2008年02月14日
その木、何の木?
2月ももう中盤。
そろそろ4月の新学期に向けて、お子さんに学習机を買ってあげよう、という、
親御さんが、量販店などに出かけ始める時期ですよね。
ちなみに、ほとんどの場合木で出来ている学習机。
でも、その木が、どこで伐採され、どうやって加工され、私たちの家庭に届いているか?
そんなことまで考える方は、少ないのではないでしょうか?
実は、学習机の木には、違法伐採の木で作られているものが多くあるのです。
今日は、そんな驚愕の現実をお話くださる方をお迎えしました!
国内外の環境問題に取り組むNGO FoE JAPANの、中澤健一さんです。
(実は今日、偶然にも編集長が、自分で机を作るために木を購入してきたことが判明!
その木、大丈夫ですか〜?)
子供の頃に一度購入したら、その後めったに買い換えることのない学習机。
その机の木が、違法伐採で切られたものだなんて知ったら、お子さんはショックですよね?
「学習机に使われる木って言うのは、『ナラ』や『タモ』という種類の木が多いんですが、
その木って、もう世界中でごく限られた場所でしか生えないんです。それが、極東ロシア。
もちろん森林の中には、手入れのために切らなければいけない木もあるんですが、
極東ロシアの木は、ほとんどが天然林の、貴重な木で、
もちろんその周辺の生態系のためにも、切らないほうがいい木ばかりです。
それを、中国やロシアの人たちは、日本人のニーズに釣られてどんどん切ってしまう。
中国で加工された『ナラ』『タモ』材で作られた学習机は、
まずこうした違法伐採の木を使っていると、疑っていいでしょう。」
それは、かなり問題ですよね。でも、買ってしまう私たち日本人にも問題が。。。
「そうなんです。やはり安い、という理由で、多くの日本人がこれらの木で作られた、
学習机を買ってしまいます。でも、日本にだって、スギやヒノキなどの木で、
間伐のために切ったほうがいい木がたくさんあるんです。その木で作った机は、
大体10万円前後くらい。それほど、馬鹿みたいに高いわけじゃないんですよ。」
そう。最近食べ物でも、やはり国産のものが見直されてきたりしていますが、
やはり日々の生活で使うものも、国産のものを選んでいったほうが、安全かもしれません。
そうお話していたら、中澤さんが素敵なアイデアを♪
「もし、気に入った机が見つからなかったら、編集長みたいに、
お父さんと子供で、一緒に木の板を買いに行って、一緒に机を作ったらいいんですよ。
その板が、どんな木で作られているのかも見ることが出来るし、子供さんにとっても、
一生の思い出になる、素敵なプレゼントになりますよね。
また、ご飯もお母さんが手作りする、っていう、昔ながらの日本の家庭に、
ちょっと戻ってみればいいんじゃないですかね。」
そうですよね。
ちょっと前まで、冷凍食品はこれほど日本人の家庭に入り込んでいなかったし、
『日曜大工』っていう言葉があるくらい、
日曜日はお父さんが大工仕事をしていたのかもしれません。
そんな、優しい家族愛があふれていた時代にちょっと戻ってみれば、
安全も手に入れられ、環境にも優しい生活が出来るのかもしれません。
そんな生活を、ちょっと懐かしく思った、ハチドリ高柳だったのでした。
それにしても、編集長の机、いつ出来るのかな・・・。
ご自分の机を作っている木が、山にはえていたときにどんな姿だったのか知りたい方は、
FoE JAPANのHPをチェックしてみてくださいね!
http://www.foejapan.org/forest/ihouzai/index.html
そろそろ4月の新学期に向けて、お子さんに学習机を買ってあげよう、という、
親御さんが、量販店などに出かけ始める時期ですよね。
ちなみに、ほとんどの場合木で出来ている学習机。
でも、その木が、どこで伐採され、どうやって加工され、私たちの家庭に届いているか?
そんなことまで考える方は、少ないのではないでしょうか?
