2007年07月17日
ブロードキャスターの視点
今日スタジオにお迎えしたのは、ブロードキャスターのピーター・バラカンさん!
CBSドキュメントなどで拝見する、キリッとした辛口の視点がとてもかっこよく、
ご本人はもしやちょっと厳しい方なのかも・・・?と思っていたら、
いらっしゃったピーターさんは、もう笑顔がとてもとても優しくて、
本当にあったかいハートの、素敵な方でした。
(編集長も、会うなり尊敬の視線!っていうか、あまりに素敵なのでびっくりした・・・のかな・・?)
実はハチドリ高柳、ピーターさんにお会いしたら、絶対お伺いしたいことがありました。
僭越ながら同じ「放送人」として、日々ニュースや情報を発信している側にいる私たちですが、
例えば、海外などから日々報道されてくるニュースも、全部鵜呑みにしてしまっていいのだろうか?
どこかで、ちょっとうがった見方かもしれないけれど、「疑いの目」を持たないと、
いけないのではないか?と思っていたのです。
そう疑問をぶつけると、ピーターさんはちょっと考えて、
「それは確かにそうなんですよね。」とぽつり。
そして、興味深いお話をしてくださいました。
先日、アル・ゴア主催で行われたライブ・アース。
世界中で200億人が、何らかの形で目にしたといわれています。
そのアル・ゴアが制作して、私も3回も見た映画『不都合な真実』。
あの中で、「地球温暖化」という現象は、CO2を含む温室効果ガスが増えることで、
地球の温度が上昇してしまう現象だ、と定義されています。
でも、ある科学者の団体は、過去のデータを分析し、
「地球の温度が上昇すると、地球上の温室効果ガスが増える」という説を唱えているのだそうです。
「つまり、ひとつの事象を『正しい』と鵜呑みにしてしまうのではなく、
様々なデータを自分で獲得し、自分で『何が正しいのか』を検証することが大切」と、
話してくださいました。
また、とても興味深い新聞記事を見せてくださいました。
イギリスでは、ロンドン市内にクルマで入るのを規制し、お金を取る、
というシステムがスタートしたのですが、そういうところに、ビジネスチャンスが転がっている!と。
つまり、そういうシステムを稼動させるには、市内にたくさんの監視カメラを取り付け、
それを制御する、高性能なコンピューターシステムを開発しなければならないとか。
そしてその監視カメラやコンピューターシステムを、
これからヨーロッパでは各国で取り入れようとしているらしいのです。
ですから、そういったものを開発する会社には、
これから大きなビジネスチャンスが訪れる、というわけ。
そうなれば、そういった会社は環境に優しいことをしつつ、きちんと利益も生み出せるわけです。
そんなお話をうかがいながらハチドリ高柳は、早くみんながそういうことに、
気づいてくれないかな、と思っていました。
環境の世界には、まだまだとても大きなビジネスチャンスが埋まっています。
「環境をお金儲けの手段に使うなんて!」という声も聞こえてきそうだけど、
やっぱりビジネスとして成り立たなければ、企業として手を出しにくいのも真実だと思います。
でもこうやって、環境にいいことをしながらきちんとビジネスを成立させることも、
絶対に必要だと思うのです。
ロンドン市内では最近、渋滞も緩和され、排気ガスも減って空気がきれいになったとか。
アイドリングをする必要もないので、CO2排出量も削減されているはずです。
その助けをする企業がもっと現れてくれたらいいな。
そして、ピーターさんには、そんな報道をどんどんしていただきたい!
「放送人」のハシクレとして、心からピーターさんを応援したくなってしまった、
ハチドリ高柳でした。
CBSドキュメントなどで拝見する、キリッとした辛口の視点がとてもかっこよく、
ご本人はもしやちょっと厳しい方なのかも・・・?と思っていたら、
いらっしゃったピーターさんは、もう笑顔がとてもとても優しくて、
本当にあったかいハートの、素敵な方でした。
(編集長も、会うなり尊敬の視線!っていうか、あまりに素敵なのでびっくりした・・・のかな・・?)
