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60回講演記念インタビュー 前編

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コラム

2012年5月3日 60回講演記念インタビュー 前編

こんにちは、FM愛媛の森下です。

愛媛・松山での講演は60回目という節目でした。
そして、講演、富士山清掃を始めて10年を迎えました。

ということで、今回、野口健さんに
私、森下と司会の高橋アナとでインタビューを行いました。



(森)今回、講演会は60回目。そして活動を続けてこられて10年。
この10年、どうでしたか?

(野)富士山の清掃を始めて10年。
最近では、富士山もほとんどゴミが少なってきた。
樹海では新しいゴミは少なくなってきたが、地面を掘ったら古いゴミが出てくる。

ぼーっとしたら、10年ってすぐ過ぎるけど、
本格的に活動すると社会は何か変わる。
昨年、エベレストに行ってきたが、ベースキャンプにゴミがなくなってきた。
ネパールではゴミを拾う人は地位が低い人というイメージがあったが、
今は地元の人がゴミを拾って守っている。
10年って、何かを変えるのに十分な時間なんですよね。

(高)これから10年後はどうしたいですか。

(野)富士山は、いま、ゴミを拾っているからキレイ。
これから10年後はゴミが出ない・汚されないシステムを作りたい。
ゴミ拾いをしなくても守られる富士山にしたい。
ゴミを拾うのは趣味じゃないからね(笑)

(森)やっぱりキレイな山に登る方が気持ちいいですよね。

(野)アメリカはゴミを捨てたら罰金という厳しい法律がある。
ヨーロッパは厳しいルールはないけど、意識が高くてゴミは捨てられない。
両方の地域のいいところをとって、
日本の国民性に合ったルールを作らなければならないと思う。
行政や政治、民間が協力してやっていきたい。



(森)毎日お忙しいと思うんですけど、気分転換はどうされているんですか。

(野)ヒマラヤに行くことです。
4月もヒマラヤに行ってきます。日本にいると頭を使うから逃避行です。

(森)登山ってきつい、しんどいってイメージでした。

(野)登山は肉体的なしんどさがある。
でも、日本にいるのは、精神的なしんどさ、ストレスが溜まる。
頑張るためには、どこか逃げる場所がないと。
僕はヒマラヤがないと途中でいろいろ嫌になっていると思う。

日本にいると忙しくって、一生懸命突っ走ってやっている。
ふと、どこに向かっているかわからなくなることがある。
人間は環境の変化などで、ぶれる生き物。
ヒマラヤは20年たっても同じで、
そういう場所に1ヶ月いると自分のぶれた部分が見えてくる。
僕にとって、気分転換をするのにヒマラヤが一番。

最近、山ガールが増えてくるのがわかる。
自分の価値観を見つめ直したい人が多いんじゃないかな。




自分を見つめ直すことができるのが、登山の魅力のひとつなんですね。
野口さんはいまごろヒマラヤでリフレッシュされているんでしょうか・・・。