木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年10月03日Flow 第百六十六回目「拓哉キャプテン × 堂本剛」Part1

今月10月のマンスリーゲストは、堂本剛さんをお迎えしました!
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:よろしくお願いします。

堂本:よろしくお願いしまーす!

木村:前から聞こうと思ってたんだけど、電話してくれたりとか、ショートメッセージでやり取りしたりしてるじゃん? あの、(木村のことを)“兄さん”って(呼ぶのは)何ですか?

堂本:なんでしょうね? 昔ご一緒させていただいている機会が多かった時は、「木村君」って言えたりしながら、あの時の僕は過ごせてたんですけど。

木村:あの時の僕は(笑)。

堂本:でも、ご一緒する機会も減ってしまったというのもあるんですけど、なんか時が経つにつれて、「木村君」って言うより「木村さん」じゃないかなぁって、僕は気づいたんですよ。

木村:何がきっかけでそうなったんですか?

堂本:お兄さんの(木村の)ご活躍を拝見したりとか、色々時間がそうさせたみたいなんですけど。
(木村と)同じ空間にいることが多かった時っていうのは、なんかこう…先輩でもあり、お兄ちゃんでもあるっていう感覚がすごく強くて、呼び方を「木村君」から「木村さん」にした自分がなんか半端な気がしてきまして(笑)。

木村・堂本:(笑)。

堂本:“こりゃもうお兄さんやな”って思って(笑)。「兄さん!」っていうのもちょっと芸人さんっぽいですし、僕が木村さんのことをお呼びする時に「お兄さん」って言ったほうが、なんかすごくしっくりきたんですよ。

木村:なるほど。剛の中でスコっと腑に落ちた。

堂本:(自分の中で)腑に落ちたんで、もう「お兄さん」でいこうって決めて。すごいしっくりくるんですよ。“親しき仲にも礼儀あり”というか、“距離が近いけれども礼儀とか尊敬の念をちゃんとそこに込めましょう!”っていう自分の気持ちにピッタリ合うのが「木村君」でも「木村さん」ではなくて、「お兄さん」だったんです。

木村:それでそこに着地したっていう。もう変化はなさそうですね。

堂本:ないです。もうすごい気持ちいいところに今いるんで(笑)。

木村:本当ですか? 気持ちいいっすか(笑)。

堂本:なんて言うんですかね。自分は後輩に「剛君」と呼ばれることがほとんどですけど、「お兄さん」とか言われると、ちょっとこっちからも距離近くしてあげたいというか、「おう!」っていけるんです(笑)。

木村:「兄さんお疲れ様です!」って感じでね(笑)。

堂本:でも「剛さん」って言われると、瞬時に“なんか先輩っぱくした方がいいかな?”っていう感じが入ってきて(かしこまって)「おっ、おう」みたいになっちゃいそうなんで(笑)。「剛さん」じゃなくて「お兄さん」って言われると「おう、どうもお疲れさんでーす」ぐらいでいけるなぁという。

木村:カジュアルにね。

堂本:はい、カジュアルですね!

木村:みなさん、以後よろしくお願いします(笑)。

堂本:よろしくお願いしますぅ(笑)。

木村:この番組は、ゲストがどの様に人生をFlowしてきたのかトークしていくわけなんですが…まずは、剛のプロフィール!
1979年4月10日生まれ、奈良県出身。AB型で、1997年に(ジャニーズ事務所にとって)初のデュオ”KinKi Kids”として、シングル『硝子の少年』、アルバム『A album』の同時発売でCDデビューっていう。
ジャニーズに入った流れは?

堂本:小学校の6年生の頭くらいに、奈良の家に「ジャニーです」って電話がかかってきて。

木村:(笑)。

堂本:“こりゃ、お父さん外国人と仕事しはじめたぞ!”と思いながら(ジャニーさんに)「少々お待ちください」って言って「お母さーん。なんかジャニーさんて言う外国の人から電話かかってきたー」って言って(笑)。で、お母さんが「ちょっと電話代わって!」ってなって「はい! はい!」って言って「すいません」って話してて。“お母さんが外国の人に頭下げながら喋ってるやん”っと思いながら、“日本語ができる外国の人なのかなぁ”とか、いろんなことを子供ながらに考えて。(母に)「あんた、ジャニーさんやで」って言われて、その時の僕は子供だったので、即「誰やねん」って言いまして。

