2007年11月06日
一足早いクリスマス!
今日、打ち合わせの帰りに赤坂見附を通りました。
すると・・・!
すごい!ホテルの窓に、もうクリスマスツリーが!しかもカラー♪
まだ11月になったばっかり、なんて思っていたけれど、
もう街は確実に、クリスマスに向けて動き出しているんですね。
あまりにもキレイだったので、ちょっと足を止めて、しばらく見入ってしまいました。
私が、1年で一番好きな季節、クリスマス。
アナタの、クリスマスの予定は、もう決まりましたか?
恭子
すると・・・!
すごい!ホテルの窓に、もうクリスマスツリーが!しかもカラー♪
まだ11月になったばっかり、なんて思っていたけれど、
もう街は確実に、クリスマスに向けて動き出しているんですね。
あまりにもキレイだったので、ちょっと足を止めて、しばらく見入ってしまいました。
私が、1年で一番好きな季節、クリスマス。
アナタの、クリスマスの予定は、もう決まりましたか?
恭子
2007年11月06日
残る石油の量。
ハチドリ高柳の白髪WEEKも今日で最終日。
でも、なんだかちょっとさびしい気もします。
今週は、自分が思い込んでいた常識はめっちゃめちゃに壊されましたが、
その分、学ぶことのとても多い、実りある一週間だったように思うのです。
そして、その集大成としてお招きしたのは、東京大学名誉教授でいらっしゃいます、
石井吉徳先生!
『石油最終争奪戦−世界を震撼させる「ピークオイル」の真実』の著者でもいらっしゃいます。
(最終日になって、ようやく半分くらい顔を出せました。
今日のお話も衝撃でしたが、石井先生のお話がとてもオモシロかったから!)
この一週間、京都議定書のウソや温暖化の真実、そして生態系のことなど、
様々なお話をうかがってきましたが、最終日の今日は、エネルギーのお話。
そもそも石油って、本当はあとどれくらいもつの・・・?
すると先生は、いたずらっぽくニコニコしながらおっしゃいました。
「じゃ、ここでクイズです。地球上にある全ての石油を集めると、2兆バーレルになります。
これを、富士山を逆さにして、富士山をお椀に使って全部入れると、
果たして富士山、何杯分になるでしょうか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
検討もつきません。
私の答えは「3000杯!」
そして編集長を見ると、珍しく自信なさげにきょときょとしながら、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん、じゃあ、1億杯・・・?」
すると石井先生、嬉しそうに笑いながら、
「実はね、23%しかないんです。」とひと言。
「えーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!??????」
編集長も私も、スタジオの外にいるスタッフも、全員で一斉にのけぞってしまいました。
だって、地球上全部の石油が、富士山の初冠雪の白い部分くらいしかないの?
ウソでしょ???
すると石井先生、さらに追い討ちをかけるように、またひと言。
「しかもね、もうその半分、使っちゃってるんですよ。」
・・・・・・・・・・・・げっ。。。。。。。
ホントに、もう石油ってそんなちょっとしか残ってないのね・・・。
こんなに現実的に、その事実を突きつけられたのは、生まれて初めてでした。
そして石井先生のお話は続きます。
「だからね、実はもう、リサイクルとか言ってる場合じゃないんですよ。
とにかくリデュース=節約。石油を使わないようにしなければいけないんです。
でも、ホントは簡単なんですよ。無駄遣いをしなければいいだけの話なんですから。
無駄遣いってね、文字通り「無駄」に使わないだけの話ですから、
何も不便はないはずなんですよ。
お水だって、わざわざ遠い外国で取れたものを、石油かけて運んできて、
お店で電気いっぱい使って冷やして売ってる。
でもそんなもの買わないで、水道の水を飲めばいいんです。
日本は、世界でも数少ない、水道水が飲める国なんですから。」
・・・そうですよね。
確かに、私たちの生活には、しなくてもいい贅沢や無駄がいっぱい。
それをちょっとだけそぎ落とすだけで、どんなにか石油の節約になるでしょう?
