2021年10月24日Flow 第百六十九回目「拓哉キャプテン × 堂本剛」Part4
今月10月のマンスリーゲストは、堂本剛さんをお迎えしました!
剛さんとのトークも今週で最後。今日はみなさんから届いたメッセージを元にトークします。
そして、「堂本剛の人生の1曲」も伺います。最後までよろしく!
木村:ここから先はですね、番組に届いているリスナーからのメッセージに、剛にも付き合ってもらいたいと思います。
【岡山県 みちこ 37歳 女性】
キャプテンは、デジャブを感じることはありますか?
わたしは、地元の電車の車窓から見える家にデジャブを感じます。その辺りは住んだこともないし、友達もいない地域なのですが、なぜかデジャブを感じます。
ふと思い返すと、小学校低学年で引っ越しをした友達が住んでいた家に似ていたからかな?と思います。その友達の家は無くなっていて、最近よく「元気にしているかな?」と思い出すことが増えたので、余計にデジャブを感じるのだと思います。キャプテンには、こういう経験ありますか?
堂本:お兄さん、あります?
木村:デジャブ? ない。全然ないっすよ、僕。
堂本:え? めちゃくちゃありそうやけどなぁ。
木村:全然ないっすよ。
堂本:これは勝手な僕の決めつけですね(笑)。”木村拓哉”という人はデジャブがめちゃくちゃあるって勝手に決めつけてました。すいません(笑)。
木村:デジャブって、初めて行ったとこなのに、“あれ、ここ来たことあるよ!”っていう感じでしょ? ないね。
堂本:正夢もそうですよね。“あ、これ夢で見たなぁ”“あれ? この場所?”みたいな。そんなのないですか?
木村:ない。
堂本:決めつけてましたもん。”木村拓哉”という人はデジャブめちゃめちゃ多いタイプと思ってました(笑)。
木村:全然ないっすよ。逆に(デジャブ経験)ある?
堂本:僕は、多分みちこさんのおっしゃっている、“似てるから”とか、それが勝手にデジャブっていう風に認識させてるんだろうなってレベルなんですけど、なんかステージに立ってて、“あれ? なんか俺これ見たなぁ…”っていう、その一瞬に映ってるセットとか、人とか、景色とか画角含めて“あれ?”っていう時があります。“でもそんなことあるわけないよなぁ”ってぐらいに通り過ぎて行きますけど、“あれぇ?”みたいなのとか、記憶がちゃんと残っているわけではないけど夢で見たんかなぁ、みたいなのもあります。
「だからなんやねん」なんですけど。それが大切な何かなわけでもなくただのワンシーンなんで、なんかの思い過ごしだと思いますけど、そういう感覚になる時はありますね。
木村:夢を見たとしても、わりとストレスの高い夢を見るときの確率は高いかも。すっげぇ走りたいのに全然早く走れなかったり。あとね、“あ、あそこまで簡単じゃん”とか思いながら…夢の中でだよ。フンって飛ぶと、すんげぇ…(飛ぶ)。ほんと、アニメですよ(笑)。自分が行こうと思ってた場所へ飛べて、“これ最高じゃん!”って思ってて、それが5回ぐらいうまくいくんですよ。“じゃ、そろそろ帰ろっかな〜”って思って「よし! 行ったろか!」って飛ぶと、10センチくらいしか上に行けないの。「ウソーーーーー!!!」っていう夢だったり。
堂本:こうしたいけど、こうできないということですね。その感じの夢は、僕はないのかなぁ…。
木村:マジ? 俺、そんなのばっか。
堂本:ほんとですか? 多分、これもまた勝手な決めつけですけど、自分の中での到達点が高いんじゃないんですか? お兄さんは。
木村:そう? だって、見てる夢めっちゃ普通だよ。
堂本:(木村は)日常の中で「絶対俺はここまで行く!」っていう。普通の人からしたら、「やり過ぎですから。身体壊しますよ。そこまでやらなくていいですよ」ってなるけど、「いや、俺はこれをやらないと気が済まない。やることが礼儀も含めてやることなんだ」とか、お芝居をやる時に、「この役をやるんだったら、これをここまでやらないと意味がない」とか。普通の人だと、「そこまでやらなくてもいいじゃないですか。だって、そこ撮らないですよ」みたいな。「いや、そこ撮らないけど、そこをやらないと他のシーンでそれが映っちゃうから、やらなきゃいけないんだよ」ということだったりとか、なんか目標とする場所がすごいんだと思うんですよ。勝手な僕の決めつけですけど。