木村:まあ言うよね。

堂本:「ジャニーさんやって!」「いや、だから誰やねんジャニーさんて。どこの外国の人やねん!」「ジャニーズ事務所の社長さんのジャニーさんやん!」「ジャニーさん? なんでジャニーさんから電話かかって来んの?」ってなって(笑)。

木村:何回ジャニーさんって言うの(笑)。

堂本:そしたら(履歴書を)家族が送ったからって(笑)。

木村:家族が(事務所へ)送ってくれたんだ。

堂本:お母さんとお姉ちゃんが話し合って送ったんですって。そしたらそれがたまたまヒットしちゃって(笑)。

木村:いや、ヒットしない限り(ジャニーさんから)直に電話はないと思うよ。

堂本:普通に直電で来ましたから、ビックリしましたよ。それで、ジャニーさんが呼んでるからっていうことで、横浜アリーナに行ったんです。そこでジャニーさんとも初めて会いましたけど、(堂本)光一とも初めて会ったんです。

木村:横浜アリーナでは誰が演ってたの?

堂本:光GENJIさんのライブを演っていて、そこに来なさいということで行ったんですよ。

木村:じゃあ、自分も多分駆り出されてたなぁ。

堂本:そうなんです。

木村:多分、俺が黒スプレーで髪を染められた日かなぁ(笑)。

堂本:そんな壮絶な日ですか(笑)。うわぁすごい日。すごいフレーズ(笑)。

木村:横浜アリーナでしょ? 多分、それだ(笑)。(ジャニーさんから)「最悪だよ、YOU!」「なんだよ!その頭!」って言われて。「いやぁ、え? ダメ?」って言ったら「むちゃくちゃだよ!」って言われて、「スプレー買って来い!」ってなって「YOU座んな!」って言われて、黒スプレーで頭プシューって。じゃあその日に来たんだね(笑)。

堂本:なかなかな日…。ちょっとこれは付け加えじゃなくて、僕が楽屋にお邪魔した時…まずジャニーさんが“僕が中居(正広)君に似てる”みたいな話から「YOUと似てるでしょ」って(SMAPのいる)楽屋に連れて行かれたんですよ。で「堂本剛って言います」って話をしてる時に、お兄さんはめっちゃ髪の毛洗ってたんですけど(笑)、これは髪の毛染められてた後なんですかね?

木村:後だと思うよ(笑)。

堂本:お兄さんが髪の毛を洗いながら「こんにちは」って挨拶してくださったのを覚えてまして。“かっこいいなぁ…”っていう印象がずっとあるんですよ。

木村:だってスプレーかけられた後だから(笑)。

堂本:やっと繋がりました(笑)。

木村:繋がった?(笑)良かった〜。

堂本:そうだったんですね。ジャニーさんってすごいですね。そういう意味では。細かく見てますよね。

木村:細かく見てるよね。だって光GENJIのライブで俺らは後ろでちょこちょこ動くだけで良かったのに。ファンの方たちも光GENJIのファンの方たちが集まってるじゃん。なのに、いきなり見つかって「最悪だよYOU!」って言われて。

堂本:でも、ジャニーさんて、昔っから、子供でも尖がってたりとかオリジナリティ強い人とかけっこう好きですよね。

木村:どうなんだろ? 好かれようと思ってそういう風にしたわけでもないし。

堂本:お兄さんはそうじゃないから、逆にいいんじゃないですか? ジャニーさん、そこまでわかるじゃないですか。

木村:どんだけわかってんだろうね(笑)。

堂本:(笑)。だって、“ジャニーさんリハ中に寝てたよね?”“また寝てんなぁ”って思う時とかザラにあったのに、「あそこのあれはダメだよ」みたいな。“え? 脚伸ばして寝てたよね?”って(笑)。