まさか、残りの石油が富士山の10〜12%くらいだなんて思っていなかったので、
私自身にも、あまり逼迫して感じるものがなかったのは、正直な事実です。
でも、ここまで来ていると知った以上は、もう本当に、無駄遣いをやめなくては。
今まで以上に、かたーくかたーく心に誓った、ハチドリ高柳でした。
それにしても今週は、本当に勉強になりました。
ショックを受けたり、のけぞったり、何も信じられなくなったり、白髪がはえそうになったり、
色々したけれど、やっぱり世の中に出回っている情報全てを、
鵜呑みにしてはいけないのだと、心から実感しました。
そして、私自身がまだまだ勉強不足であることを痛感させられました。
これから、これまで以上に努力して、いっぱいいっぱい勉強しなくちゃいけないな、と、
心底反省した、ハチドリピンチWEEKでした。
ということで、手始めにお勉強。
今日の石井先生の『石油最終争奪戦〜』を、読み始めました。
これを読破したら、次は先生の最新刊、
『石油ピークが来た−崩壊を回避する「日本のプランB」』を読んでみようと思います。
世界では一体何が起こっているのか。
日本はその中で何をすればいいのか。
より一層、広い視野で見られるようになって行きたいと思います。
がんばっていきますので、今後とも『Hummingbird』、よろしくお願いしますね!
でも、なんだかちょっとさびしい気もします。
今週は、自分が思い込んでいた常識はめっちゃめちゃに壊されましたが、
その分、学ぶことのとても多い、実りある一週間だったように思うのです。
そして、その集大成としてお招きしたのは、東京大学名誉教授でいらっしゃいます、
石井吉徳先生!
『石油最終争奪戦−世界を震撼させる「ピークオイル」の真実』の著者でもいらっしゃいます。
(最終日になって、ようやく半分くらい顔を出せました。
今日のお話も衝撃でしたが、石井先生のお話がとてもオモシロかったから!)
この一週間、京都議定書のウソや温暖化の真実、そして生態系のことなど、
様々なお話をうかがってきましたが、最終日の今日は、エネルギーのお話。
そもそも石油って、本当はあとどれくらいもつの・・・?
すると先生は、いたずらっぽくニコニコしながらおっしゃいました。
「じゃ、ここでクイズです。地球上にある全ての石油を集めると、2兆バーレルになります。
これを、富士山を逆さにして、富士山をお椀に使って全部入れると、
果たして富士山、何杯分になるでしょうか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
検討もつきません。
私の答えは「3000杯!」
そして編集長を見ると、珍しく自信なさげにきょときょとしながら、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん、じゃあ、1億杯・・・?」
すると石井先生、嬉しそうに笑いながら、
「実はね、23%しかないんです。」とひと言。
「えーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!??????」
編集長も私も、スタジオの外にいるスタッフも、全員で一斉にのけぞってしまいました。
だって、地球上全部の石油が、富士山の初冠雪の白い部分くらいしかないの?
ウソでしょ???
すると石井先生、さらに追い討ちをかけるように、またひと言。
「しかもね、もうその半分、使っちゃってるんですよ。」
・・・・・・・・・・・・げっ。。。。。。。
ホントに、もう石油ってそんなちょっとしか残ってないのね・・・。
こんなに現実的に、その事実を突きつけられたのは、生まれて初めてでした。
そして石井先生のお話は続きます。
「だからね、実はもう、リサイクルとか言ってる場合じゃないんですよ。
とにかくリデュース=節約。石油を使わないようにしなければいけないんです。
でも、ホントは簡単なんですよ。無駄遣いをしなければいいだけの話なんですから。
無駄遣いってね、文字通り「無駄」に使わないだけの話ですから、
何も不便はないはずなんですよ。
お水だって、わざわざ遠い外国で取れたものを、石油かけて運んできて、
お店で電気いっぱい使って冷やして売ってる。
でもそんなもの買わないで、水道の水を飲めばいいんです。
日本は、世界でも数少ない、水道水が飲める国なんですから。」
・・・そうですよね。
確かに、私たちの生活には、しなくてもいい贅沢や無駄がいっぱい。
それをちょっとだけそぎ落とすだけで、どんなにか石油の節約になるでしょう?