それが日々あると、そういう夢に反映されるのかなぁとちょっと思っただけなんですけど。
木村:どうなんだろうなぁ。でも、剛が言ってた「そこ撮んないっすよ」っていうところ、やりそう(笑)。
堂本:これは決めつけかもしれないですけど、“そこまでやらんでもいいよな”ってところとかをやってはるなぁってっていう。でも、それが確実に伝わる人には伝わるから、やりたいと思ったり、やるべきことだと思ったら、絶対にやるべきことになる。
なんの世界でもそうじゃないですか。「こんなん誰がわかんの? 誰が聴こえんの、こんな音」っていう音をわざと入れたりするのも、でも、絶対に入れることで変わっちゃうから。入れるんだから絶対に変わるんですよ。それを理解する人って数人かもしれないんですけど、理解する人はいるので、やっぱり自分が良いと思ってる具材だったら入れるんですよ。その人に伝わればいいだけで、自己満とかではなくて、わかる人がいるんだからそれを伝えるだけなんですよ。でも、大体の人は「それ、要りますかね?」みたいな。
木村:まぁね、手間もあるしね。
堂本:「なくて大丈夫じゃないですか?」ってなるんですけど(笑)。「いやいやこれは、やらないとだめだから」っていうことを(木村は)やられるタイプだと思うんで。
木村:けっこう好きかも。好きだなぁ…。うん。
堂本:絶対そうなんです。僕がずっと見させてもらってるお兄さんは、もう絶対そうだろうなっていう感じです。そこを、見てる後輩、見てない後輩がいると思いますけど、僕はそこを感じているので。それは、自分が真似できる、できないの領域でもない領域なんですよ。“その人の領域”なんですよ。
木村:すごいところを見られてますね。俺は。
堂本:だから、そういう夢になるのかなぁってちょっと思ったっていう話なんですけど。デジャブは、だから強烈に残ってるっていうのでもなかったりはしますけど、“なんか見たことあるなぁ”とかは、ちょっとありますね。
木村:“見たことあるなぁ”…。
堂本:“あれ、ここ俺、来たことあるかなぁ”みたいな。ほんと思い過ごしだと思うんですけど、来たことがあるんやとしたら、とんでもないことですからねぇ。
木村・堂本:(笑)。
堂本:“あれ、俺来たなぁ”ってなってほんまに来てたら、来てたのに忘れてたってことになるんで(笑)。
木村:(笑)。そうだね、違う症状だよね。それは。
続いてこんなメッセージをいただいてます。
【岐阜県 しま 50歳 女性】
キャプテン、こんにちわ。
キャプテン、去年の今頃、ピアノを練習してると言っていたような気がしましたが、続けていらっしゃいますか? 弾ける曲は増えましたか?
いつかピアノで弾き語りの曲とかも、聞いてみたいです。
木村:っていうメールが来てますけど。あー、言ってたね。ステイホームってなった時に、ほんと、だから“何しよう?”と思って、それで、「あ、久々に(ピアノに)触ってみっかな」って触ったことは確かにありますよ。なんですが、全然その後は触ってないです(笑)。
堂本:ホントですか。なんか身体を動かしてることって、すごく“生きてる”に繋がるじゃないですか。それがやっぱすごく好きみたいで。
木村:でも運動はしないでんでしょ?
堂本:ちょっと…。
木村:でも、こないだインスタで軽くステップ踏んでるようなやつ上げてたじゃん。
堂本:踊りは好きです!
木村:踊りは好きなんだ。
堂本:踊りはすごい好きなんですよ。僕、それこそ決めつけられてることで、“あんまり踊らない”とかあると思うんですけど、踊り、すごい好きなんですねぇ。で、お兄さんの踊り、好きです、僕。
木村:俺の踊り?