木村:いつも寝るときは脚ピーンて伸ばしてたけど。寝てはいるけど、どこかのチャクラが開いてる(笑)。

堂本:開いてるんっすか(笑)。だから、そういう意味では不思議な時間を過ごしてきましたけど…。

木村:今こうやって(剛と)ラジオの同じブースで話してるのは必然なんだけど、よーく想い出すとものすごくいろんな瞬間と風景が、自分の中にも出てくるなぁ。僕らが、舞台を東京と京都で分かれて同じ舞台を演る企画(ANOTHER「少年の島」編・「沈黙の島」編)で、僕のチームに剛は少年役で出てくれてたもんね。”KinKi Kids”って名前を自分が最初耳にした時、“やっぱすげえな”って本当に思ったもんな(笑)。

堂本:僕、本当に“SMAP”みたいにカッコいい名前を期待してたのに(笑)。

木村:逆よ、自分からすると(笑)。漢字で“少年隊”や“男闘呼組”がいたり。“忍者”に“光GENJI”。で、急に車の中でジャニーさんに「YOUたちSMAPだよ」って言われた時、けっこうへこんだよ(笑)。“なにそれSMAPって! えっスコップ? えっなに?”ってけっこうへこんだの覚えてる。

堂本:ほんとですか? カッコいいじゃないですか(笑)。

木村:ちゃんとSMAPって理由も(ジャニーさんに)聞いて、「意味は?」って言ったら「Sports Music Assemble Peopleだよ」って。「YOUたちは、まだStudentでもあるよね」って言われて。“そうだけど、SportsだのStudentだの意味がコロコロ変わんの? 普段、Assembleって使わねーし。うわ、マジか!”って思ったよ(笑)。でも(ジャニーさんは)頑なに「いずれ日本中がSMAPって、みんな言うようになるよ」って。“このおじちゃん、本当にキテるわ”って思って。

堂本:お兄さんたちは車ですもんね。僕は普通に合宿所で、普通に日常会話の中で「YOUたち、KinKi Kidsだよ」って。“今のタイミング? 誰に言うてる? 俺? 光一?”って(笑)。

木村:その時は2人いたの?

堂本:いました。でも僕ら、もともとその前に”KANZAI BOYA”っていうとんでもない名前つけられてるんです(笑)。一瞬だけKANZAI BOYAで活動させてもらってるんです。

木村:それはチラっと聞いたことある! 「堂本剛・堂本光一、まったく同じ苗字なんだよ、彼たち」って。「すごい偶然だよね」って。それは、あくまでもジャニーさんの中で2人を呼ぶ愛称で(KANZAI BOYAと)言ってたとは思うけど、チーム名になりそうになってたんだ(笑)。

堂本:1回なってるんですって(笑)。

木村:あっぶねぇ(笑)。

堂本:だから、「まんまやないか! “関西から来た少年たち”って!」って。そしたらジャニーさんが「いや、カッコいいよ、いけてるよ」ってノリノリで。”KANZAI BOYAって、なんかなぁ…”って。数回活動させていただいて、リアクションが良くなかったのか、結果、ジャニーさんが考えすぎて、普通過ぎるタイミングで「KinKi Kidsだよ」って。「いや、俺らKANZAI BOYAって言うたやん。KinKi Kidsになるんだよって…いやいや、あんま変わってないやん」って。

木村:そうとう変わったぞ! 違うよ。

堂本:あまり変わってないなぁって。求めてたやつとも違うし。「いやぁジャニーさん、それは…」って。

木村:いや、“SMAP”って言い渡された後で、“KinKi Kids”って(聞いて)、そっちの方がいいなぁって。

堂本:ほんとですか? 僕らがあんなに落ち込んでたのに。これは(チーム名)つけられた人あるあるですかね? SMAPの方がめちゃめちゃカッコいいですよ。字、カッコいいっすもんね。SMAPの方が全然スッと入ってきますやん。

木村:だと思うよ。だって、SMAPって、最初、意味わかんないじゃん。デザインされたからカッコいいんだって。言われた本人あるあるだと思うよ。

堂本:あるあるでしょうね。みなさんがあるんでしょうね。今度聞いてみよう、聞ける人に。そうですね、光GENJIさんにも聞いてみたいですね。

木村:“光GENJI”カッコいいよね。“男闘呼組”とか。

堂本:“男闘呼組”、めちゃくちゃカッコいい。男闘呼組みたいなのが良かったなぁ。まぁ、仕方がないよなぁ。

木村:仕方がないとか言うな(笑)。

M1. KANZAI BOYA/KinKi Kids

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