まさか、残りの石油が富士山の10〜12%くらいだなんて思っていなかったので、
私自身にも、あまり逼迫して感じるものがなかったのは、正直な事実です。
でも、ここまで来ていると知った以上は、もう本当に、無駄遣いをやめなくては。
今まで以上に、かたーくかたーく心に誓った、ハチドリ高柳でした。
それにしても今週は、本当に勉強になりました。
ショックを受けたり、のけぞったり、何も信じられなくなったり、白髪がはえそうになったり、
色々したけれど、やっぱり世の中に出回っている情報全てを、
鵜呑みにしてはいけないのだと、心から実感しました。
そして、私自身がまだまだ勉強不足であることを痛感させられました。
これから、これまで以上に努力して、いっぱいいっぱい勉強しなくちゃいけないな、と、
心底反省した、ハチドリピンチWEEKでした。
ということで、手始めにお勉強。
今日の石井先生の『石油最終争奪戦〜』を、読み始めました。
これを読破したら、次は先生の最新刊、
『石油ピークが来た−崩壊を回避する「日本のプランB」』を読んでみようと思います。
世界では一体何が起こっているのか。
日本はその中で何をすればいいのか。
より一層、広い視野で見られるようになって行きたいと思います。
がんばっていきますので、今後とも『Hummingbird』、よろしくお願いしますね!
2007年11月06日
外来種は、危険じゃない・・・?
ハチドリピンチWEEK、3日目。
だんだん、何が正しくて何が正しくないのか、わからなくなってきました。
スペイン坂スタジオでお送りしていたハミングも含めれば、番組が始まって1年以上たち、
毎日お迎えするゲストの方のお話を、文字通り「鵜呑み」にしていた日々。。。
今週はちょっぴり反省も含めて、お届けしています。
そんな中、今日お迎えしたゲストの方は、早稲田大学教授、池田清彦先生!
ちょっぴりべらんめいな口調で、テレビなどへのご出演も多数ですから、
ご存知の方も多いかもしれませんね。
(でも、口調とは裏腹にとっても優しい池田先生。ハチドリ高柳も、
ようやくちょっぴり顔を出せました。・・・片目だけね。。。)
池田先生と言えば、環境界にそれこそ大激震を与えた著書、
『環境問題のウソ』でも有名です。
今日は、そのご本の中でも説いていらっしゃる、「外来種と生態系」についてうかがいました。
「大体日本なんてね、島国で1万何千年前は氷河期で大陸とつながってたんだから、
日本に入ってきた種なんてほとんどが、大陸から来てるんだよ。
そもそも、『日本独自の固有種』なんてものは、ないんだよ。わかる〜?」と、
のっけから、激しい調子でご意見を述べてくださいます。
うーん。そっか・・・。
「固有種を守らなきゃ!」なんて思っていたけど、
日本には固有種って、そういえばいないのね・・・?
