2007年02月21日
白いライオンを見た少女
体感的に、この冬1番の寒さを感じてしまったハチドリ高柳が、
今日のスタジオにお迎えしたのは、女優の香椎由宇さん。
透けるような白い肌に、大きな瞳。
その目にじっと見つめられると、女性の私でさえどぎまぎしてしまうような、
そんな神秘的な雰囲気を漂わせていらっしゃいました。
でも、ガラス細工のようなそのたたずまいとは裏腹に、実際の香椎さんはとても行動的。
どうしてもどうしても行きたかったアフリカに、たまたまお仕事で行くことが出来て、
その魅力に心から魅かれている様子が、いまだにひしひしと伝わってきました。
テレビの企画で持ち上がったそのお仕事は、アフリカの、
南アフリカ・モザンビーク・ジンバブエにまたがる、『グレートリンポポ越境公園』に赴き、
アフリカの伝説の中で生き続ける幻のライオン、「ホワイトライオン」を探す、という旅。
野生ではもう絶滅してしまったのでは、と言われ続けていたホワイトライオンが、
実はまだ生息している、という情報を聞きつけ、
その地域では「平和をもたらす神の使い」といわれるホワイトライオンを追い求めます。
そして、ついに幻のホワイトライオンに遭遇!
目の前に姿を現した4頭のホワイトライオンの、その雪のようなあまりの白さに、
「あんなに白いなんて。。。」と、驚きを隠せなかったそうです。
このホワイトライオン、実は珍しさからか、サーカスなどで使われることもあり、
世界中の特定の地域では、繁殖・飼育などがなされています。
でも、野生では本当に見つけるのが難しい、
絶滅されたといわれていた、希少な希少な品種なのだそうです。
また、この『グレートリンポポ越境公園』は、3国にまたがる自然保護区。
今もまだ、野生動物たちが暮らすその自然の土地の上に、
国境のフェンスが張られている区間があります。
「すぐ目の前に、青々とした草があるのに、
フェンスがあるために食べに行けない動物たちがいるんです。」と、
香椎さんはそのフェンスを、実際にその目で見た衝撃を教えてくれました。
そう。確かに、地球上にフェンスなんかなかったはず。
人間が勝手に、地図の上に線を引いて国境を決め、そのラインにしたがって、
実際の土地の上にもフェンスを築いてしまっただけなのです。
そのエゴが、今アフリカの環境や生態系を大きく脅かしています。
それでも、そこに一筋の希望の光が!
今、グレートリンポポではこの自然保護区を、文字通り「越境」公園にするため、
南アとモザンピークの間に横たわる、350キロにも及ぶ国境フェンスを、
取り外す試みが進行しています。
また、生態系を壊さないよう、人の手を出来るだけ入れず、
「監視」することで、その生態系を「守る」体制がとられています。
1度手を入れてしまったら、もう戻せない。
野生生物の世界は、それくらい壊れやすいものなのです。
バッファローを食べたり、地元の小学生たちと触れ合ったり、
そんな「アフリカ満喫」の旅をなさってきた香椎さん。
「また帰りたい、と思ってしまう。」という言葉が印象的でした。
また、「私たち一人ひとりが出来ることって、どんなことだと思いますか?」という質問には、
「やっぱり、私もそうでしたけど、テレビとかで見ているうちは、
本当のことってわからないと思うんです。
一人でも多くの人に、実際にその場に行って、その目で見てきてほしいと思います」と、
目をきらきらさせて、力強くおっしゃってくださいました。
そう。きっとその目で本物のアフリカの大地を見たら、
きっとこの命たちを守らなければ、と、誰もが感じられるはず。
私にとっても、一生に一度は行ってみたかった土地だけど、
香椎さんにお目にかかって、お話を聞かせていただいて、
もう、絶対絶対絶対行かなくてはいけない、いや、行くんだ!と心に誓ってしまいました。
香椎さんも、またいつかきっとアフリカの大地を踏みしめることでしょう。
そのときにどんなことを感じるのか、ぜひまたお目にかかって聞いてみたいな、と思ってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