実はハチドリ高柳、ピーターさんにお会いしたら、絶対お伺いしたいことがありました。
僭越ながら同じ「放送人」として、日々ニュースや情報を発信している側にいる私たちですが、
例えば、海外などから日々報道されてくるニュースも、全部鵜呑みにしてしまっていいのだろうか?
どこかで、ちょっとうがった見方かもしれないけれど、「疑いの目」を持たないと、
いけないのではないか?と思っていたのです。
そう疑問をぶつけると、ピーターさんはちょっと考えて、
「それは確かにそうなんですよね。」とぽつり。
そして、興味深いお話をしてくださいました。
先日、アル・ゴア主催で行われたライブ・アース。
世界中で200億人が、何らかの形で目にしたといわれています。
そのアル・ゴアが制作して、私も3回も見た映画『不都合な真実』。
あの中で、「地球温暖化」という現象は、CO2を含む温室効果ガスが増えることで、
地球の温度が上昇してしまう現象だ、と定義されています。
でも、ある科学者の団体は、過去のデータを分析し、
「地球の温度が上昇すると、地球上の温室効果ガスが増える」という説を唱えているのだそうです。
「つまり、ひとつの事象を『正しい』と鵜呑みにしてしまうのではなく、
様々なデータを自分で獲得し、自分で『何が正しいのか』を検証することが大切」と、
話してくださいました。
また、とても興味深い新聞記事を見せてくださいました。
イギリスでは、ロンドン市内にクルマで入るのを規制し、お金を取る、
というシステムがスタートしたのですが、そういうところに、ビジネスチャンスが転がっている!と。
つまり、そういうシステムを稼動させるには、市内にたくさんの監視カメラを取り付け、
それを制御する、高性能なコンピューターシステムを開発しなければならないとか。
そしてその監視カメラやコンピューターシステムを、
これからヨーロッパでは各国で取り入れようとしているらしいのです。
ですから、そういったものを開発する会社には、
これから大きなビジネスチャンスが訪れる、というわけ。
そうなれば、そういった会社は環境に優しいことをしつつ、きちんと利益も生み出せるわけです。
そんなお話をうかがいながらハチドリ高柳は、早くみんながそういうことに、
気づいてくれないかな、と思っていました。
環境の世界には、まだまだとても大きなビジネスチャンスが埋まっています。
「環境をお金儲けの手段に使うなんて!」という声も聞こえてきそうだけど、
やっぱりビジネスとして成り立たなければ、企業として手を出しにくいのも真実だと思います。
でもこうやって、環境にいいことをしながらきちんとビジネスを成立させることも、
絶対に必要だと思うのです。
ロンドン市内では最近、渋滞も緩和され、排気ガスも減って空気がきれいになったとか。
アイドリングをする必要もないので、CO2排出量も削減されているはずです。
その助けをする企業がもっと現れてくれたらいいな。
そして、ピーターさんには、そんな報道をどんどんしていただきたい!
「放送人」のハシクレとして、心からピーターさんを応援したくなってしまった、
ハチドリ高柳でした。
投稿者: 高柳恭子
コメント
先日テレビにて、ヨーロッパ(イギリスかどこか分からなくなってしまいましたが)で、企業が自転車(レンタサイクル)のお金を出資したとの事です。確か300M毎に駐輪場が設けられていました。(レンタサイクルの代金は、1日数十円、年間で確か5,000円だと思いました)で、市街地の企業の広告費は、一切かからないとの事でした。
環境で儲けるという言葉は、あまり宜しくないですが、車から自転車によってCO2削減にもなるんですから、良い事ですね。
日本でも、このレンタサイクルは、ありかなぁと思いました。(例えば、通勤時間1時間以内の人を対象にし、年齢別で取組んだ人には、環境助成金という名目を作ってみたりとか…ですね。)
失礼しました。