「しかも、外来種がいるおかげで守られてる生態系も、いまやいっぱいあるんだよ。
それも、全然知られてないでしょう?」と、池田先生。
は、はい。・・・存じません・・・。
「ある池でね、ブラックバスが増えて生態系を荒らしたから、
赤とんぼが減っちゃうって言って、ブラックバスをみーんな捕っちゃったわけ。
そしたら、大変なことになっちゃったの。
実はその池では、ブラックバスがいたおかげで、アメリカザリガニが捕食され、
アメリカザリガニの数が抑えられてたんだな。
でも、ブラックバスがいなくなっちゃったおかげで、今度はアメリカザリガニが爆発的に増えて、
赤とんぼの幼虫のヤゴを、みーんな食べちゃったわけよ。
それでその池には、赤とんぼがぜーんぜんいなくなっちゃったんだよ。
わかる?外来種は、日本の生態系を守ってたんだよ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・えーーー・・・・・・・・。
ブラックバスといえば、なんだか日本の生態系の天敵のような言われ方をされてますよね。
でも、ある特定の場所では、生態系を守っていたこともあったんですね。。。
すでに日本の生態系に深ーく組み込まれ、
もはや欠かすことが出来なくなってしまった外来種を駆除してしまうと、
せっかく安定していた生態系が、かえってバランスを崩してしまうことも、あるということを、
改めて勉強させていただきました。
もちろん、だからと言って外来種を積極的に持ち込むことには、賛成できませんが、
どこからどこまでが『j固有種と呼べるもの』で、どこからどこまでが『外来種』なのかは、
人間が線引きすることじゃ、ないのかもしれませんね。
やっぱり、自然に人間が合わせていくことが必要なんだな、と実感した、
ハチドリ高柳だったのでした。
だんだん、何が正しくて何が正しくないのか、わからなくなってきました。
スペイン坂スタジオでお送りしていたハミングも含めれば、番組が始まって1年以上たち、
毎日お迎えするゲストの方のお話を、文字通り「鵜呑み」にしていた日々。。。
今週はちょっぴり反省も含めて、お届けしています。
そんな中、今日お迎えしたゲストの方は、早稲田大学教授、池田清彦先生!
ちょっぴりべらんめいな口調で、テレビなどへのご出演も多数ですから、
ご存知の方も多いかもしれませんね。
(でも、口調とは裏腹にとっても優しい池田先生。ハチドリ高柳も、
ようやくちょっぴり顔を出せました。・・・片目だけね。。。)
池田先生と言えば、環境界にそれこそ大激震を与えた著書、
『環境問題のウソ』でも有名です。
今日は、そのご本の中でも説いていらっしゃる、「外来種と生態系」についてうかがいました。
「大体日本なんてね、島国で1万何千年前は氷河期で大陸とつながってたんだから、
日本に入ってきた種なんてほとんどが、大陸から来てるんだよ。
そもそも、『日本独自の固有種』なんてものは、ないんだよ。わかる〜?」と、
のっけから、激しい調子でご意見を述べてくださいます。
うーん。そっか・・・。
「固有種を守らなきゃ!」なんて思っていたけど、
日本には固有種って、そういえばいないのね・・・?
「しかも、外来種がいるおかげで守られてる生態系も、いまやいっぱいあるんだよ。
それも、全然知られてないでしょう?」と、池田先生。
は、はい。・・・存じません・・・。
「ある池でね、ブラックバスが増えて生態系を荒らしたから、
赤とんぼが減っちゃうって言って、ブラックバスをみーんな捕っちゃったわけ。
そしたら、大変なことになっちゃったの。
実はその池では、ブラックバスがいたおかげで、アメリカザリガニが捕食され、
アメリカザリガニの数が抑えられてたんだな。
でも、ブラックバスがいなくなっちゃったおかげで、今度はアメリカザリガニが爆発的に増えて、
赤とんぼの幼虫のヤゴを、みーんな食べちゃったわけよ。
それでその池には、赤とんぼがぜーんぜんいなくなっちゃったんだよ。
わかる?外来種は、日本の生態系を守ってたんだよ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・えーーー・・・・・・・・。
ブラックバスといえば、なんだか日本の生態系の天敵のような言われ方をされてますよね。
でも、ある特定の場所では、生態系を守っていたこともあったんですね。。。
すでに日本の生態系に深ーく組み込まれ、
もはや欠かすことが出来なくなってしまった外来種を駆除してしまうと、
せっかく安定していた生態系が、かえってバランスを崩してしまうことも、あるということを、
改めて勉強させていただきました。
もちろん、だからと言って外来種を積極的に持ち込むことには、賛成できませんが、
どこからどこまでが『j固有種と呼べるもの』で、どこからどこまでが『外来種』なのかは、
人間が線引きすることじゃ、ないのかもしれませんね。
やっぱり、自然に人間が合わせていくことが必要なんだな、と実感した、
ハチドリ高柳だったのでした。