2007年04月29日

本物のエコ編集長!

ブータンのことが頭から離れず、Daily Planetのオープニングトークでも、
「ブータンねぇ・・・。」と、遠い目をしてしまった堀内編集長とともに、
今日のスタジオにお迎えしたのは、
「エコすごい未来」を目指すWEBサイト、「Greenz」の編集長、鈴木菜央さん!!
なんと、本物の「エコ編集長」が登場しちゃいました!!

nao.jpg

(ちょっと面白い写真とリましょ♪と提案したら、すごいことになっちゃいました・・・!)
この鈴木編集長、雑誌『ソトコト』などを始めとしたエコ雑誌で編集者を経たあと、
様々な企業の広報誌や環境報告書、フリーペーパーなど、エコロジーをテーマに取り上げた、
様々なメディアの編集に携わってこられました。
そしていまは、WEBサイト『Greenz』で編集長をなさっている、というわけです。
http://greenz.jp/index.asp?REPORT_NUM=109
(一度ご覧あれ! ↑ )

タイ・バンコク生まれでイギリス人とのハーフ、という国際派の鈴木さん、
「外国から見ると、日本のエコってどう思われてるんですか?」という質問に、
「いやぁ、向こうの人たちは、日本のエコ情報をものすごく知りたがってますよ!」と一言。
それには、堀内編集長もハチドリ高柳も、ちょっとびっくりしてしまいました。
だって、日本ってまだまだ遅れてるって思われてたんじゃないのかな・・・?
すると鈴木さん、「日本は、文化の中にエコが入り込んでるんですよ!」と、
力強いお答えをくださいました。
何でも、外国の人から見ると、日本には昔から「もったいない」の文化があり、
それはものすごくものすごく「エコ!」に見えるらしいのです。
ただ、私たち日本人は、それをもう何気なくやってしまっているため、
意識している人は少ないのかもしれません。
でも、だからこそ鈴木さんは、「私たち日本人は文化の中にエコがあり、
それを気づかないほど自然に実践しているんだから、それを自慢に思ってもいいんだ!」と、
力説してくださいました。

そっか。
日本人って、そんなにスゴイ文化を持っていたのね!
ケニアのワンガリ・マータイさんが「もったいない」という言葉に感激してくださったように、
日本人が実はあまり気づいていない、日本のよさってもっともっとあるのかもしれませんね。
謙虚にへりくだるのも日本人のよさだけど、いいところはもっとアピールしてもいいのかも!
そんな風に思わせてくれた、エコ編集長の鈴木さんでした。
それにしても、エコ編集長とヘコ編集長の対決、面白かったなぁ・・・♪
投稿者: 高柳恭子
「アースデイ東京」に参加し、すっかり「ヘコ」から「エコ」に変貌を遂げつつある、
編集長とともにスタジオにお迎えしたのは、『ナマケモノ倶楽部』世話人で、
明治学院大学の教授でもいらっしゃる、辻信一先生!
以前に『Hummingbird』でお目にかかっていたハチドリ高柳は、
「ハチドリ」の生みの親、といっても過言ではない辻先生にまたお会いできて、
大感激だったのでした。

tuji.jpg
(この3本指は、ナマケモノのポーズ!辻先生に教わって、編集長もみーんなナマケモノ!)
辻先生は、日本に初めて「ハチドリのひとしずく」のお話を持ち込んだ方なのです。
だから、いわば「ハチドリ高柳の生みの親」というわけ。
お伺いしたいことは山ほどあるんですが、時間が限られているので、
今日はその中の、「国民総幸福量=GNH(Gross National Happiness)」について、
うかがってみました。
この考え方、1980年代にブータンの国王が提唱した考え方で、
GNP(Gross National Product)などと比較して、「どちらが本当の幸福なの?」と、
問うている考え方です。
それを理解するために、わざわざブータンに3回も足を運んでしまった、という辻先生、
「やっぱりねぇ、ブータンの人って、田舎に行けば行くほど、本当に幸福そうなんだよ〜。」と、
感慨深げにお話くださいました。
そのブータンの方々、大きな産業があるわけでもなく、
自給自足で細々と暮らしているような方たち。
でも、辻先生によると、「足るを知る」ということを知っている、という印象だそうです。
もっと、もっと、と、欲望を極めればきりがないけれど、
今あるもので満足すれば、きっと毎日幸せに暮らせるはず。
それをきちんとわかっているブータンの方は、だからこそ国民が皆幸せなのではないか、
とおっしゃっていました。