堂本:あるんですよ。お兄さんたちの踊りのジャンルってあるんですよ。
木村:(笑)。うちらの踊りにジャンルはないと思うよ。
堂本:いやでも、その「木村拓哉」ってジャンルがあるんですよ。お兄さんしか持ってないグルーヴっていうのがあって。それって(踊りに)出るじゃないですか。振付が同じだったとしても、人それぞれ違うから。お兄さんのグルーヴがあるんで。だから僕、お兄さんの踊り好きです。
木村:(笑)。こんな真正面から言われると。
堂本:(笑)。確かにちょっとお家時間が増えたから、英語とかやりたいなとか思ったんですけど、ちょっとできなかったですね。なんかやっぱ楽器、弾いちゃいましたね。
木村:でも、いつ始めても遅くはないから。
堂本:ないんですかねぇ。英語、じゃあちょっとやろっかなぁ。
木村:じゃぁ、自分ら(木村と堂本の)やりとりは全部英文にする?
堂本:はぁぁぁぁ……(溜息)。
木村:今、頭抱えたよ(笑)。剛が!
堂本:えぇっと…がん、ばれる、とは、思うんですが…。ちょっと一度、持ち帰らせて下さい。一度持ち帰らせていただいて。すいません(笑)。
木村:(笑)。わかりました。
今後、剛の目標だったり、夢だったり、“どんなことに挑戦してみたい”ってありますか?
堂本:例えば、毎年何かの機会にインタビューとかで聞かれた時にいつもお答えしてるのは、目標っていうものがないと言えばないんですよ。で、「こうしたい!」っていうのとかも、あまりなくて。“言うならば”っていうところで、”いつも自分らしく生きていたらそれが一番良いかな”って思ってるので、「どういう環境に自分がいたとしても、自分として生きることができる時間をより多く過ごせたらいいなと思っている」っていう答えにいつもなってしまってうんです。
やっぱりどんなところにいても、その人が自分らしくいれるってことが最大の喜びだと思うし、それを自分も…スタッフさん含めてそういう風に自分がさせてあげられるのであれば、させてあげたいなぁって思ったりとかして、いつも過ごしてるんですよ。
だから、自分が「絶対こうだから!」って言ったことを絶対やれとも思わないし、逆に聞いたりもするし、その人が出してくれたアイデアが反映されて世の中に出ていくこともいっぱいありますし。そんな風にして生きていけたらいいなぁって思ってるんで、今後の目標っていうのであれば、先輩だったり、後輩君だったり(堂本)光一とかもそうですけど、一緒に関わる人と、ただただそういう時間を過ごして、なにかモノを創って行くとか、色々な時間を育んでいくっていうことができたらいいなぁって、なんとなくボーッと思ってるって感じですかね。
なんか、僕はこんな感じで来てるので、お兄さんが良い意味で「木村拓哉っぽく」なくて、「ジャニーズっぽく」もなくて、「なんか今、こんな感じ」みたいなものが急にドンッと生まれた時に、ご一緒させていただくこともあるかもしれないですね。
木村:いや、あるでしょ。
堂本:なんでも言ってくださいね(笑)。お兄さんの為に僕ができることがあれば。
木村:(笑)。じゃぁ、ちょっとマック(マクドナルド)買って来てもらっていい?
堂本:わかりました! すぐ買いに行きます!
木村:(笑)。今月は堂本剛をお迎えしてお送りしていますが、この番組、毎回ゲストの方に「人生の1曲」っていうのを伺ってるんですけども。剛の「人生の1曲」はどんな曲になりますか?
堂本:スライ&ザ・ファミリー・ストーン (Sly & the Family Stone) 。ファンクバンドで、ファンクミュージックを僕が“演りたい!”とか“カッコいい!”とか思ったその衝動をくれたスライ&ザ・ファミリー・ストーンの中の1曲で、「Everybody Is A Star」って曲があるんです。
もう、“みんなスターだよ”っていう。ファンクミュージックっていうか、ほんとやわらかい楽曲で、アッパーな曲ではないんですけど、この曲を聴いてほんとにすごく癒されたというか、救われたというか。こんな、誰もが誰もに優しい日常が拡がればいいのにな、みたいな。太陽がふわぁっと当たっていくようなサウンドで、この曲を聴きながらちょっと救われた時間というのが幾度となくありまして、こちらを選ばせていただきました。
木村:じゃぁ、ぜひぜひ、ラジオの前のみなさんにも一緒に聴いてもらいたいと思います。
と、いうことで10月のゲストは堂本剛でした! ありがとうございました!
堂本:ありがとうございました!
M1.Everybody Is A Star/Sly & The Family Stone
(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)