県 はるみ 63歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは。
最近昔のキャプテンのドラマを観ていますが、「GOOD LUCK!!」の中で太陽に手を当てるシーンが何回も出てきます。
キャプテンのインスタにも太陽に手を当てる写真を何枚も見ます。
やはり印象強いシーンなのかと思いましたが、撮影時の話を聞いてみたいです。
それと今まで色々な職業を演じてきましたが、50代になってやってみたい職業や役柄はありますか？
海や山、漁師や登山するキャプテンも見たいです。

木村：「GOOD LUCK!!」という作品で僕がやらせていただいた新海元というキャラクターは（飛行機の）副操縦士の役だったので、空が舞台という事で見上げた先には確実に太陽があるので、そこに対する意識が非常に強い作品だったなって思いますね。
あと何話か演出家の福澤さん、ニックネームでジャイさんって呼ばれてるんですけど、ジャイさんが担当してくださった回があるんですよ。ジャイさんがすごく太陽好きな人で、「華麗なる一族」とかを観ていただいても、印象的な太陽のカットがブワーンってあって話が始まるとか、話が切り替わるっていうような演出を多用される方で、「木村さん、太陽にブワーンって手をグワーンってかざすとかどうですか？」って言われて、「はい、分かりました。」って言って、そういう演出になったって言うのも事実ですし。お月様もそうだし太陽もそうですけど、誰にでも分け隔てなく存在してくれてる存在なので、自分のインスタで何撮ろうかなって思ったときに、なんかこう繋がってる感がすごく強いという印象が自分の中であって、かざすことが多いかもしれないですね。自分が見てる太陽と皆が見てる太陽、雲がかかってるとか、国が違ったりとかすると角度だったり色が違うかもしれませんけど、見てるものは同じだよねっていう感覚が自分の中にはあるので、それで普段、意識が太陽に行くことが多い気がします。

そして、50代になってやってみたい職業や役柄。いや、どうですかね？自分がやってみたいっていう事は今までも無かったので。
あーだから、唯一お医者さんだけかな。外科医の話を「A LIFE〜愛しき人〜」という作品でやらせていただいた時は、それこそ自分が患者側の家族という立場になって先生と色々対峙させていただいた時に、こんなに準備をしてくださるんだっていう。「160％の準備をしておけば、実際のオペレーションを進めていった時に95％の危険が目の前に現れてしまったとしても、100％の準備だと残りの5％しか残されたものは無いんだけど、160％の準備をしておけば65％まだ残りがあるんですよ。」っていう説明をしてくれた先生がいて、「カッケー！」って単純に思ったんですよ。実際にね、患者さんを目の前にして執刀されるオペレーションを進めていくっていうだけでも凄いのに、その裏でこんなにも患者さんの事を考えて、思って、準備をしてくださってる。自分がいろんな事を演じさせてもらっている中で、こういう事も出来たら嬉しいなって思って、実際に形にできたのがあのドラマだったので。
今は、そうですね。なんかある？50代だから(笑)。でも、年相応って言葉がありますけど、そこが変に突っ張ってても変だし、リアリティもなくなっちゃうし。やっぱりリアリティがあり、かつ実際にそのお仕事に就かれている方たちのいろんな魅力だったり、苦しみだったり、こんな事に踏ん張ってるんだっていうのが、すごく魅力的に感じられるものがあった時は、それをやってみたいなーって気持ちにはなると思うんですけどね。でも、職種だったり役柄もそうなんですけど、自分の役をプロデュースするっていうのはお話を頂いた後かな。僕のアプローチの仕方ですよ。僕は今までそういうふうにやらせていただいてるので、今後どういったお話で、どんな現場に赴くことができるのかは、それは出会いだと思ってるので。そんな出会いを今後も楽しみにしていきたいなと思いますし、皆さんにも「あ、今度こうするんだ！」っていうのを楽しんでいただければと思っております。

続いてはこちら。

【北海道 セリヌンティウス2世 20歳 女性】
キャプテンこんにちは。
私はいま大学生で、絶賛就職活動中です。
なかなか自分のしたい仕事や向いている仕事がわからず、すっかりドツボにハマってしまいました。
キャプテンはいつもお仕事に全力で、キラキラしているなあ…と憧れてしまいます。
仕事を選ぶ時に、いちばん大事にするべきことってなんなんでしょうか？
悩める就活生に、ぜひキャプテンのアドバイスをいただきたいです！