実は、学習机の木には、違法伐採の木で作られているものが多くあるのです。
今日は、そんな驚愕の現実をお話くださる方をお迎えしました!
国内外の環境問題に取り組むNGO FoE JAPANの、中澤健一さんです。
(実は今日、偶然にも編集長が、自分で机を作るために木を購入してきたことが判明!
その木、大丈夫ですか〜?)
子供の頃に一度購入したら、その後めったに買い換えることのない学習机。
その机の木が、違法伐採で切られたものだなんて知ったら、お子さんはショックですよね?
「学習机に使われる木って言うのは、『ナラ』や『タモ』という種類の木が多いんですが、
その木って、もう世界中でごく限られた場所でしか生えないんです。それが、極東ロシア。
もちろん森林の中には、手入れのために切らなければいけない木もあるんですが、
極東ロシアの木は、ほとんどが天然林の、貴重な木で、
もちろんその周辺の生態系のためにも、切らないほうがいい木ばかりです。
それを、中国やロシアの人たちは、日本人のニーズに釣られてどんどん切ってしまう。
中国で加工された『ナラ』『タモ』材で作られた学習机は、
まずこうした違法伐採の木を使っていると、疑っていいでしょう。」
それは、かなり問題ですよね。でも、買ってしまう私たち日本人にも問題が。。。
「そうなんです。やはり安い、という理由で、多くの日本人がこれらの木で作られた、
学習机を買ってしまいます。でも、日本にだって、スギやヒノキなどの木で、
間伐のために切ったほうがいい木がたくさんあるんです。その木で作った机は、
大体10万円前後くらい。それほど、馬鹿みたいに高いわけじゃないんですよ。」
そう。最近食べ物でも、やはり国産のものが見直されてきたりしていますが、
やはり日々の生活で使うものも、国産のものを選んでいったほうが、安全かもしれません。
そうお話していたら、中澤さんが素敵なアイデアを♪
「もし、気に入った机が見つからなかったら、編集長みたいに、
お父さんと子供で、一緒に木の板を買いに行って、一緒に机を作ったらいいんですよ。
その板が、どんな木で作られているのかも見ることが出来るし、子供さんにとっても、
一生の思い出になる、素敵なプレゼントになりますよね。
また、ご飯もお母さんが手作りする、っていう、昔ながらの日本の家庭に、
ちょっと戻ってみればいいんじゃないですかね。」
そうですよね。
ちょっと前まで、冷凍食品はこれほど日本人の家庭に入り込んでいなかったし、
『日曜大工』っていう言葉があるくらい、
日曜日はお父さんが大工仕事をしていたのかもしれません。
そんな、優しい家族愛があふれていた時代にちょっと戻ってみれば、
安全も手に入れられ、環境にも優しい生活が出来るのかもしれません。
そんな生活を、ちょっと懐かしく思った、ハチドリ高柳だったのでした。
それにしても、編集長の机、いつ出来るのかな・・・。
ご自分の机を作っている木が、山にはえていたときにどんな姿だったのか知りたい方は、
FoE JAPANのHPをチェックしてみてくださいね!
http://www.foejapan.org/forest/ihouzai/index.html
投稿者: 高柳恭子
コメント
小学校に入学した時に購入した学習机が未だに実家にありますよ!
もし、違法伐採であればショックですね。
でも、テレビで見たような気がしましたが、国や政府からの指示だと、伐採したくないのに切るとの事でした。
「スギ」や「ヒノキ」は、伐採が可能であれば、切ってほしいですね。(花粉症では、私ありませんが、花粉に苦しんでいる人を助ける事も可能ですから、一石二鳥ですよね^^。
DIYは良いかもしれませんね。
父親と息子で作った机や本棚…一生の宝物ですね!
(私もだいぶ前に本棚作った事ありました!)
家計が厳しいと、なかなか高い学習机って購入しにくくなるんでしょうね…。
(環境に対する助成も国や政府が考えてみてはどうでしょうか…やっぱり、難しいですかね…><)
失礼しました。