そして、お話をうかがえばうかがうほど、編集長がどんどんのめりこんでいくのがわかります。
「ブータン、それどんな国なんですかっ?」「ブータンって、みんな何食べてるんですかっ?」と、
矢継ぎ早な質問を、辻先生にあびせていました。
そして、番組が終わるエンディングも、「・・・・・・・・・・・ブータン。。。」って、つぶやくように・・・。
よっぽど、印象が深かったんでしょうね。
でも、やっぱり物質的なものに惑わされない幸せをつかんでいる人たちは、
変に気持ちを乱されることもないですし、「気持ちの豊かさ」を持っているのでしょう。
自給自足なら、環境を悪化させることもないですし、
世界中の人々が、こんなブータン国民のような生活をしていれば、
環境悪化も、戦争も起こらないのではないかな、と、
ちょっと考えてしまったハチドリ高柳でした。
投稿者: 高柳恭子
4月22日、地球のことを考える日=アースデー!!
あなたは、どこでどんなことをしていましたか?
ハチドリ高柳は、コスモ石油とTOKYO FMを始めとする、JFN38局がパートナーシップを組んで、
「アースコンシャス=地球を愛し、感じる心」を、
世界に向けて発信していく活動の一環として行っている、
『コスモ アースコンシャスアクト アースデー・コンサート』に参加しておりました!!

いやいやいやいや、こんなに盛り上がったイベントは、私の記憶にもそんなにありません。
出演してくださったm−flo、RAG FAIR、加藤ミリヤさん、minkさん、そして大塚愛さんという、
超豪華な面々が繰り広げる、息もつかせぬノリノリのステージを見ながら、
ちょっと胸が熱くなってしまったのでした。
だって、アーティストの方々それぞれが、「アースコンシャス」のメッセージを、
ご自分の言葉で発信してくださっていたんですもの!
「お仕事でやっている」ということが絶対にない!と言い切れる、
熱い熱いメッセージを届けてくださったアーティストの皆さん、ホントにカッコよかったです!!
そして、武道館に足を運んで一緒にステージを盛り上げてくださった皆さん、
あるいはラジオの前で同時生中継を楽しんでくださったリスナーの皆さん、
本当に、ほんとうにありがとうございました!
そして、そんな間に編集長は、代々木公園で行われていた『アースデイ東京2007』の会場で、
SUGIZOさんにお目にかかってインタビューをされていたんです!
なんと堀内編集長、初の「ひとりハミング」。
離れた武道館にいたハチドリ高柳は、まるで「初めてのおつかい」に出かけた子供の帰りを待つ、
母親の心境。。。
でも、帰ってきた編集長の顔を見て、ほっと一安心♪「楽しかった!」と、子供のようでした!!
Sugizo&Holly.jpg
(SUGIZOさん、緑の中でも渋いです!そして編集長のこの楽しそうな顔!)ご自身のお子さんが生まれたことをきっかけに、環境のことを考えざるを得なくなった、
というSUGIZOさん。
ハミング・バードにも、過去に2回後出演いただいて、
その豊富な知識と、環境問題にかける強い信念をご披露してくださっています。
今日はご自身が手がけられた、オーガニックコットンとヘンプを混ぜた素材で出来た、
Tシャツでご登場なさいました。
編集長は、そのデザインにちょっと食いついていたようです。
なんといっても、ハートにドクロ!!
「エコをやるからといって、自分のスタイルは変えられないし」とさらっとおっしゃるSUGIZOさん、
そのスタイル、とても素敵です。
だって、いくら環境のことを考えているからといって、自分のお洋服や趣味のテイストまで、
全部アーシーな天然素材モノとかに変えること、出来ないですよね。
でも、SUGIZOさんみたいに、ご自分のスタイルを守りつつ、
でもそのTシャツはオーガニックコットンとヘンプ、みたいな、きちんとしたこだわりを持っていれば、
自分らしいままでエコを始められますよね。
こんな風に、自然にエコをご自分のスタイルに取り入れていらっしゃるSUGIZOさん、
やっぱりとても素敵だと思いました。


それにしても、今年のアースデー、皆さんはどんな1日をお過ごしでしたか?
今年は日曜日でしたから、ちょっとのんびり過ごされた、という方も多かったかもしれませんよね。
そんなのんびりした一日のうち、ほんのちょっとでも、「いま、地球に何が起きているか」を、
考えていただけていたら、とても嬉しいです。
風が吹くのも、新芽が伸びるのも、雨が降るのも、全ては地球のおかげ。
私たちが、「生かしていただいている」事を、忘れずにいたいな、と思った、
2007年のアースデーでした。
投稿者: 高柳恭子