木村：ドツボか〜、今。したい仕事と向いている仕事って、別だと思うんですよ。それがほんとにパチッと一致して仕事ができている人って幸せ者だと思うんですけど、セリヌンティウス2世さんはしたいと思ってる仕事がまずボヤけてる事実。向いている仕事っていうのは、これね〜、自己判断していいのかどうか分からないよね。セリヌンティウス2世が、「これ私に向いてるわ〜。」って自己評価・自己判断できることって、やった後にしか分からないから、やる前からこれは私に向いてる仕事っていうのは、絶対分からないと思うんですよ。だから、したい仕事・向いている仕事っていうカテゴリーを2つ並べてしまうのではなく、まずは「私、何がしたいんだろう？」っていう事を明確にビジョンを持ってみて、そこに近づいていくっていう就活をしてみる事が大事なのかなって、このメールを読んで思いましたね。
向いてる向いてない、楽しい楽しくないっていう事を予想したりイメージする事はいくらでも出来ると思うんですけど、それって予想と違ったら、これは私に向いてないんだとか、これは私がしたい事じゃなかったとか、やってみて初めて分かる魅力だったり、やってみて初めて分かる辛さだったりっていうものをセリヌンティウス2世が実際に体験して体感しないと、お仕事を絞っていく方法としてはまずそこなのかなって思いますね。
僕自身に置き換えて考えると、めちゃくちゃ辛かろうが苦しかろうが、一度も「俺無理です。勘弁してください。」って現場を後にした事は、一応、今のところ無いので。その事実だけが唯一自信にも繋がってるかもしれないし。嫌なプレッシャーではなくて、逃げるっていう事はしたくないなっていう事が自分のルールに加わってるような気はしますけどね。
セリヌンティウス2世さんがね、「一番大事にすべきことって何なんでしょうか？」っていうふうに書いてありますけど、そこだよな。20歳の女の子が（仕事を）選ぶときにすっごい重たい覚悟を持つ必要はないと思うんですけど、自分で選んだっていうところ、そこに多少責任は生まれちゃうのかもしれないけど、セリヌンティウス2世には、すごいカジュアルな覚悟、重しにならない覚悟を携えてほしいなって思いますね。
僕はいつでも相談に乗るので、また「いや、まだ分からないんですよ。」っていうのがあったりしたら、速攻メールください。待ってます。

続いても相談メッセージです。

【福井県 カワウソのウソ 17歳 男性】
キャプテンこんにちは！
僕には最近、人生初めての彼女ができました。
お互いが容姿に一目惚れして、喋り始めて2週間で付き合いました。
しかし、僕には男気がなく相手をキュンとさせられる一言や、帰り道に「手繋ぐ？」などと言えません。
相手が冷めてしまい、このまま振られてしまったらどうしようとネガティブに考えてしまいます。
キャプテンのような男気や男の大人の余裕をつける為に、何か意識していることはありますか？

木村：いや、大人の余裕とかいまだに無いですよ。大丈夫ですよ、カワウソのウソくん。お互いに一目惚れして２週間で付き合い始めたんだったら、何も言わないでカワウソのウソの方から彼女の手を取っても、僕は全く問題無いんじゃないかなと思うんだが。そこで「何で手を握ってきたの？」って、それはなくないか？お互いに一目惚れしてるんだったら。
相手をキュンとさせられる一言、そういうのをすごく考えてるのって、多分相手に伝わっちゃうと思うから(笑)。だから、思ったことを口にして僕は構わないんじゃないかなと思うし。カワウソのウソが、頭の中でいろんな事を考えれば考えるほど言葉も出てこないし、スキンシップっていうものもどんどんどんどん壁が高くなってくると思うんで。もうほんとに、これ最高のタイミングだよね。２週間で付き合い始めたっていう。お互いに一目惚れなんだよ。こんな出会い、そうそう無いよね。カワウソのウソくんは、「何か意識してる事ありますか？」とか僕に聞いてくれてるけど、その前に、お前今めっちゃ幸せだろうっていう事ですよね。その時間を謳歌してほしいなって思うし。
カワウソのウソくんに、ちょっと手前みそではありますが、この曲を捧げます。
さっきSpotifyで検索してみて、「彼女と一緒に聴いてみたら」ってところに出てきたんで、良かったら聴いてください。僕が歌ってます。

[OA曲]
M.サンセットベンチ/木村拓哉

[後TM]
M.One and Only/木村拓哉