2007年10月22日
10月20日放送 『STOP!にょきにょき』
毎週土曜日の19:55~、
5分間で最新の防災や災害にまつわる情報をお届けしている
防災5ミニッツチェック。
今週のキーワードは、こちら!
『STOP!にょきにょき』
大きな地震が起きたときに、
思いがけないものが地面からにょきにょき出てきて
消防車や救急車などの一刻を争う緊急車両が
通行できなくなることがあります。
思いがけないもの・・・それは『マンホール』!
地震による『液状化現象』で、
埋まっていたマンホールが隆起してしまうんです。
新潟県中越地震では、地震発生から1ヶ月以上経っても
飛び出したままのマンホールの姿を
あちこちで目にしました。
復旧活動の大きな障害にも・・・
そんな中、東京都が全国で始めて
このマンホールの隆起を防止する
新しい技術を開発したと発表しました!
そこで、キーパーソンに直接、お話を伺ってみました。
東京都 下水道局 計画調整部 中島義成さんです。
★大地震が発生すると土の中の水分の圧力が上昇。
それによって、土が液体状になる=液状化現象
★土が液体のようになると、浮力が発生する。
マンホールは中が空洞なので、その浮力によって浮き上がってしまう。
⇒マンホールが隆起!
★そこで、東京都は・・・
マンホールに穴を開ける
↓
地下水圧が上がったときに、その水をマンホール内に導き入れる
↓
水圧の上昇を抑えられる
↓
結果として、液状化を抑制 = マンホールの隆起を防ぐ
マンホールに穴を開けて弁を取り付けるだけなので
時間も手間もさほどかからずに作業できるとのことなんです!
そして・・・
★緊急輸送道路は都内に2000キロあって、
そのうち東京東部の500キロ程度を中心に
液状化が発生すると予想されている。
この500キロには1000~2000個、
交通障害が発生する可能性のあるマンホールが存在。
東京とは2010年までの4年間に、その全てで対応を取る!
と言うことなんです。
マンホール。
普段は何の気なしにその上を歩いたり
当たり前に存在しすぎて意識すらしませんが、
次に道を歩くときには少し目線を下に落として
足元で着々と進められている災害への取り組みに
是非、思いをめぐらせて見みてくださいね!
5分間で最新の防災や災害にまつわる情報をお届けしている
防災5ミニッツチェック。
今週のキーワードは、こちら!
『STOP!にょきにょき』
大きな地震が起きたときに、
思いがけないものが地面からにょきにょき出てきて
消防車や救急車などの一刻を争う緊急車両が
通行できなくなることがあります。
思いがけないもの・・・それは『マンホール』!
地震による『液状化現象』で、
埋まっていたマンホールが隆起してしまうんです。
新潟県中越地震では、地震発生から1ヶ月以上経っても
飛び出したままのマンホールの姿を
あちこちで目にしました。
復旧活動の大きな障害にも・・・
そんな中、東京都が全国で始めて
このマンホールの隆起を防止する
新しい技術を開発したと発表しました!
そこで、キーパーソンに直接、お話を伺ってみました。
東京都 下水道局 計画調整部 中島義成さんです。
★大地震が発生すると土の中の水分の圧力が上昇。
それによって、土が液体状になる=液状化現象
★土が液体のようになると、浮力が発生する。
マンホールは中が空洞なので、その浮力によって浮き上がってしまう。
⇒マンホールが隆起!
★そこで、東京都は・・・
マンホールに穴を開ける
↓
地下水圧が上がったときに、その水をマンホール内に導き入れる
↓
水圧の上昇を抑えられる
↓
結果として、液状化を抑制 = マンホールの隆起を防ぐ
マンホールに穴を開けて弁を取り付けるだけなので
時間も手間もさほどかからずに作業できるとのことなんです!
そして・・・
★緊急輸送道路は都内に2000キロあって、
そのうち東京東部の500キロ程度を中心に
液状化が発生すると予想されている。
この500キロには1000~2000個、
交通障害が発生する可能性のあるマンホールが存在。
東京とは2010年までの4年間に、その全てで対応を取る!
と言うことなんです。
マンホール。
普段は何の気なしにその上を歩いたり
当たり前に存在しすぎて意識すらしませんが、
次に道を歩くときには少し目線を下に落として
足元で着々と進められている災害への取り組みに
是非、思いをめぐらせて見みてくださいね!
投稿者: 古賀涼子
コメント
ニョキニョキ対策として、事例の間隙水圧を逃がす方法や、アンカーで地中に固定する方法や周りの埋め立て土砂の改良など色々対策があります。
今月、27日に小樽市石狩湾新港の埋め立て地で、人工地震を起し(ダイナマイトで爆発)、ニョキニョキ対策の実験をしますよ。
ニョキニョキ対策として、事例の間隙水圧を逃がす方法や、アンカーで地中に固定する方法や周りの埋め立て土砂の改良など色々対策があります。
今月、27日に小樽市石狩湾新港の埋め立て地で、人工地震を起し(ダイナマイトで爆発)、ニョキニョキ対策の実験をしますよ。
小さなことからこつこつと。
僕もできることからやっていきます。
東京都の液状化現象を抑制する画期的な対策、
古賀さんが書込みされた内容を読むと、
作業時間は、かからないようですので、
東京だけでなく、地震が多い地域やマンホールの多い地域など、広めていければと思いました。
(地震が沈静化しているうちに行動ですね。)
今週、国外では、インドネシアでM7.0の大地震。
国内では、新潟中越地震から3年が経過しました。
24日の新聞の一面に載っていましたが、「にいがたからみんなえがおに」とのロウソクを使ってのメッセージ…どうしても、時間が経つとその当時の事が薄れていきますが、中越地震などの大地震は決して忘れてはいけないと読みながら感じました。
失礼しました。