今日のスタジオにお迎えしたのは、女優の香椎由宇さん。
透けるような白い肌に、大きな瞳。
その目にじっと見つめられると、女性の私でさえどぎまぎしてしまうような、
そんな神秘的な雰囲気を漂わせていらっしゃいました。
でも、ガラス細工のようなそのたたずまいとは裏腹に、実際の香椎さんはとても行動的。
どうしてもどうしても行きたかったアフリカに、たまたまお仕事で行くことが出来て、
その魅力に心から魅かれている様子が、いまだにひしひしと伝わってきました。
テレビの企画で持ち上がったそのお仕事は、アフリカの、
南アフリカ・モザンビーク・ジンバブエにまたがる、『グレートリンポポ越境公園』に赴き、
アフリカの伝説の中で生き続ける幻のライオン、「ホワイトライオン」を探す、という旅。
野生ではもう絶滅してしまったのでは、と言われ続けていたホワイトライオンが、
実はまだ生息している、という情報を聞きつけ、
その地域では「平和をもたらす神の使い」といわれるホワイトライオンを追い求めます。
そして、ついに幻のホワイトライオンに遭遇!
目の前に姿を現した4頭のホワイトライオンの、その雪のようなあまりの白さに、
「あんなに白いなんて。。。」と、驚きを隠せなかったそうです。
このホワイトライオン、実は珍しさからか、サーカスなどで使われることもあり、
世界中の特定の地域では、繁殖・飼育などがなされています。
でも、野生では本当に見つけるのが難しい、
絶滅されたといわれていた、希少な希少な品種なのだそうです。
また、この『グレートリンポポ越境公園』は、3国にまたがる自然保護区。
今もまだ、野生動物たちが暮らすその自然の土地の上に、
国境のフェンスが張られている区間があります。
「すぐ目の前に、青々とした草があるのに、
フェンスがあるために食べに行けない動物たちがいるんです。」と、
香椎さんはそのフェンスを、実際にその目で見た衝撃を教えてくれました。
そう。確かに、地球上にフェンスなんかなかったはず。
人間が勝手に、地図の上に線を引いて国境を決め、そのラインにしたがって、
実際の土地の上にもフェンスを築いてしまっただけなのです。
そのエゴが、今アフリカの環境や生態系を大きく脅かしています。
それでも、そこに一筋の希望の光が!
今、グレートリンポポではこの自然保護区を、文字通り「越境」公園にするため、
南アとモザンピークの間に横たわる、350キロにも及ぶ国境フェンスを、
取り外す試みが進行しています。
また、生態系を壊さないよう、人の手を出来るだけ入れず、
「監視」することで、その生態系を「守る」体制がとられています。
1度手を入れてしまったら、もう戻せない。
野生生物の世界は、それくらい壊れやすいものなのです。
バッファローを食べたり、地元の小学生たちと触れ合ったり、
そんな「アフリカ満喫」の旅をなさってきた香椎さん。
「また帰りたい、と思ってしまう。」という言葉が印象的でした。
また、「私たち一人ひとりが出来ることって、どんなことだと思いますか?」という質問には、
「やっぱり、私もそうでしたけど、テレビとかで見ているうちは、
本当のことってわからないと思うんです。
一人でも多くの人に、実際にその場に行って、その目で見てきてほしいと思います」と、
目をきらきらさせて、力強くおっしゃってくださいました。
そう。きっとその目で本物のアフリカの大地を見たら、
きっとこの命たちを守らなければ、と、誰もが感じられるはず。
私にとっても、一生に一度は行ってみたかった土地だけど、
香椎さんにお目にかかって、お話を聞かせていただいて、
もう、絶対絶対絶対行かなくてはいけない、いや、行くんだ!と心に誓ってしまいました。
香椎さんも、またいつかきっとアフリカの大地を踏みしめることでしょう。
そのときにどんなことを感じるのか、ぜひまたお目にかかって聞いてみたいな、と思ってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子