2008年04月03日
記憶がなくなるまで飲むと?
お花見の季節、ついつい外で宴会なんかあると、飲みすぎちゃったりしますよね。
でもそんな時でも、朝起きたらちゃんと自分のベッドで寝てた、なんてこと、ありませんか?
それって、どういうメカニズムなんでしょうか?
今日はそんな不思議に答えてくださる方をお迎えしました。
日本大学総合科学研究所教授でいらっしゃいます、泰羅雅登先生です!
(ご自身もとってもお酒が大好き♪という泰羅先生、ということで、
みんな、何かしらの飲み物を持ったフリして、杯(?)、ポーズ!)
先生は、『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』という、
なんともハチドリ高柳の心をひきつけてやまない、ご本を出版されました。
では、ずばり!なぜ、記憶がなくなるまで飲んでも、家にたどり着けるんですか?
「それはね、脳の中にある『ナビゲーションニューロン』という神経細胞があるからなんです。
人間の脳って言うのは、ある程度「習慣化」したことを記憶していて、
飲みすぎちゃってわけわからなくなっちゃっても、その神経細胞がカーナビのようにしっかり働いて、
家までご主人を導いてくれるって言うわけなんです。」
えーーーーーーーーっ!すごい!!
実はハチドリ高柳も、飲みすぎるとすぐに記憶をなくすたち。(←女性失格、との呼び声高し。)
それで、編集長にも何度ご迷惑をおかけしたことか・・・。
だけど、朝起きると必ず、キチンと着替えてベッドで寝ていて、
着ていたものはクロゼットにかかってたりまでするんです。
記憶なんて、一ミリもないんですけど。。。
「それはね、記憶なんて作られてないからなんですよ。
飲みすぎると、脳の海馬ってとこがダメージ受けちゃうんですね。
でもそこが、記憶を構築している器官なんです。
だから、みんなよく『記憶をなくす』っていいますけど、構築された記憶を忘れちゃうんじゃなくて、
そもそも、記憶自体が構築されてないんです。だから覚えているわけ、ないんですよね。」
なるほどーっ。確かに、どーーーーーーうやっても思い出せないことって、よくあります。
なるほどね。記憶そのものが、作られてなかったのかぁ。
ということで、妙に納得してしまったハチドリ高柳。
『ナビゲーションニューロン』さえあれば、
どんなに飲みすぎてもお家にたどり着けるのか、と、ホクホク♪
だけど泰羅先生は最後にひと言。
「あ、でも、「習慣化」されたところから一歩でも外に出ちゃうと、
後はもう、脳の細胞ではどうにもならないですからね。知らない駅のホームで寝ちゃってたり、
山手線何周もしちゃう、なんて人は、一度自分の習慣をはみ出しちゃった人ですから、
気をつけてください。」
・・・・・・・・・・はい。
お花見や歓送迎会などで、何かとお酒を飲む機会が増えるこの時期。
自分に合う適量を守って、楽しくお酒とお付き合いしたいですよね。
さ、今度はいつ、飲みに行こうかな・・・♪(←懲りてない)
でもそんな時でも、朝起きたらちゃんと自分のベッドで寝てた、なんてこと、ありませんか?
それって、どういうメカニズムなんでしょうか?
今日はそんな不思議に答えてくださる方をお迎えしました。
日本大学総合科学研究所教授でいらっしゃいます、泰羅雅登先生です!
(ご自身もとってもお酒が大好き♪という泰羅先生、ということで、
みんな、何かしらの飲み物を持ったフリして、杯(?)、ポーズ!)
先生は、『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』という、
なんともハチドリ高柳の心をひきつけてやまない、ご本を出版されました。
では、ずばり!なぜ、記憶がなくなるまで飲んでも、家にたどり着けるんですか?
「それはね、脳の中にある『ナビゲーションニューロン』という神経細胞があるからなんです。
人間の脳って言うのは、ある程度「習慣化」したことを記憶していて、
飲みすぎちゃってわけわからなくなっちゃっても、その神経細胞がカーナビのようにしっかり働いて、
家までご主人を導いてくれるって言うわけなんです。」
えーーーーーーーーっ!すごい!!
実はハチドリ高柳も、飲みすぎるとすぐに記憶をなくすたち。(←女性失格、との呼び声高し。)
それで、編集長にも何度ご迷惑をおかけしたことか・・・。
だけど、朝起きると必ず、キチンと着替えてベッドで寝ていて、
着ていたものはクロゼットにかかってたりまでするんです。
記憶なんて、一ミリもないんですけど。。。
「それはね、記憶なんて作られてないからなんですよ。
飲みすぎると、脳の海馬ってとこがダメージ受けちゃうんですね。
でもそこが、記憶を構築している器官なんです。
だから、みんなよく『記憶をなくす』っていいますけど、構築された記憶を忘れちゃうんじゃなくて、
そもそも、記憶自体が構築されてないんです。だから覚えているわけ、ないんですよね。」
なるほどーっ。確かに、どーーーーーーうやっても思い出せないことって、よくあります。
なるほどね。記憶そのものが、作られてなかったのかぁ。
ということで、妙に納得してしまったハチドリ高柳。
『ナビゲーションニューロン』さえあれば、
どんなに飲みすぎてもお家にたどり着けるのか、と、ホクホク♪
だけど泰羅先生は最後にひと言。
「あ、でも、「習慣化」されたところから一歩でも外に出ちゃうと、
後はもう、脳の細胞ではどうにもならないですからね。知らない駅のホームで寝ちゃってたり、
山手線何周もしちゃう、なんて人は、一度自分の習慣をはみ出しちゃった人ですから、
気をつけてください。」
・・・・・・・・・・はい。
お花見や歓送迎会などで、何かとお酒を飲む機会が増えるこの時期。
自分に合う適量を守って、楽しくお酒とお付き合いしたいですよね。
さ、今度はいつ、飲みに行こうかな・・・♪(←懲りてない)
投稿者: 高柳恭子
コメント
さてさて、泰羅雅登先生のお話、興味深く聞いていました。
海馬がマヒするほどに飲酒すること自体、お勧めできるものではありませんが、
その状態になったときの、脳のリカバー・システムはさすがと思いました。
高柳さんが飲みすぎても、ちゃんと家に帰っていて着替えをしているのは、
非陳述記憶が働いているためだと思います。
しかし、非陳述記憶を始め、長期記憶は大脳皮質の働きを言われています。
海馬は大脳辺縁系の一つの器官ですから、ここの機能が低下するほど酔った場合に
果たして、大脳皮質はまともに機能するかどうか、疑問が出ます。
でも、実際に高柳さんのように、ちゃんと帰宅しているのは事実ですね。
話は変わって、例えば卓球の選手の動きですが、現在わかっている脳の働きでは
あんなにスピーディーな動きは説明がつかないそうです。
生物にはまだまだ解明されていないことが多いのですね。