今日スタジオにお迎えしたのは、ジャパニーズヒップホップ界のカリスマ、ZEEBRAさん!
「KING GIDDRA」の時代から、環境問題への警告など、
シリアスでメッセージ性の強いリリックを、世に送り出していらっしゃいました。


(でも、ご本人はいたって穏やかで紳士的。優しくてとてもエコな、素敵な男性なのです♪)

「エコに対する考え方と、ヒップホップの根本になる考え方が、基本的に似ている」
とおっしゃるZEEBRAさん。
どういうところが?とうかがってみると、意外な答えが返ってきました。

「自分がヒップホップを始めたときって、もう何でもいいや、このまま遊んでられたらいいや、って、
結構いい加減な毎日を送っていたときで、そんなときにヒップホップの歌詞を聴いて、
ガツーンと来たんですよ。
世の中の仕組みとか、当たり前に思われてることとか、全部を疑えってメッセージが詰まってて、
与えられた物差しで生きるんじゃなく、自分でその物差しを作れ!って言われたような気が、
したんですよね。」

そしてZEEBRAさん、どんどんそんなヒップホップの世界にのめりこんでいったのだそうです。
「だから、環境問題も一緒なんですよ。
今、世界で当たり前って思われてることも、ひょっとしたらもう当たり前じゃないかもしれない。
今まで見たいに、石油をバンバン使って物作ってたら、
石油がずっとあり続けることは、当たり前じゃなくなるでしょ?
クルマに乗り続けることも、もう当たり前じゃないかもしれない。
そうやって、自分たちの生活ひとつひとつを疑っていくことで、
環境も守れる気がするんですよね。」

うーん、深い!
ヒップホップと環境問題は、そういう考え方のところで似ていたんですね!?

「もう、消費消費、で生きていくのはかっこ悪い。
子供の将来のためにも、地球のこと考えて生きていくのが、カッコイイと思うんですよね。」

そう語るZEEBRAさんは、それこそ、本物のオトコ!!
ZEEBRAさんがつむぎだすあの深いリリックは、こんなふかーい洞察力から来るんですねー。
あー、カッコイイ。と、ちょっぴりうっとりして見とれてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。